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「召喚とかいったが、オレは元のとこに戻れるのか」
組長も気になるが、抗争がどうなったのかも気になって仕方がない。
死んでしまったのだろうと諦めていたが、これが夢ではないのならオレは生きていることになる。
「さあ、難しい術のことは分からないな。魔王を倒したら勝手に帰ればいいと思う。大事な人がいるのか」
命に変えても、組長を守りたいと思っていた。
だから、身を挺したのだ。
「誰より守りたい方がいた」
「ふうん。オンナか?」
「いや……男だが……」
ちらとバロンはオレを眺めて、ぺろっと唇を舐めて頭を撫でる。
「そいつが好きだったのか」
「尊敬する人だ。……そうだな、ここで言う王様みたいなもんだ」
組長と言ってもわからないだろうと思い、そう言うとバロンは奇妙な表情を浮かべた。
「国王ね。じゃあ、お前は騎士みたいなもんだったのかな……。偉いやつはケタクソ悪い」
どうやらバロンは、権力者が嫌いなようだ。
「親が居ないオレを拾って育ててくれた……大事な人だ」
「……ふうん……。親なら親と言えばいい」
確かにあの人の娘と結婚もしたことだし、実質親ではある。
結婚したというか、させられたというか、複雑なところもあるのだが。
あの嫁は、オレのこの状況を知ったとしても笑い飛ばすくらいしかしないだろうし。愛されてはいないだろうと思う。
「戻れるなら、戻りたい……」
夢でないなら、死んでいないなら……あの人の片腕としてもう一度戦いたい。
「じゃあ、さっさと魔王をやっつけるしかないな。と、そろそろ夕方だが、身体は大丈夫かい?」
バロンの問いかけに、窓の外が暗くなっているのに気がついて首を横に振った。
「……淫紋が……疼いてきている……」
この感覚にも慣れてきていたが、王子以外の前で発動するのは初めてだった。
「安心しろ。ほかの騎士達とは違って、俺は慣れているからな。さっきのような酷い目には合わせないよ……」
淫紋がずきりと音をたてて、身体が痺れはじめてオレは頷き救いを求めた。
淫紋とはいうが、オレの肩の牡丹の紋が発熱して頭の中がぼんやりしてくると同時に、下半身にも徐々に熱が溜まっていく。
王子に抱かれればそれは収まったのだが、こいつ相手にはどうなのだろうかと思いながら甲斐甲斐しくオレの身体をほぐそうと香油を塗り込んでいるバロンを眺める。
唇から吐き出される息すら熱く感じて、オレは息苦しさに首を反らせる。
「力を抜きなよ、サガ。俺がちゃんと慣らして、他の騎士たちが無茶しても大丈夫な身体に作ってやるからな」
耳元で囁く言葉は、よく風呂に沈めるオンナに言ってたような言葉であまりの屈辱に頭が沸騰しそうになるが、かろうじてバロンを睨みつけるだけに抑えた。
バロンをぶち殴って再起不能にしたところで、この熱は収まらないし、忘れていたが誓いによって殴ることもできない。
とりあえず怒りは今のところは沈めておいたほうがいい。
「怒ったのか……怖い顔するなって……。随分と王子に大事にされていたのだな」
ぬくぬくと体の中を指でかき混ぜながら、オレの反応を伺いながら場所を確かめるように動かし、指を熱が溜まるこぶへと押し当てコツコツと叩く。
「ーーッく……ッう……ッう……あッあッ」
王子にはされたことのない指の前戯に体がビクビクとわななく。
的確な動きで感じる箇所を叩かれ、びゅっびゅっと精液が腹に吐き出される。
「感じやすいのな……さすが淫紋ってところだね」
指を増やされさっきの箇所を挟んでこねられて、思考が追いつかなくなる。
「ッう、う、ああっ、やっあ、やああ……ッひ、あッくぐっ……っひ、おか、おかひく……なッ」
ふっと笑われてペニスの先端を摘まれると尿道の入口を親指の腹でぬるぬると弄られてピシャッピシャッと派手に体液が吹き出す。
潮……吹いてんのか……。
自分の状況なのに、何故か意識がふわふわと漂い実感がわかない。
「いい顔になったな。気持ちいいだろ?サガ。夜は愉しむものだって、身体に教え込んでやるよ」
バロンは唇をちろっとなめて、力が入らなくなったオレの身体を抱き上げると、ぐちりと長いペニスを一気に押し込んだ。
組長も気になるが、抗争がどうなったのかも気になって仕方がない。
死んでしまったのだろうと諦めていたが、これが夢ではないのならオレは生きていることになる。
「さあ、難しい術のことは分からないな。魔王を倒したら勝手に帰ればいいと思う。大事な人がいるのか」
命に変えても、組長を守りたいと思っていた。
だから、身を挺したのだ。
「誰より守りたい方がいた」
「ふうん。オンナか?」
「いや……男だが……」
ちらとバロンはオレを眺めて、ぺろっと唇を舐めて頭を撫でる。
「そいつが好きだったのか」
「尊敬する人だ。……そうだな、ここで言う王様みたいなもんだ」
組長と言ってもわからないだろうと思い、そう言うとバロンは奇妙な表情を浮かべた。
「国王ね。じゃあ、お前は騎士みたいなもんだったのかな……。偉いやつはケタクソ悪い」
どうやらバロンは、権力者が嫌いなようだ。
「親が居ないオレを拾って育ててくれた……大事な人だ」
「……ふうん……。親なら親と言えばいい」
確かにあの人の娘と結婚もしたことだし、実質親ではある。
結婚したというか、させられたというか、複雑なところもあるのだが。
あの嫁は、オレのこの状況を知ったとしても笑い飛ばすくらいしかしないだろうし。愛されてはいないだろうと思う。
「戻れるなら、戻りたい……」
夢でないなら、死んでいないなら……あの人の片腕としてもう一度戦いたい。
「じゃあ、さっさと魔王をやっつけるしかないな。と、そろそろ夕方だが、身体は大丈夫かい?」
バロンの問いかけに、窓の外が暗くなっているのに気がついて首を横に振った。
「……淫紋が……疼いてきている……」
この感覚にも慣れてきていたが、王子以外の前で発動するのは初めてだった。
「安心しろ。ほかの騎士達とは違って、俺は慣れているからな。さっきのような酷い目には合わせないよ……」
淫紋がずきりと音をたてて、身体が痺れはじめてオレは頷き救いを求めた。
淫紋とはいうが、オレの肩の牡丹の紋が発熱して頭の中がぼんやりしてくると同時に、下半身にも徐々に熱が溜まっていく。
王子に抱かれればそれは収まったのだが、こいつ相手にはどうなのだろうかと思いながら甲斐甲斐しくオレの身体をほぐそうと香油を塗り込んでいるバロンを眺める。
唇から吐き出される息すら熱く感じて、オレは息苦しさに首を反らせる。
「力を抜きなよ、サガ。俺がちゃんと慣らして、他の騎士たちが無茶しても大丈夫な身体に作ってやるからな」
耳元で囁く言葉は、よく風呂に沈めるオンナに言ってたような言葉であまりの屈辱に頭が沸騰しそうになるが、かろうじてバロンを睨みつけるだけに抑えた。
バロンをぶち殴って再起不能にしたところで、この熱は収まらないし、忘れていたが誓いによって殴ることもできない。
とりあえず怒りは今のところは沈めておいたほうがいい。
「怒ったのか……怖い顔するなって……。随分と王子に大事にされていたのだな」
ぬくぬくと体の中を指でかき混ぜながら、オレの反応を伺いながら場所を確かめるように動かし、指を熱が溜まるこぶへと押し当てコツコツと叩く。
「ーーッく……ッう……ッう……あッあッ」
王子にはされたことのない指の前戯に体がビクビクとわななく。
的確な動きで感じる箇所を叩かれ、びゅっびゅっと精液が腹に吐き出される。
「感じやすいのな……さすが淫紋ってところだね」
指を増やされさっきの箇所を挟んでこねられて、思考が追いつかなくなる。
「ッう、う、ああっ、やっあ、やああ……ッひ、あッくぐっ……っひ、おか、おかひく……なッ」
ふっと笑われてペニスの先端を摘まれると尿道の入口を親指の腹でぬるぬると弄られてピシャッピシャッと派手に体液が吹き出す。
潮……吹いてんのか……。
自分の状況なのに、何故か意識がふわふわと漂い実感がわかない。
「いい顔になったな。気持ちいいだろ?サガ。夜は愉しむものだって、身体に教え込んでやるよ」
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