竜攘虎搏 Side Tiger

怜悧(サトシ)

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何が士龍にとっては一番ダメージだった?
士龍が輪姦されているのをオレが聞いていたことにだろうか。
「士龍、脚開いて」
 耳元で囁きかけると、士龍はベッドサイドまで届くほど長い脚を大きく開いて泣き出しそうに顔を歪めた。
「ンな、泣きそうな顔すんなよ。昔は、そういう顔みたくて仕方がなかったけどさ」
 士龍のペニスからは我慢汁がだらだらと溢れて、下腹部をじっとりと濡らしている。
熱もあるし、そんなにしつこいことはできないけど、オレの気持ちが伝わればいいと。ぎゅうと抱き寄せる。
「…………だって、も、さわってくんねえかもって」
 カウパー液を絡めて指でゆっくりと孔を探って、傷つけられていたことを思い出して、そっとゆっくり中へと指を押し込む。
 熱を出しているからなのか、いつもより内部が熱くてあまり激しく動かすのが躊躇われてぬるぬるとゆっくり抜き挿しを繰り返す。
「バカだな、オレはもう、アンタを逃がさねえって言ってんだろ。それにしても、こっちもうトロトロだな、ヤラシイ」
「…………っふ、はァ、ッ、たけ、お、っ、」
 言葉と熱にうかされたような表情を浮かべて、オレの名前を呼ぶのに、解熱剤と水を口に含むと、唇を押し付けて口移しにのみこませる。
「中、すげえ、熱いよ。熱のせいかな。熱冷まし、のんどけよ」
 喉をこくこくと動かして、体を全部オレに預けて指の動きにあわせて腰を揺らす様子が、健気に見えて前立腺をゆったりと指の腹でとんとんと叩いて顔を覗き込む。
「士龍の体を開発したのはな、オレだから、ここに指をこうやって入れて、時間かけてここを擦られたら、ちんこがほしくなるようにしたんだ。だから、あれは自然現象だ」
 洗脳でもするかのように、繰り返しその言葉を耳元で囁く。
「……ッ、ハァ、ハァっ、う、う、たけお、たけお、いれ、て」
「ホントに、おちんちんを欲しがってるシロウは可愛い」
「士龍、オレはアンタが好きだ。アンタが後ろめたいと思ってたとしても、それはオレのためにしてくれたことだ。口惜しいのはオレの力の無さだから。…………ずっと、好きだからな」
こんなにも、士龍が気弱になっているのは何故だろう。直後は、輪姦されたことも何もダメージを受けていなかった。
オレが呆れ返るほど、いつものように平然と……いや、よく考えてみると憤怒で平常心を欠いていた状態だった。
奥までグイッと貫くとひくひくと震えながらも目を見開いてオレを凝視して腕を絡みつかせる。
白くて綺麗な肌に鬱血の痕が残っていて、あまりにも無惨だ。
「…………アンタはオレのだ。もう誰にもやらねえからな」
唇を噛んで吸い上げると、舌先がおずおずとオレのそれに絡みついて、熱ぽい緑の目がオレをとらえる。
平然とされるのは頭にくるけど気弱になられるのも苦しい。
なんて、勝手な話だろうか。
「…………たけ、お、……ごめ、んね」
オレのために自分の貞操を勝手に捧げたことに、士龍は苦しんでいる。
「士龍…………そんな顔すんな。そんな顔したって、離さないし、悪いと思うならずっとオレのモノでいてくれ」
腰を抱き寄せて脚を拡げさせ、長いそれを肩に担ぐと結腸までめりめりと押し込み、今まで以上に強く抱き寄せて雁字搦めににする。
「……ッひ、ッくああ、ああ、ウッ……ああアッ……やぶ……ける」
「破れないって、大丈夫」
身体を痙攣させて、胎内が吸い付くように絡みついてくる感覚に気を落ちつかせながら背中を撫でた。
「士龍、大好きだ。オレが士龍を1番気持ちよくさせられんだからな。カスたちのヤッたことなんか、士龍を汚したりしてねえから」
脚を拡げてプレスするように奥まで押し付けて、貫いた壁をくいくいと押し上げると、士龍は目を見開きぷしゃーぷしゃーと精液を二人の腹の間で放つ。
「気持ちいいだろ、オレのちんこ」
「ひ、ァァァーっ、あああ、ひも、ひい、たけ……っ、やっ、くふ、ぅ……っ、あああ」
尻を掲げてぐぷぐぷと出し入れを繰り返すと、士龍は目を見開き、奥まで痙攣が伝わる。
結腸まで届くの、いいだろ?奥が最高だろ」
カリで曲がり角を擦ると悲鳴をあげて、酔った表情を浮かべて士龍は舌をはみださせて鳴声をあげる。
「ひ、ァァァ、へ、ほく……っ、おく……あああ、おく、いいっ、ひんちん……あ、ひう……っ」
「士龍をこんなにおちんちん大好きななすけべな体にしたのは、オレなんだからな」
「かはっ、はぁ、はぁ、っ、あ、ああ、……や、ら、たけお」
オレは身体の下で乱れ狂う彼を抱きしめ直し、コツコツと硬い箇所をカリで擦りながら、何度も耳元で囁き続けた。
「だいすきだよ、士龍。……もう離さねぇから、オレのずっと傍にいろよ」

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