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イイコトと悪いことっていうもんは、どうして総じて一緒にくるもんなのだろう。
柄の悪いヤンキー高で有名な東高の連中に、ゲーセンから繁華街に出た瞬間に因縁つけられて追いかけられて、ついに路地裏まで追い詰められた。
人数は8人。
俺が相手できたとして、2人がせいぜいだろう。
「一校のボウヤが、頭キンキンにしちゃってさあ。何イキがっちゃってるの?」
からかうような口調と少しテンションの高めな声と、いかにもといったワルそうな顔つき。
「秀才さんなのに、おバカな俺らの真似しちゃってェ。ちゃんとおうちで勉強してないと、ママに怒られるんじゃなあい」
クックと喉で笑うような男たちの隙を目で探すが、そういうフォーメーションつくりには勘がさえているのか、全く逃げ場が見つからない。
ホントに大人しく帰れば良かった。
「るっせえなァ、その汚ねぇ顔近づけてくんじゃねえ」
右サイドの空間を狙い、横の男に回し蹴りを食らわせて蹴り倒す。
よし。
相手が怯んだ隙に出口の光を求めて、一気にダッシュを決める。
が、背後からぐいっと襟を掴まれ地面にズサササッっと仰向けに引き倒される。
「あらあら、逃げちゃダメよぉ?イキがいいのは嫌いじゃないな」
真っ赤な髪をした男が、ぐっと俺の胸元を押さえ込んで俺を覗き込み、ナイフの切っ先を首筋に押し当てた。
「はなせ」
「えー?やだよ、せっかく捕まえたんだし、あそぼうよー」
冷たい金属で薄い首筋の皮をつつっと剥がすように、切り込みを始める。
…………殺される。
皮だけをつーっときられて、ピリピリと痛みが体を痺れさせる。
「や……やめろ………はなせ、ボケっ」
湧き上がる恐怖だけが体を支配して、暴れることすらできずガクガクと震えが這い上がる。
狂気のような目をした男達は、面白がるように俺を見下ろしている。
「よくみりゃ、結構綺麗な顔してンじゃん」
ナイフをぐっと下げてばりばりと俺のシャツを引き裂く。
死にたくない。
死にたく………ねえ。
こんなとこで、死ぬのはいやだ。
ガクガクと震える体を意地で止めることすらできなくなっている。
「……こ…ろさねえで…………くれ」
無様に命乞いだってしてやる。
「いいよ。ころさねえでやんよ。その代わり、可愛く啼いてね」
ぷちっとベルトをナイフで切られて、ズボンもパンツも剥ぎ取られる。
ぐいっと顎を掴まれて口の中に湿ったタオルを押し込まれ、頭がくらくらっとして周りのものがすべて霞んでいくのがわかった。
柄の悪いヤンキー高で有名な東高の連中に、ゲーセンから繁華街に出た瞬間に因縁つけられて追いかけられて、ついに路地裏まで追い詰められた。
人数は8人。
俺が相手できたとして、2人がせいぜいだろう。
「一校のボウヤが、頭キンキンにしちゃってさあ。何イキがっちゃってるの?」
からかうような口調と少しテンションの高めな声と、いかにもといったワルそうな顔つき。
「秀才さんなのに、おバカな俺らの真似しちゃってェ。ちゃんとおうちで勉強してないと、ママに怒られるんじゃなあい」
クックと喉で笑うような男たちの隙を目で探すが、そういうフォーメーションつくりには勘がさえているのか、全く逃げ場が見つからない。
ホントに大人しく帰れば良かった。
「るっせえなァ、その汚ねぇ顔近づけてくんじゃねえ」
右サイドの空間を狙い、横の男に回し蹴りを食らわせて蹴り倒す。
よし。
相手が怯んだ隙に出口の光を求めて、一気にダッシュを決める。
が、背後からぐいっと襟を掴まれ地面にズサササッっと仰向けに引き倒される。
「あらあら、逃げちゃダメよぉ?イキがいいのは嫌いじゃないな」
真っ赤な髪をした男が、ぐっと俺の胸元を押さえ込んで俺を覗き込み、ナイフの切っ先を首筋に押し当てた。
「はなせ」
「えー?やだよ、せっかく捕まえたんだし、あそぼうよー」
冷たい金属で薄い首筋の皮をつつっと剥がすように、切り込みを始める。
…………殺される。
皮だけをつーっときられて、ピリピリと痛みが体を痺れさせる。
「や……やめろ………はなせ、ボケっ」
湧き上がる恐怖だけが体を支配して、暴れることすらできずガクガクと震えが這い上がる。
狂気のような目をした男達は、面白がるように俺を見下ろしている。
「よくみりゃ、結構綺麗な顔してンじゃん」
ナイフをぐっと下げてばりばりと俺のシャツを引き裂く。
死にたくない。
死にたく………ねえ。
こんなとこで、死ぬのはいやだ。
ガクガクと震える体を意地で止めることすらできなくなっている。
「……こ…ろさねえで…………くれ」
無様に命乞いだってしてやる。
「いいよ。ころさねえでやんよ。その代わり、可愛く啼いてね」
ぷちっとベルトをナイフで切られて、ズボンもパンツも剥ぎ取られる。
ぐいっと顎を掴まれて口の中に湿ったタオルを押し込まれ、頭がくらくらっとして周りのものがすべて霞んでいくのがわかった。
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