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34 【花発多風雨 人生足別離】完結
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父親のいる四国の高校に、俺は転入することにした。
退学の手続きも、転入の手続きもすべて自分1人で一週間でこなした。
俺がいる限り、楠木は西覇を狙うかもしれない。
たとえ元の金髪に戻しても、今度は別のやつが因縁をつけてくるに違いない。
その度に、西覇に迷惑をかけたり、こんな思いをするのはいやだ。
幸い西覇が俺に勉強を教えてくれたおかげで、スムーズに転校もできそうだった。
「急にパパのとこいくなんて、あんた…………らしくないわね」
面倒そうに言う母親は、少し不審に思っているようだが、相変わらず仕事が大事なのか、われかんせずである。
自分のしたいようにする。
どうしたら一番なのかはわからない。
西覇に、別れすら告げることができなくて、西覇が目が覚ました日以来、病院にもいっていない。
…………薄情と思うだろうか。
すげえスキだから、一緒にいるのが怖いなんて思う日がくるとか思わなかった。
「母さんは、何で父さんと別れた?」
「嫌いになりたくなかったからよ」
「そっか……」
嫌いになりたくないからという別れもある。
一緒にいても、俺は西覇を嫌いにはならない。
だけど、一緒に居たら……失くしてしまうかもしれない。それが怖い。
荷物をダンボールに詰めこんでいく。
「…………変な子ね」
コートを手にして、ふっとそのポケットに堅いものがあることに気づく。
薄いフレームのダテ眼鏡。
アイツがいつもかけていた眼鏡。
なんで…………ここに?
そっと開いてかけてみる。全く度が入っていないので世界は変わらない。
これがなくなっても、あいつの世界はきっとかわらない。
もらってもいいよな…………これくらい、俺にちょうだい。
本当は、俺はオマエと一緒にずっと…いたかったよ。
だけど……。
オマエがいない世界なんて、ムリなんだ……西覇。
俺は手にした眼鏡を大切に胸のポケットに突っ込んだ。
…………花に嵐のたとえもあるぞ さよならだけが人生だ。
【完】
退学の手続きも、転入の手続きもすべて自分1人で一週間でこなした。
俺がいる限り、楠木は西覇を狙うかもしれない。
たとえ元の金髪に戻しても、今度は別のやつが因縁をつけてくるに違いない。
その度に、西覇に迷惑をかけたり、こんな思いをするのはいやだ。
幸い西覇が俺に勉強を教えてくれたおかげで、スムーズに転校もできそうだった。
「急にパパのとこいくなんて、あんた…………らしくないわね」
面倒そうに言う母親は、少し不審に思っているようだが、相変わらず仕事が大事なのか、われかんせずである。
自分のしたいようにする。
どうしたら一番なのかはわからない。
西覇に、別れすら告げることができなくて、西覇が目が覚ました日以来、病院にもいっていない。
…………薄情と思うだろうか。
すげえスキだから、一緒にいるのが怖いなんて思う日がくるとか思わなかった。
「母さんは、何で父さんと別れた?」
「嫌いになりたくなかったからよ」
「そっか……」
嫌いになりたくないからという別れもある。
一緒にいても、俺は西覇を嫌いにはならない。
だけど、一緒に居たら……失くしてしまうかもしれない。それが怖い。
荷物をダンボールに詰めこんでいく。
「…………変な子ね」
コートを手にして、ふっとそのポケットに堅いものがあることに気づく。
薄いフレームのダテ眼鏡。
アイツがいつもかけていた眼鏡。
なんで…………ここに?
そっと開いてかけてみる。全く度が入っていないので世界は変わらない。
これがなくなっても、あいつの世界はきっとかわらない。
もらってもいいよな…………これくらい、俺にちょうだい。
本当は、俺はオマエと一緒にずっと…いたかったよ。
だけど……。
オマエがいない世界なんて、ムリなんだ……西覇。
俺は手にした眼鏡を大切に胸のポケットに突っ込んだ。
…………花に嵐のたとえもあるぞ さよならだけが人生だ。
【完】
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りよさん
お久しぶりです(🍓´▽`🍓)
コメントありがとうございます。
西覇が瀬嵐を迎えにいく話、メインの俺たちの××で一応書いています。
ツーリングから大阪事変のあたり。
再会するお話も続けて載せていきますね!!
よろしくお願いします!!