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終焉
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3月も下旬に入り、窓から入る風も春の暖かさを含んでいた。
そんな心地よい風が吹く中、引越業者が段ボールを抱えトラックとアパートの一室を行き来していた。
部屋では運ばれた段ボールを開け、そこから荷物を取り出してはアキに聞きながら言われた場所に置いていくマコトの姿があった。
もともと少ない荷物だったため、片付けるのもそんなに時間はかからないように思えた。だが、すべてが終わった時には陽が傾き、爽やかだった風も冷たくなっていた。
「ありがとう、ボク一人だったら終わってなかったかも」
アキは真新しいカーテンがなびく窓を閉め、笑顔で振り返りマコトに語りかけた。段ボールをたたみ、玄関先へと運んでいたマコトは声をかけられ、アキの言葉に軽く微笑んだ。
「ご飯どうしようか?食材は全く買っていないから……手っ取り早くコンビニ行く?」
「ああ。唐揚げが食いたい」
「いいねぇ。じゃ、いこうか」
ニコッと笑いアキは真新しい鍵を持ち、マコトがいる玄関へと足を運ぶが、その笑顔を見るマコトの顔は、新生活を始めるには不向きな沈んだ面持ちをしていた。その表情を不思議に思ったアキは、マコトが喋るのを待っていた。
何も言わず笑顔でいるアキを直視出来ず、マコトは思わずうつむき、そのままポツリポツリとしゃべり始めた。
「あのさ、アキ……その、すまん。一緒に住めると思ってたけど……」
あの日、一緒に住もうと切り出されたが、それは簡単に出来る事ではなかった。
念珠のモヤが薄くなるも、一向に解ける気配はなかった。解呪のカギとなる霊は、なぜかマコトと一緒にいる時にアキに憑依してしまう事がほとんどだった。
アキの憑依体質が改善された今でも、御守りは肌身放さず持っている。
だが万が一、それをものともしない強い怨念を持ったモノが憑依したらどうするのかと、マサキから静かに諭されたのであった。
「仕方ないよ。呪いのせいもあるけど、ボクらはまだ未成年だし。気にしてないから謝らないで、ね?」
穏やかに微笑み、その手を申し訳無さそうな顔をするマコトの頬へと伸ばし、不安を拭うようにやさしく撫でた。
「この先、呪いが解けてボクがちゃんと稼げるようになったら、キミを迎えに行くから」
「っ!恥ずかしいセリフを……」
「ふふ。照れた?好きだよマコト……」
そのままマコトを見つめ、顔を近づけていく。顔が近くなりマコトは目を瞑ると唇に温かく柔らかい感触が伝わり、軽く唇を吸われた。
生活感のない静かな部屋に熱い息だけが響く。
アキはマコトの唇を甘噛みしながら、ズボンの上からマコトの敏感な部分に手を這わせ、欲情を加速していこうとした。
だが、そんな雰囲気を壊すように腹の虫が鳴り響いた。一瞬の静寂が訪れたが、お互いに視線を合わせ笑いだした。
「ハハハ、ごめんごめん。腹が減っては……ってヤツだね。買い物行こうか」
「あぁ……そうだな」
そう言いながらも、アキはマコトを抱きしめ離れようとしない。不思議に思ったマコトは、抱きしめるアキの背中をポンポンとなだめるように軽く叩いた。
「ホントはこのままキミを押し倒したいんだけどね……」
マコトを抱きしめたまま呟き、名残惜しそうにそっと離れた。
「さて、収まってきたし腹ごしらえと行きますか」
「あぁ……」
マコトは顔を赤らめうなずいた。靴を履くアキの背中を眺め、アキが触れた唇にそっと、指をはわした。
一緒に暮らしたら毎日こんなだから、これで良かったかも……
そう自分に言い訳をした。
目当てのごはんを買い、コンビニから出ると、アキはマコトに来た道とは違う方向から帰ろうと提案した。
面倒くさそうな顔をするマコトに、変わらずアキは笑顔で言葉を足した。
「あっちに公園があったんだ。桜があるかなって思ってさ」
「あー、そうか。咲いてるか?」
桜と言われ、それならとアキが言う方向へと二人そろい歩く。しばらくし、目的の公園に着いたが、さすがに暗いせいか自分たち以外は誰も居らず、公園の大きさは自分たちが住んでいた所より小さく、所々にイスがあるだけで、木々も並ぶほど立ってはいなかった。
桜らしい木の所へと近づくと蕾がいくつか膨らんでおり、中には1つ2つと咲いてる木もあった。
「このまま温かくなれば来週あたりに花見が出来そうだね」
満面の笑みを向けるその笑顔に、マコトの胸が今更ながら高鳴るのを感じた。
こんな無愛想な自分を好きだと言い、笑顔を絶やさないアキは特別で、親以外で初めての大切な存在となっていると改めて思った。
「どうしたの?なんかついてる?」
いつまでも自分を見つめるマコトを不思議に思い、自分の顔に手を当て色々な方向に払うアキだった。
「腹減ったから帰ろうぜ。せっかくのごはんが冷めちまう」
恥ずかしさを誤魔化すかのように、マコトは手にしていたコンビニの袋をアキの胸へとぶっきらぼうに押しつけた。
「そうだね。帰ろうか」
押し付けられた袋を受け取りニッコリ笑ったアキは、空いている手をマコトの前に差し出した。マコトは驚きしばらく考えていたが、赤くなりながらも差し出された手を握り返した。
来た道を帰るべく、入り口へと歩き出したが、ふと、マコトは何かを感じ先ほどまで自分たちがいた場所を振り向いた。
しかし何もなく、公園は変わらずポツンとライトが点いているだけだった。
「どうかした?」
アキは振り返ったマコトを不思議に思い、声をかけた。マコトは首を振り、なんでもないと軽く笑い、公園を後にした。
誰もいなくなった公園にふたたび静寂が訪れた。先ほど二人が立っていた場所に、白い着物を着た女性が、月に照らされたように青白く儚く佇んでいた。
だが、それは冷たい夜風とともに何事もなく消え失せ、早々に咲いた桜の花びらがハラリと、儚く舞い落ちた。
そんな心地よい風が吹く中、引越業者が段ボールを抱えトラックとアパートの一室を行き来していた。
部屋では運ばれた段ボールを開け、そこから荷物を取り出してはアキに聞きながら言われた場所に置いていくマコトの姿があった。
もともと少ない荷物だったため、片付けるのもそんなに時間はかからないように思えた。だが、すべてが終わった時には陽が傾き、爽やかだった風も冷たくなっていた。
「ありがとう、ボク一人だったら終わってなかったかも」
アキは真新しいカーテンがなびく窓を閉め、笑顔で振り返りマコトに語りかけた。段ボールをたたみ、玄関先へと運んでいたマコトは声をかけられ、アキの言葉に軽く微笑んだ。
「ご飯どうしようか?食材は全く買っていないから……手っ取り早くコンビニ行く?」
「ああ。唐揚げが食いたい」
「いいねぇ。じゃ、いこうか」
ニコッと笑いアキは真新しい鍵を持ち、マコトがいる玄関へと足を運ぶが、その笑顔を見るマコトの顔は、新生活を始めるには不向きな沈んだ面持ちをしていた。その表情を不思議に思ったアキは、マコトが喋るのを待っていた。
何も言わず笑顔でいるアキを直視出来ず、マコトは思わずうつむき、そのままポツリポツリとしゃべり始めた。
「あのさ、アキ……その、すまん。一緒に住めると思ってたけど……」
あの日、一緒に住もうと切り出されたが、それは簡単に出来る事ではなかった。
念珠のモヤが薄くなるも、一向に解ける気配はなかった。解呪のカギとなる霊は、なぜかマコトと一緒にいる時にアキに憑依してしまう事がほとんどだった。
アキの憑依体質が改善された今でも、御守りは肌身放さず持っている。
だが万が一、それをものともしない強い怨念を持ったモノが憑依したらどうするのかと、マサキから静かに諭されたのであった。
「仕方ないよ。呪いのせいもあるけど、ボクらはまだ未成年だし。気にしてないから謝らないで、ね?」
穏やかに微笑み、その手を申し訳無さそうな顔をするマコトの頬へと伸ばし、不安を拭うようにやさしく撫でた。
「この先、呪いが解けてボクがちゃんと稼げるようになったら、キミを迎えに行くから」
「っ!恥ずかしいセリフを……」
「ふふ。照れた?好きだよマコト……」
そのままマコトを見つめ、顔を近づけていく。顔が近くなりマコトは目を瞑ると唇に温かく柔らかい感触が伝わり、軽く唇を吸われた。
生活感のない静かな部屋に熱い息だけが響く。
アキはマコトの唇を甘噛みしながら、ズボンの上からマコトの敏感な部分に手を這わせ、欲情を加速していこうとした。
だが、そんな雰囲気を壊すように腹の虫が鳴り響いた。一瞬の静寂が訪れたが、お互いに視線を合わせ笑いだした。
「ハハハ、ごめんごめん。腹が減っては……ってヤツだね。買い物行こうか」
「あぁ……そうだな」
そう言いながらも、アキはマコトを抱きしめ離れようとしない。不思議に思ったマコトは、抱きしめるアキの背中をポンポンとなだめるように軽く叩いた。
「ホントはこのままキミを押し倒したいんだけどね……」
マコトを抱きしめたまま呟き、名残惜しそうにそっと離れた。
「さて、収まってきたし腹ごしらえと行きますか」
「あぁ……」
マコトは顔を赤らめうなずいた。靴を履くアキの背中を眺め、アキが触れた唇にそっと、指をはわした。
一緒に暮らしたら毎日こんなだから、これで良かったかも……
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目当てのごはんを買い、コンビニから出ると、アキはマコトに来た道とは違う方向から帰ろうと提案した。
面倒くさそうな顔をするマコトに、変わらずアキは笑顔で言葉を足した。
「あっちに公園があったんだ。桜があるかなって思ってさ」
「あー、そうか。咲いてるか?」
桜と言われ、それならとアキが言う方向へと二人そろい歩く。しばらくし、目的の公園に着いたが、さすがに暗いせいか自分たち以外は誰も居らず、公園の大きさは自分たちが住んでいた所より小さく、所々にイスがあるだけで、木々も並ぶほど立ってはいなかった。
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「このまま温かくなれば来週あたりに花見が出来そうだね」
満面の笑みを向けるその笑顔に、マコトの胸が今更ながら高鳴るのを感じた。
こんな無愛想な自分を好きだと言い、笑顔を絶やさないアキは特別で、親以外で初めての大切な存在となっていると改めて思った。
「どうしたの?なんかついてる?」
いつまでも自分を見つめるマコトを不思議に思い、自分の顔に手を当て色々な方向に払うアキだった。
「腹減ったから帰ろうぜ。せっかくのごはんが冷めちまう」
恥ずかしさを誤魔化すかのように、マコトは手にしていたコンビニの袋をアキの胸へとぶっきらぼうに押しつけた。
「そうだね。帰ろうか」
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だが、それは冷たい夜風とともに何事もなく消え失せ、早々に咲いた桜の花びらがハラリと、儚く舞い落ちた。
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