【完結】マジうける!異世界なんですけど!

シマセイ

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第6話 イノシシ、デカすぎ! でも余裕っしょ!

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あたし、ゆきぽよは、ギルドで受けた新しい依頼「レイジボア討伐」のために、街の東にある「迷いの森」ってとこに来ていた。
昨日ゴブリンをボコった森より、なんか木がデカいし、密集してる感じ。
確かに、ちょっと道に迷いそう。

「うわ、マジで迷いの森じゃん。方向音痴にはキツくね?」

まあ、あたしには関係ないけど。
なんか知らんけど、身体能力が爆上がりしてるおかげで、木の根っこだろうが、急斜面だろうが、ぴょんぴょん飛び越えて進めるし。
道なき道を、ほぼ最短距離で突っ切ってる感じ。
マジ、チートスキル様様だわ。

依頼書によると、レイジボアってのは「デカくて」「キモい赤い目をしてて」「めっちゃ凶暴」なイノシシらしい。
そんなヤツ、どこにいんだろ?

キョロキョロしながら森の奥へ進んでいくと、地面にデカい足跡を見つけた。
あたしの厚底ローファーの倍くらいあるんですけど。

「お、これっぽくね?」

さらに進むと、明らかにデカい何かが通った後みたいに、低い木の枝が折れたり、地面がえぐれてたりする痕跡が出てきた。

「ビンゴじゃん!」

痕跡をたどっていくと、少し開けた場所に出た。
そこに、ヤツはいた。

「………デカっ!!」

思わず声が出た。
マジでデカい。
馬車くらいあるって、エリアナさん言ってたけど、マジでそれくらいある。
全身ゴワゴワした黒い毛で覆われてて、肩とか背中とか、筋肉が盛り上がってるのが分かる。
鼻先からは、長くて鋭い牙が二本突き出てて、目が…うわ、マジで赤く光ってる! キモ!

「ブゴォォォォッ!!」

あたしに気づいたレイジボアが、こっちを向いて、地響きみたいな唸り声を上げた。
鼻息がめっちゃ荒い。
完全に、臨戦態勢ってやつだ。

「うわー、ガチでキレてんじゃん。めんどくさ…」

あたしが呑気に感想を漏らした、次の瞬間。

ドドドドドドッ!!

レイジボアが、とんでもない勢いで突っ込んできた!
地面が揺れてる!

「うおっ!? はっや!!」

さすがに、そのスピードにはちょっと驚いた。
反射的に、横っ飛びで回避!

ゴシャァァァン!!

あたしがさっきまでいた場所のすぐ後ろにあった太い木に、レイジボアが激突して、木がメキメキと音を立ててへし折れた!

「ちょ、今の、マジでヤバかったんですけど!」

食らってたら、いくらあたしでもタダじゃ済まなかったかも。
猪突猛進ってレベルじゃねーぞ、これ。
もはや暴走ダンプカー。

「ブゴォッ!?」

獲物(あたし)を仕留め損ねたレイジボアは、さらに興奮した様子で、再びあたしの方に向き直る。
赤い目が、完全に血走ってる。

「はいはい、次ね。わかったわかった」

あたしは、ちょっとイラっとした。
しつこい男はモテないって、知らないわけ? このイノシシ。

「いっちょ、止めてみるか!」

今度は避けずに、正面から受け止めてやることにした。
足を踏ん張り、腰を落とし、両腕に『身体強化 極』の力を込める!
筋肉がミシミシいう感覚…は、特にないけど、なんか、めちゃくちゃパワーが漲ってくるのが分かる!

「ブゴオオオオオオ!!」

レイジボアが、さっきよりもさらに速いスピードで、再び突進してきた!
地響きを立てて迫ってくる巨大な黒い塊!

「来いや、オラァ!」

あたしは両腕を前に突き出し、レイジボアの額あたりをガッシリと受け止めた!

ドゴォォォォン!!!

凄まじい衝撃!
腕が、肩が、全身が、衝撃で軋むような感覚!
足元がズルズルと数メートル押し込まれる!

「ぐっ…! おっも…!」

さすがに、ゴブリンとかチンピラとはワケが違う!
でも!

「…止めたっ!」

あたしの足が、地面に根を張ったようにピタリと止まった。
目の前では、レイジボアが「なんで止まったんだ!?」って感じで、混乱してジタバタしてる。
赤い目が、驚きに見開かれてる気がする。

「ふんっ!」

あたしは、渾身の力を込めて、受け止めたレイジボアの体を、そのまま持ち上げようとした!

「ブ、ブゴォッ!?」

レイジボアが、信じられないものを見るような目で、あたしを見下ろす(持ち上げられ始めてるから)。

「うおおおりゃああああ!!」

掛け声とともに、あたしは馬車並みの巨体のレイジボアを、頭上まで持ち上げた!
…思ったより、軽いかも?
いや、あたしの力がヤバいだけか。

そして、そのまま、地面に思いっきり叩きつける!

ズッッッッッッシイイイイイン!!!

地響きと土煙が上がる!
レイジボアは、カエルが潰れたみたいな声を上げて、地面にめり込んだ。

「ブ…ギ…」

さすがに、かなりのダメージを受けたみたいだ。
ピクピク痙攣してる。
でも、まだ息があるっぽい。

「しぶといなー、もう!」

あたしは、倒れたレイジボアに近づいて、その脇腹あたりに、思い切り蹴りを入れた!

ドゴォッ!

「ブヒッ!?」

さらに、もう一発!

ドゴォッ!

「……」

数発の追撃で、巨大なレイジボアは、ついに完全に動きを止めた。
赤い目の光も消えてる。

「ふぅー、終わり! マジ、思ったより手こずらせやがって」

あたしは、額の汗(たぶん出てないけど、気分的に)を手の甲で拭う。
ゴブリンよりは、ちょっとだけ楽しかったかも。

さて、と。
依頼達成のためには、討伐の証が必要なんだっけ。
レイジボアの場合は「牙」って依頼書に書いてあった。

「牙、ねぇ…」

あたしは、レイジボアの口元に近づいて、巨大な牙を見る。
長さ50センチくらいありそう。
ゴブリンの耳よりは、グロくないけど、これ、どーやって取るわけ?

とりあえず、根本あたりを掴んで、引っ張ってみる。

「んんん…! かったい!」

ビクともしない。
マジで、しっかり生えてるんですけど。

「こうなったら、力ずく!」

あたしは、もう一度、渾身の力を込めて、牙を掴んで、ねじりながら引っ張った!

メキョッ! メキメキッ! バキッ!!

「うおっ!」

なんか、嫌な音と共に、牙が根本からへし折れた!
…じゃなくて、抜けた!

「おっしゃ! ゲット!」

あたしは、引っこ抜いた巨大な牙を持ち上げる。
結構、重いんですけど、これ。

もう一本も、同じように力ずくで引っこ抜く。
二本の巨大な牙ゲットだぜ!

「さて、帰るかー」

あたしは、二本の牙を肩に担いだ。
…なんか、原始人みたいじゃね?
まあ、いっか。
ポーチには絶対入んないし。

あたしは、デカい牙を担いだまま、意気揚々と森を後にした。
帰り道も、もちろん最短ルートで爆進。

森を抜けて、街が見えてきた。
街の門をくぐると、案の定、あたしの姿を見た人たちが、めっちゃ注目してくる。

「おい、見ろよ、あのギャル…」
「なんだ、あのデカい牙…」
「もしかして、レイジボアの牙か!?」
「一人で狩ったのか…?」

ヒソヒソ声が聞こえてくる。
まあ、そうだよね。
金髪ギャルが、こんなモン担いでたら、そりゃ目立つわ。

「ちょ、何見てんだし!」

ジロジロ見られるのは、あんま好きじゃない。
あたしは、ちょっとメンチを切りながら、ギルドへと急いだ。

(よし! これで報酬ゲット! 今日は何食べよっかなー!)

頭の中は、すでに晩御飯のことでいっぱいだ。
あと、Cランク依頼もクリアしたし、そろそろランクアップとかしちゃったりして?
そしたら、もっと稼げるようになるっしょ!

ゆきぽよの異世界ライフは、着実に(そして、かなり派手に)前進している。
次なる目標は、ランクアップと、さらなる美食!
…の前に、ギルドでこのデカい牙の報告をしなきゃ。
エリアナさん、また驚くだろうなー。
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