アスタッテの尻拭い ~割と乗り気な悪役転生~

物太郎

文字の大きさ
137 / 310
三章 エイヴィの翼 前編(入学編)

137、酒の実の誕生日 3(色欲の魔術2/2) ◆ ※1章から出ていたヒーロー達の変化 イメージ一覧

しおりを挟む
「………あ、つい」

「―――!?」

 少年の顔が赤くほてり、目が潤む。胸元の服を強く握りしめ引っ張っているせいで、ボタンが一つ外れたのか。首回りが緩くなり、先ほどまで出てなかったはずの鎖骨部分までが露出していた。

 十五やそこらの歳の少年にしては、それは随分と妖艶な顔だった。

 彼の様子に、ざわめき始めていた周囲が、先ほどよりも更に静まり返った。

 肩を叩いた救護班の彼女は言葉を失っていたが、我に返ると、急いで周りを見回し、近くの同僚が着ている薄いジャケットをはぎ取って少年に被せる。

「うわっ………」

 ジャケットをかぶせられ、中からくぐもって驚いたような声が上がる。その声もやけに色っぽいものだった。

 ミーヴァの様子に、誰かが「本物………?」と呟いた。

「え? まさかあれ、本物だったのか?」

「本物の媚薬? え? 伝説だろ?」

「けど今のって」

 救護班はそそくさと部屋の隅にフォルゴートを運ぶ。

「おい! その兄ちゃんはどうなったんだ?!」

「なんだ?! まさか本物なのか?!」

「おい、誰かもう一枚食べてみろ!!」

「使用人の兄ちゃんどこ行った!! 箱持って消えたぞ!!」

「使用人の兄ちゃんを探せ!!」

 救護班に連れられたミーヴァを、ジーンは憐みの目で見届ける。

(フォルゴート、本当にごめんな)

 ジーンは胸の中で手を合わせる。

(………食わなくてよかった。けど、今思えば劇薬が混ぜられてるとか、爆発の魔術が施されてるとか適当な理由言って止められたか? ………だめだよな。ある程度なら解析できる奴いたし)

 くだらなく楽しいことに、人は熱を注ぎたくなるものだ。彼らをヒートアップさせずに止める方法というのを、ジーンは今すぐに思いつけそうにはなかった。

(箱を破壊するって手もあったのか。………いや。明日からの訓練でチクチク嫌味言われるのが面倒だし………根に持つんだよな。症状は時間が解決してくれるって言ってたし………フォルゴート、ごめんな)

 ミーヴァへの謝罪の言葉も、本日三度だ。

「………で? 何だ、カザリット。あと先輩方」

 目の前に、カザリットを先頭に数人の騎士たちが立っていた。皆大真面目な顔で整列し、ジーンを見ていた。

「お前に頼みがある」

 カザリットが重々しく口を開いた。

「あ。これか?」

 と、ジーンは手に持っていたクッキーを差し出した。

「おお! 流石兄弟! 話しが早、」

「いやだ。あと誰が兄弟だ」

 クッキーは火に包まれ、一瞬で灰と化した。

「あ、………ああ………てっめええええ! 何してるんだよ! わかってんのか?! これをエリーさんに食べさせたらどうなった事か、どんな大変な事になった事か! わかってんのかあああ!!!」

「お前の頭がどうなってる。変態」

 周りの先輩方は、床に手をついて灰になったクッキーを悲し気に見つめていた。

 カザリットはというと、怒りのままにジーンを揺さぶっていた。

「男はなぁ! 生まれながらに皆変態なんだぞおおお!!!!」





 ***





 ガルカが見つからないままに、会はお開きとなった。

 平日の夜遅く。街中はまだ賑やかで明るいが、満足した酔いどれたちが家路につき始める時間帯だ。

 ラツィラス達と立ち話をしながら、帰っていく騎士たちと挨拶する中、アルベラの耳に数人の話し声が聞こえてくる。





「おい、大丈夫か? あの媚薬、ディオール家の使用人が持ってるんだよな?」

「あの公爵様が本物の媚薬を………。大丈夫か? ただの色欲馬鹿が持っててくれた方が大分安心なんだが」

「そもそもあの媚薬、誰が持ってきたんだよ? もしかしたら、あの使用人は自分の主の物を回収しただけなんじゃ………」

「公爵が持ち込んだ代物だっていうのか?」

「自分の子供に媚薬持たせて色目使わせるなんてよくある事だろ」

「既成事実って? 王族相手にか?」

「まあ確かに。あんな希少な品を手に入れられる人間なんて、かなり限られてくるしな」

「候補者の件と矛盾しないか?」

「わざわざ土俵に上がらずともって事だったとか?」





(見事に勘違いされてる)

 アルベラは苦い表情を浮かべる。

(………けど、悪評は歓迎すべきか)

「アルベラが僕に媚薬入りのクッキーを食べさせようとしたって、噂になる日も遠くないかもね」

 ラツィラスがクスリと笑った。

「噂は兎も角ですが、………実際に私が殿下相手にあんな薬を盛ることなんて、絶対ないでしょうね。ミーヴァみたいになられた日には地獄絵図になりますよ」

「えー。本物の媚薬、僕は喜んで食べてみたいんだけど。どんな感じか気になるし」

「駄目です」

「絶対やめろ」

 エリーは落ち着きなく辺りを見回していた。ガルカは消息不明だが、屋敷には戻ってくるだろう。アルベラは、帰宅後、あの魔族にどう問い質してやろうかと考える。

 ミーヴァはと言えば、他に手の施しようがなかったために、魔法で深い眠りにつかされた。そんな彼を、キリエが「いいトレーニングにあるから」とおぶっている。

 キリエの背で、ミーヴァは熱に浮かされ、呼吸が少し早くなっており、汗がうっすらと浮かびあがっていた。

(発情の症状ではあるけど、気が荒くなる系じゃなくてよかった)

 発情期、気が荒くなり同族のメス以外に攻撃的なる生き物がいる。彼らはどちらかが逃げ出すか死ぬまで衝突を続けるのだ。怪我人が出るような薬でなかったのは不幸中の幸いだ。

(けど、これはこれで問題だよな………)

 キリエは背中の友人の様子を見ながら、アルベラへ念を押す。

「アルベラ、ガルカさんがあのクッキー持ってきても、絶対に触らないで! というか、危ないのは箱なんだっけ。とにかく気を付けて!」

(万が一アルベラがこんな薬を口にしたら………!)

 キリエの心配する視線に、アルベラは「ありがとう。気を付ける」と感謝を込めて頷く。

「そうだな。あの魔族が箱持ってきても、お前は絶対触るな。絶対余計なことするな」

(こいつの手にあの禁術が渡ったら悪用しかねない。悪戯に被害者が出ないよう阻止しないと)

 ジーンの心配する視線に、「どういう意味かしら?」とアルベラは冷ややかに微笑む。

「まあ、あんな薬があるなんて、発覚したのが今日この場所でよかったよね! うちの騎士や軍人は優秀なうえ紳士だから、まさかあの媚薬を、本当に女性に使おうなんて思う輩はいなかったはずだし! そんな奴がいたら、騎士の風上にも置けないもんね!」

 ラツィラスがわざとらしく、周りに聞こえる声でそう言うと、辺りの数人の男たちが小さく身を揺らした。「げふんげふん」と咳き込んだり「まったくだ」「いかがわしい」「けしからん」などのセリフがちらほらと聞こえてきた。

 「ふふふ」とラツィラスは満足そうな笑みをこぼす。

(遊んでるな………)

(遊ぶな)

(ラツィラス様楽しそう)

 アルベラ、ジーン、キリエがそれぞれの感想を抱く。

「アルベラ、ごめんなさい。私、重いでしょ?」

 アルベラに寄りかかり、ウトウトしていたスカートンが顔を上げる。

「大丈夫だから気にしないで。もう少しで馬車が来るから。スカートンももう少しの辛抱よ」

「………ごめんなさい。私、折角のジーン様の誕生日なのに、こんなに寝ちゃって」

「いや、それは………スカートンは悪くないから」

(私があのグラスを置きっぱなしにしたせいだから。ごめんね)

「気にしないでよ、スカートン。また来年もここでやるから、ぜひ来て」

 ラツィラスが安心させるように微笑む。

「そうですか? ふふ………。また、誘っていただけるなら嬉しいです」

 「誘うよ」とジーンが返す。

「こんな騒がしい所で良ければまた来てくれ。次は絶対、眠くなったりしない」

 スカートンはくすりと笑う。

「ジーン様がそう言うなら安心ですね」

「………来年。来年か。まだあと五ヶ月もある。待ち遠しいな」と、キリエがぼやく。

「そうね。待ち遠しい。進学まであと五ヵ月。アルベラと一緒に寮生活か。あ、その前にラツィラス様の誕生日も………楽しみね」

 首をかしげて見上げてくるスカートンに、アルベラは目を伏せて微笑む。

「そうね。とても楽しみ」





 ***





 帰っていく騎士たちの中、店の前で数組がまだ足を止めて話に花を咲かせていた。

 その中の一組。ポニーテールの少女が、友人たちと楽し気に言葉を交わす赤髪の少年へ、熱のこもった視線を向けていた。

 話してる途中、突然席を立ち、どこかへ行ってしまった彼を思い出す。きっとラツィラス様に呼ばれたのだろうと割り切り、帰りにまた話せたらいいなと思っていたのだが。どうやら今は、ご学友との話に花が咲いている様だ。

「ジーン先輩………もっと話したかったな………」

「ローサー。心の声漏れてるよー」

 隣の友人が揶揄って笑う。

「仕方ないよ。ローサは、『先輩と途中まで一緒に帰れるかも』って期待してたんだもんね?」

「そ、それは、ちょっとした冗談で」

「けど、帰る方向は同じだし、満更でもなかったんでしょ?」

「あーあ。私も殿下と帰れるかもって、少し期待してたのにー」

「もう! やめてよ。あれは本当に冗談だったの! ほら、もう帰りましょう。こんな色気のない恰好のまんまじゃやだって、リサ言ってたじゃない」

「えー。『着飾ってるのより、こっちの方が良い気がする!』ってローサが気合入れてたから、私もあえて訓練終わりの格好で付き合ってきたんでしょー。浮いちゃったら可哀そうかなーって思ったのにさー。まあ、あんまり着飾ってる人なんていなかったから逆に良かったけどさー」

「え? そういう事だったの? 私は単純にこの格好の方が身軽で好きだったから、良いか~って思ってたけど」

「違う! 違うからねギルヴ! 私もこの格好の方が好きだったの! もう、やめてよリサ!」

 賑やかな声を上げながら、彼女たちは道を歩く。皆同じ場所に馬を預けていたため、それぞれの馬に乗ると、またも皆同じ方向へと向かって馬を歩かせ始めた。

 夜も遅いので、今夜は城にある騎士団用の、宿泊棟を使う予定なのだ。彼女たちは皆、騎士見習いであるが、一端にもご令嬢である。剣を携え、馬にまたがっているとはいえ、一人での夜道が危険なことは重々承知していた。だからこうして、今夜は集団で帰るよう決めていたのだ。

 その中の一人が、「そういえば聞いた?」と口を開く。

「今日の媚薬騒動。ディオール嬢が持ち込んだんじゃないかって」

「え、何それ? 誰がそんなこと言ったの?」

「さっき先輩たちが話してた」

「えー。だとして、あんな高価なもの、あっさりじゃんけん大会に差し出す?」

「公爵家ともなれば、あれくらい大したことないとか?」

「ジーン先輩が持ってて、それを誰かが取り上げてじゃんけん始まってた気がしたけど………」

 「………え」とローサが小さく呟く。

「それってじゃあ、ジーン先輩に上げたって事?」

「誕生日プレゼント? 『好きな女性に使っごらんなさい?』みたいな、公爵ご令嬢のジョーク?」

 「そ・れ・と・も………」と、一人が含むように言葉を弾ませる。

「ご令嬢が、先輩にひと盛りしようとしてバレたとか?」

「………」

「………」

「………」

「ま、まさかー。バレれば犯罪よ。そんな軽率なぁ」

「そ、そうそう。確かにジーン先輩恰好良いけど、ラツィラス様だっていたわけだし」

「そうか。ラツィラス様に食べさせようとして、先輩が止めたって線もあるもんね」

「ああ! それ濃厚! けどどっちにしたって犯罪じゃない」

「うーん。………普通に仲良く御交友されてるみたいだし、珍しい品をお披露目するために持ってきただけじゃ………ローサ?」

 友人たちが気づくと、ローサの馬が、少し後ろで脚を止めていた。馬が進まないのかと言いたげに、背中の少女を見上げている。

「ローサ? 今の話、全部お遊びだから、考えすぎちゃだめよ?」

「そうそう。殆ど冗談よ。ね?」

「わ、分かってるわよ! 下に金貨が落ちてるように見えただけ!」

「何それ? 言い訳苦しくない?」

「ほら、強盗出てきちゃうかもよ? 襲われちゃうかもよー? 早く来なー」

「私達で助けられない位強い奴出てきちゃうかもよー」

「もう! そうなったら頑張って助けてよ!」

 賑やかな笑い声をあげながら、まだ酒屋の明かりが灯る街中を、少女たちが燥ぎながら馬を走らせていく。







1章から出ていたヒーロー達のイメージ一覧

(幼少期~現在)

しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

まだ20歳の未亡人なので、この後は好きに生きてもいいですか?

せいめ
恋愛
 政略結婚で愛することもなかった旦那様が魔物討伐中の事故で亡くなったのが1年前。  喪が明け、子供がいない私はこの家を出て行くことに決めました。  そんな時でした。高額報酬の良い仕事があると声を掛けて頂いたのです。  その仕事内容とは高貴な身分の方の閨指導のようでした。非常に悩みましたが、家を出るのにお金が必要な私は、その仕事を受けることに決めたのです。  閨指導って、そんなに何度も会う必要ないですよね?しかも、指導が必要には見えませんでしたが…。  でも、高額な報酬なので文句は言いませんわ。  家を出る資金を得た私は、今度こそ自由に好きなことをして生きていきたいと考えて旅立つことに決めました。  その後、新しい生活を楽しんでいる私の所に現れたのは……。    まずは亡くなったはずの旦那様との話から。      ご都合主義です。  設定は緩いです。  誤字脱字申し訳ありません。  主人公の名前を途中から間違えていました。  アメリアです。すみません。    

帰国した王子の受難

ユウキ
恋愛
庶子である第二王子は、立場や情勢やら諸々を鑑みて早々に隣国へと無期限遊学に出た。そうして年月が経ち、そろそろ兄(第一王子)が立太子する頃かと、感慨深く想っていた頃に突然届いた帰還命令。 取り急ぎ舞い戻った祖国で見たのは、修羅場であった。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。

BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。 辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん?? 私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

無能妃候補は辞退したい

水綴(ミツヅリ)
ファンタジー
貴族の嗜み・教養がとにかく身に付かず、社交会にも出してもらえない無能侯爵令嬢メイヴィス・ラングラーは、死んだ姉の代わりに15歳で王太子妃候補として王宮へ迎え入れられる。 しかし王太子サイラスには周囲から正妃最有力候補と囁かれる公爵令嬢クリスタがおり、王太子妃候補とは名ばかりの茶番レース。 帰る場所のないメイヴィスは、サイラスとクリスタが正式に婚約を発表する3年後までひっそりと王宮で過ごすことに。 誰もが不出来な自分を見下す中、誰とも関わりたくないメイヴィスはサイラスとも他の王太子妃候補たちとも距離を取るが……。 果たしてメイヴィスは王宮を出られるのか? 誰にも愛されないひとりぼっちの無気力令嬢が愛を得るまでの話。 この作品は「小説家になろう」「カクヨム」にも掲載しています。

【完結】婚約者なんて眼中にありません

らんか
恋愛
 あー、気が抜ける。  婚約者とのお茶会なのにときめかない……  私は若いお子様には興味ないんだってば。  やだ、あの騎士団長様、素敵! 確か、お子さんはもう成人してるし、奥様が亡くなってからずっと、独り身だったような?    大人の哀愁が滲み出ているわぁ。  それに強くて守ってもらえそう。  男はやっぱり包容力よね!  私も守ってもらいたいわぁ!    これは、そんな事を考えているおじ様好きの婚約者と、その婚約者を何とか振り向かせたい王子が奮闘する物語…… 短めのお話です。 サクッと、読み終えてしまえます。

神様の忘れ物

mizuno sei
ファンタジー
 仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。  わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。

処理中です...