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第2話 不遇な幼女
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「とりあえず状況を整理しよう」
「はい! パパ!」
姿勢よく俺の前に座り、元気に答えるエリン。
それにしても、いきなりパパ呼ばわりされるのは違和感というかむず痒いというか……。
ただパパになると言ってしまったしな。
「エリンがここに来たのはいつだ?」
「うんとね、ちゃんとは分からないの。でも真っ暗な箱に閉じ込められてここまで来て、目が覚めて箱から出たの。それで寂しくって、こっそり持ってきた本でうさぎさんを呼ぼうとしたの」
「なるほど。ということは、ここへ来てからそんなに時間は経っていないということか」
「うん。そうだよ」
おそらくエリンのいう“怖いおばあさん”にしても、ただただエリンを追い出すわけには行かなかったはずだ。
そんなことをしたら、近所で悪評が立ってしまう。
かといって今のエリンでは、奴隷として売ろうにも大した価値にはならない。
だから離れた場所に捨てに来たんだろうな。
そう考えると、ここは人間界の中でもかなり辺境の地である可能性が高い。
「どうしてエリンはあんなにうさぎにこだわってたんだ?」
「一緒に怖いおばあさんのとこにいたテイムのすっごい上手なお姉ちゃんがね、よくうさぎさんのぬいぐるみで遊んでくれたの。真っ白でふわふわのうさぎさんでね、すっごく大好きだったんだ」
「それで寂しくなってうさぎを呼ぼうとしたんだな」
「うん。そしたらパパが来た」
「どんな間違いをしたらそうなるんだか」
ひとまず、表面的ではあるがエリンの境遇は把握できた。
次はこれからの暮らしを考えなくちゃいけない。
「エリン、ちょっと待っててくれ。空から周りの様子を見てくる」
「うん。分かった」
「《竜化》」
俺は竜の姿へと戻り、空へと飛び上がった。
地上から見つめるエリンは、モフリンを抱きしめて少しびくびくしている。
「まだやはり怖いか?」
「う、ううん。こわ、怖っ……くなっ……いっ……よっ……。で、でも声が大きいかも……」
「体がでかいからな。気を付けよう。すぐに戻る」
飛んでも飛んでも、延々と森が広がっている。
でも食料になりそうな木の実やキノコ、動物などもいるし、水源になる川や湧き水もある。
生活するには困らなそうな森ではあるな。
もちろん、人間の集落を探して移り住むという選択肢もあるが。
ここはエリンのしたいように決めてもらおう。
「ただいま」
少し離れた場所で人の姿になってから、エリンの元に戻る。
彼女はモフリンと追いかけっこをして遊んでいた。
「パパおかえり!」
「怖いことはなかったか?」
「うん! モフリンがいたから楽しかったよ!」
「そうか。感謝する、モフリン」
「きゅう~」
軽く撫でてやると、モフリンは少し高めの鳴き声を上げた。
きっと父親というのは、こういう時に優しく暖かく微笑むものなのだろうな。
俺は全くもっての無表情になってしまっているが。
「エリン、見てきたところこの森も住むには不便しなさそうだ。もちろん、危険はあるかもしれないが俺が十分に守ってあげられる。のんびりのびのび暮らすには、悪くない場所だ。もちろん、人間の社会で暮らしたいというのなら、近くの集落を探して住むこともできる。エリンはどうしたい?」
「うーん……。私ね、怖いおばあさんもそうだけど、他の子からもテイムできないから嫌なことされたりしたの。遊んでくれるお姉ちゃんとかもいたけど、嫌な子の方がいっぱいだったんだ。だからたくさん人がいるのは、怖いかも」
「そうか。ではしばらく、ここでゆっくりすることにしよう」
「うん!」
話していて感じる。エリンは賢い。
だからこそ、周りの人たちが考えていることを想像できてしまう。
でもきっと、ずば抜けて精神的に強いわけじゃない。
人並みに寂しがるし、人並みに怖がるし、人並みに泣く。
だから周りからの悪意を感じ取った時、それに耐えられず苦しんでしまう。
――たくさん人がいるのは、怖い
こんなことをこの幼い少女に言わせるなんて、いったい周りの人間は何をしてきたんだと苛立ってしまう。
まだ彼女は笑えている。
前のことを話す時は何度も表情に影を落としながらも、楽しい時は楽しく笑っている。
もし彼女が、俺のように笑うことすらできなくなっていたら。
俺は全力で人間界を滅ぼしにかかっていたかもしれない。
エリンの支えになっていたと思われるうさぎのぬいぐるみの“お姉ちゃん”に、大感謝だ。
「俺は平気なのか? 竜の姿は怖いだろうし、うさぎには変身できない。なれるのは人間の姿だぞ?」
「パパはね、あったかいから怖くないの。ぬいぐるみのお姉ちゃんといっしょ」
そうか。
パパになってと言われた時、温もりを感じていたのは俺だけじゃなかったんだな。
不器用だし無表情だけど、この期待だけは裏切っちゃいけない。
もうエリンに辛い思いはさせない。
ぐぅ~。
盛大にエリンのお腹が音を立てた。
彼女は恥ずかしそうに自分のお腹をさする。
食事を取るとするか。
「あっちにフルーツがたくさん成っている場所があった。きれいな水もあったし、そこへ行ってみよう」
「うん! モフリンも行くよ!」
「きゅう~」
「モフリンもすっかりエリンに懐いたな」
「おともだちだもん! ねっ!」
「きゅう~!」
人の姿をした竜が1匹、人間の幼女が1人、真っ白もふもふのうさぎが1匹。
エリンとモフリンはぴょんぴょん跳ねながら、俺の後ろをついてくる。
不意にエリンが俺の手を握って言った。
「パパ、私のことエリンって呼ぶね」
「どういうことだ?」
「もうお前って呼んでない」
「そうだな。父親が娘をお前呼ばわりするより、ちゃんと名前で呼んだ方がいいだろう」
「うん! エリンってちゃんと呼んでもらえるの嬉しい!」
――前はちゃんと名前で呼んでもらえなかったから。
そう言われてる気がして、チクリと心が痛む。
だけど今、エリンは笑っているのだ。
俺がそこに影を落とす必要はない。
「そうだな」
「ぷふっ! また変な顔してる~!」
ああ、やっぱり笑えていないか。
こういう時に優しく微笑んであげたいものだ。
――やっぱり俺も上手く笑えるようになろう。
そう心に誓う俺だった。
「はい! パパ!」
姿勢よく俺の前に座り、元気に答えるエリン。
それにしても、いきなりパパ呼ばわりされるのは違和感というかむず痒いというか……。
ただパパになると言ってしまったしな。
「エリンがここに来たのはいつだ?」
「うんとね、ちゃんとは分からないの。でも真っ暗な箱に閉じ込められてここまで来て、目が覚めて箱から出たの。それで寂しくって、こっそり持ってきた本でうさぎさんを呼ぼうとしたの」
「なるほど。ということは、ここへ来てからそんなに時間は経っていないということか」
「うん。そうだよ」
おそらくエリンのいう“怖いおばあさん”にしても、ただただエリンを追い出すわけには行かなかったはずだ。
そんなことをしたら、近所で悪評が立ってしまう。
かといって今のエリンでは、奴隷として売ろうにも大した価値にはならない。
だから離れた場所に捨てに来たんだろうな。
そう考えると、ここは人間界の中でもかなり辺境の地である可能性が高い。
「どうしてエリンはあんなにうさぎにこだわってたんだ?」
「一緒に怖いおばあさんのとこにいたテイムのすっごい上手なお姉ちゃんがね、よくうさぎさんのぬいぐるみで遊んでくれたの。真っ白でふわふわのうさぎさんでね、すっごく大好きだったんだ」
「それで寂しくなってうさぎを呼ぼうとしたんだな」
「うん。そしたらパパが来た」
「どんな間違いをしたらそうなるんだか」
ひとまず、表面的ではあるがエリンの境遇は把握できた。
次はこれからの暮らしを考えなくちゃいけない。
「エリン、ちょっと待っててくれ。空から周りの様子を見てくる」
「うん。分かった」
「《竜化》」
俺は竜の姿へと戻り、空へと飛び上がった。
地上から見つめるエリンは、モフリンを抱きしめて少しびくびくしている。
「まだやはり怖いか?」
「う、ううん。こわ、怖っ……くなっ……いっ……よっ……。で、でも声が大きいかも……」
「体がでかいからな。気を付けよう。すぐに戻る」
飛んでも飛んでも、延々と森が広がっている。
でも食料になりそうな木の実やキノコ、動物などもいるし、水源になる川や湧き水もある。
生活するには困らなそうな森ではあるな。
もちろん、人間の集落を探して移り住むという選択肢もあるが。
ここはエリンのしたいように決めてもらおう。
「ただいま」
少し離れた場所で人の姿になってから、エリンの元に戻る。
彼女はモフリンと追いかけっこをして遊んでいた。
「パパおかえり!」
「怖いことはなかったか?」
「うん! モフリンがいたから楽しかったよ!」
「そうか。感謝する、モフリン」
「きゅう~」
軽く撫でてやると、モフリンは少し高めの鳴き声を上げた。
きっと父親というのは、こういう時に優しく暖かく微笑むものなのだろうな。
俺は全くもっての無表情になってしまっているが。
「エリン、見てきたところこの森も住むには不便しなさそうだ。もちろん、危険はあるかもしれないが俺が十分に守ってあげられる。のんびりのびのび暮らすには、悪くない場所だ。もちろん、人間の社会で暮らしたいというのなら、近くの集落を探して住むこともできる。エリンはどうしたい?」
「うーん……。私ね、怖いおばあさんもそうだけど、他の子からもテイムできないから嫌なことされたりしたの。遊んでくれるお姉ちゃんとかもいたけど、嫌な子の方がいっぱいだったんだ。だからたくさん人がいるのは、怖いかも」
「そうか。ではしばらく、ここでゆっくりすることにしよう」
「うん!」
話していて感じる。エリンは賢い。
だからこそ、周りの人たちが考えていることを想像できてしまう。
でもきっと、ずば抜けて精神的に強いわけじゃない。
人並みに寂しがるし、人並みに怖がるし、人並みに泣く。
だから周りからの悪意を感じ取った時、それに耐えられず苦しんでしまう。
――たくさん人がいるのは、怖い
こんなことをこの幼い少女に言わせるなんて、いったい周りの人間は何をしてきたんだと苛立ってしまう。
まだ彼女は笑えている。
前のことを話す時は何度も表情に影を落としながらも、楽しい時は楽しく笑っている。
もし彼女が、俺のように笑うことすらできなくなっていたら。
俺は全力で人間界を滅ぼしにかかっていたかもしれない。
エリンの支えになっていたと思われるうさぎのぬいぐるみの“お姉ちゃん”に、大感謝だ。
「俺は平気なのか? 竜の姿は怖いだろうし、うさぎには変身できない。なれるのは人間の姿だぞ?」
「パパはね、あったかいから怖くないの。ぬいぐるみのお姉ちゃんといっしょ」
そうか。
パパになってと言われた時、温もりを感じていたのは俺だけじゃなかったんだな。
不器用だし無表情だけど、この期待だけは裏切っちゃいけない。
もうエリンに辛い思いはさせない。
ぐぅ~。
盛大にエリンのお腹が音を立てた。
彼女は恥ずかしそうに自分のお腹をさする。
食事を取るとするか。
「あっちにフルーツがたくさん成っている場所があった。きれいな水もあったし、そこへ行ってみよう」
「うん! モフリンも行くよ!」
「きゅう~」
「モフリンもすっかりエリンに懐いたな」
「おともだちだもん! ねっ!」
「きゅう~!」
人の姿をした竜が1匹、人間の幼女が1人、真っ白もふもふのうさぎが1匹。
エリンとモフリンはぴょんぴょん跳ねながら、俺の後ろをついてくる。
不意にエリンが俺の手を握って言った。
「パパ、私のことエリンって呼ぶね」
「どういうことだ?」
「もうお前って呼んでない」
「そうだな。父親が娘をお前呼ばわりするより、ちゃんと名前で呼んだ方がいいだろう」
「うん! エリンってちゃんと呼んでもらえるの嬉しい!」
――前はちゃんと名前で呼んでもらえなかったから。
そう言われてる気がして、チクリと心が痛む。
だけど今、エリンは笑っているのだ。
俺がそこに影を落とす必要はない。
「そうだな」
「ぷふっ! また変な顔してる~!」
ああ、やっぱり笑えていないか。
こういう時に優しく微笑んであげたいものだ。
――やっぱり俺も上手く笑えるようになろう。
そう心に誓う俺だった。
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