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8章 魔道国

第399話 やっぱり駄目な男、略して......

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View of レギ

何故か分からないが......クルストが気絶してしまったので船室に放り込んできた。
ずっとうなされていたが......一体どうしたって言うんだ?

「思いっきり誤解してくれたおかげで時間が稼げそうだね。上手くいけばこのまま次の港まで大人しくしてそうだよ。」

リィリが笑顔でそんなことを言うが......。

「確かにケイ達の方は大丈夫だろうが......クルストは大丈夫なのか?医者を呼んだ方がいいんじゃないか?」

「大丈夫だって!ちょっとつらい現実に直面して、精神的に色々と参っちゃっただけだから。」

「それは、大丈夫なのか?」

あまり大丈夫そうに聞こえなかったが。
俺はクルストを放り込んだ船室のドアを見る。
もう少し優しくベッドに寝かすべきだったか?

「あはは、大丈夫だよ。ちょっと現実の厳しさに己を閉ざしちゃっただけだから。」

「それは、大ごとじゃないか?」

「あはは、大丈夫だよ。そういったことに折り合いをつけて、人は成長していくものだからね。」

「適当に言ってないか?」

俺の聞き方が悪いのか、リィリの台詞も言い回しが先程から使いまわしの様な気がするんだが......。

「そんなことないよー。でもまぁ......クルスト君も、もう少し落ち着けば悪くないと思うんだけどねー。」

「何の話だ?」

「クルスト君の問題についての話だよ。」

よく分からないが、リィリの様子を見る限り、自分で気づかないといけない類の問題のようだな。
まぁ、相談されたらそれとなくリィリの言っていたことを伝えてみるか。
甲板に戻る為に階段を登りながらそんなことを考えていると、後ろからついて来たリィリが話しかけて来る。

「ナレアちゃん達は大丈夫かな?」

「大丈夫だろ。あの二人とシャルとマナスが居て、解決できない様な何かが起こったら......それはもう誰にもどうすることも出来ない事態だ。」

俺がそう言うとリィリはアハハと笑いながら返事をしてくる。

「それはそうだろうけどさぁ、私が言いたいのはそういう事じゃなくって......まぁ、レギにぃには分からないか。」

「お前から聞いてきておきながら、なんつう言い様だ。」

俺が憮然としながら階段を登りきると、続けて登って来たリィリが俺の前に回り込んだ。

「あはは。まぁまぁ、レギにぃには分かりにくい問題ってだけだよ。」

「......二人に何か問題があるのか?」

少し心配になった俺が問いかけると、一瞬キョトンとしたリィリが破顔する。

「レギにぃが心配するような問題とは違うから大丈夫だよ。」

「......セレウス様の神域を出てから暫く、あいつらの様子はなんかおかしくなかったか?」

俺が少し前に感じた違和感を伝えると、リィリの顔が心底呆れたと言いたげな表情に変わる。

「これだけ四六時中一緒にいて、何かおかしい、くらいしか感じなかったの?」

「い、いや......それは......。」

そんなことは気づいて当然だと、言いたげだな......。

「はぁ......やっぱりレギにぃはダメだね。人間としてどうかと思うよ......ちゃんと生きてる?目を開けて生きてる?」

「そりゃ、言いすぎだろ。」

あまりの言い様に流石にムッとして答えると、更に大きなため息をつかれる。

「私の言いすぎだったらまだ希望はあったかもしれないけど......レギにぃのそれは絶望的だよ。普段はそうでもない......と思うけど、この手の話題に関してはレギにぃは全くダメだよ。グルフちゃんの方が相談相手として上だと思うもん。」

「......そんなことねぇよ。」

「ほんとぉにぃ?」

物凄く胡散臭い物を見るような目で見られているが、いくら俺が鈍いからと言ってもあいつらの様子を見ていれば分かる。
流石に侮り過ぎだ。

「いくら何でもあれだけ分かり易ければ俺にだって分かる。」

「......そっか、それはそうだよね。あはは、ごめん。ちょっと言いすぎたかも。」

俺がそう言うとリィリが眉尻を下げながら苦笑する。

「まぁ、気にするな。あまりそう言ったことに敏感じゃないってことくらいは自覚してる。あの二人位分かり易ければ別だがな。」

「あはは、そうだよね。いくらレギにぃが鈍くても、あの二人みたいにあからさまな様子だったら分かるよね!」

「まぁ、最初はちょっと違和感があるくらいだったんだがな。気づくのには結構時間が掛かっちまった。」

「うーん、まぁ、それだけでも凄い進歩だよ。昔のレギにぃだったら最後の最後......二人に言われるまで絶対に気付かなかったわけだし。」

「いや、いくらなんでもそれは無いだろ。四六時中一緒に居る仲間だぞ?そのくらいの違和感は昔だろうと今だろうと気づける。」

俺がやや憮然としながら答えると、リィリは少し唇を尖らせながら言い返してくる。

「えー、そんなことないよ!だってヘイルにぃとエリアねぇの事最後まで気づかなかったでしょ?」

「ん?あーそれは、あれだ。ヘイルとエリアは......分かりにくくなかったか?」

俺は幼馴染の二人を思い出しながら顎をさする。

「そうかなぁ?私は三人に再会して一目で分かったけど......。」

「......いや、再会した時は......お前が俺達に、散々怒鳴り散らすわ不貞腐れるわ蹴ってくるわでそれ所じゃなかっただろ?俺たち全員で散々ご機嫌取りをしてようやくって感じだったじゃねぇか。」

「何も言わずに三人でいなくなったんだから、それは当然じゃないかな?」

「そりゃまぁ、そうだが......分かるだろ?」

俺がそう言うと、憮然とした表情を苦笑に変えたリィリが船のへりへと身を預ける。

「まぁ、今はね。私は少しだけ皆より幼かったし......いくらなんでもレギにぃ達が村を出た時に一緒に行くのは無理。自分の身を守るどころか、皆の身も危険にさらしていたと思う。」

「まぁ、俺達もそこまで考えたわけじゃないが......リィリにはまだ早いと思ったのは事実だ。」

あはは、と言いながら空を見上げるリィリ。
俺は空は見上げずに川岸に盛られた土手の方を見る。
とは言え、俺は......恐らくリィリも、目に映っている風景とは異なるものを見ている気がする。

「「......。」」

何となく無言になってしまった俺達の間を冷たい風が通る。

「......そういえば、あの時......早々にエリアの事だけはなんか許してなかったか?」

「え?それはまぁ、エリアねぇはなんで私が怒っていたかすぐに分かってくれたしね。レギにぃとヘイルにぃは危ないと思ったんだの一点張りだったから......。」

「そりゃ......仕方ないだろ。事実そうだったんだし、お前も今認めただろ?」

「はぁ......レギにぃ、事実と気持ちは関係ないんだよ?そんな風にしか考えられないから鈍いって言ってるんじゃん。」

「......そりゃ、悪かったな。でもそれを言うならヘイルだって同じじゃねぇか?」

「前も言った気がするけど......ヘイルにぃの方がマシだよ。ちゃんとエリアねぇの気持ちに気付いて行動に移したんだから。」

「......?」

どういう意味だ?
リィリの話をしていたはずなのになんでエリアが出てくるんだ?
俺が疑問符を浮かべていると、空から俺の方に視線を戻したリィリがまたため息をつく。

「まぁ、とにかく。そんな怒り心頭な状態の私が、すぐに二人の事に気付いたんだよ?」

「それが分かんねぇんだが......あの時、あいつら喧嘩なんかしてたか?」

「え?」

「ん?」

何故か分からないが、先程よりも冷たい風が俺達の間を抜けていく。

「なんで二人が喧嘩してたことになってるの?私が言ったのは二人が付き合ってるって話だよ?」

「......あ、あぁ、そっちか、なるほどな。それは、そうだな。確かに俺は気づかなかったな。」

「......。」

物凄い半眼で見られているのだが......気づかなかった物は仕方ないだろ。
俺が視線を受けて気まずい思いをしていると、何かに気付いた様子のリィリが口を開く。

「ねぇ、レギにぃ。ナレアちゃんとケイ君がしばらく様子がおかしかったのって......。」

「ん?あぁ、理由は知らねぇが、喧嘩してたんだろ?ケイは微妙に腰が引けながらナレアに話しかけていたが、露骨に無視されていたしな。」

流石にこっちも気まずくなって、ケイに早めに解決するように言っておいたが......それから暫くもしない内に元通りに戻ったみたいだし、ケイが上手くやったんだろう。

「......レギにぃ。」

「ん?」

何故か感情が抜け落ちたような顔をしながらリィリが俺の名を呼ぶ。

「やっぱり、レギにぃはダメだ。」

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