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★ルート分岐(ルドルフエンド編)★
ルドルフの父性愛 ③ ルドルフエンド完結
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「やはり好ましく無い」
「はいはい」
何ってルルテラを見たルドルフの反応だ。
こんなに可愛くてたまらない存在なのに。
「そんな事ばかり言うなら来ないで下さいます?ルルテラの為にも良く無いので」
「お前が子供部屋に入り浸るから仕方ないだろう」
「ルルテラと会いたく無い人には僕も会いたくありません」
「……」
不貞腐れたのかルドルフは踵を返し黙って部屋を出て行ってしまった。
「まあ、仕方ないよな」
最初から子供に興味は無いと言ってたし。
「ごめんね、ルルテラ。父親の分も僕が大切にするからね」
そう言って柔らかい頬にキスをする。
無くてはならない僕の宝物。
ちゃんと守ってあげるからね。
しばらくするとアーロンが子供部屋に訪れた。
「どうしたの?珍しいね」
「私だって毎日でも皇女殿下のお顔を拝見したいんです。でも……」
ああ、ルドルフが圧力をかけてるのか。
「ごめんね、アーロン。ルドルフはルルテラが嫌いだから会いに来られないんだよね」
「まあ、それはそうだったんですが。先ほど陛下よりご相談を受けまして」
「相談?」
「はい、どうしたら皇女殿下が自分に懐くか知りたい、と」
「懐く?まだ生まれたばっかりで何も分からないから懐くも何も……」
「皇后陛下、これはチャンスですよ」
「チャンス?」
「人の心のない陛下に家族愛を教えて差し上げるんです!」
……前から思ってたけど結構アーロンって酷いこと言うよね。事実だけど。
「そこで、皇女殿下と二人で過ごす時間を差し上げてはどうかと思うんです」
「それは心配だな」
「皇后様はこっそり隠れてご覧になっていればいいんですよ」
「ああなるほど」
どうなるか分からないけどルドルフが自分から歩み寄って?くれてるうちに一か八かやってみようか。こんな事二度とないかもしれないし。
「分かった。やろうアーロン。じゃあルドルフに午後からここに来てくれるよう言ってくれる?僕は隠れてるから」
「承知しました皇后様」
よし、ルドルフ父性愛開眼計画のスタートだ!
「……何をしたらいいのだ」
約束通り午後になるとアーロンがルドルフを子供部屋に連れて来た。僕はクローゼットの中に入り、飾り窓からそれを覗いている。
「まずは抱っこでしょうか」
「それは無い」
そんなルドルフの言葉を無視してアーロンはルルテラを抱き上げ彼の腕の前に差し出した。
「……どうやるんだ」
「まず椅子にお掛け下さい」
「そして腕をこう……そうです!お上手です!」
「ここからどうする」
「話しかけて差し上げて下さい」
「返事もしないのに?」
「陛下も私の進言に返事なさらないではありませんか。それでも私は陛下の為を思い常に……」
「もういい分かった」
あんな肩に力の入ったルドルフ見た事ない。落とさない様に必死なんだな。僕は初めてルルテラを抱くルドルフに感動しながらその様子を見守った。
「陛下、所用がございまして私少し出て参ります」
「なんだと?これをどうすればいいのだ」
「すぐ戻りますので!」
「おい、アーロン!!」
あっという間に部屋から居なくなるアーロン。呼び止めようと出した大きな声にルルテラはびっくりして泣き出した。
「ああ、何だどうして泣く?」
オロオロしながらルルテラを揺さぶるルドルフ。
そろそろ出て行こうかな、そう思っているとルルテラが少しずつ静かになっていった。
口でも塞いでるのではと慌てて様子を伺うが、ただ顔を近づけて見つめているだけだ。そのうちルルテラが喃語を喋り出し、ルドルフに向かって手を差し伸べる。彼はその手にそっと触れ優しく握った。
「なんだ?なんで笑ってるんだ?ルルテラ」
そう言うルドルフの声は戸惑いつつも優しい。
「よく見るとお前はアリスにそっくりだな。笑った顔なんて初めて会った頃と瓜二つだ」
初めて会ったのは十一歳のはずだけど。僕はあんな幼い顔をしていたんだろうか。けれどそうやってルルテラに話しかけている姿を見られてとても嬉しい。
「眉の形や髪の色は陛下にそっくりです」
いつの間に戻って来たのかアーロンの声がした。
「間違いなくルルテラ様は陛下と皇后陛下の愛の結晶です」
「愛の結晶?」
ルドルフはそう呟くなり黙り込んだ。
……前生ではルルテラは彼にとって望んで産まれた子ではなかった。
今生でも、ただ僕の思いを汲んでくれただけで子供が欲しかった訳ではない。
でもこうやって共に暮らし、育てるのならばルルテラに父親の愛情も与えてあげたい。そして家族に恵まれなかったルドルフにもその暖かさを知ってほしい。
この企みがうまくいく様に、と祈りながら様子を伺っているとルドルフがルルテラをそっとベッドに戻した。
……仕方ない今回はこれで終わりだ。
クローゼットのドアを開けようとしたところでルドルフの声が聞こえた。
「俺はお前の父親になれるのかな」
ベッドのルルテラに向かってそう言いながら頬を撫でている。
「なれるのかなんて。既に皇女殿下は陛下の御息女ではないですか」
「俺の子供」
「そうですよ」
「子供というのはなんとも甘い匂いがするのだな」
「そうですね、与えられる乳だけを飲んで生きていますから」
「与えなければ死ぬのか」
「そうですよ。それだけではないです。寒かったり暑かったりおしめも変えないといけませんしすぐ死んでしまいます」
「……」
その時にルドルフが何を思っていたのか僕には分からない。
けれどその後、クローゼットから出て来た僕を怒りもせず迎えてくれたところを見ると何らか思う事があっだのだろう。
愛せなくてもいい。存在を許してくれたら今はそれで十分だ。
この計画を実行して良かった、さすがアーロンだ。
けれど翌日
「ルドルフ様!もう結構です!」
狭くない子供部屋が埋め尽くされるほどの衣装、玩具、乳母の数!
全部ルルテラの為の物だ。
「だが赤子はすぐ死ぬとアーロンが言っていた。万全にするに越したことはない」
「でも乳母は十人もいりません!」
「腹が減ったら死ぬんだろう?」
前言撤回。この計画はある意味失敗だ。
「僕もちゃんと母乳が出るので大丈夫です!」
「……お前から母乳が?」
あ、そこ反応するんだ。良かった。
「ではルルテラは乳母に任せてお前の母乳は……『黙って!』」
なんて事言うんだ。まだ体調も全回復してないのに。
「とにかくやり過ぎもダメです」
「そうか難しいな」
「少しずつ覚えて行って下さい」
「分かった」
突然変貌したルドルフに戸惑いを隠せないがそれでもいい方に進んでいる事に間違いはない。
これから僕達三人、それに力を貸してくれる頼もしい人達と一緒にこの国を良くしていこう。これはその第一歩だ。
「はいはい」
何ってルルテラを見たルドルフの反応だ。
こんなに可愛くてたまらない存在なのに。
「そんな事ばかり言うなら来ないで下さいます?ルルテラの為にも良く無いので」
「お前が子供部屋に入り浸るから仕方ないだろう」
「ルルテラと会いたく無い人には僕も会いたくありません」
「……」
不貞腐れたのかルドルフは踵を返し黙って部屋を出て行ってしまった。
「まあ、仕方ないよな」
最初から子供に興味は無いと言ってたし。
「ごめんね、ルルテラ。父親の分も僕が大切にするからね」
そう言って柔らかい頬にキスをする。
無くてはならない僕の宝物。
ちゃんと守ってあげるからね。
しばらくするとアーロンが子供部屋に訪れた。
「どうしたの?珍しいね」
「私だって毎日でも皇女殿下のお顔を拝見したいんです。でも……」
ああ、ルドルフが圧力をかけてるのか。
「ごめんね、アーロン。ルドルフはルルテラが嫌いだから会いに来られないんだよね」
「まあ、それはそうだったんですが。先ほど陛下よりご相談を受けまして」
「相談?」
「はい、どうしたら皇女殿下が自分に懐くか知りたい、と」
「懐く?まだ生まれたばっかりで何も分からないから懐くも何も……」
「皇后陛下、これはチャンスですよ」
「チャンス?」
「人の心のない陛下に家族愛を教えて差し上げるんです!」
……前から思ってたけど結構アーロンって酷いこと言うよね。事実だけど。
「そこで、皇女殿下と二人で過ごす時間を差し上げてはどうかと思うんです」
「それは心配だな」
「皇后様はこっそり隠れてご覧になっていればいいんですよ」
「ああなるほど」
どうなるか分からないけどルドルフが自分から歩み寄って?くれてるうちに一か八かやってみようか。こんな事二度とないかもしれないし。
「分かった。やろうアーロン。じゃあルドルフに午後からここに来てくれるよう言ってくれる?僕は隠れてるから」
「承知しました皇后様」
よし、ルドルフ父性愛開眼計画のスタートだ!
「……何をしたらいいのだ」
約束通り午後になるとアーロンがルドルフを子供部屋に連れて来た。僕はクローゼットの中に入り、飾り窓からそれを覗いている。
「まずは抱っこでしょうか」
「それは無い」
そんなルドルフの言葉を無視してアーロンはルルテラを抱き上げ彼の腕の前に差し出した。
「……どうやるんだ」
「まず椅子にお掛け下さい」
「そして腕をこう……そうです!お上手です!」
「ここからどうする」
「話しかけて差し上げて下さい」
「返事もしないのに?」
「陛下も私の進言に返事なさらないではありませんか。それでも私は陛下の為を思い常に……」
「もういい分かった」
あんな肩に力の入ったルドルフ見た事ない。落とさない様に必死なんだな。僕は初めてルルテラを抱くルドルフに感動しながらその様子を見守った。
「陛下、所用がございまして私少し出て参ります」
「なんだと?これをどうすればいいのだ」
「すぐ戻りますので!」
「おい、アーロン!!」
あっという間に部屋から居なくなるアーロン。呼び止めようと出した大きな声にルルテラはびっくりして泣き出した。
「ああ、何だどうして泣く?」
オロオロしながらルルテラを揺さぶるルドルフ。
そろそろ出て行こうかな、そう思っているとルルテラが少しずつ静かになっていった。
口でも塞いでるのではと慌てて様子を伺うが、ただ顔を近づけて見つめているだけだ。そのうちルルテラが喃語を喋り出し、ルドルフに向かって手を差し伸べる。彼はその手にそっと触れ優しく握った。
「なんだ?なんで笑ってるんだ?ルルテラ」
そう言うルドルフの声は戸惑いつつも優しい。
「よく見るとお前はアリスにそっくりだな。笑った顔なんて初めて会った頃と瓜二つだ」
初めて会ったのは十一歳のはずだけど。僕はあんな幼い顔をしていたんだろうか。けれどそうやってルルテラに話しかけている姿を見られてとても嬉しい。
「眉の形や髪の色は陛下にそっくりです」
いつの間に戻って来たのかアーロンの声がした。
「間違いなくルルテラ様は陛下と皇后陛下の愛の結晶です」
「愛の結晶?」
ルドルフはそう呟くなり黙り込んだ。
……前生ではルルテラは彼にとって望んで産まれた子ではなかった。
今生でも、ただ僕の思いを汲んでくれただけで子供が欲しかった訳ではない。
でもこうやって共に暮らし、育てるのならばルルテラに父親の愛情も与えてあげたい。そして家族に恵まれなかったルドルフにもその暖かさを知ってほしい。
この企みがうまくいく様に、と祈りながら様子を伺っているとルドルフがルルテラをそっとベッドに戻した。
……仕方ない今回はこれで終わりだ。
クローゼットのドアを開けようとしたところでルドルフの声が聞こえた。
「俺はお前の父親になれるのかな」
ベッドのルルテラに向かってそう言いながら頬を撫でている。
「なれるのかなんて。既に皇女殿下は陛下の御息女ではないですか」
「俺の子供」
「そうですよ」
「子供というのはなんとも甘い匂いがするのだな」
「そうですね、与えられる乳だけを飲んで生きていますから」
「与えなければ死ぬのか」
「そうですよ。それだけではないです。寒かったり暑かったりおしめも変えないといけませんしすぐ死んでしまいます」
「……」
その時にルドルフが何を思っていたのか僕には分からない。
けれどその後、クローゼットから出て来た僕を怒りもせず迎えてくれたところを見ると何らか思う事があっだのだろう。
愛せなくてもいい。存在を許してくれたら今はそれで十分だ。
この計画を実行して良かった、さすがアーロンだ。
けれど翌日
「ルドルフ様!もう結構です!」
狭くない子供部屋が埋め尽くされるほどの衣装、玩具、乳母の数!
全部ルルテラの為の物だ。
「だが赤子はすぐ死ぬとアーロンが言っていた。万全にするに越したことはない」
「でも乳母は十人もいりません!」
「腹が減ったら死ぬんだろう?」
前言撤回。この計画はある意味失敗だ。
「僕もちゃんと母乳が出るので大丈夫です!」
「……お前から母乳が?」
あ、そこ反応するんだ。良かった。
「ではルルテラは乳母に任せてお前の母乳は……『黙って!』」
なんて事言うんだ。まだ体調も全回復してないのに。
「とにかくやり過ぎもダメです」
「そうか難しいな」
「少しずつ覚えて行って下さい」
「分かった」
突然変貌したルドルフに戸惑いを隠せないがそれでもいい方に進んでいる事に間違いはない。
これから僕達三人、それに力を貸してくれる頼もしい人達と一緒にこの国を良くしていこう。これはその第一歩だ。
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最近になって(今日なのですが)、拝読させて頂きました。
両エンド共にハッピーエンドで良かったです!!!
ノエルエンドは安定のハッピー💕
ルドルフエンドもラブラブですね!
特に10回も!やり直したルドルフには幸せになって欲しいなぁーと思いました。
が、ずっと恋心を暖めて側に居たノエルも幸せにして上げたい!
という読者の気持ちを汲み取って下さった最高のifエンド。
本当にありがとうございました😭
幸せなお話は、心を豊かにしてくれます。
ありがとうございました!
ノエルエンド、完結おめでとうございます。ありがとうございます。
正直、私はルドルフエンドに向かう思っていました。ルドルフに向ける愛とノエルに向ける愛は違うなぁ……と。
ノエルの事は、敬愛から先に進展……一線を超えるのが想像できなくて💦
私がルドルフに肩入れしすぎた結果なんですけども。
ただ、やっぱりとても大切な人であることは変わりがないので、ルルテラに王座を譲って、だいぶ待たせちゃったけど結婚して
”御伽噺の結末のようにいつまでもいつまでも幸せに暮らすんだ”
このエンディングは、すごくしっくり来ました。胸にストンと落ちた感じです。
さて、次はルドルフエンドに行ってきます!
【未認証でお願いします】
こんにちは。BL大賞お疲れ様でした。
お仕事もあちこち出かけられているようで、本当に忙しそうですね💦
ノエルエンドの④なんですけど、もうすぐルルテラは15歳になるんですよね?
そうすると、「帝国の女王になってから目が回るほど忙しい毎日を過ごしている。
それこそあっという間に一年が終わってしまうくらいに。」
とありますが、一年ではなく十年かな?……と思ったのですが。
私の勘違いでしたら、ごめんなさい🙇
感想は別便で送りますね。