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新学期
復帰阻止する?
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そうなると確かにすぐにでも踏み込む必要があるが・・・。
「そうなるとアインザッツは危ないから連れていけないが・・・」
「それなら心配ない、ルナちゃんと行ってくるから」
エトナ―がしれっというのでアダムは慌ててまったを掛けた。
「ちょっと待て!フラウステッドもウチの生徒なんだが!?」
「ウチの保護下にあるから大丈夫だって」
「お前な!」
エトナ―はアダムを連れて少し離れたところに連れていくとルナを指名した理由を話す。
「あの子は普通じゃない、それはわかるよな?」
「それはそうだが・・・」
「あの子はぼちぼち力の使い方を学ぶべきだ。人と悪魔の形態を自由に変化させられるようにしないといけないだろ?」
「だからってそれがあの子を危険な場所に連れていく理由になるか?」
アダムは当然ながらルナが事件の現場に向かうことに難色を示した。自身が教師であること、そしてルナがあのような力を持ったとしても一生徒であることを考慮しての事である。
「わかってねーなー、多少の鉄火場程度じゃもうあの子にとっちゃ危険にもならんって話さ」
「わかってないのはお前じゃないのか?精神的な問題もあるだろ?」
「それこそ鍛えなきゃ話にならん」
アダムとエトナ―は共に修羅場をくぐってきた歴戦の猛者であるがその育成方針にはかなりの差があった。
エトナ―はとにかく経験に勝るものはないと考える実戦派であり、
弟子となった者たちにもとにかく経験を積ませてきた。
もちろん彼女にも危険を避けるだけの配慮はしているつもりだがその匙加減は長らくの経験からか非常に繊細なもので紙一重のものばかりだ。
対するアダムは訓練や鍛錬を非常に重要視しており、十分な実力を持たせたうえで少しずつ実戦を経験させることを信条としている。これは彼が危険な戦場や斥候、諜報などをこなしてきた経験から導き出された生存第一のやり方で、極力危険を避けた方法である。
「あの子はもう半分以上常識から外れてるんだぞ、アダム。普通に生きるのはじきに難しくなるだろうよ」
「・・・そんなにか?あの子が普通の学生でいられないほどに?」
「残念ながらな・・・」
私だってそこらへんは不本意だよ。とエトナ―は続ける。
「だがあの子が自分の意思で生きていくにはあの子自身が強くないといけない。そのための経験だ」
「神って奴はホントに・・・」
「そう言ってくれるなよ、あの子はまだ運が良い方だろ?私たちがいるんだからな」
「言ってろ・・・くれぐれも危ない目に遭わせるんじゃないぞ」
アダムはどこか投げやりな感じでエトナ―に背を向けた。その内心はいかばかりか。
エトナ―はそんなアダムを見て溜息をつきつつ、ルナに声をかけた。
「とりあえず方針が決まった、ルナちゃんは私についてきてくれ」
「私がですか?」
「ああ、相手が悪魔ならルナちゃんのコネが良い感じに働くだろ?それに日光教と月光教の両方にかかわりがあるんだからこういった仕事にも触れておいてもらわんとね」
アダムは極力表には出さないものの憮然とした表情でエトナ―を見ている。カティナはアダムが残るようなのでひとまずは安心といった感じだったがクラスメイトがエトナ―についていくと知ってどこか不安だ。
「んじゃ、とりあえずとこの修道服とローブを着て私の後ろをついてきて欲しい。これなら神官だって言い訳ができるからな」
「はーい」
コートを脱いで上から修道服を被るように着て、ローブをさらに羽織った。若干着ぶくれしているが寒いので仕方ないのだ。
「それじゃ、留守番頼むぞ」
「ああ、早めに済ませて戻って来てくれ」
エトナ―はアダムにそう言うとルナを連れて教会を出発した。
「ディーン先生、いいんですか?」
「何がだ?」
「あの子、私と同じクラスの子ですよね?」
「ああ」
アダムが囲炉裏に炭を入れるのを見ながらカティナは言う。アダムはそれに対してどう答えたものかと思いつつも平静を保って答えた。
「あの子はちょいとワケありでな。いい子なんだが教育にはちょっとばかり工夫がいるんだ」
「工夫ですか・・・?」
「体質が特殊でな、とは言ってもウチのクラスは特殊な体質の子が集まってるんで気にするほどの事ではないんだが」
アダムはカティナにどう説明しようかと思いつつも考えてみるとFクラスにはなんだか問題児ばかり集まっているような気がしてきた。あくまで体質的な意味ではあるが。
「まあ、エトナ―はあれでも名うての聖騎士でもある。心配することはないさ」
「聖騎士?」
「・・・ん?知らないのか?」
アダムは少し考えたがエトナ―に対しての当てつけの意味も込めて教えることにした。
「彼女はああ見えて聖職者の中でも指折りの武闘派だ、あの杖以外持たなくなって久しいが今でも神殿に仕える騎士をしごいたりしてるんだ」
「そうなんですか・・・」
知らなかった、と驚くカティナ。対するアダムはエトナ―の剣技は長命の彼女が幾多の戦場を悪魔や人を相手に渡り歩いて研ぎ澄まされた超実戦派の武であることを知っている。アダムでも真っ向勝負では分が悪いほどだ。
「そうなるとアインザッツは危ないから連れていけないが・・・」
「それなら心配ない、ルナちゃんと行ってくるから」
エトナ―がしれっというのでアダムは慌ててまったを掛けた。
「ちょっと待て!フラウステッドもウチの生徒なんだが!?」
「ウチの保護下にあるから大丈夫だって」
「お前な!」
エトナ―はアダムを連れて少し離れたところに連れていくとルナを指名した理由を話す。
「あの子は普通じゃない、それはわかるよな?」
「それはそうだが・・・」
「あの子はぼちぼち力の使い方を学ぶべきだ。人と悪魔の形態を自由に変化させられるようにしないといけないだろ?」
「だからってそれがあの子を危険な場所に連れていく理由になるか?」
アダムは当然ながらルナが事件の現場に向かうことに難色を示した。自身が教師であること、そしてルナがあのような力を持ったとしても一生徒であることを考慮しての事である。
「わかってねーなー、多少の鉄火場程度じゃもうあの子にとっちゃ危険にもならんって話さ」
「わかってないのはお前じゃないのか?精神的な問題もあるだろ?」
「それこそ鍛えなきゃ話にならん」
アダムとエトナ―は共に修羅場をくぐってきた歴戦の猛者であるがその育成方針にはかなりの差があった。
エトナ―はとにかく経験に勝るものはないと考える実戦派であり、
弟子となった者たちにもとにかく経験を積ませてきた。
もちろん彼女にも危険を避けるだけの配慮はしているつもりだがその匙加減は長らくの経験からか非常に繊細なもので紙一重のものばかりだ。
対するアダムは訓練や鍛錬を非常に重要視しており、十分な実力を持たせたうえで少しずつ実戦を経験させることを信条としている。これは彼が危険な戦場や斥候、諜報などをこなしてきた経験から導き出された生存第一のやり方で、極力危険を避けた方法である。
「あの子はもう半分以上常識から外れてるんだぞ、アダム。普通に生きるのはじきに難しくなるだろうよ」
「・・・そんなにか?あの子が普通の学生でいられないほどに?」
「残念ながらな・・・」
私だってそこらへんは不本意だよ。とエトナ―は続ける。
「だがあの子が自分の意思で生きていくにはあの子自身が強くないといけない。そのための経験だ」
「神って奴はホントに・・・」
「そう言ってくれるなよ、あの子はまだ運が良い方だろ?私たちがいるんだからな」
「言ってろ・・・くれぐれも危ない目に遭わせるんじゃないぞ」
アダムはどこか投げやりな感じでエトナ―に背を向けた。その内心はいかばかりか。
エトナ―はそんなアダムを見て溜息をつきつつ、ルナに声をかけた。
「とりあえず方針が決まった、ルナちゃんは私についてきてくれ」
「私がですか?」
「ああ、相手が悪魔ならルナちゃんのコネが良い感じに働くだろ?それに日光教と月光教の両方にかかわりがあるんだからこういった仕事にも触れておいてもらわんとね」
アダムは極力表には出さないものの憮然とした表情でエトナ―を見ている。カティナはアダムが残るようなのでひとまずは安心といった感じだったがクラスメイトがエトナ―についていくと知ってどこか不安だ。
「んじゃ、とりあえずとこの修道服とローブを着て私の後ろをついてきて欲しい。これなら神官だって言い訳ができるからな」
「はーい」
コートを脱いで上から修道服を被るように着て、ローブをさらに羽織った。若干着ぶくれしているが寒いので仕方ないのだ。
「それじゃ、留守番頼むぞ」
「ああ、早めに済ませて戻って来てくれ」
エトナ―はアダムにそう言うとルナを連れて教会を出発した。
「ディーン先生、いいんですか?」
「何がだ?」
「あの子、私と同じクラスの子ですよね?」
「ああ」
アダムが囲炉裏に炭を入れるのを見ながらカティナは言う。アダムはそれに対してどう答えたものかと思いつつも平静を保って答えた。
「あの子はちょいとワケありでな。いい子なんだが教育にはちょっとばかり工夫がいるんだ」
「工夫ですか・・・?」
「体質が特殊でな、とは言ってもウチのクラスは特殊な体質の子が集まってるんで気にするほどの事ではないんだが」
アダムはカティナにどう説明しようかと思いつつも考えてみるとFクラスにはなんだか問題児ばかり集まっているような気がしてきた。あくまで体質的な意味ではあるが。
「まあ、エトナ―はあれでも名うての聖騎士でもある。心配することはないさ」
「聖騎士?」
「・・・ん?知らないのか?」
アダムは少し考えたがエトナ―に対しての当てつけの意味も込めて教えることにした。
「彼女はああ見えて聖職者の中でも指折りの武闘派だ、あの杖以外持たなくなって久しいが今でも神殿に仕える騎士をしごいたりしてるんだ」
「そうなんですか・・・」
知らなかった、と驚くカティナ。対するアダムはエトナ―の剣技は長命の彼女が幾多の戦場を悪魔や人を相手に渡り歩いて研ぎ澄まされた超実戦派の武であることを知っている。アダムでも真っ向勝負では分が悪いほどだ。
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