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第ニ章『そろそろ子爵としても働いていく』

子爵の仕事ある程度公開(3)

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さて。
僕とニコは先程(前話)喧嘩(?)した子供にラルフォード様の家を案内されていた。
「そういやお前、名前は?」
子供に聞かれた。
「リィだ。」
「そうか。
僕はラッツ・ラルフォードだ。
お前の父の名前は?」
父上か…
「ゲン、だ。」
「ゲン!?
ってあのグラシアル家の!?」
「あぁそうだが…」
いきなり大声出すなよ!
めっちゃびっくりしたじゃねぇか!
「ま、まぁいい。
ここが面会室だ。
入れ。」
と言われたのでドアを開けた。
するとそこにはガードマンが4人とラルフォード様がいた。
「お久しぶりですラルフォード様。
今回はどのようなご用件で?」
僕が聞くとラルフォード様は、
「先は儂の子供を叱っておったのか?」
どうやら少し怒り気味のご様子。
「いえ、ちょっとした子供の喧嘩です。
詳しくは御子息から。」
と話を断ち切った。
あのまま長続きしてたらかなりやばかっただろう…流石僕。
と自分で自分を褒めた僕である。
「分かった。
では本題に移ろう。」
と言われたので僕は息を飲んだ。
「明後日開く、儂のパーティに招待したいのだ。」
なんかこの小説パーティのくだり多くない?
作者パーティ好きすぎだろ…
「分かりました。
ありがたく出席させていただきます。」
それにしてもなんで直接…?
手紙で良かったのに…
「失礼ですが、今回は何故直接お呼びに?
手紙でも良かったと思うのですが…」
「悪かったか?」
いや正直悪かった。
「いえ、直接呼んでいただきありがたいです。
この度は誠にありがとうございました。
では私はここで。」
と言って僕はガードマンから招待状を貰い、
帰った。
何事もなく(?)終わって助かった…
でも問題はパーティなんだよなぁ…
やっぱなんか仕掛けられてるかなぁ…
確かに5歳児だし最強だし子爵にもなったから妬まれるのは仕方ない気もするのだが…
直接呼んで招待するのはおかしい気もするな。
やっぱ何かあるかもしれない。
気を引き締めていこう。
と僕なりの解釈をして終わった。
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