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第三章『二年後のリィ&リリーと領地問題の解決』

本編書く前にタイトル書くから言うけど今回は話長くなるかも

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まぁ見ての通りタイトルは死んでるんだが…
確か今回の話で入試終わらすみたいなことを言ってたような言ってなかったような…
けどいいや。
軽く状況を説明すると、先程一つ目である修復の試験をクリアした。
僕が終わって数分後、
「リリー様、流石の魔法でした。」
「そう?
リィからすれば私なんて下の下なんでしょう?」
「いえいえ、滅相もない。
リリー様は私には出来ない効率の良い魔力消費で魔法を使うことが出来ています。
それだけでも私の上を行っていると思いますよ。」
そう言うとリリーは微笑んだ。
「ふふ、そう言ってもらえて嬉しいわ。」
満更でもなさそうで何よりだ。
「そろそろ次の試験が始まりそうですね。」
「そうみたいね。
気を引き締め直さないと!」
集中しているのでもう話しかけないようにしよう。
「これで全員終わったわね!
じゃあ二つ目の試験は…」
やっぱりその場で決める母上。
「これにしましょうか!」
と言って魔法陣を書き始めた。
「えいっ!」
と言って何かを召喚した。
ってこの気配…まさか…!?
「このアンデッドを復活させてみて!」
はぁ!?
現場がざわついた。
「マヤ様だから楽だと思ったのに…!」
「そんなの聞いたことないぞ…!?」
と言った言葉が飛び交う。
勿論僕とリリーもびっくりしていた。
が、何故か一人だけ静かな少女がいた。
受験番号93番…か。
一つ目の試験では目立った活躍はなかったな…
「難しすぎて放心…ってこともないよな。」
と小声で呟くと何故か少女が近づいてきた。
「君、修繕(リカバリー)した人。」
「あ、あぁそうだが、それがどうかしたか?」
正直内心焦っている。
「この試験合格したら、仲間になって。」
「は?」
「話はそれだけ。
じゃ。」
「おい!」
本当にどっか行きやがったぞ…!?
「知り合い?」
「いえ、全く。」
「仲間って…どういう意味だろうね。」
「分かりませんね…」
検討もつかない。
「しかしそんなことに構ってられませんよ。
今回の試験、生半可な覚悟じゃ合格出来そうにないです。」
「そうみたいね。」
また一段と気が引き締まった。
「誰から行くのかしら?」
誰も前に出ない。
「あら、じゃあ受験番号の後ろから順番にやってもらおうかしらね。」
と言って後ろの奴らから始まった。
数分後、400人程の人数が終わったが未だに合格者がいない。
「次は93番の子ね!
初合格頑張れ~!」
93番…さっきの少女である。
「パーフェクトヒール。」
と言って少女は魔法をかけた。
するとアンデッドは一度気を失い、傷が癒えて復活した。
「生き返った…のか。
やっと合格者か?」
やっぱり関係者がアンデッドになってたんだな。
道理で攻撃をしてこない訳だ。
いや、そんなことより復活させられる奴がいるとは…な。
一度鑑定してみるか…
「って…えぇ!?」
まさかの鑑定結果だった。
気になっている読者もいるかもしれないがとりあえずその話は後にしよう。
それより集中!
「そういやリィ。」
「なんでしょうか?」
リリーが話しかけてくる。
「どうやって蘇生するの?」
確かにそうだな…
「リリー様はどの様にお考えしていますか?」
「私は安直にパーフェクトヒールをしようと思ってるわ。」
確かにパーフェクトヒールなら蘇生は可能だ。
しかし僕はパーフェクトヒールをしたことがない。
「僕はパーフェクトヒールをしたことがないので人とは少し違う方法で行おうかと。」
「へ~、楽しみにしとくわね!」
「ご期待に応えられるように頑張らせて頂きます。」
う~む…果たして成功するだろうか…?
いや、やったことがないパーフェクトヒールよりは成功率はあるだろう。
「次は13番の子…って王女様ね!
頑張って~!」
相変わらず母上が応援している。
「パーフェクトヒール!」
と唱えて魔法をかけるリリー。
するとアンデッドの傷はみるみる治り、遂に復活した。
「おぉ!」
やっぱり凄いな!
「勿論合格よ~!」
リリーが合格し、帰ってきた。
「できたわ!」
「流石です。」
「リィも頑張ってね!」
「勿論ですとも。」
と言って僕は前に出た。
「12番ってことはリィね!
王女様に続け~!」
よし…プラン通りやれば合格できる。
「『生成 人形』」
僕はフィカ達を人間にした人形の依代を使うことにした。
「『壮麗な人間となり給え。』」
アンデッドはモンスターだからいけるはずだ。
「なんだこの体…」
成功のようだ。
これで元の体はただの怪我状態になるはずだから…
「エクストラヒール!」
完全に治った。
これで魂を元に戻せば…
「よっしゃ成功!」
復活である。
これがパーフェクトヒールを使わずに人間のアンデッドを復活させる方法である。
「合格…かしらね!
流石はリィよ!
パーフェクトヒールを使わずに合格なんて…」
「まだパーフェクトヒール使ったことないんですよ。
だから僕にとっては今の方法が安定択なんです。」
そんなことを喋りながらも合格である。
なんとか助かったー!
あと文字数削れて助かったー!
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