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第2話:生徒会長との秘密な関係

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<前回のあらすじ>
主人公、白石圭太は美人保険医、赤崎沙由美によって無理やりセーラー服を着せられ、
沙由美に散々おもちゃにされて弄ばれて初めてまで奪われてしまうが、女装の才能を見出され、
彼女が顧問を務める「服飾文化研究会」に強引に入れられてしまうのであった。(あらすじここまで)

(あれから2週間ほど経ちましたが・・・)
沙由美に服飾文化研究会に強引に入部させられ早2週間、
圭太は部室の簡易ベッドでお相手をしょっちゅうさせられていた・・・。
しかも「君には女装の才能がある」と決まって女装コスプレさせられて・・・。
そのたびに沙由美に体を触られてキスもされまくってしまって、 
圭太は恥ずかしくて死にそうになっていた。

そんなある日、教室でクラスメイトで中学からの友人、神崎雄一に声を掛けられる。
「お前、赤崎先生が顧問の部活に入ったんだって?」
「うん、まあね」
「いやぁ、あんな美人先生と一緒にいられるとは羨ましい限りだぜ。」
「え?いや、別にそんなことは・・・」
「ま、俺はサッカー部入って今練習楽しいからいいけど」
「へぇー、そうなんだ。」(うん、それが普通の高校生活なんだよな・・・きっと。)
沙由美は美人で頼れる保険医として、男子からの人気が高い。

「それより聞いたか?うちの生徒会長の話。」

「ああ、確か3年生の女子だったよね?」
「そうそう、すげえ美人なんだってよ。」
「ふ~ん。」(確かにきれいな人ではあったけど、ちょっときつそうな印象もあったような・・・?)
「何でもすごい頭が良くて成績は常にトップ。おまけに良家のお嬢様と来てるらしいぜ。」
「へぇー」(それはすごい。でもなんでそんな人が生徒会長なんかやってるんだろう?)
「・・・だけどさ美人なんだけど無愛想というかそっけない人らしくて。
うっかり声かけてこっぴどく振られた先輩方も多いって噂だ。」
「ふぅん」(なるほど、そういうことか。)
「ま、あくまで噂だから実際はどうかわからないけどな。」

***
放課後。圭太は部室のある第二校舎へと向かう。
すると途中にある生徒会室に、例の美麗女生徒の姿があった。
(あ、あの人かな?雄一の話していた生徒会長さんは・・・)
生徒会室で一人仕事をしているようだった。
書類をチェックしたり書き込んだりして忙しそうだ。
(やっぱりちょっと厳しそうなタイプだよな)
圭太はそう思いながら通り過ぎていく。だがその時、書類を見ていた彼女の手が止まる。
そして圭太の方を見たのだ。
(あ、目が合っちゃった。)
圭太は軽く会釈をするが、彼女は少し驚いた様子を見せた。
(あれ?僕何か変なことしただろうか?)
圭太はそのまま足を止めずに部室へと向かう。後ろからは、彼女が圭太を見つめている気配を感じた。

圭太が部室の扉を開けるとそこには沙由美が待っていた。
いつものように圭太を抱きしめる。しかも何故かチャイナドレス姿だ。
「いらっしゃ~い」
「ちょ、やめてくださいよ!赤崎先生!」
「沙由美先生でいいわよ?圭太くん?」
「いえ、そんな・・・先生を呼び捨てなんてできませんよ」
「いいじゃない。私たちはもうこんな仲なんだから」
そう言って沙由美は圭太の唇を指でなぞる。
「ひゃう!?せ、先生!!」
顔を真っ赤にする圭太
「圭太君、可愛い♪」
「もう、からかわないでくださいよ」
そんなやり取りをしていると、部室に誰かが入ってきた。
「あら、いらっしゃい。待ってたわよ。葵ちゃん」
「こんにちは、沙由美先生。今日もよろしくお願いします。」
そう言うのは3年生にして生徒会長の一条葵だった。

葵は眼鏡をクイッと持ち上げると、沙由美の向かい側の席に座る。
沙由美は葵にお茶を出し、圭太にはコスプレ衣装を渡してきた。
(うわ、ウィッグもメイク道具もいつの間にか増えてる・・・)
圭太はしぶしぶ着替え始める。

「圭太君、また新しい服用意しておいたから、どんどん着てね?」
沙由美はニコニコしながらそう言ってくる。
「・・・はい、わかりました」
圭太は観念するしかなかった。
沙由美は嬉々として圭太にメイクを施す。
「はい、出来た。うん、我ながら良い出来ね。」
沙由美は満足げに鏡の中の圭太を見る。
「うんうん、圭太君はやっぱり男の子にしておくのは勿体無いくらい可愛いわねぇ。」
「・・・」

「ほら、もっとよく見せてあげるから、こっちに来なさい」
圭太は言われるまま沙由美の隣にある姿見の前に立つ。
「どう?いい感じでしょ?これならきっと男子にもモテると思うんだけど」
「・・・男子にモテてもしょうがないですよ」そう言いつつも、圭太は自分の女装姿をまじまじと見る。
沙由美は腕組みをして、圭太の姿をじっくりと見定める。
そうこうしていると、奥の準備室で着替えた葵が出てきた。
葵は圭太を見ると少し目を大きくして驚いたような表情を見せる。
そしてゆっくりと近づいてきた。
葵は圭太の前で立ち止まると、じーっとその顔を見つめてくる。
圭太は恥ずかしさで顔を赤くしながらも、黙って視線を受け止める。
すると、その様子を見ていた沙由美が、
「うーん、メイド長と新人メイドといったところかしら」と二人を評価した。

「あなたが1年の白石君ね。」ここで初めて葵が圭太に話しかける。
(あれ、さっきとちょっと雰囲気違う?)衣装が変わっただけではない。
明らかに先ほどと比べると、ちょっと優しくなった感じだ。
「あ、はい。あの、はじめまして。」
「私は3年で生徒会長の一条よ。よろしく。」
そう言って手を差し出してくる。圭太はその手を握り返す。
葵は圭太の手を握ったあと、少し頬を染めながら、圭太を上から下まで眺める。
「先生、この子は・・・」葵が問いかける。
「ふふ、大丈夫、好きにしていいわ。」
沙由美は妖艶に笑うと、葵はこくりと唾を飲み込んだ。
「じゃ、あとはごゆっくり~」
と沙由美は準備室へと消えていった。
残された二人は気まずい空気に包まれる。
沈黙を破ったのは葵の方だった。
葵は圭太を自分の隣の席へ座らせると、
圭太の肩に頭を預けるようにもたれかかってくる。
そして、圭太の顔を上目遣いに見上げるようにしながら、囁く。
それはまるで誘惑するかのようであった。
圭太はドキリとする。「か、会長さん・・・?」
葵は圭太の耳元で甘くささやく。
「先生のお許しが出たわ。」
そう言うと葵は圭太に抱きついてきた。
「えっ!?ちょ、ちょっと!」
突然の出来事に驚く圭太だったが、抵抗できない。
葵は圭太をぎゅっと抱きしめると、首筋にキスしてきた
「あっ!やめてください!」
葵は圭太の首筋をぺろり、ぺろりと舐める。
「だめです、会長さん。こんなことしたら・・・」
圭太は身をよじるが、葵は離してくれない。

そのまま圭太の唇を塞ぐ。
葵の舌が圭太の口の中に入って来る。
圭太の頭がぼうっとしてくる。
しかし、そこで葵の動きが止まった。
葵はゆっくりと体を離すと、圭太の顔を見つめてきた。
「会長・・・?」
「・・・ごめんなさい、私ったら何をしているのかしらね・・・」
葵は目を伏せると、申し訳なさそうにする。
「いえ・・・でもどうして・・・?」
「わからないわ。自分で自分が制御できなくなってしまったみたい。」
ここでちょっと冷静になったようだ。
「え・・・」
「でも、今のあなたには抗いがたい魅力を感じるわ!」
そう言うと一瞬冷静になったかに見えた目が再び輝いた。
葵は再び圭太を抱きしめると、今度は圭太の股間に手を伸ばす。
圭太は思わずビクリと反応する。
その様子に葵はニヤリとすると、圭太に覆いかぶさってくる。
そして圭太のスカートの中に手を入れようとする。
「か、会長さん・・・落ち着いて!」「葵でいいわ!」
「葵先輩、お願いします、待ってください!!」
「葵、よ」「あ、葵、さん・・・」
葵は満足そうに微笑むと、圭太をぎゅーっと抱きしめた。
「あ、葵、さん?」
「ふふ、もう逃がさない・・・」そう言って圭太を抱きしめる力を強めると、その胸を押し当ててくる。
圭太は恥ずかしさと、葵の大きな胸に動揺した。
葵はそんな圭太の様子を気にせず、再びその唇を奪ってきた。
その感触は柔らかく、気持ちの良いものだった。
「ふふ、可愛い。」
という言葉が聞こえたかと思うと、葵は圭太を床に押し倒した。
葵は圭太に馬乗りになると、両手を押さえつけるようにして動きを封じた。
「か、会長さん・・・」さっきとは打って変わっての大胆さだ。
「何度も言わせないで、葵、よ」そう言って葵はまた圭太にキスしてくる。
(ああ、僕はどうなるんだろう)
圭太は不安になりながらも、どこかで期待している自分を感じた。
葵は圭太のメイド服のスカートに手を入れる
圭太はされるがままになっている。
「あら、意外とおとなしいのね」
「だって、抵抗しても無駄でしょう?」
「ふふ、そうね。じゃあ遠慮なく・・・」
そう言って葵は圭太の下着を脱がす。
「あ・・・」「ふふ、可愛いわぁ」
圭太の下半身はあの日以来きれいに剃るように言われていた。
だから無毛である。
葵は圭太のそれを手で優しく包み込むと上下にしごき始めた。
それに合わせて、圭太は声が出そうになるのを必死にこらえている。
葵はその様子を見て妖艶に笑うと、圭太の耳元に口を近づける。
そして、甘い声でささやいてきた。
「我慢しないで、出してもいいのよ?ほら」
圭太はそれを聞いてさらに顔が赤くなる。
「だ、ダメです、そんなことしたら、僕・・・」
「ふふ、本当にかわいい子ね。大丈夫よ、・・・んっ」
そう言うと葵は自分の口に含んでしまった。
突然のことに驚く圭太。
葵は舌を使って舐めまわしてきた。
「うあっ!そ、そこは汚いです・・・!やめてくださ・・・」
葵は圭太の言葉などお構いなしに舐め続ける。
そのうちに圭太は限界を迎えてしまった。
「んふぅ・・・あ・・・」
葵はそれを察すると、圭太から離れて口の中のものを飲み込んだ。
そして、口の周りについたものを指で拭くと、自分の口に入れた。
その姿はとても淫靡だった。
葵は立ち上がると、圭太の手を引いて起き上がらせた。
そのまま手を握りながら、ベッドの方へ誘導していく。
そして、圭太をそこに座らせると、自分も隣に座ってくる。
そのまま圭太の肩を抱き寄せる。
「会長さん・・・」
「葵、よ」
「あ、葵・・・さん・・・」
「ふふ、いい子ね」
そう言うと葵は圭太の首筋に吸い付いてきた。
「ひゃうん!」
「あら、ここが弱いのかしら?」
そう言うと葵は、今度は圭太の鎖骨あたりに噛みつくようにキスをする。
その度に圭太はビクンと反応する。
「ふふ、可愛いわねぇ」
そう言いつつ、葵は圭太の体をまさぐる様に撫でていく。
その手がだんだん下の方に下がっていき、ついにその部分にたどり着いた。
葵はその部分を軽く握ると、ゆっくり動かし始める。
最初はゆっくりと、次第に速く。
それに合わせて、圭太の口から吐息が漏れ始めた。
それを見て、葵はさらに興奮した様子
「ふふ、気持ちいい?」「はぁ・・・はい・・・」
「素直ね。いい子よ。もっと気持ちよくしてあげるわね」
そう言って、葵は空いている方の手でメイド服のボタンを外す。
「あ、会長さん・・・」「葵」
「あ、葵さん、何を・・・」
そう言っている間にも葵は手を止めない。
「ふふ、こうするの」
と言って、葵は自分の胸をさらけ出した。
「え!?」「ふふ、触ってみる?」
圭太は葵に誘われるがままにその胸に手を伸ばした。
「柔らかい・・・です」圭太は感動していた。
こんなに綺麗なお姉さんのおっぱいを生で触れるなんて。
しかも、葵はブラジャーをつけていないらしい。
圭太は恐る恐る揉み始めた。
柔らかくて弾力がある。それに温かい。
葵も満足そうにしている。「あ・・・」思わず甘い声が出る。
「ふふ、上手ね」
圭太のそれはさらに大きくなってきたようだ。
葵はそれを見逃さなかった。
「ふふ、また大きくなったみたいね」

「そ、そんなこと言わないでください・・・」
「恥ずかしがることは無いわよ。男の子なんだから」
そう言うと、葵はスカートをまくり上げる。
「さあ、これで一緒になれるわ」
そう言って、ショーツを脱ぎ捨てる。しかしそこはなぜか無毛だった。
「あれ?どうして無毛なんですか?」圭太は不思議に思って聞いてみた。
「ふふ、最初から・・・生えてないの・・・ちょっと恥ずかしいけどね。」
そう言って少し顔を赤らめる。
「そうなんですか。でも、とってもきれいですよ」
「ありがとう。嬉しいわ。じゃあ、次はあなたの番よ」
そう言うと、葵はベッドの上に仰向けになった。
「私に・・・入れてほしいの」
圭太はゴクリと唾を飲み込む。
そして、ゆっくりと葵の体に覆いかぶさっていった。
圭太のそれが入ってくる。
葵は少し顔をしかめたが、すぐに表情が緩む。
そのまま、二人は一つになっていった。
遠くで見るとメイドが二人絡んでいるように見えた。
お互い無毛の秘部が繋がるそこは何か背徳的なものを感じさせる。
「あ・・・すごい・・・」
葵は快楽に溺れたような顔になる。
圭太もそれに応えるように腰を動かし始める。
二人の喘ぐ声と、結合部から出る水音が部屋に響く。
圭太が絶頂を迎えようとした時、葵がそれを制止する。
そして、葵は体を起こして、対面座位の姿勢をとると激しく動き始めた。
圭太はそれに合わせるように自分のものを突き上げていく。
葵の締め付けが強くなった。どうやら限界のようだ。
それを感じた圭太は、ラストスパートをかける。
それに合わせて
「あ、あ、あああ!!」
と、葵が叫ぶとそのまま果ててしまった。
「くぅぅぅ・・・うっ!」
同時に、圭太も葵の中に欲望を解き放った。

「ふふ、いっぱい出たわね」
葵が嬉しそうに言う。
「はぁ・・・はぁ・・・」圭太は息を整えている。
「ふふ、気持ちよかった?」
「はい、とても」
「そう、良かった」
葵はそういうとそっと圭太を抱き寄せた。

***

翌日。
校内を歩いていた圭太が葵と偶然会った。
圭太が声を掛けようとしたが、あっさり無視される。
それどころか、冷たい目で睨まれてしまった。
(え?昨日と態度全然違うんですけど・・・)
呆然と立ち尽くす圭太。
(何か悪いことしたかな・・・沙由美先生にでも聞いてみようかな?)
圭太はそう思い、昼休みに沙由美に相談しに行くことにした。

つづく
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