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14.デルジャ魔導国
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テリーに近くの森まで運んでもらい今は休憩を
とっている。
確かこの森を越えればデルジャ魔導国の筈だから
今日中には到着出来そうだ。
少し休んだら出発しよう。
一応神龍 ガランとの戦闘の後ステータスを確認したがガラン関連の進化先は表れてなかった。
もしかしたら此方は必死だったが神龍 ガランにとっては戦闘というよりは遊びだったのかもしれない。
あくまで憶測だが互いに戦闘と認識しないと進化先
として反映されないのではないだろうか?
「良し!テリー行くか」
「休憩もう良いの?」
「森を超える位大丈夫だ」
そんな会話をして俺達は飛び出した。
上空から見るとかなり広大な森だ。
歩いてだったらもっと時間がかかっただろう。
そんな事を考えながら飛び続ける事約30分。
森が無くなり見えてきたのは不思議な塔。
「デルジャ魔導国だ!」
デルジャ魔導国のシンボルとなっているのがあの塔。
魔導塔と呼ばれる物らしい。
少し離れた場所で離陸しテリーに人型になってもらう
いきなり巨大な龍と狼が出現したらパニックになる
だろう。
歩きながらデルジャ魔導国を目指していると
人の行列が見えて来た。
デルジャ魔導国への入国審査を行う列の様だ。
今の時刻は16時位か、まだまだ人が多い。
俺達も列の最後尾に並ぶ。
「ウワッ!?」
前の馬車に乗っている人が俺を見て悲鳴を上げた。
それを聞き周りも恐怖の声を上げる。
蜘蛛の子を散らす様に逃げる人々。
騒ぎを聞きつけデルジャ魔導国の騎士が此方に来る。
「何故モンスターが!?」
「貴様何者だ!!」
テリーにそう言い放つ騎士達。
俺は急いで紙に文字を書きロレスターン王国の紋章
が入った紙を手渡す。
「ろ、ロレスターン王国の勇者様でしたか」
「ご、ご、ご無礼お許し下さい」
「皆の者この方達はロレスターン王国の勇者様だ」
そう周りの人に言いながら列の前に案内され
先に入国が許された。
ただ俺が街に入るとパニックになるという事で
デルジャ魔導国の中で特に魔力の強い者だけで
編成される魔導騎士隊という物があるらしく
その魔導騎士隊の隊長 リュオーンという人物が
付いてくれる事になった。
数分程待っていると一人の鎧を纏った騎士が現れた。
「勇者テツ様、テリー様!魔導騎士隊隊長 リュオーンと申します!この度は数々の非礼お許し下さい」
そう言って頭を下げて来たリュオーン。
紙に「大丈夫です」と書いて渡す。
喋れないのかと不思議な顔をしていたので更に紙に
「勇者テツ様は極度の人見知りなのです」と書いた。
成る程と納得してくれたのでリュオーンに連れられ
街に入る。
街行く人は一瞬俺を見て驚くがリュオーンを見て
騒ぎにはならない。
さすが魔導騎士隊隊長!!
宿泊出来る場所を確保したい事を伝えると
リュオーンは何かを考え城で用意すると言ってくれた
さすがに民間の宿に俺のサイズは厳しいから
助かった。
その後もリュオーンの案内で街の露店を周ったり
観光を楽しんだ。
テリーは魔魚と呼ばれる魔力を纏った魚の塩焼きが
気に入ったみたいで串に刺さったそれを満足そうに
食べている。
しかし肝心の魔力回復薬は材料が不足している
らしく街では今何処も在庫切れとの事。
リュオーンのはからいで少しであれば城にある物を
渡してくれるとの事だった。
そう言われリュオーンに案内され城に向かう。
魔導塔と呼ばれる塔のある場所がこの国の王城だ。
近くで見ると魔導塔は神秘的で迫力がある。
城に到着すると王に事情を説明する為リュオーンが
王の元に向かう。
数分程経ちリュオーンが戻ってきた。
どうやら王が面会をしたいと言っているらしい。
断る理由も無いので了承する。
此処までしてもらって申し訳ないのでリュオーンに
虹スライムが入って箱を一つ手渡した。
「こ、これはまさか虹スライムーー!!」
本当に貰っても良いのか聞いて来るので頷く。
歓喜の表情をしながら王の間に急いで案内される。
とっている。
確かこの森を越えればデルジャ魔導国の筈だから
今日中には到着出来そうだ。
少し休んだら出発しよう。
一応神龍 ガランとの戦闘の後ステータスを確認したがガラン関連の進化先は表れてなかった。
もしかしたら此方は必死だったが神龍 ガランにとっては戦闘というよりは遊びだったのかもしれない。
あくまで憶測だが互いに戦闘と認識しないと進化先
として反映されないのではないだろうか?
「良し!テリー行くか」
「休憩もう良いの?」
「森を超える位大丈夫だ」
そんな会話をして俺達は飛び出した。
上空から見るとかなり広大な森だ。
歩いてだったらもっと時間がかかっただろう。
そんな事を考えながら飛び続ける事約30分。
森が無くなり見えてきたのは不思議な塔。
「デルジャ魔導国だ!」
デルジャ魔導国のシンボルとなっているのがあの塔。
魔導塔と呼ばれる物らしい。
少し離れた場所で離陸しテリーに人型になってもらう
いきなり巨大な龍と狼が出現したらパニックになる
だろう。
歩きながらデルジャ魔導国を目指していると
人の行列が見えて来た。
デルジャ魔導国への入国審査を行う列の様だ。
今の時刻は16時位か、まだまだ人が多い。
俺達も列の最後尾に並ぶ。
「ウワッ!?」
前の馬車に乗っている人が俺を見て悲鳴を上げた。
それを聞き周りも恐怖の声を上げる。
蜘蛛の子を散らす様に逃げる人々。
騒ぎを聞きつけデルジャ魔導国の騎士が此方に来る。
「何故モンスターが!?」
「貴様何者だ!!」
テリーにそう言い放つ騎士達。
俺は急いで紙に文字を書きロレスターン王国の紋章
が入った紙を手渡す。
「ろ、ロレスターン王国の勇者様でしたか」
「ご、ご、ご無礼お許し下さい」
「皆の者この方達はロレスターン王国の勇者様だ」
そう周りの人に言いながら列の前に案内され
先に入国が許された。
ただ俺が街に入るとパニックになるという事で
デルジャ魔導国の中で特に魔力の強い者だけで
編成される魔導騎士隊という物があるらしく
その魔導騎士隊の隊長 リュオーンという人物が
付いてくれる事になった。
数分程待っていると一人の鎧を纏った騎士が現れた。
「勇者テツ様、テリー様!魔導騎士隊隊長 リュオーンと申します!この度は数々の非礼お許し下さい」
そう言って頭を下げて来たリュオーン。
紙に「大丈夫です」と書いて渡す。
喋れないのかと不思議な顔をしていたので更に紙に
「勇者テツ様は極度の人見知りなのです」と書いた。
成る程と納得してくれたのでリュオーンに連れられ
街に入る。
街行く人は一瞬俺を見て驚くがリュオーンを見て
騒ぎにはならない。
さすが魔導騎士隊隊長!!
宿泊出来る場所を確保したい事を伝えると
リュオーンは何かを考え城で用意すると言ってくれた
さすがに民間の宿に俺のサイズは厳しいから
助かった。
その後もリュオーンの案内で街の露店を周ったり
観光を楽しんだ。
テリーは魔魚と呼ばれる魔力を纏った魚の塩焼きが
気に入ったみたいで串に刺さったそれを満足そうに
食べている。
しかし肝心の魔力回復薬は材料が不足している
らしく街では今何処も在庫切れとの事。
リュオーンのはからいで少しであれば城にある物を
渡してくれるとの事だった。
そう言われリュオーンに案内され城に向かう。
魔導塔と呼ばれる塔のある場所がこの国の王城だ。
近くで見ると魔導塔は神秘的で迫力がある。
城に到着すると王に事情を説明する為リュオーンが
王の元に向かう。
数分程経ちリュオーンが戻ってきた。
どうやら王が面会をしたいと言っているらしい。
断る理由も無いので了承する。
此処までしてもらって申し訳ないのでリュオーンに
虹スライムが入って箱を一つ手渡した。
「こ、これはまさか虹スライムーー!!」
本当に貰っても良いのか聞いて来るので頷く。
歓喜の表情をしながら王の間に急いで案内される。
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