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20.名刀達
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人化した刀達その総数四人。
その様子に驚いていると爺さんが口を開く。
「この者達は皆お前さんらを試したがっておるぞ」
「俺達を試す?」
爺さん曰く六人の刀達は各々強者を求めて
いるらしい。
俺達にその素質を感じ試してみたいと言っている。
試し方は簡単で力でねじ伏せれば良いとの事。
「いやいや勝手に言ってんじゃねぇよ!」
「な、何を?」
「そんなに沢山刀いらねぇし、なぁテリー?」
「これだけで良い~!」
そう爺さんに言う。
全く試すとか何様なんだよ!
大体俺達本気の時は刀使わないし。
あくまで進化材料だし。
「テリーがあれを欲しいんだけどどうしたら良い?」
「あ、ああ自身が刀の主であると念じれば良い」
「テリー!だそうだ」
「テツ!オッケー」
そう言った瞬間部屋の様子が変わり真っ暗な空間
にいた。
離れた場所にテリーと坊主の大男が立っていた。
近付こうとするが距離が縮まらない。
「無理じゃよ!あの二人には干渉出来ん」
どうやら刀の精神空間で外部からの干渉は
出来ないらしい。
向こうの様子は分かるが向こうからこちらは
見えていないらしい。
「お主名前は?拙者は蝉丸」
「ガルゥ」
「お主言語を扱えんのか?それで拙者の主にブホォ」
何か喋ってる途中だったがドラゴン姿に戻った
テリーが尻尾で叩いた!
容赦なく爪で追撃するテリー。
ギリギリで避ける蝉丸。
痺れを切らしたテリーが口にブレスを溜め始める。
「すいません参りましたーー!!」
土下座をする蝉丸だったが時すでに遅し。
放たれたブレスをまともにくらう蝉丸。
その瞬間暗闇が晴れ気付けば元の部屋にいた。
近くには倒れている蝉丸。
「じゃあ次は俺だな!爺さん」
「ちょちょっと!!」
先程の空間に俺と爺さんの二人。
直ぐに狼の姿に戻り爺さんと対峙する。
「それがお主の姿か」
「ガラァ!!」
「その姿では言語は扱えんか!儂は黒数珠丸参る!」
そう言うと同時に攻撃を仕掛けてくる黒数珠丸。
攻撃を避け爪で攻撃するが避けられる。
さっきの蝉丸より大分強いな・・・
これでどうだ!!
「ガラァ!!」(特殊属性魔法恐怖 メトゥス)
「な、何じゃと!?」
目の前に震えながら動けない黒数珠丸。
そこに爪を突き立てる。
「老人を労われ、主よ」
そう言うと闇が晴れ刃が真っ黒な刀が人化した
俺の手に合った。
「よろしく頼むよ主よ」
「よろしく黒数珠丸」
俺を主として認めてくれた様だ。
横を見るとテリーもかなり大きな大太刀を
振り回していた。
「痛い、もう少し優しくお願いします主よ!」
「ブンブンブン」
蝉丸も無事テリーを主と認めた様だ。
後の四人も俺達の戦いを見て頭を下げ俺達に
ついて来ると言い出した。
赤い刀身の 紅丸(人化 妖艶な女性)
白い刀身の 白雪(人化 透き通る様な肌の女性)
緑の刀身の 薄緑(人化 緑掛かった髪をした男性)
銀と黒の禍々しい刀身の黒数珠丸(爺さん)
銀の一際大きな大太刀 蝉丸 (ハゲ大男)
仲間が何故か増えた。
まぁ普段は刀だしいいか。
賑やかな方が何かと楽しいし。
「分かった!良いよ」
「この紅丸、殿に身も心も捧げます」
「白雪と申します、お二人共宜しくお願い致します」
「殿達の為に粉骨砕身頑張ります」
三人が挨拶をしてくるので適当に返す。
テリーは殿と呼ばれノリノリだ。
何はともあれ五人の愉快な仲間が出来た。
進化素材が目的だったがまぁ良いだろう。
その様子に驚いていると爺さんが口を開く。
「この者達は皆お前さんらを試したがっておるぞ」
「俺達を試す?」
爺さん曰く六人の刀達は各々強者を求めて
いるらしい。
俺達にその素質を感じ試してみたいと言っている。
試し方は簡単で力でねじ伏せれば良いとの事。
「いやいや勝手に言ってんじゃねぇよ!」
「な、何を?」
「そんなに沢山刀いらねぇし、なぁテリー?」
「これだけで良い~!」
そう爺さんに言う。
全く試すとか何様なんだよ!
大体俺達本気の時は刀使わないし。
あくまで進化材料だし。
「テリーがあれを欲しいんだけどどうしたら良い?」
「あ、ああ自身が刀の主であると念じれば良い」
「テリー!だそうだ」
「テツ!オッケー」
そう言った瞬間部屋の様子が変わり真っ暗な空間
にいた。
離れた場所にテリーと坊主の大男が立っていた。
近付こうとするが距離が縮まらない。
「無理じゃよ!あの二人には干渉出来ん」
どうやら刀の精神空間で外部からの干渉は
出来ないらしい。
向こうの様子は分かるが向こうからこちらは
見えていないらしい。
「お主名前は?拙者は蝉丸」
「ガルゥ」
「お主言語を扱えんのか?それで拙者の主にブホォ」
何か喋ってる途中だったがドラゴン姿に戻った
テリーが尻尾で叩いた!
容赦なく爪で追撃するテリー。
ギリギリで避ける蝉丸。
痺れを切らしたテリーが口にブレスを溜め始める。
「すいません参りましたーー!!」
土下座をする蝉丸だったが時すでに遅し。
放たれたブレスをまともにくらう蝉丸。
その瞬間暗闇が晴れ気付けば元の部屋にいた。
近くには倒れている蝉丸。
「じゃあ次は俺だな!爺さん」
「ちょちょっと!!」
先程の空間に俺と爺さんの二人。
直ぐに狼の姿に戻り爺さんと対峙する。
「それがお主の姿か」
「ガラァ!!」
「その姿では言語は扱えんか!儂は黒数珠丸参る!」
そう言うと同時に攻撃を仕掛けてくる黒数珠丸。
攻撃を避け爪で攻撃するが避けられる。
さっきの蝉丸より大分強いな・・・
これでどうだ!!
「ガラァ!!」(特殊属性魔法恐怖 メトゥス)
「な、何じゃと!?」
目の前に震えながら動けない黒数珠丸。
そこに爪を突き立てる。
「老人を労われ、主よ」
そう言うと闇が晴れ刃が真っ黒な刀が人化した
俺の手に合った。
「よろしく頼むよ主よ」
「よろしく黒数珠丸」
俺を主として認めてくれた様だ。
横を見るとテリーもかなり大きな大太刀を
振り回していた。
「痛い、もう少し優しくお願いします主よ!」
「ブンブンブン」
蝉丸も無事テリーを主と認めた様だ。
後の四人も俺達の戦いを見て頭を下げ俺達に
ついて来ると言い出した。
赤い刀身の 紅丸(人化 妖艶な女性)
白い刀身の 白雪(人化 透き通る様な肌の女性)
緑の刀身の 薄緑(人化 緑掛かった髪をした男性)
銀と黒の禍々しい刀身の黒数珠丸(爺さん)
銀の一際大きな大太刀 蝉丸 (ハゲ大男)
仲間が何故か増えた。
まぁ普段は刀だしいいか。
賑やかな方が何かと楽しいし。
「分かった!良いよ」
「この紅丸、殿に身も心も捧げます」
「白雪と申します、お二人共宜しくお願い致します」
「殿達の為に粉骨砕身頑張ります」
三人が挨拶をしてくるので適当に返す。
テリーは殿と呼ばれノリノリだ。
何はともあれ五人の愉快な仲間が出来た。
進化素材が目的だったがまぁ良いだろう。
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