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32.ヤズド武道大会 決勝
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ヤズド最強の騎士シュバルこいつは化け物だな。
結果的に黒爺と紅丸は負けた。
観覧席に来た紅丸も落ち込んでいた。
「落ち込む必要はないよ紅丸」
「と、殿」
「まだまだお前達は進化して強くなれる!!」
俺とテリーがそう言うと三人はやる気に
満ちた顔で頷いた。
何だかんだ五人は強い。
俺とテリーなんかチワワスタートだしな・・・
さあ試合だ!!
遂に来た同門対決。
白雪VS薄緑
進化した薄緑の強さは常軌を逸しているが
白雪の絶対防御を破れるのか?
「白雪、お前と戦うのは初めてだな」
「そうですね薄緑」
「どちらが殿の懐刀か」
「勝負ですね!!」
そう言うと白雪はいつもの如く氷の防御壁を作る。
薄緑はオーラを纏い自身を強化していく。
勝負は白雪が薄緑を凍らせるか?
薄緑がそれまでに白雪の絶対防御を破れるか?
これに尽きる。
「行くぞ、白雪!妖術「緑狼」!」
薄緑から放たれたネビルの腕を喰いちぎった緑の狼
氷の城に突進するが傷一つ付かない。
更に狼の数を増やす薄緑。
数を増やした5匹の狼が一斉に白雪を襲う。
少しぐらついた様に見えたがまだ氷を突破出来ない
辺りの温度は急激に下がり吐く息は白い。
「これならどうだ!妖術「緑鬼手」!」
そう言うと薄緑の両腕が緑の鬼の腕に変わる。
その豪腕を振り回し一心不乱に白雪の氷の城を
殴りつける。
少しずつだが白雪の氷が削れていく。
鬼の拳からは血が流れている。
良く見ると徐々にだが薄緑の足が凍っている。
それでも関係無しに拳を振るう薄緑。
赤い血で染まる氷にヒビが入り始める。
しかし此処で白雪が動く。
パリン!!
遂に氷の城が音を立て崩れ落ちる。
薄緑は腰辺りまで凍らされている。
一瞬で氷の城から離脱し距離を取り薄緑に
手を翳しながら口を開く。
「一気に凍りなさい!妖術「雪女」!」
動けない薄緑が一気に凍りついていく。
遂には顔を覆われ氷漬けにされてしまう。
力で勝てない白雪はこの一瞬を狙っていた。
防御の白雪、攻撃の薄緑の構図が逆転する!!
「す、凄い力・・・」
しかし薄緑を覆う氷にヒビが入る。
苦しそうな顔をしながらも翳す手に力を込める白雪
もがく薄緑!
薄緑の両足が鬼の足に変わる。
そして遂に薄緑を覆っていた氷は割れた!
屈強な脚に力を込めて白雪との距離を詰める薄緑!
必死に距離を取ろうとする白雪!
しかし薄緑が早い!!
最後は薄緑の拳が白雪を捉えた。
勝者 薄緑!!
白雪の作戦は良かったが薄緑の力の前に敗北。
まぁ良く頑張った。
後は決勝戦だけだ。
シュバルVS薄緑
二人が試合会場に姿を現した。
激闘を制しここに立つ二人に多くの声援が送られる
「殿の為にも負ける訳にはいかん」
「一撃で決めてやるよ」
そう言葉を交わす二人。
一撃で決めると言ったシュバルだが恐らく一撃分
しか体力が残ってないのだろう。
それは薄緑も理解している様だ。
どうする薄緑?
避ければ勝ち!
「受けて立とう!!」
良く言った薄緑!!
「フン、騙すタイプじゃ無さそうだな。
ジジイと女に騙されたんでな」
そう言うと自身を強化していくシュバル!
それを見て両腕、両足を鬼に変化させる薄緑!
静寂の中二人がほぼ同時に動く!
交差する拳!
崩れ落ちる体。
スローモーションに見える世界。
最後に立っていたのは
薄緑だった!
優勝は薄緑ーー!!
結果的に黒爺と紅丸は負けた。
観覧席に来た紅丸も落ち込んでいた。
「落ち込む必要はないよ紅丸」
「と、殿」
「まだまだお前達は進化して強くなれる!!」
俺とテリーがそう言うと三人はやる気に
満ちた顔で頷いた。
何だかんだ五人は強い。
俺とテリーなんかチワワスタートだしな・・・
さあ試合だ!!
遂に来た同門対決。
白雪VS薄緑
進化した薄緑の強さは常軌を逸しているが
白雪の絶対防御を破れるのか?
「白雪、お前と戦うのは初めてだな」
「そうですね薄緑」
「どちらが殿の懐刀か」
「勝負ですね!!」
そう言うと白雪はいつもの如く氷の防御壁を作る。
薄緑はオーラを纏い自身を強化していく。
勝負は白雪が薄緑を凍らせるか?
薄緑がそれまでに白雪の絶対防御を破れるか?
これに尽きる。
「行くぞ、白雪!妖術「緑狼」!」
薄緑から放たれたネビルの腕を喰いちぎった緑の狼
氷の城に突進するが傷一つ付かない。
更に狼の数を増やす薄緑。
数を増やした5匹の狼が一斉に白雪を襲う。
少しぐらついた様に見えたがまだ氷を突破出来ない
辺りの温度は急激に下がり吐く息は白い。
「これならどうだ!妖術「緑鬼手」!」
そう言うと薄緑の両腕が緑の鬼の腕に変わる。
その豪腕を振り回し一心不乱に白雪の氷の城を
殴りつける。
少しずつだが白雪の氷が削れていく。
鬼の拳からは血が流れている。
良く見ると徐々にだが薄緑の足が凍っている。
それでも関係無しに拳を振るう薄緑。
赤い血で染まる氷にヒビが入り始める。
しかし此処で白雪が動く。
パリン!!
遂に氷の城が音を立て崩れ落ちる。
薄緑は腰辺りまで凍らされている。
一瞬で氷の城から離脱し距離を取り薄緑に
手を翳しながら口を開く。
「一気に凍りなさい!妖術「雪女」!」
動けない薄緑が一気に凍りついていく。
遂には顔を覆われ氷漬けにされてしまう。
力で勝てない白雪はこの一瞬を狙っていた。
防御の白雪、攻撃の薄緑の構図が逆転する!!
「す、凄い力・・・」
しかし薄緑を覆う氷にヒビが入る。
苦しそうな顔をしながらも翳す手に力を込める白雪
もがく薄緑!
薄緑の両足が鬼の足に変わる。
そして遂に薄緑を覆っていた氷は割れた!
屈強な脚に力を込めて白雪との距離を詰める薄緑!
必死に距離を取ろうとする白雪!
しかし薄緑が早い!!
最後は薄緑の拳が白雪を捉えた。
勝者 薄緑!!
白雪の作戦は良かったが薄緑の力の前に敗北。
まぁ良く頑張った。
後は決勝戦だけだ。
シュバルVS薄緑
二人が試合会場に姿を現した。
激闘を制しここに立つ二人に多くの声援が送られる
「殿の為にも負ける訳にはいかん」
「一撃で決めてやるよ」
そう言葉を交わす二人。
一撃で決めると言ったシュバルだが恐らく一撃分
しか体力が残ってないのだろう。
それは薄緑も理解している様だ。
どうする薄緑?
避ければ勝ち!
「受けて立とう!!」
良く言った薄緑!!
「フン、騙すタイプじゃ無さそうだな。
ジジイと女に騙されたんでな」
そう言うと自身を強化していくシュバル!
それを見て両腕、両足を鬼に変化させる薄緑!
静寂の中二人がほぼ同時に動く!
交差する拳!
崩れ落ちる体。
スローモーションに見える世界。
最後に立っていたのは
薄緑だった!
優勝は薄緑ーー!!
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