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二章
キブン上昇
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「………」
「……ふぅ、まぁちょいとした昔話だ、すまねぇな、気分わりぃだろ?」
「……グスっ、なんで…それを私に教えてくれたの?」
「さぁな、ただ話さなきゃいけねー、そんな気がしたんだよ」
「…そっか、うん…」
私はぎゅっとルイさんに抱きついた
「辛かったね、ルイさん…」
「よせ、もう過ぎたことだ」
「…っ!?」
抱きついてわかったがルイさんの身体が震えていることに気がついた。
きっと思い出したくもない記憶だったのだろう。
「ルイさんにとって思い出したくもない記憶~とか考えてんじゃねぇだろうな?」
「え?」
「…心配すんな、昔から身体も心もタフなんだよ!…もうとっくにふっきれてるさ」
私はそれは嘘だと察した。
ダンナさんが吸ってたタバコ…昔ルイさんが非喫煙だったというとを考えると、おそらく忘れたくない想いから吸い始めたのだろう。
「…まぁこれからアイの記憶を取り戻していくんだ、アタシばっかり一方的に聞いても、なんかアレだろ!」
「ルイさん…ありがとう」
「あぁ?なにがだよ?」
「…なんでもない」
私はもう一度ルイさんを抱きしめた。
「……聞こえちゃったッスよ、いや~まいった」
ルイ達の居る部屋の壁を挟んで反対側にケンタは居た
ケンタはそっと気付かれないようにそっとその場を離れた
通路に出るとそのまま壁に寄りかかり座り込んだ
「……姉さんは強いな、ほんと」
「キュー」
「あ、キュー太郎さん…」
「……」
「キュ…」
「…俺、大学でさ友達居なくて…なんも取り柄がなくて…持ってる超能力も周りから気味嫌がれるし…ずっと一人だったッス」
「キュ?」
「でも、でもあの時、俺は…初めて人の為に力を使った…、怖かったけど…でも、胸が熱くなったッス…」
「キュー…」
「…俺も強くなりてぇ!変わりたいッス!」
「キュー!」
ケンタはアイ達の知らない所で決意を固め、変わろうとしていた
ペンギンもそれに同意し応援しているようだった
彼が突き上げた拳はおそらく今までの人生の中で一番力強く、硬いものであった
「…アイ、アンタは腹減ってないのか?ほら、沢山あるし食えよ」
「う、うん…」
私はルイさんから携帯食料を貰ったが、正直お腹が空いていないこの状況…に不安を覚えながら口に運ぶ
「お、おいしぃ~…はははっ…」
空腹感がない、故に一口は運ぶことができたがそれ以降進まない…
「……アイ、アタシはさっき腹割って話したんだ」
「…ん?」
「……なんか隠し事あんだろ?聞かせろよ」
「……」
「…アタシには話したくないか?」
「…ううん、さっき、ルイさんのこと教えてくれて嬉しかった…だから私も私自身のこと話さなきゃね」
いつも私を助けてくれたルイさん、そのルイさんが話してって、頼っていいよって
そういってくれてる…
「実はね、私…」
私は空腹感がないこと
この部屋に入った時にフラッシュバックしたこと
無意識に身体が動いてケンタ君を助けたこと
これらを包み隠さず話した。
話したというより吐き出した、自分のことがわからない不安を誰かに吐露したかったんだと思う…
ルイさんはずっと私の手を握りながら聞いてくれた。
「オッケー、大体把握したぜ」
「…うん、ありがと、ルイさん」
「……ここまで聞いておいてわりぃが正直私からは何も言えない、いくつか思いつくことはあるが、…今は…言えない」
「…うん」
「だが、一つこれだけは言える、アイ、アタシはアンタの味方だ!何があってもな!」
「…ルイさんっ!」
「アイはアタシが絶対守ってやるよ!大船に乗った気でいなよ!」
「…うん…うん…」
「よしよし…大丈夫だぜ、アイ」
私は目頭が熱くなった、しばらくずっとルイさんの胸に顔を埋めていた。
「さて、そろそろ動きますか~!」
「姉さんもう大丈夫なんスか!?」
「おうよ!アタシは身体が丈夫なんだよぉ!そこらへんの奴と一緒にすんな!」
「でも無理しちゃ駄目ですよ?」
「はいはい、わかったわかった」
ルイさんはそういうといつものようにタバコに火をつける
「……」
「なんだよ?アイ?」
「な、なんでもないよー!」
いけない、ルイさんの過去の話を聞いてからついタバコを気にしちゃう
「まぁいいや、ひとまず集めた歯車をはめ込む場所なんだが…ケンタ、オメェ心当たりあんだろぉ?」
「え?なんで姉さん知ってるッスか!?」
「てめぇ、わかりやす過ぎんだよ…それに自分で言ってたじゃあねぇか、上にはそこまで気になる物は無かったって、……あんだろ?一つぐらい気になったもんがよ!」
「…へへっ、流石っすね!姉さんその歯車見てからもしかしてって思ってたッス!」
「…その気になる場所って?…どこなのかしら?」
「………」
「初めて姉さん達がロボットに初めて襲われたあの部屋……その奥の部屋に設置されている…」
「…(ちと、いそがねぇとかもな)」
「キュー?」
「…古時計の中ッス!!」
「……ふぅ、まぁちょいとした昔話だ、すまねぇな、気分わりぃだろ?」
「……グスっ、なんで…それを私に教えてくれたの?」
「さぁな、ただ話さなきゃいけねー、そんな気がしたんだよ」
「…そっか、うん…」
私はぎゅっとルイさんに抱きついた
「辛かったね、ルイさん…」
「よせ、もう過ぎたことだ」
「…っ!?」
抱きついてわかったがルイさんの身体が震えていることに気がついた。
きっと思い出したくもない記憶だったのだろう。
「ルイさんにとって思い出したくもない記憶~とか考えてんじゃねぇだろうな?」
「え?」
「…心配すんな、昔から身体も心もタフなんだよ!…もうとっくにふっきれてるさ」
私はそれは嘘だと察した。
ダンナさんが吸ってたタバコ…昔ルイさんが非喫煙だったというとを考えると、おそらく忘れたくない想いから吸い始めたのだろう。
「…まぁこれからアイの記憶を取り戻していくんだ、アタシばっかり一方的に聞いても、なんかアレだろ!」
「ルイさん…ありがとう」
「あぁ?なにがだよ?」
「…なんでもない」
私はもう一度ルイさんを抱きしめた。
「……聞こえちゃったッスよ、いや~まいった」
ルイ達の居る部屋の壁を挟んで反対側にケンタは居た
ケンタはそっと気付かれないようにそっとその場を離れた
通路に出るとそのまま壁に寄りかかり座り込んだ
「……姉さんは強いな、ほんと」
「キュー」
「あ、キュー太郎さん…」
「……」
「キュ…」
「…俺、大学でさ友達居なくて…なんも取り柄がなくて…持ってる超能力も周りから気味嫌がれるし…ずっと一人だったッス」
「キュ?」
「でも、でもあの時、俺は…初めて人の為に力を使った…、怖かったけど…でも、胸が熱くなったッス…」
「キュー…」
「…俺も強くなりてぇ!変わりたいッス!」
「キュー!」
ケンタはアイ達の知らない所で決意を固め、変わろうとしていた
ペンギンもそれに同意し応援しているようだった
彼が突き上げた拳はおそらく今までの人生の中で一番力強く、硬いものであった
「…アイ、アンタは腹減ってないのか?ほら、沢山あるし食えよ」
「う、うん…」
私はルイさんから携帯食料を貰ったが、正直お腹が空いていないこの状況…に不安を覚えながら口に運ぶ
「お、おいしぃ~…はははっ…」
空腹感がない、故に一口は運ぶことができたがそれ以降進まない…
「……アイ、アタシはさっき腹割って話したんだ」
「…ん?」
「……なんか隠し事あんだろ?聞かせろよ」
「……」
「…アタシには話したくないか?」
「…ううん、さっき、ルイさんのこと教えてくれて嬉しかった…だから私も私自身のこと話さなきゃね」
いつも私を助けてくれたルイさん、そのルイさんが話してって、頼っていいよって
そういってくれてる…
「実はね、私…」
私は空腹感がないこと
この部屋に入った時にフラッシュバックしたこと
無意識に身体が動いてケンタ君を助けたこと
これらを包み隠さず話した。
話したというより吐き出した、自分のことがわからない不安を誰かに吐露したかったんだと思う…
ルイさんはずっと私の手を握りながら聞いてくれた。
「オッケー、大体把握したぜ」
「…うん、ありがと、ルイさん」
「……ここまで聞いておいてわりぃが正直私からは何も言えない、いくつか思いつくことはあるが、…今は…言えない」
「…うん」
「だが、一つこれだけは言える、アイ、アタシはアンタの味方だ!何があってもな!」
「…ルイさんっ!」
「アイはアタシが絶対守ってやるよ!大船に乗った気でいなよ!」
「…うん…うん…」
「よしよし…大丈夫だぜ、アイ」
私は目頭が熱くなった、しばらくずっとルイさんの胸に顔を埋めていた。
「さて、そろそろ動きますか~!」
「姉さんもう大丈夫なんスか!?」
「おうよ!アタシは身体が丈夫なんだよぉ!そこらへんの奴と一緒にすんな!」
「でも無理しちゃ駄目ですよ?」
「はいはい、わかったわかった」
ルイさんはそういうといつものようにタバコに火をつける
「……」
「なんだよ?アイ?」
「な、なんでもないよー!」
いけない、ルイさんの過去の話を聞いてからついタバコを気にしちゃう
「まぁいいや、ひとまず集めた歯車をはめ込む場所なんだが…ケンタ、オメェ心当たりあんだろぉ?」
「え?なんで姉さん知ってるッスか!?」
「てめぇ、わかりやす過ぎんだよ…それに自分で言ってたじゃあねぇか、上にはそこまで気になる物は無かったって、……あんだろ?一つぐらい気になったもんがよ!」
「…へへっ、流石っすね!姉さんその歯車見てからもしかしてって思ってたッス!」
「…その気になる場所って?…どこなのかしら?」
「………」
「初めて姉さん達がロボットに初めて襲われたあの部屋……その奥の部屋に設置されている…」
「…(ちと、いそがねぇとかもな)」
「キュー?」
「…古時計の中ッス!!」
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