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三章
ショウメイの裏側
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「ルイさん…」
「……わりぃ、吹っ切れてたつもりでも……やっぱり忘れられないもんだな」
「……当たり前だよ~……私だってお母さんが居なくなってるんだよ?気持ちぐらいわかるもん!!」
「……そうだな、ちょっとずつ乗り越えていこうお互いに」
「……うん、そうしよう!」
「……へへっ」
「キュー‼︎」
各々が鏡の世界を抜け、ルイもアイ達の協力のもと部屋を壊して脱出に成功
アイ達が居る空間は6畳ほどの小さな部屋に変わり、辺りはコンクリートの壁に覆われていた。
「……そうだ、私みんなに話さなきゃいけないことがあるの」
「なんだよ?あらたまって?」
「……思い出したの…全部の記憶、事故にあってからここに来るまでの記憶を」
「っ!?アイちゃん!!それって!?」
「アイ…」
アイは思い出した記憶の事を全て話した。
とある部屋で拷問をされたこと。
自分がアインと言われていたこと。
苦痛から逃れる為に精神と肉体が分離したこと。
ルイとケンタはその一言一言に驚きや怒りやるせ無い気持ちをあらわにしつつも聞き届けた。
「クソ、なんだそいつは!アイにひでぇことしやがって!!」
「……てか、アイちゃんが精神体って信じられないッスよ、現にこうして触れるし……」
「きゃっ!!」
「……ケンタテメェ……」
「違うッス!!誤解ッス!!」
「だ、大丈夫だから!!とにかく、やっぱりこの地下空間を作っちゃったのは私みたい……ほんとごめんなさい……」
「前にも言ったが気にすんな、てかどう見ても悪いのはアイを暴走させた奴だな……」
「……アイちゃんの身体無事だといいッスけど」
「……」
「……」
「いや!!変な意味じゃないッス!!もうこの流れやめましょうよ!!」
「……はぁ、それもそうだな、とりあえず空間の謎はわかったしこれからの方針も決まった」
「……そうッスね」
「え?」
アイだけがその意図が分からず困惑する
「え?じゃねぇよ、アイ、アンタの身体を取り返しに行くぞ!!」
「……ルイさん?」
「とりあえずボコボコにして土下座させてやるッスよ!!」
「……ケンタ君……」
アイは思わず泣きそうになるがグッと堪える
「……ごめんね、こんなところまで付き合わせちゃって……でも、二人とも力を貸して……私もとの自分に戻りたい!ちゃんと生きたい!!」
「あぁ、ちゃっちゃと戻して美味いもんでも食いにいこうぜ!」
「姉さんの奢りッスけどね!」
「ケンタの奢りだってよ、ラッキーだったな」
「大学生のバイト料舐めんなッス!破産しちまう!!」
「キュー‼︎キュー‼︎」
皆はドッと笑い合うとあらためて目の前の壁を見つめる
アイはゆっくりと近づき手を添える
「優しき光手!」
壁に縦の光が走り、今までと同じように扉となりその先の通路と階段を出現させた
通路の先が階段になっており、その先がそのまま天井まで繋がっている
階段の先の天井には小窓があり、そこから上に上がれるようだった
「お、分からねぇけどもうすぐ地上か?そんな感じすんな!」
「今までの作りと違うッスもんね、ちと見てみるッスよ」
ケンタがその先を透視すると嬉しそうに指を鳴らした
「間違いないッス、……ゴールッスよ!!病院の受付横に繋がってるッス!」
「幸先が良いな、面倒なダンジョンもこれで終わりだ」
「……面倒でごめんね~……」
アイ達はそのまま意気揚々と階段を登り、天井の小窓に手をかける、ルイが先に上がりアイを引き上げた
「おらよ」
「ありがと!」
「姉さん!俺も!!」
「うるせぇ!!テメェは一人で登れんだろ!」
「なんか俺だけ当たり強くないッスか?」
ケンタがよじ登ってくる様子を見ながら、アイはある事をふと思い出した
(あれ?…そういえば手に入れた注射器……今回のギミックじゃなかったの?なんなんだろう…これ?)
アイは懐にしまってあった注射器を服の上から握った
「あ、ルイさん!そういえば私さっき……」
ルイに注射器のことを話そうと振り向いた瞬間だった
「ばぁ♪」
「え?」
「きゃは♪驚いた?」
そこには知らない女の子が立っていた
白衣の下に黒いワンピースを身に纏い、如何にも相容れない服装の少女はアイの表情をニコニコと観察しているようだった
「あ?テメェ、どこから出てきた?」
ルイが女の子の肩を掴むが
「や~ん、怖い♪どっかいって♪」
「はぁ?なに」
ルイが問いかける間もなくルイの姿は瞬く間もなくその場から消えてしまった
「…え?な、なに?」
「姉さん……?姉さんどこに行ったッスか?」
あまりの突然な状況に二人は頭が上手く回らない、そしてケンタの質問に対して女の子はニコッと笑いながらあっさりこう答えた
「さっきのお姉さん?死んだよ?」
クスクスの女の子の笑い声が辺りに響いた
「……わりぃ、吹っ切れてたつもりでも……やっぱり忘れられないもんだな」
「……当たり前だよ~……私だってお母さんが居なくなってるんだよ?気持ちぐらいわかるもん!!」
「……そうだな、ちょっとずつ乗り越えていこうお互いに」
「……うん、そうしよう!」
「……へへっ」
「キュー‼︎」
各々が鏡の世界を抜け、ルイもアイ達の協力のもと部屋を壊して脱出に成功
アイ達が居る空間は6畳ほどの小さな部屋に変わり、辺りはコンクリートの壁に覆われていた。
「……そうだ、私みんなに話さなきゃいけないことがあるの」
「なんだよ?あらたまって?」
「……思い出したの…全部の記憶、事故にあってからここに来るまでの記憶を」
「っ!?アイちゃん!!それって!?」
「アイ…」
アイは思い出した記憶の事を全て話した。
とある部屋で拷問をされたこと。
自分がアインと言われていたこと。
苦痛から逃れる為に精神と肉体が分離したこと。
ルイとケンタはその一言一言に驚きや怒りやるせ無い気持ちをあらわにしつつも聞き届けた。
「クソ、なんだそいつは!アイにひでぇことしやがって!!」
「……てか、アイちゃんが精神体って信じられないッスよ、現にこうして触れるし……」
「きゃっ!!」
「……ケンタテメェ……」
「違うッス!!誤解ッス!!」
「だ、大丈夫だから!!とにかく、やっぱりこの地下空間を作っちゃったのは私みたい……ほんとごめんなさい……」
「前にも言ったが気にすんな、てかどう見ても悪いのはアイを暴走させた奴だな……」
「……アイちゃんの身体無事だといいッスけど」
「……」
「……」
「いや!!変な意味じゃないッス!!もうこの流れやめましょうよ!!」
「……はぁ、それもそうだな、とりあえず空間の謎はわかったしこれからの方針も決まった」
「……そうッスね」
「え?」
アイだけがその意図が分からず困惑する
「え?じゃねぇよ、アイ、アンタの身体を取り返しに行くぞ!!」
「……ルイさん?」
「とりあえずボコボコにして土下座させてやるッスよ!!」
「……ケンタ君……」
アイは思わず泣きそうになるがグッと堪える
「……ごめんね、こんなところまで付き合わせちゃって……でも、二人とも力を貸して……私もとの自分に戻りたい!ちゃんと生きたい!!」
「あぁ、ちゃっちゃと戻して美味いもんでも食いにいこうぜ!」
「姉さんの奢りッスけどね!」
「ケンタの奢りだってよ、ラッキーだったな」
「大学生のバイト料舐めんなッス!破産しちまう!!」
「キュー‼︎キュー‼︎」
皆はドッと笑い合うとあらためて目の前の壁を見つめる
アイはゆっくりと近づき手を添える
「優しき光手!」
壁に縦の光が走り、今までと同じように扉となりその先の通路と階段を出現させた
通路の先が階段になっており、その先がそのまま天井まで繋がっている
階段の先の天井には小窓があり、そこから上に上がれるようだった
「お、分からねぇけどもうすぐ地上か?そんな感じすんな!」
「今までの作りと違うッスもんね、ちと見てみるッスよ」
ケンタがその先を透視すると嬉しそうに指を鳴らした
「間違いないッス、……ゴールッスよ!!病院の受付横に繋がってるッス!」
「幸先が良いな、面倒なダンジョンもこれで終わりだ」
「……面倒でごめんね~……」
アイ達はそのまま意気揚々と階段を登り、天井の小窓に手をかける、ルイが先に上がりアイを引き上げた
「おらよ」
「ありがと!」
「姉さん!俺も!!」
「うるせぇ!!テメェは一人で登れんだろ!」
「なんか俺だけ当たり強くないッスか?」
ケンタがよじ登ってくる様子を見ながら、アイはある事をふと思い出した
(あれ?…そういえば手に入れた注射器……今回のギミックじゃなかったの?なんなんだろう…これ?)
アイは懐にしまってあった注射器を服の上から握った
「あ、ルイさん!そういえば私さっき……」
ルイに注射器のことを話そうと振り向いた瞬間だった
「ばぁ♪」
「え?」
「きゃは♪驚いた?」
そこには知らない女の子が立っていた
白衣の下に黒いワンピースを身に纏い、如何にも相容れない服装の少女はアイの表情をニコニコと観察しているようだった
「あ?テメェ、どこから出てきた?」
ルイが女の子の肩を掴むが
「や~ん、怖い♪どっかいって♪」
「はぁ?なに」
ルイが問いかける間もなくルイの姿は瞬く間もなくその場から消えてしまった
「…え?な、なに?」
「姉さん……?姉さんどこに行ったッスか?」
あまりの突然な状況に二人は頭が上手く回らない、そしてケンタの質問に対して女の子はニコッと笑いながらあっさりこう答えた
「さっきのお姉さん?死んだよ?」
クスクスの女の子の笑い声が辺りに響いた
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