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思い出
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まずは、どうやって図書室へ行くか。
そして継続的に通えるようにするか。
色々と考えた末に、僕はコッソリと部屋から出て、使用人らの話に聞き耳を立てることにした。
敵を欺くには、まず敵を知ること。
そこから何か突破口を見出そうと思ったのだ。
なるべく使用人らに見つからぬよう、そして万一見つかっても、無意味にあちこち散策している風を装いながら、僕は僕の『敵』である使用人らの無駄話に聞き耳を立て続けた。
以前の僕は、本当に何に対しても無関心で。
結構、重要な話を耳にしていても、それを何かに活用しようとは思わなかった。
本当に愚かだったと思う。
使用人らの他愛もない無駄話にすら、有用な情報が隠されていたというのに。
そうして3日ほど屋敷内を歩き回り、メイドや使用人らの様々な会話を耳にした僕は、これまで解らなかった──いや、解ろうともしていなかった『シュワルツ家の事情』を知ることとなった。
僕が屋敷の中をウロウロし始めた時、さすがに使用人ら全員に気付かれずには済まなかった。
けれど、以前の僕が彼らに対して無関心であったと同じように──いや、そんな僕以上に彼らは僕に対してほぼ無関心であったらしい。
おそらくは、僕から面倒なことを頼まれたり、僕と関りになったりしない限りは。
おかげで乳母や、専属メイドであるロザリア、執事を務めるセバス以外になら、見つかっても叱られたり、部屋へ連れ戻されたりせずに済んだ。
この3日間の探索で分かったことだけれど、僕を目の敵にしているのは、まさに今名前を挙げたその3人であるらしかった。
他の使用人は本当に無関心か、あえて無関心を装わなければ、ここに居られない立場にいるらしい。
「………知らなかった…」
僕はてっきり、この屋敷内の使用人らはすべて、僕の敵だとばかり思い込んでいた。
そうではなく、本心では3人の上位者に虐げられる僕を心配し、中には、僕を助けようとして辞めさせられた者まで居ると知り、僕は心の中が温かくなるのを生まれて初めて感じた。
そういえば、逆行前の人生で子供の頃に居たメイドが、コッソリ僕に食べ物を持ってきてくれたことがあった。確かあれは僕が8歳の時だっただろうか。けれどそれきり、彼女の姿を見ることはなかったから、そのまますっかり忘れてしまっていた。
、
つまりそういうことだったのだ。
僕に優しくする者、関心を持って接しようとする者は、ことごとく執事や乳母によって排除され、屋敷から退去させられていったのだ。
何故、そうまでして、彼らは僕を??
一つの謎が解けると同時に、大きな謎が一つ残った。
けれどそれも、噂話からすぐに察することが出来た。
僕には、母親の違う妹がいる。
今生ではまだ一度も会ったことはないけれど。
兄上と僕を産んだ実の母は、とうの昔に亡くなっていた。
母上は僕を妊娠すると同時に体調を崩し、出産後、一時と経たずに天に召されたらしい。
その後、父上はすぐに後妻を娶ったが、彼女は以前からの愛人であり、再婚と同時に妹を産んだ。
僕と妹とは6ヶ月しか生まれが違わないのだから、いつから父上が愛人と深い関係があったかなんて誰もが察して余りあるだろう。
ほとんど接触の無かった、母違いの妹。
僕は彼女に対して、なんの感情も湧かない。
ただ、兄上と同じ屋敷に暮らしている彼女を、羨ましいというささやかな思いがあるだけだった。
「奥様はお嬢様が可愛くて仕方ないみたいね…」
「でも、だからって坊ちゃまを…」
「しっ!!聞かれたらあなたも、ここに居られなくなるわよ?」
乳母らの目を盗んでひそひそと噂する使用人らの話を総合すると、義母は妹を次のシュワルツ家当主にと考えているらしい。この家には兄上が居るのに??と一瞬思ったが、どうやらそれは『兄上が皇王になったら』という話が前提にあるみたいだった。
確かに兄上が皇王になれば、シュワルツ家当主の座が空く。
それはこのまま順当にいけば、僕が座ることになるはずの場所だ。
でも僕には神霊力がない。
半分血の繋がった妹には、それなりに強い神霊力があるというのに。
義母は兄上の次の当主を決める際に、当然その点を指摘するつもりではいるが、念には念を入れて僕を不適格者に仕立て上げようとしている──というのが、メイドらの間で囁かれていた『シュワルツ家の裏の闇事情』だった。
そんなことのために僕は、15年の人生を悲惨なものにされたのか。
日の当たらぬ場所で、ひたすら自分を恥じるよう仕向けられたのか。
いや、ひょっとすると僕が殺されたのも、義母の手によるものだったのかも知れない。
「どうして………」
逆行以前など、居なかったものとして扱われ、ついに死ぬまでこの屋敷に幽閉されていた。
今生でも僕は父上から見放され、生まれてから何度も会えていない。
そんな僕だというのに、義母は何故だか、妹と同時期に生まれた僕を憎み疎んじているらしい。
そこには『当主争いの相手』という以外にも、何か重大な理由がありそうな気もしたけれど、今の僕にはさすがに確信へ至る情報が足りていなかった。
とにかく今、ハッキリ解っているのは、僕のこの悲惨な状況が、悪意の元で意図して作られていること。そしてその裏で糸を引いているのは、義母であること。
手の者を僕の身近に配し、虐げるよう命じてまでも──そこまでの怨念と執念を持ってして、義母が僕を害そうとしている、ということだけだった。
もちろんそれらの疑惑は、あくまで使用人らの噂話によるもの。とはいえ、僕には思い当たることが無いこともなく、その噂と疑念のすべてを完全に否定することは難しかった。
何故かというと逆行以前の僕は、何度か義母と顔を合わせることがあったからだ。
そうしてその時、父上や他の誰からも見えぬように、僕にだけ一瞬見せた彼女の顔が──美しく整ったその顔に浮かべた表情が、あまりにも恐ろしい悪意と怨念に満ちていたから。
あの時は、どうしてそんな顔で見られるのか、まるで解らず怖かった。
次の瞬間、僕に声を掛けてくれた時には、幻みたいに笑顔の下へ消えてしまっていたし。
何度も言うけど、僕は生まれてすぐに、この離れ屋敷に隔離された。
それは僕が神霊力も持たぬ無能者だからと、ずっとそう思い込んでいたけれど。
『もしかしたら…違うの、かな…』
義母の僕に対する理不尽な感情が確かなことだとすると、もしかするとこれは隔離などではなく、逆に、僕を保護するためだったのかも知れない、などと徐々に思えてき始めた。
義母が僕を、害することの出来ないように。
そう考えなおして見ると、これも少し思い当たる出来事があった。
確か10歳頃の、春のことだったろうか。
僕は離れの屋敷を抜け出して、本邸の庭へ遊びに行ったことがあった。
「フィーリウ!何故、屋敷を出た!?」
「あ……兄上…」
メイド達が話していた、本邸の庭に咲いたという、珍しい花が見てみたかった。
ただ、それだけのことだったのに。
本邸の庭をウロウロしていた僕を見つけた兄は、僕を捕まえるとそう言って酷く叱った。そして、自ら僕の手を引き、離れの屋敷へ連れ戻したのだ。
「勝手に屋敷を出るな。良いな!?」
「は…はい。ごめんなさい…兄上」
兄上は無表情に僕にそう言いつけたが、怒っているというよりはむしろ、僕の身を案じているふうに見えた。なぜ?どうして??こんなに焦った様子の兄上を見たのは、生まれて初めてのことだったから、幼かった僕の脳裏にも強く印象に残っていた。
しかも、そのすぐ後、離れの庭にたくさんの花が移植されたから、余計に。
「わあ………ッ」
色とりどりの美しい花畑を見て、僕はとても感動してしまった。
「まったく…余計な手間を…」
「ラトール様の言いつけだから仕方あるまい」
使用人が聞こえるように大声で愚痴っていたが、僕は兄上がこれを指示したのだと知って嬉しかった。兄上は、花を間近で見てみたかった…そんな僕の気持ちを察してくれていたのだ。
そしてこの記憶は、僕の短い人生で数少ない、忘れられぬいい思い出となった。
美しかった花の庭は、3日と持たず滅茶苦茶にされてしまったけど。
しかもそれを腹いせに僕がやったことだと吹聴されて。
そして継続的に通えるようにするか。
色々と考えた末に、僕はコッソリと部屋から出て、使用人らの話に聞き耳を立てることにした。
敵を欺くには、まず敵を知ること。
そこから何か突破口を見出そうと思ったのだ。
なるべく使用人らに見つからぬよう、そして万一見つかっても、無意味にあちこち散策している風を装いながら、僕は僕の『敵』である使用人らの無駄話に聞き耳を立て続けた。
以前の僕は、本当に何に対しても無関心で。
結構、重要な話を耳にしていても、それを何かに活用しようとは思わなかった。
本当に愚かだったと思う。
使用人らの他愛もない無駄話にすら、有用な情報が隠されていたというのに。
そうして3日ほど屋敷内を歩き回り、メイドや使用人らの様々な会話を耳にした僕は、これまで解らなかった──いや、解ろうともしていなかった『シュワルツ家の事情』を知ることとなった。
僕が屋敷の中をウロウロし始めた時、さすがに使用人ら全員に気付かれずには済まなかった。
けれど、以前の僕が彼らに対して無関心であったと同じように──いや、そんな僕以上に彼らは僕に対してほぼ無関心であったらしい。
おそらくは、僕から面倒なことを頼まれたり、僕と関りになったりしない限りは。
おかげで乳母や、専属メイドであるロザリア、執事を務めるセバス以外になら、見つかっても叱られたり、部屋へ連れ戻されたりせずに済んだ。
この3日間の探索で分かったことだけれど、僕を目の敵にしているのは、まさに今名前を挙げたその3人であるらしかった。
他の使用人は本当に無関心か、あえて無関心を装わなければ、ここに居られない立場にいるらしい。
「………知らなかった…」
僕はてっきり、この屋敷内の使用人らはすべて、僕の敵だとばかり思い込んでいた。
そうではなく、本心では3人の上位者に虐げられる僕を心配し、中には、僕を助けようとして辞めさせられた者まで居ると知り、僕は心の中が温かくなるのを生まれて初めて感じた。
そういえば、逆行前の人生で子供の頃に居たメイドが、コッソリ僕に食べ物を持ってきてくれたことがあった。確かあれは僕が8歳の時だっただろうか。けれどそれきり、彼女の姿を見ることはなかったから、そのまますっかり忘れてしまっていた。
、
つまりそういうことだったのだ。
僕に優しくする者、関心を持って接しようとする者は、ことごとく執事や乳母によって排除され、屋敷から退去させられていったのだ。
何故、そうまでして、彼らは僕を??
一つの謎が解けると同時に、大きな謎が一つ残った。
けれどそれも、噂話からすぐに察することが出来た。
僕には、母親の違う妹がいる。
今生ではまだ一度も会ったことはないけれど。
兄上と僕を産んだ実の母は、とうの昔に亡くなっていた。
母上は僕を妊娠すると同時に体調を崩し、出産後、一時と経たずに天に召されたらしい。
その後、父上はすぐに後妻を娶ったが、彼女は以前からの愛人であり、再婚と同時に妹を産んだ。
僕と妹とは6ヶ月しか生まれが違わないのだから、いつから父上が愛人と深い関係があったかなんて誰もが察して余りあるだろう。
ほとんど接触の無かった、母違いの妹。
僕は彼女に対して、なんの感情も湧かない。
ただ、兄上と同じ屋敷に暮らしている彼女を、羨ましいというささやかな思いがあるだけだった。
「奥様はお嬢様が可愛くて仕方ないみたいね…」
「でも、だからって坊ちゃまを…」
「しっ!!聞かれたらあなたも、ここに居られなくなるわよ?」
乳母らの目を盗んでひそひそと噂する使用人らの話を総合すると、義母は妹を次のシュワルツ家当主にと考えているらしい。この家には兄上が居るのに??と一瞬思ったが、どうやらそれは『兄上が皇王になったら』という話が前提にあるみたいだった。
確かに兄上が皇王になれば、シュワルツ家当主の座が空く。
それはこのまま順当にいけば、僕が座ることになるはずの場所だ。
でも僕には神霊力がない。
半分血の繋がった妹には、それなりに強い神霊力があるというのに。
義母は兄上の次の当主を決める際に、当然その点を指摘するつもりではいるが、念には念を入れて僕を不適格者に仕立て上げようとしている──というのが、メイドらの間で囁かれていた『シュワルツ家の裏の闇事情』だった。
そんなことのために僕は、15年の人生を悲惨なものにされたのか。
日の当たらぬ場所で、ひたすら自分を恥じるよう仕向けられたのか。
いや、ひょっとすると僕が殺されたのも、義母の手によるものだったのかも知れない。
「どうして………」
逆行以前など、居なかったものとして扱われ、ついに死ぬまでこの屋敷に幽閉されていた。
今生でも僕は父上から見放され、生まれてから何度も会えていない。
そんな僕だというのに、義母は何故だか、妹と同時期に生まれた僕を憎み疎んじているらしい。
そこには『当主争いの相手』という以外にも、何か重大な理由がありそうな気もしたけれど、今の僕にはさすがに確信へ至る情報が足りていなかった。
とにかく今、ハッキリ解っているのは、僕のこの悲惨な状況が、悪意の元で意図して作られていること。そしてその裏で糸を引いているのは、義母であること。
手の者を僕の身近に配し、虐げるよう命じてまでも──そこまでの怨念と執念を持ってして、義母が僕を害そうとしている、ということだけだった。
もちろんそれらの疑惑は、あくまで使用人らの噂話によるもの。とはいえ、僕には思い当たることが無いこともなく、その噂と疑念のすべてを完全に否定することは難しかった。
何故かというと逆行以前の僕は、何度か義母と顔を合わせることがあったからだ。
そうしてその時、父上や他の誰からも見えぬように、僕にだけ一瞬見せた彼女の顔が──美しく整ったその顔に浮かべた表情が、あまりにも恐ろしい悪意と怨念に満ちていたから。
あの時は、どうしてそんな顔で見られるのか、まるで解らず怖かった。
次の瞬間、僕に声を掛けてくれた時には、幻みたいに笑顔の下へ消えてしまっていたし。
何度も言うけど、僕は生まれてすぐに、この離れ屋敷に隔離された。
それは僕が神霊力も持たぬ無能者だからと、ずっとそう思い込んでいたけれど。
『もしかしたら…違うの、かな…』
義母の僕に対する理不尽な感情が確かなことだとすると、もしかするとこれは隔離などではなく、逆に、僕を保護するためだったのかも知れない、などと徐々に思えてき始めた。
義母が僕を、害することの出来ないように。
そう考えなおして見ると、これも少し思い当たる出来事があった。
確か10歳頃の、春のことだったろうか。
僕は離れの屋敷を抜け出して、本邸の庭へ遊びに行ったことがあった。
「フィーリウ!何故、屋敷を出た!?」
「あ……兄上…」
メイド達が話していた、本邸の庭に咲いたという、珍しい花が見てみたかった。
ただ、それだけのことだったのに。
本邸の庭をウロウロしていた僕を見つけた兄は、僕を捕まえるとそう言って酷く叱った。そして、自ら僕の手を引き、離れの屋敷へ連れ戻したのだ。
「勝手に屋敷を出るな。良いな!?」
「は…はい。ごめんなさい…兄上」
兄上は無表情に僕にそう言いつけたが、怒っているというよりはむしろ、僕の身を案じているふうに見えた。なぜ?どうして??こんなに焦った様子の兄上を見たのは、生まれて初めてのことだったから、幼かった僕の脳裏にも強く印象に残っていた。
しかも、そのすぐ後、離れの庭にたくさんの花が移植されたから、余計に。
「わあ………ッ」
色とりどりの美しい花畑を見て、僕はとても感動してしまった。
「まったく…余計な手間を…」
「ラトール様の言いつけだから仕方あるまい」
使用人が聞こえるように大声で愚痴っていたが、僕は兄上がこれを指示したのだと知って嬉しかった。兄上は、花を間近で見てみたかった…そんな僕の気持ちを察してくれていたのだ。
そしてこの記憶は、僕の短い人生で数少ない、忘れられぬいい思い出となった。
美しかった花の庭は、3日と持たず滅茶苦茶にされてしまったけど。
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