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四章
⑤⑨ シャーリーside2
それに加えてベルトルテ公爵家からメリーティー男爵家への援助も入る。
メリーティー男爵家は没落寸前から、一気に立て直すこととなった。
そもそも厳格な前ベルトルテ公爵が、よくディアンヌとの結婚を許したのか不思議でならなかった。
そのことによりリュドヴィックが、ディアンヌに一目惚れしたのではないかと言われ始める。
それに加えて多忙なベルトルテ公爵が仕事を休んでまで、メリーティー男爵家に挨拶に行ったことも大きな話題となった。
二人は仲睦まじい様子で結婚生活も順調だとも……。
(まさかベルトルテ公爵はディアンヌを愛しているとでもいうの? ベルトルテ公爵は今まで婚約者だっていなかったわ。そもそも結婚しないって言っていたはずよね?)
難攻不落のベルトルテ公爵を籠絡した美女。
そんな噂が社交界に広まりを見せた。
それも当然だった。ディアンヌは社交界デビューも済ませていないため、ほとんど顔が知られていない。
王立学園でも目立つ存在ではなかったことから、ディアンヌを覚えていない人が大半だった。
(なにが美女よ。あんな地味なブスを選ぶベルトルテ公爵も公爵だわ! いかれてる。絶対におかしいわよ……!)
ディアンヌに負けていることがどうしても許せなかった。
今までもこれからも彼女を見下ろせるつもりだった。
それがヘラヘラして何の努力もしていないディアンヌが、シャーリーの上にいるなんておかしいではないか。
(あの二人は不釣り合いよ。すぐに別れるに決まってる……!)
シャーリーのそんな予想とは裏腹に、ディアンヌはピーターというベルトルテ公爵家から出て行ったアンジェリーナの子どもにも懐かれているらしい。
それからベルトルテ公爵に憧れて公爵邸に侍女として向かったカトリーヌ・レアルが処罰を受けたらしい。
そして次々と罪は暴かれていき、レアル侯爵は降格。
領地の大半を取り上げられてしまったそうだ。
その理由は、カトリーヌがディアンヌに手を出したからだそうだ。
たしかにカトリーヌにとって、いきなり妻になったディアンヌの存在は面白くないだろう。
噂ではディアンヌに嫌がらせをするように侍女に命令しただけで牢に入れられたらしい。
カトリーヌとシャーリーはお茶会をしたり、パーティーでも仲良くしたりしていた令嬢だった。
シャーリーは美しくて自分に自信があるカトリーヌのことが嫌いではなかった。
(ベルトルテ公爵は、それほどにディアンヌを大切にしているというの……!?)
シャーリーは悔しくて悔しくてたまらなかった。
自分の婚約者と比べてしまう。
侯爵家の三男であるジェルマンの良さは顔だけ。
シャーリーを守る力などなく、カシス伯爵家を継ぐ存在。
それ以上、上は望めない。
それなのにディアンヌは圧倒的な権力に守られている。
(このわたくしに勝とうだなんて……!ディアンヌのくせに生意気なのよっ!一生、わたくしを羨んでいればよかったのに)
シャーリーは悔しくて唇を血が滲むほどに噛み締めた。
ディアンヌをどうにかして引き摺り下ろしたい。
どうしたらいいのか……シャーリーはその方法を必死に考えていた。
周りにいる令嬢たちを使って嫌がらせをしても、カトリーヌの二の舞になってしまう。
そうでなくてもリュドヴィックは頭が回るため、下手なことをすればシャーリーやカシス伯爵家にも被害が及ぶ。
多少の被害があったとしても、このままディアンヌがシャーリーの上に立ち続けることは耐えられないのだ。
公爵夫人から引き摺り下ろすためには、リュドヴィックが関係ない場所でディアンヌが何かしなければならない。
そうしたらディアンヌはベルトルテ公爵から離縁されて、援助も打ち切られるはずだ。
(……フフッ、見ていなさいよ)
メリーティー男爵家は没落寸前から、一気に立て直すこととなった。
そもそも厳格な前ベルトルテ公爵が、よくディアンヌとの結婚を許したのか不思議でならなかった。
そのことによりリュドヴィックが、ディアンヌに一目惚れしたのではないかと言われ始める。
それに加えて多忙なベルトルテ公爵が仕事を休んでまで、メリーティー男爵家に挨拶に行ったことも大きな話題となった。
二人は仲睦まじい様子で結婚生活も順調だとも……。
(まさかベルトルテ公爵はディアンヌを愛しているとでもいうの? ベルトルテ公爵は今まで婚約者だっていなかったわ。そもそも結婚しないって言っていたはずよね?)
難攻不落のベルトルテ公爵を籠絡した美女。
そんな噂が社交界に広まりを見せた。
それも当然だった。ディアンヌは社交界デビューも済ませていないため、ほとんど顔が知られていない。
王立学園でも目立つ存在ではなかったことから、ディアンヌを覚えていない人が大半だった。
(なにが美女よ。あんな地味なブスを選ぶベルトルテ公爵も公爵だわ! いかれてる。絶対におかしいわよ……!)
ディアンヌに負けていることがどうしても許せなかった。
今までもこれからも彼女を見下ろせるつもりだった。
それがヘラヘラして何の努力もしていないディアンヌが、シャーリーの上にいるなんておかしいではないか。
(あの二人は不釣り合いよ。すぐに別れるに決まってる……!)
シャーリーのそんな予想とは裏腹に、ディアンヌはピーターというベルトルテ公爵家から出て行ったアンジェリーナの子どもにも懐かれているらしい。
それからベルトルテ公爵に憧れて公爵邸に侍女として向かったカトリーヌ・レアルが処罰を受けたらしい。
そして次々と罪は暴かれていき、レアル侯爵は降格。
領地の大半を取り上げられてしまったそうだ。
その理由は、カトリーヌがディアンヌに手を出したからだそうだ。
たしかにカトリーヌにとって、いきなり妻になったディアンヌの存在は面白くないだろう。
噂ではディアンヌに嫌がらせをするように侍女に命令しただけで牢に入れられたらしい。
カトリーヌとシャーリーはお茶会をしたり、パーティーでも仲良くしたりしていた令嬢だった。
シャーリーは美しくて自分に自信があるカトリーヌのことが嫌いではなかった。
(ベルトルテ公爵は、それほどにディアンヌを大切にしているというの……!?)
シャーリーは悔しくて悔しくてたまらなかった。
自分の婚約者と比べてしまう。
侯爵家の三男であるジェルマンの良さは顔だけ。
シャーリーを守る力などなく、カシス伯爵家を継ぐ存在。
それ以上、上は望めない。
それなのにディアンヌは圧倒的な権力に守られている。
(このわたくしに勝とうだなんて……!ディアンヌのくせに生意気なのよっ!一生、わたくしを羨んでいればよかったのに)
シャーリーは悔しくて唇を血が滲むほどに噛み締めた。
ディアンヌをどうにかして引き摺り下ろしたい。
どうしたらいいのか……シャーリーはその方法を必死に考えていた。
周りにいる令嬢たちを使って嫌がらせをしても、カトリーヌの二の舞になってしまう。
そうでなくてもリュドヴィックは頭が回るため、下手なことをすればシャーリーやカシス伯爵家にも被害が及ぶ。
多少の被害があったとしても、このままディアンヌがシャーリーの上に立ち続けることは耐えられないのだ。
公爵夫人から引き摺り下ろすためには、リュドヴィックが関係ない場所でディアンヌが何かしなければならない。
そうしたらディアンヌはベルトルテ公爵から離縁されて、援助も打ち切られるはずだ。
(……フフッ、見ていなさいよ)
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