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第3章 最強騎士オルランド
5 ブラダマンテとロジェロ、愛(笑)を誓い合う(Take2)
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「えっ……黒崎。アンタ……下田教授の声が聞こえるの!?」
黒崎の言葉に、アイは驚いて繋いでいた手を離した。
『おーい、アイ君。聞こえるかね? 返事をしてくれ』
アイからの念話の返答がなかったので、下田の呼びかけが再び響く。
しかし今度の黒崎は無反応。先刻の下田の声をもう一度聞こうと、耳をそばだてている。
色々試行錯誤した結果。
『あーコレは……分かったぞ。
アイ君の身体に触れている時限定で、私の声が黒崎君にも通じるようだ』
「なん……ですって……」
アイは目眩がした。もし下田教授の発見した新事実や情報を黒崎に手っ取り早く伝えたい場合、彼と手を繋がなければならないという事だ。
(どうして顔の件といい、次から次へとこっ恥ずかしい設定が発覚するのよ!?)
別に手を繋ぐぐらい、何でもない筈なのだが……どうも妙な条件が加わると勝手が違う気がする。
「司藤……その、下田教授ってのは?」
「わたしがこの本の世界に入り込む元凶になった男よ!
どうにかギリギリのラインで協力者でもあるけれど……
そーいえば下田教授! 現実世界でもゴタゴタしてたって言ってたけど、具体的に何があったの?」
『……ああ、ちょっと講師室で大声出し過ぎたせいで、学生から苦情が来てね。
本を開く時に周囲に迷惑のかかる心配のない場所に移動していたのだ』
サラッと言っているが、状況を想像すると洒落にならない。
アイ達を心配しての事だったのだろうが、傍から見れば独りで本に向かってあれこれ呟いている不審人物である。人目につかないに越した事はないだろう。
『アイ君。私の声を直接、そのロジェロ役の黒崎君にも伝えられるのだろう?
彼にも知っておいて欲しい話が幾つかある。協力してくれ』
「……しょーがないわね。もう今更って感じだし。
黒崎! 下田教授から話があるんだって。もっとこっちに来て。ちゃんと聞いておきなさいよ!」
アイと黒崎は再び手を触れ、下田教授との情報交換を行う事になった。
お互いの自己紹介から始まって、黒崎が「狂えるオルランド」についてどこまで知識があるかの確認。
現状にて悪徳の魔女アルシナと海魔オルクを退け、善徳の魔女ロジェスティラを救出した事。さらには美姫アンジェリカの協力まで取り付けた事。アンジェリカは記憶を失った現代人の可能性が高く、この世界が本の中であるという事実を知っている事など……実に多くの情報がやり取りされたのだった。
『なるほど……驚くべき事だらけだな! アンジェリカの事といい……
だが黒崎君。”狂えるオルランド”の展開を知っているからといって、余り先読みした行動を取らない事だ。
下手に先走ってしまうと、どういう訳か展開が変化し、より困難な状況に陥ったりするケースが多いからな』
黒崎はそれで合点がいった。原典ではアルシナとオルクが同時に襲ってくる展開はない。だが実際に起きてしまった以上、下田の説を裏付けるには十分な説得力があった。
「……確かにロジェスティラの名前を出した途端、アルシナがいきなり襲ってきたもんな。
分かった、用心するよ。すでにもうオレの知っている話の展開と、随分変わってきちまってるし……」
『……話はこんな所かね。黒崎君も余り、長々私と話すのも不本意だろう。
せっかく合法的に女の子と手を繋げる機会に、中年男の声など延々聞きたくないだろう?』
「余計な気を回さなくていいっつーの!……これから先、どうするべきかね」
「どうするべきって……今後も物語で起こるイベントに沿って行動すればいいんじゃないの?」
口を挟んでくるアイに対し、黒崎はかぶりを振った。
「そもそもブラダマンテは、魔女アルシナと接触しないんだ。
オレはと言えば、本来なら改心する前の養父アトラントの罠にハマっちまって、また攫われる予定だったし」
「え……ロジェロってこの後また攫われちゃうの? ホント、某ゲームシリーズの毎回攫われるお姫様みたいなポジションだったのね……」
呆れたようにしみじみと言うアイ。
「心配すんな。お前がアトラントを早くに説得できたお陰で、その厄介な未来にはもうならねえよ。
おかげでオレたちにはしばらく自由に行動できる時間がある。そいつを有効活用しようぜ。
例えばそーだな……二人で礼拝堂に行って、とっととオレのキリスト教への改宗と、結婚を済ませとくとか、な」
「え゛っ…………!?」
事もなげに提案してくる黒崎。思わずアイは想像してしまった。
物語の中でいずれ結婚するブラダマンテとロジェロ。本来ならば美男美女の相思相愛、お似合いのカップル成立といった具合なのだが。
先刻発覚した魂の顔が丸見えという件がある。他所からは自然に見えても、二人の間では幼馴染の腐れ縁が顔を突き合わせるのだ。
「オイ、何顔赤くしてんだよ司藤」
「な、ななな何言ってんのよ黒崎のアホ!
そ、そんな訳あるわけないわけないじゃない!」
動揺を完全には隠せず、アイは日本語能力が低下しまくっていた。
「いーから落ち着け……心配すんな、ただの実験だ。
実際の原典だと二人は結婚しようとしては、何らかの妨害を受けて引き裂かれるパターンを繰り返すんだよ。
オレも正直言って、すんなり式を挙げられるだなんて思っちゃいねえ。
でもな。もし上手く行ったら、オレ達は予想してたよりも早くこの世界から脱出できるかもしれねえんだ」
「……そ、そうなんだ……」
(そ、そそそそうよね! なんだビックリしたぁ……
この世界から脱出するためには、ブラダマンテはロジェロとゴールインしなきゃいけない。
逆に言えば結婚さえすれば、物語の結末をアッサリ迎えられて、脱け出せるって事よね!
黒崎の言ってる事はそういう事よ。役割を演じてるだけ!
わたしの方が意識しちゃってどーすんのって話よ……!)
「分かったわ、黒崎。お芝居よね、お芝居」
「そーだよ。演劇部員だろ、お前。そーゆーのは得意な筈だろ」
黒崎の物言いに、ちょっとだけ自尊心が傷ついたアイはコホンと咳払いした。
目の輝きが一変した。まっすぐに黒崎を見つめ、距離を詰め、僅かに「溜め」を作った後――胸を張り、大袈裟な身振り手振りを交えつつ、凛としたよく響く声で朗々と言い放った。
「見くびらないで、ロジェロ!
わたしはブラダマンテ。クレルモン公エイモンの娘。
わたしを生涯愛し、婚姻を誓いたいのであれば、我が父エイモン公爵にその旨を申し出た上で、礼拝堂にて洗礼を受け、キリスト教への改宗を行って貰わなければならない!
ロジェロ。あなたの愛は本物なのか?
わたしの申し出を受け入れる覚悟はおありかな?」
即興とは思えぬほどの感情と起伏、そして臨場感に富んだ台詞。舞台俳優志望者特有の大仰なパフォーマンスでありながら、その自然な流れと立ち居振る舞い。
黒崎は驚き、その顔に感動すら滲ませて硬直していたが……やがてアイの、ブラダマンテとしての求婚の条件に応えるべく、跪いて頭を垂れた。
「勿論だ。麗しき我が乙女にして、勇ましき白き騎士ブラダマンテよ!
我が血筋、我が父は元々はキリスト教徒。道ならぬ恋をしたが故に不遇の幼少期を迎えたが……
今やいかなる困難も条件も、そなたと共に生きる事を諦める障害たりえない!
貴女の望むあらゆる求めに応じよう。その暁には――ブラダマンテ。貴女の愛をいただきたい」
黒崎の方とて即興だろう。アイからすれば、少々声が上ずっている箇所も幾つか見受けられたが。
不思議と悪い気はしなかった。黒崎もまたアイと同様――異教の女騎士に惚れた気高き騎士の役になりきっていた。
が――――
「……あっはっはっは! うん、いいんじゃない?
二人っきりでホント良かったわね。もし誰かに見られてたら、吹き出すのを我慢しなくちゃだしっ!
大体何よ『麗しき我が乙女』って!
アンタ実際恋人できても、そんな恥ずかしい台詞絶対言っちゃダメよ?」
「そ、そーだな……くっくっくははッ!
っていうか、お前だって人の事言えねーだろ!
何が『あなたの愛は本物なのか』だよ! お前もしかして将来綺織に告白された時、そんな風に言っちゃったりする訳!?」
他にギャラリーがいなかったにも関わらず、緊張と羞恥に耐え切れず同時に笑い出してしまった。
きっとこの様子を下田教授も本で知るだろう。だが二回目ともなると、それでもいいかとアイは思い始めていた。ノリノリで演じる事は楽しいし、時間が経てばきっと「そんな事もあったね」と笑い話の種になるだろう。
**********
ひとしきり笑い転げた後、ロジェロは自分の部屋に戻り――翌朝。
急ぎ足で階段を昇ってくる音、部屋のドアをノックする音が響いた。
「……ブラダマンテ! 大変です。アンジェリカが……!」
言葉の主はメリッサだった。その声には強い焦燥が滲み出ていた。
黒崎の言葉に、アイは驚いて繋いでいた手を離した。
『おーい、アイ君。聞こえるかね? 返事をしてくれ』
アイからの念話の返答がなかったので、下田の呼びかけが再び響く。
しかし今度の黒崎は無反応。先刻の下田の声をもう一度聞こうと、耳をそばだてている。
色々試行錯誤した結果。
『あーコレは……分かったぞ。
アイ君の身体に触れている時限定で、私の声が黒崎君にも通じるようだ』
「なん……ですって……」
アイは目眩がした。もし下田教授の発見した新事実や情報を黒崎に手っ取り早く伝えたい場合、彼と手を繋がなければならないという事だ。
(どうして顔の件といい、次から次へとこっ恥ずかしい設定が発覚するのよ!?)
別に手を繋ぐぐらい、何でもない筈なのだが……どうも妙な条件が加わると勝手が違う気がする。
「司藤……その、下田教授ってのは?」
「わたしがこの本の世界に入り込む元凶になった男よ!
どうにかギリギリのラインで協力者でもあるけれど……
そーいえば下田教授! 現実世界でもゴタゴタしてたって言ってたけど、具体的に何があったの?」
『……ああ、ちょっと講師室で大声出し過ぎたせいで、学生から苦情が来てね。
本を開く時に周囲に迷惑のかかる心配のない場所に移動していたのだ』
サラッと言っているが、状況を想像すると洒落にならない。
アイ達を心配しての事だったのだろうが、傍から見れば独りで本に向かってあれこれ呟いている不審人物である。人目につかないに越した事はないだろう。
『アイ君。私の声を直接、そのロジェロ役の黒崎君にも伝えられるのだろう?
彼にも知っておいて欲しい話が幾つかある。協力してくれ』
「……しょーがないわね。もう今更って感じだし。
黒崎! 下田教授から話があるんだって。もっとこっちに来て。ちゃんと聞いておきなさいよ!」
アイと黒崎は再び手を触れ、下田教授との情報交換を行う事になった。
お互いの自己紹介から始まって、黒崎が「狂えるオルランド」についてどこまで知識があるかの確認。
現状にて悪徳の魔女アルシナと海魔オルクを退け、善徳の魔女ロジェスティラを救出した事。さらには美姫アンジェリカの協力まで取り付けた事。アンジェリカは記憶を失った現代人の可能性が高く、この世界が本の中であるという事実を知っている事など……実に多くの情報がやり取りされたのだった。
『なるほど……驚くべき事だらけだな! アンジェリカの事といい……
だが黒崎君。”狂えるオルランド”の展開を知っているからといって、余り先読みした行動を取らない事だ。
下手に先走ってしまうと、どういう訳か展開が変化し、より困難な状況に陥ったりするケースが多いからな』
黒崎はそれで合点がいった。原典ではアルシナとオルクが同時に襲ってくる展開はない。だが実際に起きてしまった以上、下田の説を裏付けるには十分な説得力があった。
「……確かにロジェスティラの名前を出した途端、アルシナがいきなり襲ってきたもんな。
分かった、用心するよ。すでにもうオレの知っている話の展開と、随分変わってきちまってるし……」
『……話はこんな所かね。黒崎君も余り、長々私と話すのも不本意だろう。
せっかく合法的に女の子と手を繋げる機会に、中年男の声など延々聞きたくないだろう?』
「余計な気を回さなくていいっつーの!……これから先、どうするべきかね」
「どうするべきって……今後も物語で起こるイベントに沿って行動すればいいんじゃないの?」
口を挟んでくるアイに対し、黒崎はかぶりを振った。
「そもそもブラダマンテは、魔女アルシナと接触しないんだ。
オレはと言えば、本来なら改心する前の養父アトラントの罠にハマっちまって、また攫われる予定だったし」
「え……ロジェロってこの後また攫われちゃうの? ホント、某ゲームシリーズの毎回攫われるお姫様みたいなポジションだったのね……」
呆れたようにしみじみと言うアイ。
「心配すんな。お前がアトラントを早くに説得できたお陰で、その厄介な未来にはもうならねえよ。
おかげでオレたちにはしばらく自由に行動できる時間がある。そいつを有効活用しようぜ。
例えばそーだな……二人で礼拝堂に行って、とっととオレのキリスト教への改宗と、結婚を済ませとくとか、な」
「え゛っ…………!?」
事もなげに提案してくる黒崎。思わずアイは想像してしまった。
物語の中でいずれ結婚するブラダマンテとロジェロ。本来ならば美男美女の相思相愛、お似合いのカップル成立といった具合なのだが。
先刻発覚した魂の顔が丸見えという件がある。他所からは自然に見えても、二人の間では幼馴染の腐れ縁が顔を突き合わせるのだ。
「オイ、何顔赤くしてんだよ司藤」
「な、ななな何言ってんのよ黒崎のアホ!
そ、そんな訳あるわけないわけないじゃない!」
動揺を完全には隠せず、アイは日本語能力が低下しまくっていた。
「いーから落ち着け……心配すんな、ただの実験だ。
実際の原典だと二人は結婚しようとしては、何らかの妨害を受けて引き裂かれるパターンを繰り返すんだよ。
オレも正直言って、すんなり式を挙げられるだなんて思っちゃいねえ。
でもな。もし上手く行ったら、オレ達は予想してたよりも早くこの世界から脱出できるかもしれねえんだ」
「……そ、そうなんだ……」
(そ、そそそそうよね! なんだビックリしたぁ……
この世界から脱出するためには、ブラダマンテはロジェロとゴールインしなきゃいけない。
逆に言えば結婚さえすれば、物語の結末をアッサリ迎えられて、脱け出せるって事よね!
黒崎の言ってる事はそういう事よ。役割を演じてるだけ!
わたしの方が意識しちゃってどーすんのって話よ……!)
「分かったわ、黒崎。お芝居よね、お芝居」
「そーだよ。演劇部員だろ、お前。そーゆーのは得意な筈だろ」
黒崎の物言いに、ちょっとだけ自尊心が傷ついたアイはコホンと咳払いした。
目の輝きが一変した。まっすぐに黒崎を見つめ、距離を詰め、僅かに「溜め」を作った後――胸を張り、大袈裟な身振り手振りを交えつつ、凛としたよく響く声で朗々と言い放った。
「見くびらないで、ロジェロ!
わたしはブラダマンテ。クレルモン公エイモンの娘。
わたしを生涯愛し、婚姻を誓いたいのであれば、我が父エイモン公爵にその旨を申し出た上で、礼拝堂にて洗礼を受け、キリスト教への改宗を行って貰わなければならない!
ロジェロ。あなたの愛は本物なのか?
わたしの申し出を受け入れる覚悟はおありかな?」
即興とは思えぬほどの感情と起伏、そして臨場感に富んだ台詞。舞台俳優志望者特有の大仰なパフォーマンスでありながら、その自然な流れと立ち居振る舞い。
黒崎は驚き、その顔に感動すら滲ませて硬直していたが……やがてアイの、ブラダマンテとしての求婚の条件に応えるべく、跪いて頭を垂れた。
「勿論だ。麗しき我が乙女にして、勇ましき白き騎士ブラダマンテよ!
我が血筋、我が父は元々はキリスト教徒。道ならぬ恋をしたが故に不遇の幼少期を迎えたが……
今やいかなる困難も条件も、そなたと共に生きる事を諦める障害たりえない!
貴女の望むあらゆる求めに応じよう。その暁には――ブラダマンテ。貴女の愛をいただきたい」
黒崎の方とて即興だろう。アイからすれば、少々声が上ずっている箇所も幾つか見受けられたが。
不思議と悪い気はしなかった。黒崎もまたアイと同様――異教の女騎士に惚れた気高き騎士の役になりきっていた。
が――――
「……あっはっはっは! うん、いいんじゃない?
二人っきりでホント良かったわね。もし誰かに見られてたら、吹き出すのを我慢しなくちゃだしっ!
大体何よ『麗しき我が乙女』って!
アンタ実際恋人できても、そんな恥ずかしい台詞絶対言っちゃダメよ?」
「そ、そーだな……くっくっくははッ!
っていうか、お前だって人の事言えねーだろ!
何が『あなたの愛は本物なのか』だよ! お前もしかして将来綺織に告白された時、そんな風に言っちゃったりする訳!?」
他にギャラリーがいなかったにも関わらず、緊張と羞恥に耐え切れず同時に笑い出してしまった。
きっとこの様子を下田教授も本で知るだろう。だが二回目ともなると、それでもいいかとアイは思い始めていた。ノリノリで演じる事は楽しいし、時間が経てばきっと「そんな事もあったね」と笑い話の種になるだろう。
**********
ひとしきり笑い転げた後、ロジェロは自分の部屋に戻り――翌朝。
急ぎ足で階段を昇ってくる音、部屋のドアをノックする音が響いた。
「……ブラダマンテ! 大変です。アンジェリカが……!」
言葉の主はメリッサだった。その声には強い焦燥が滲み出ていた。
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