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第3章 最強騎士オルランド
11 アンジェリカ、逃亡する
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いかなるものも断ち切り、鎧兜も意味を為さないとされるデュランダル。
ロジェロ――黒崎八式は、昂ぶる己の力に翻弄されながらも、鋭い斬撃を受けてぼんやりと考えていた。
(ああ、畜生。しくじった――
やっぱりロジェロは、デュランダルとは相性悪いみてェだな……)
オルランドは勝利を確信し、喜悦の笑みを浮かべた。
「貴殿の奮闘、実に見事なり!
だが残念だったな、ロジェロ殿。これで……終わりだ!」
デュランダルは未だ輝きを帯びたままだ。
黒崎は知る由もなかったが、この呪われし聖剣の力――戦う者双方の潜在能力を引き出す――は消えていない。おびただしく出血した状態でも黒崎の意識は途切れなかった。ロジェロの肉体もまだ動けた。
左胸を裂かれたが、急所は僅かにずれている。だが猶予はない。
ここで動かなければ、この捨て身の行動も無駄になる!
「ま……だ終わって……ねえッ!」
「!?」
ロジェロは激痛を堪え身体に力を込め――刺さったデュランダルを脇で挟むように固定した。
そして続けざま、オルランドの手の甲に向かって魔剣ベリサルダを振り下ろす!
鈍い音がした。無論オルランドの腕に傷はつかない。
だがデュランダルを抱え込まれ、不安定な体勢に捻られたところにベリサルダの一撃を浴びたのだ。
最強の騎士の持つ聖剣は、彼の手を離れ――乾いた音を立てて地面に転がった。
「――この勝負、引き分けだッ!」絞り出すように叫ぶアストルフォ。
「――ふざけるな!」オルランドは怒りを露にして抗議した。
「俺とこの男! どちらが手酷い傷を負っている!? 俺はまだ戦えるぞッ!」
オルランドは地面に落としたデュランダルを拾い、血を流しくずおれるロジェロめがけて斬りかかろうとした。
だがその腕は、はっしと受け止められる。アストルフォが手首を掴んだのだ。
「邪魔をするなアストルフォ! 貴殿も切り刻まれたいのか!?」
「事前に取り決めたルールを忘れたのかい? オルランド君。
傷を負わせるか、武器を落とすか。その時点で負けが決まる。両者とも敗北条件を満たした以上、引き分けとせざるを得ない!
それが立会人たるボクの判断だ。一騎打ちは終わりだ。武器を納めたまえ!」
端正な顔立ちによく響く朗々たる声。アストルフォの裁定は理に適ったもので、その場にいた騎士たちの誰もが納得するほどであったが……
(一見カッコいいけど、めっちゃ足震えてるじゃん! 超ビビってんじゃん!
黒崎を助けたいのとカッコつけたい一心で、オルランドの前に立ってキメたのはいいけど、内心スゴイ後悔してるって顔になってるし!?)
アストルフォの堂々たる振る舞いの裏を、ブラダマンテ――司藤アイはしっかり見抜いていた。
しかし彼はその細腕の割に意外な力を持っている。筋骨隆々なオルランドの腕を掴んだまま離さない。
(ッ……! 今まで見くびっていたがアストルフォの奴――秘めた力はなかなかのものだな。
フロリマールといい、一見頼りなさそうでもシャルルマーニュ十二勇士の一人に選ばれるだけの事はある)
オルランドは苦々しく思った。アストルフォの腕を振りほどけないのにも理由がある。
デュランダルの呪いだ。この美貌はあれど最弱の騎士と揶揄されしイングランド王子。本人すら気づいていない潜在能力を備えており、聖剣の呪いにより一時的に引き出されているのである。
本気を出したアストルフォとの一騎打ちも、いい勝負ができるかもしれない。
だが当の本人にその自覚はなく腰が引けている。握った腕からも震えているのが伝わってくる。
「アストルフォ、無理をするな。恐ろしいんだろう?
俺が本気を出せば、貴殿の頭など果実のごとく叩き割れるのだぞ?」
オルランドは不本意ながらも脅しをかけてみた。
実際言う通りにもできるが、実行するのは最後の手段だ。
「そ、そそそそうかもしれないね! でもねオルランド君。
き、きき騎士たるもの、例え勝ち目がないと分かっていても、命を張らねばならない時があるのだよ!
我が友が命の危機に瀕している時。そして友の命が失われたら、涙を流す貴婦人がいる時だ」
目いっぱい怯えつつも、アストルフォは一歩も引かない姿勢を示した。
彼の言葉を聞きオルランドは舌打ちすると――倒れたロジェロに寄り添っている女騎士ブラダマンテを見やった。片時も自分から目を逸らさず、その双眸に憎悪の炎を燃やしている。
「ロジェロ殿にとっての『涙を流す貴婦人』とは、貴女の事か? ブラダマンテ」
オルランドの問いかけは、アイの今考えている事とはいささか異なる意図によるものかもしれない。
アイは思った。黒崎は断じて恋人ではない。時に憎たらしくも思う、鼻持ちならない毒舌使いの悪友。綺織先輩のような溢れ出る善人オーラとは無縁の存在。
それでも――こんな所で死なせたくはない。助けられるのなら助けたい。一緒にこの世界を脱出すると誓ったのだから。
「――その通りよ、オルランド。
もし貴方がこれ以上、ロジェロを傷つけようというなら。
このブラダマンテが代わりに相手になりましょう。
たとえ女といえど遠慮は無用。侮らないでいただきたい!」
ブラダマンテ――司藤アイは本気だった。
その視線だけでオルランドの心臓を刺し貫く事も叶いそうな、鋭い殺気を放っていた。
「――口惜しいが。事ここに至っては、俺の負けのようだ。
俺に女を斬る趣味はない。それを悲しむ男がいるとなれば、尚更の事――」
オルランドはかぶりを振って、剣を納めかけた。その時だった。
「おーいッ! そこのストーカー騎士! 私の声が聞こえるー!?」
海岸線から聞き覚えのある、能天気な女性の叫びが聞こえてきた。
艀舟が浮かんでいる。乗組員は二人。一人は美しい金髪をたなびかせた、絶世の美姫アンジェリカ。その右の中指には黄金の指輪が燦然と輝いている。もう一人は髭面の巨人の従者モルガンテ。嬉しそうな顔をして櫂を漕いでいた。
「アンジェリカ……! まさか、俺の従者モルガンテを魅了したのか……!?」
「オルランド、よく聞きなさい! あなたの従者と舟、そして諸々の装備や物資はこのカタイの王女アンジェリカが頂いたわッ!
返して欲しければ追ってくる事ね! さあ捕まえてごらんなさーい!
あっはっはっはっはァ!!」
悪の女幹部よろしく、わざとらしい高笑いを上げて挑発するアンジェリカ。
本当に逃げるつもりなら、こんなパフォーマンスをしてオルランドに気づかせる必要はない。島の様子を見ていたのだろう。そしてロジェロ達の危機を知って――オルランドを遠ざけようと精一杯の演技をしているのだろう。
(……アストルフォといい、アンジェリカといい。
どいつもこいつも、俺を心の底から恐れているクセに、屈しようともせず逆らい続けるとは……!)
オルランドは腸が煮えくり返る思いだったが、すぐに気持ちを切り替えたようだった。
「アンジェリカが島を離れているなら、ここにもう用はない。
ロジェスティラ殿。舟を一隻お借りしたい。我が愛を捧ぐべき姫君を追い続けるために!」
善徳の魔女ロジェスティラにとっても、オルランドの提案は文字通り渡りに船。彼女は二つ返事で艀舟を貸与した。
フランク王国最強の騎士は借り受けた艀に独り乗り込み、放浪の美姫を追うべく猛スピードで海の彼方へと消えていった。
ロジェロ――黒崎八式は、昂ぶる己の力に翻弄されながらも、鋭い斬撃を受けてぼんやりと考えていた。
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「!?」
ロジェロは激痛を堪え身体に力を込め――刺さったデュランダルを脇で挟むように固定した。
そして続けざま、オルランドの手の甲に向かって魔剣ベリサルダを振り下ろす!
鈍い音がした。無論オルランドの腕に傷はつかない。
だがデュランダルを抱え込まれ、不安定な体勢に捻られたところにベリサルダの一撃を浴びたのだ。
最強の騎士の持つ聖剣は、彼の手を離れ――乾いた音を立てて地面に転がった。
「――この勝負、引き分けだッ!」絞り出すように叫ぶアストルフォ。
「――ふざけるな!」オルランドは怒りを露にして抗議した。
「俺とこの男! どちらが手酷い傷を負っている!? 俺はまだ戦えるぞッ!」
オルランドは地面に落としたデュランダルを拾い、血を流しくずおれるロジェロめがけて斬りかかろうとした。
だがその腕は、はっしと受け止められる。アストルフォが手首を掴んだのだ。
「邪魔をするなアストルフォ! 貴殿も切り刻まれたいのか!?」
「事前に取り決めたルールを忘れたのかい? オルランド君。
傷を負わせるか、武器を落とすか。その時点で負けが決まる。両者とも敗北条件を満たした以上、引き分けとせざるを得ない!
それが立会人たるボクの判断だ。一騎打ちは終わりだ。武器を納めたまえ!」
端正な顔立ちによく響く朗々たる声。アストルフォの裁定は理に適ったもので、その場にいた騎士たちの誰もが納得するほどであったが……
(一見カッコいいけど、めっちゃ足震えてるじゃん! 超ビビってんじゃん!
黒崎を助けたいのとカッコつけたい一心で、オルランドの前に立ってキメたのはいいけど、内心スゴイ後悔してるって顔になってるし!?)
アストルフォの堂々たる振る舞いの裏を、ブラダマンテ――司藤アイはしっかり見抜いていた。
しかし彼はその細腕の割に意外な力を持っている。筋骨隆々なオルランドの腕を掴んだまま離さない。
(ッ……! 今まで見くびっていたがアストルフォの奴――秘めた力はなかなかのものだな。
フロリマールといい、一見頼りなさそうでもシャルルマーニュ十二勇士の一人に選ばれるだけの事はある)
オルランドは苦々しく思った。アストルフォの腕を振りほどけないのにも理由がある。
デュランダルの呪いだ。この美貌はあれど最弱の騎士と揶揄されしイングランド王子。本人すら気づいていない潜在能力を備えており、聖剣の呪いにより一時的に引き出されているのである。
本気を出したアストルフォとの一騎打ちも、いい勝負ができるかもしれない。
だが当の本人にその自覚はなく腰が引けている。握った腕からも震えているのが伝わってくる。
「アストルフォ、無理をするな。恐ろしいんだろう?
俺が本気を出せば、貴殿の頭など果実のごとく叩き割れるのだぞ?」
オルランドは不本意ながらも脅しをかけてみた。
実際言う通りにもできるが、実行するのは最後の手段だ。
「そ、そそそそうかもしれないね! でもねオルランド君。
き、きき騎士たるもの、例え勝ち目がないと分かっていても、命を張らねばならない時があるのだよ!
我が友が命の危機に瀕している時。そして友の命が失われたら、涙を流す貴婦人がいる時だ」
目いっぱい怯えつつも、アストルフォは一歩も引かない姿勢を示した。
彼の言葉を聞きオルランドは舌打ちすると――倒れたロジェロに寄り添っている女騎士ブラダマンテを見やった。片時も自分から目を逸らさず、その双眸に憎悪の炎を燃やしている。
「ロジェロ殿にとっての『涙を流す貴婦人』とは、貴女の事か? ブラダマンテ」
オルランドの問いかけは、アイの今考えている事とはいささか異なる意図によるものかもしれない。
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「――その通りよ、オルランド。
もし貴方がこれ以上、ロジェロを傷つけようというなら。
このブラダマンテが代わりに相手になりましょう。
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ブラダマンテ――司藤アイは本気だった。
その視線だけでオルランドの心臓を刺し貫く事も叶いそうな、鋭い殺気を放っていた。
「――口惜しいが。事ここに至っては、俺の負けのようだ。
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(……アストルフォといい、アンジェリカといい。
どいつもこいつも、俺を心の底から恐れているクセに、屈しようともせず逆らい続けるとは……!)
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「アンジェリカが島を離れているなら、ここにもう用はない。
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