75 / 197
第5章 狂えるオルランド
9 内なるブラダマンテ、目覚める
しおりを挟む
襲ってきた四人組の騎士の正体は、なんとマルフィサのかつての冒険仲間だったらしい。
「えっと確か――」ブラダマンテは戸惑いつつも話を整理しようとした。
「道中聞いた話では、アマゾネスの国で戦っている最中アストルフォが恐怖の角笛を吹いちゃって。みんな散り散りに逃げちゃったって事よね?」
「うむ。それぞれ思い思いの場所にな!」何故か胸を張るマルフィサ。
「で、あなたたちは――何でここにいるの?
ピナベルさんを探してるわたし達に、どうして襲いかかってきたの?」
ブラダマンテの問いに、四人のうちの一人サンソンが答えた。
「頼まれたのだ――騎士としての誓約を盾にされてな。
ヴァロンブローザ近辺を旅する騎士や、ピナベルの行方を探る者を襲って金品を奪ってくるように、と」
彼ら四人をこき使っているのは、ピナベルの妻を名乗る女性だという。
親切なフリをして、旅する四人を家の中に案内し――眠っている隙を突いてふん縛ってしまった。そして「解放して欲しければ自分の言う事を聞け」と、無理矢理迫られてしまったのだ。
「いやその――やり口が完全に詐欺師のソレじゃない。
そんな状況下で結んだ誓約、律儀に守る必要ないんじゃ?」
女騎士は呆れ気味に呻いたが、四人は「騎士たるもの、いかなる状況であれ誓約は絶対だ!」と頑なに鼻を鳴らす。脳筋なのか融通が利かないのか。
「――まあ、いいわ。こうしてわたしとマルフィサがあなた達に勝った以上。
わたし達をその、ピナベルの奥さんの所まで案内してちょうだい。
何故こんな事をしているのか、問い質してみるから。
騎士道精神的には、わたしの言う事を聞いてくれるわよね?」
騎士道うんぬん言われるとさすがに弱いようで、彼らは唯々諾々とブラダマンテに従い、案内役を務めるのだった。
**********
案内されたのは、古ぼけた礼拝堂の一つ。長らく放置されて寂れているようで、酷く閑散とした雰囲気を漂わせている。
四人の騎士に案内され、ブラダマンテとマルフィサは中に通された。
奥の扉がぎい、と開くと――現れたのは、くたびれた衣装を着た貴婦人。美貌の持ち主ではあるが、やや目が吊り上がり、険の強い印象を受ける女性である。
「――何なのです、この女の騎士二人は?
あたくしは『戦利品を持ち帰る』ように命じたハズです。人ごと連れて来いと言った覚えはありません事よ」
不快感を隠そうともせずに、甲高い声で四人の騎士をなじる貴婦人。
「あなたが――ピナベルさんの奥さん?」
「いかにも。その通りですが――何者ですの?」
「わたしはブラダマンテ。クレルモン家エイモン公の娘です。こちらは旅の仲間のインド王女・マルフィサ。
マイエンス家のガヌロンさんの依頼で、行方知れずになったピナベルさんを探しにここまで来ました」
その言葉を聞き、ピナベルの妻は顔面蒼白になった。
まるでこの世の終わりでも来たかのような悲壮ぶりだ。
「クレルモン家の人間に――ガヌロン伯爵が依頼を?」
「信じられない気持ちは分かるけど、事実です」
ピナベルの妻は異様に怯えていたが――やがて意を決したのか、ブラダマンテを睨み据えるように見つめて言った。
「我が夫ピナベルにお会いしたいのですね?
未だ怪我が治り切っておらず、意識も途絶えがちですが。それでも宜しければ」
**********
妻の言う通りピナベルは負傷しており、ベッドに眠ったような状態だった。
(そういう事か――彼の情報がヴァロンブローザで途絶えた理由は。
この地で怪我をして身動きが取れなくなったからって訳ね)
妻の言い分によれば、魔法使いアトラントの事件が解決した後、解放された彼女は逃げたピナベルを追ってここ、ヴァロンブローザまでやって来た。
ようやく夫に再会できたものの、彼は魔法使いの悪事の片棒を担いだ挙句、自分の手で妻を救えず不実を働いた事に――怯え切っていた。
「口論となり、お互い罵詈雑言の限りを尽くしましたわ。でも――
崖から大岩が振ってきて、あたくしが押し潰されそうになった時。我が夫は身を挺して救ってくれたのです」
妻は好意的な解釈をしているが――大岩の事故の際、ピナベルは咄嗟に身動きが取れず、なす術もなく下敷きになっただけだった。
恐らくその場にピナベルがいなければ、大岩は妻の目の前に落ちてきただけで、大事には至らなかったろう。
ともあれ、身を挺した(と勘違いした)夫を救うべく、ピナベルの妻は考えた。
どうにかヴァロンブローザの礼拝堂に運び込み、治療を始めたものの。打ち捨てられた建物の中には薬もロクになかった。彼女自身も、着の身着のままで放浪していた為、先立つ物もない。
そこでこの地を訪れた騎士たちを騙し、彼らに金品を巻き上げさせる事で、夫の治療費を捻出しようとしたのである。
「事情は大方分かったが――無茶な方法を考えたものだな」マルフィサが言った。
「そのような事をしていれば、いずれ強い騎士に打ち負かされ、破綻してしまう。
聞けばマイエンス家はフランク王国でも大勢力だとか。素直に血縁の者に助力を願った方が良かったのでは?」
脳筋なインド王女にしては的確な提案であった。しかし妻は首を振った。
「それも考えました。しかし――このヴァロンブローザの地はフランク領ではありませんし。
あたくしがここを離れ、ピナベルに万一の事があったらと思うと――」
ブラダマンテはピナベルの怪我の具合と、治療処置を観察した。
お世辞にも的確な対応とは呼べない。包帯の巻き方も雑で、不衛生なベッドだ。これでは治る怪我も治らないだろう。
そう思っていた矢先であった。
どくん、とブラダマンテの中で、狂暴な「何か」が蠢いた。
(な――何? このドス黒く、胸を締め上げてくるモノは――!?
いきなり湧き上がってきて、抑えようとしてもどんどん大きくなる――!)
暴れ馬のように「それ」は動き出し、彼女の肉体を突き破って外に飛び出そうと激しくせっついて来る。それは――「憎悪」と呼ばれる感情だった。
ブラダマンテ――いや司藤アイは額に脂汗を浮かべ、暴れ回る凶悪な衝動と必死で戦っていた。
《迷う事はない。殺してしまえよ。
ピナベルはわたしを崖下に突き落とし、亡き者にしようとした卑劣漢。しかも、悪名高きマイエンス家の人間だ。ガヌロンをはじめ、あの家に連なる者は全員クズだ。生かしておけば、必ず後の禍根に繋がる》
(あなた――いったい誰よ! わたしの心じゃない。
いきなり無茶苦茶な事を言い出さないでッ!)
余りにも黒く無慈悲で、荒廃した不毛の地のような感情。アイはそれを跳ね除けようと心の中で叫んだが、「それ」は嘲笑うかのように力を増した。
《わたしは――あなた自身。クレルモン家の女騎士ブラダマンテ。
あなたが依代として魂を宿している肉体に――生来宿っていた意思だ。
そのわたしが直感しているんだ。わたしを陥れた不実なる騎士ピナベルは――今ここで殺すべきだ、とね》
「えっと確か――」ブラダマンテは戸惑いつつも話を整理しようとした。
「道中聞いた話では、アマゾネスの国で戦っている最中アストルフォが恐怖の角笛を吹いちゃって。みんな散り散りに逃げちゃったって事よね?」
「うむ。それぞれ思い思いの場所にな!」何故か胸を張るマルフィサ。
「で、あなたたちは――何でここにいるの?
ピナベルさんを探してるわたし達に、どうして襲いかかってきたの?」
ブラダマンテの問いに、四人のうちの一人サンソンが答えた。
「頼まれたのだ――騎士としての誓約を盾にされてな。
ヴァロンブローザ近辺を旅する騎士や、ピナベルの行方を探る者を襲って金品を奪ってくるように、と」
彼ら四人をこき使っているのは、ピナベルの妻を名乗る女性だという。
親切なフリをして、旅する四人を家の中に案内し――眠っている隙を突いてふん縛ってしまった。そして「解放して欲しければ自分の言う事を聞け」と、無理矢理迫られてしまったのだ。
「いやその――やり口が完全に詐欺師のソレじゃない。
そんな状況下で結んだ誓約、律儀に守る必要ないんじゃ?」
女騎士は呆れ気味に呻いたが、四人は「騎士たるもの、いかなる状況であれ誓約は絶対だ!」と頑なに鼻を鳴らす。脳筋なのか融通が利かないのか。
「――まあ、いいわ。こうしてわたしとマルフィサがあなた達に勝った以上。
わたし達をその、ピナベルの奥さんの所まで案内してちょうだい。
何故こんな事をしているのか、問い質してみるから。
騎士道精神的には、わたしの言う事を聞いてくれるわよね?」
騎士道うんぬん言われるとさすがに弱いようで、彼らは唯々諾々とブラダマンテに従い、案内役を務めるのだった。
**********
案内されたのは、古ぼけた礼拝堂の一つ。長らく放置されて寂れているようで、酷く閑散とした雰囲気を漂わせている。
四人の騎士に案内され、ブラダマンテとマルフィサは中に通された。
奥の扉がぎい、と開くと――現れたのは、くたびれた衣装を着た貴婦人。美貌の持ち主ではあるが、やや目が吊り上がり、険の強い印象を受ける女性である。
「――何なのです、この女の騎士二人は?
あたくしは『戦利品を持ち帰る』ように命じたハズです。人ごと連れて来いと言った覚えはありません事よ」
不快感を隠そうともせずに、甲高い声で四人の騎士をなじる貴婦人。
「あなたが――ピナベルさんの奥さん?」
「いかにも。その通りですが――何者ですの?」
「わたしはブラダマンテ。クレルモン家エイモン公の娘です。こちらは旅の仲間のインド王女・マルフィサ。
マイエンス家のガヌロンさんの依頼で、行方知れずになったピナベルさんを探しにここまで来ました」
その言葉を聞き、ピナベルの妻は顔面蒼白になった。
まるでこの世の終わりでも来たかのような悲壮ぶりだ。
「クレルモン家の人間に――ガヌロン伯爵が依頼を?」
「信じられない気持ちは分かるけど、事実です」
ピナベルの妻は異様に怯えていたが――やがて意を決したのか、ブラダマンテを睨み据えるように見つめて言った。
「我が夫ピナベルにお会いしたいのですね?
未だ怪我が治り切っておらず、意識も途絶えがちですが。それでも宜しければ」
**********
妻の言う通りピナベルは負傷しており、ベッドに眠ったような状態だった。
(そういう事か――彼の情報がヴァロンブローザで途絶えた理由は。
この地で怪我をして身動きが取れなくなったからって訳ね)
妻の言い分によれば、魔法使いアトラントの事件が解決した後、解放された彼女は逃げたピナベルを追ってここ、ヴァロンブローザまでやって来た。
ようやく夫に再会できたものの、彼は魔法使いの悪事の片棒を担いだ挙句、自分の手で妻を救えず不実を働いた事に――怯え切っていた。
「口論となり、お互い罵詈雑言の限りを尽くしましたわ。でも――
崖から大岩が振ってきて、あたくしが押し潰されそうになった時。我が夫は身を挺して救ってくれたのです」
妻は好意的な解釈をしているが――大岩の事故の際、ピナベルは咄嗟に身動きが取れず、なす術もなく下敷きになっただけだった。
恐らくその場にピナベルがいなければ、大岩は妻の目の前に落ちてきただけで、大事には至らなかったろう。
ともあれ、身を挺した(と勘違いした)夫を救うべく、ピナベルの妻は考えた。
どうにかヴァロンブローザの礼拝堂に運び込み、治療を始めたものの。打ち捨てられた建物の中には薬もロクになかった。彼女自身も、着の身着のままで放浪していた為、先立つ物もない。
そこでこの地を訪れた騎士たちを騙し、彼らに金品を巻き上げさせる事で、夫の治療費を捻出しようとしたのである。
「事情は大方分かったが――無茶な方法を考えたものだな」マルフィサが言った。
「そのような事をしていれば、いずれ強い騎士に打ち負かされ、破綻してしまう。
聞けばマイエンス家はフランク王国でも大勢力だとか。素直に血縁の者に助力を願った方が良かったのでは?」
脳筋なインド王女にしては的確な提案であった。しかし妻は首を振った。
「それも考えました。しかし――このヴァロンブローザの地はフランク領ではありませんし。
あたくしがここを離れ、ピナベルに万一の事があったらと思うと――」
ブラダマンテはピナベルの怪我の具合と、治療処置を観察した。
お世辞にも的確な対応とは呼べない。包帯の巻き方も雑で、不衛生なベッドだ。これでは治る怪我も治らないだろう。
そう思っていた矢先であった。
どくん、とブラダマンテの中で、狂暴な「何か」が蠢いた。
(な――何? このドス黒く、胸を締め上げてくるモノは――!?
いきなり湧き上がってきて、抑えようとしてもどんどん大きくなる――!)
暴れ馬のように「それ」は動き出し、彼女の肉体を突き破って外に飛び出そうと激しくせっついて来る。それは――「憎悪」と呼ばれる感情だった。
ブラダマンテ――いや司藤アイは額に脂汗を浮かべ、暴れ回る凶悪な衝動と必死で戦っていた。
《迷う事はない。殺してしまえよ。
ピナベルはわたしを崖下に突き落とし、亡き者にしようとした卑劣漢。しかも、悪名高きマイエンス家の人間だ。ガヌロンをはじめ、あの家に連なる者は全員クズだ。生かしておけば、必ず後の禍根に繋がる》
(あなた――いったい誰よ! わたしの心じゃない。
いきなり無茶苦茶な事を言い出さないでッ!)
余りにも黒く無慈悲で、荒廃した不毛の地のような感情。アイはそれを跳ね除けようと心の中で叫んだが、「それ」は嘲笑うかのように力を増した。
《わたしは――あなた自身。クレルモン家の女騎士ブラダマンテ。
あなたが依代として魂を宿している肉体に――生来宿っていた意思だ。
そのわたしが直感しているんだ。わたしを陥れた不実なる騎士ピナベルは――今ここで殺すべきだ、とね》
0
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢が攻略対象ではないオレに夢中なのだが?!
naomikoryo
ファンタジー
【★♪★♪★♪★本当に完結!!読んでくれた皆さん、ありがとうございます★♪★♪★♪★】
気づけば異世界、しかも「ただの数学教師」になってもうた――。
大阪生まれ大阪育ち、関西弁まるだしの元高校教師カイは、偶然助けた学園長の口利きで王立魔法学園の臨時教師に。
魔方陣を数式で解きほぐし、強大な魔法を片っ端から「授業」で説明してしまう彼の授業は、生徒たちにとって革命そのものだった。
しかし、なぜか公爵令嬢ルーティアに追いかけ回され、
気づけば「奥様気取り」で世話を焼かれ、学園も学園長も黙認状態。
王子やヒロイン候補も巻き込み、王国全体を揺るがす大事件に次々と遭遇していくカイ。
「ワイはただ、教師やりたいだけやのに!」
異世界で数学教師が無自覚にチートを発揮し、
悪役令嬢と繰り広げる夫婦漫才のような恋模様と、国家規模のトラブルに振り回される物語。
笑いとバトルと甘々が詰まった異世界ラブコメ×ファンタジー!
追放された俺のスキル【整理整頓】が覚醒!もふもふフェンリルと訳あり令嬢と辺境で最強ギルドはじめます
黒崎隼人
ファンタジー
「お前の【整理整頓】なんてゴミスキル、もういらない」――勇者パーティーの雑用係だったカイは、ダンジョンの最深部で無一文で追放された。死を覚悟したその時、彼のスキルは真の能力に覚醒する。鑑定、無限収納、状態異常回復、スキル強化……森羅万象を“整理”するその力は、まさに規格外の万能チートだった! 呪われたもふもふ聖獣と、没落寸前の騎士令嬢。心優しき仲間と出会ったカイは、辺境の街で小さなギルド『クローゼット』を立ち上げる。一方、カイという“本当の勇者”を失ったパーティーは崩壊寸前に。これは、地味なスキル一つで世界を“整理整頓”していく、一人の青年の爽快成り上がり英雄譚!
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。
【モブ魂】~ゲームの下っ端ザコキャラに転生したオレ、知識チートで無双したらハーレムできました~なお、妹は激怒している模様
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
よくゲームとかで敵を回復するうざい敵キャラっているだろ?
――――それ、オレなんだわ……。
昔流行ったゲーム『魔剣伝説』の中で、悪事を働く辺境伯の息子……の取り巻きの一人に転生してしまったオレ。
そんなオレには、病に侵された双子の妹がいた。
妹を死なせないために、オレがとった秘策とは――――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる