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14.シュウトくん
シュウトくん②
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「―――シュウトくんは、車椅子にいつから乗っているの?」
シュウトくんは車椅子生活をしていた。
いつから車椅子生活をしているのか、知りたくなったからわたしは率直にシュウトくんへ聞いてみた。
「ん~、分かんない。7歳くらいかなぁ?」
「何で車椅子乗ってるの?」
「歩けないから」
「どうして、歩けないの?」
今思うとわたしはシュウトくんに何てひどいことを聞いたんだと思う……。
「病気だから」
シュウトくんはわたしに笑って答えた……。
「さくらちゃんはさ、スポーツで好きなのある?」
「卓球っ!!」
「卓球かぁ~。僕、やったことないなぁ~」
「すっごく楽しいよ!! わたし、小1から小3までやってた」
「今はやってないの?」
「うん。卓球を教えてくれる先生が転勤しちゃったから」
「そっかぁ~。さくらちゃん。僕はねサッカーが好きなんだ」
「あはは。男の子の殆どはサッカーか野球だよねぇ~」
「僕ね、もう一回友だちとサッカーやるのが夢なんだ。だからリハビリ頑張って、絶対歩けるようになるんだ」
「頑張って! わたし、応援してる!」
「リハビリ頑張るのは、さくらちゃんもだよ?」
「あはは~。そうだねぇ……」
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「―――シュウトくんは、車椅子にいつから乗っているの?」
シュウトくんは車椅子生活をしていた。
いつから車椅子生活をしているのか、知りたくなったからわたしは率直にシュウトくんへ聞いてみた。
「ん~、分かんない。7歳くらいかなぁ?」
「何で車椅子乗ってるの?」
「歩けないから」
「どうして、歩けないの?」
今思うとわたしはシュウトくんに何てひどいことを聞いたんだと思う……。
「病気だから」
シュウトくんはわたしに笑って答えた……。
「さくらちゃんはさ、スポーツで好きなのある?」
「卓球っ!!」
「卓球かぁ~。僕、やったことないなぁ~」
「すっごく楽しいよ!! わたし、小1から小3までやってた」
「今はやってないの?」
「うん。卓球を教えてくれる先生が転勤しちゃったから」
「そっかぁ~。さくらちゃん。僕はねサッカーが好きなんだ」
「あはは。男の子の殆どはサッカーか野球だよねぇ~」
「僕ね、もう一回友だちとサッカーやるのが夢なんだ。だからリハビリ頑張って、絶対歩けるようになるんだ」
「頑張って! わたし、応援してる!」
「リハビリ頑張るのは、さくらちゃんもだよ?」
「あはは~。そうだねぇ……」
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