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掌編小説

スタートダッシュ

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 輝く光の中を僕はひたすら走り続ける。

 走る先に【ゴール】はない。

 ただあるのは、【スタート】の【スタートライン】だけ。

 だけど、僕はそれでも走るんだ。

 結果がどうであれ、良くても悪くても必ずリセットして新しい自分で、新しいステップをふむために。

 新しい自分で、新しい挑戦をするために。

 どんなことにも【スタート】はあっても、【ゴール】はない。

 でも僕は、これから先どんなに辛いことがあっても走るのを止めはしない。

 走る先には、【ゴール】という最後も言葉も何もないけれど、走っていけば必ずこれからの未来と人生が見えてくるはずだから……。

 だから僕は、今日も走る。

 【明日】という未来を見つけるために一生懸命走り続けるんだ。

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