10 / 30
10.悪役令嬢は愛を伝えるようです
しおりを挟む
あれから、ロバートと二人でオーブントースター販売に向けての話を詰めた。
とりあえずの方針としては、グストン商会の伝手を使ってオーブントースターの試作品を作って貰うことになった。
一方アリシアの仕事は、オーブントースターでできる料理のレシピをまとめることだ。
やはり、オーブントースターを売る上で、何が調理できるかは、重要なアピールポイントになるはずである。
それはそうと、今日は大切な第二回目のメリアとのお茶会の日である。
資金集めも勿論大切ではあるが、それ以上にメリアのハートを射止めることの方がなにより重要だ。
資金調達ならば、違う方法を模索すればいいが、メリアがいなければなにも始まらない。
毎日、メリアへのアプローチは欠かさず行っている。
だが、必ずレイネスに邪魔をされるため、あまり長時間会話が続いたことがない。
それでも日々の積み重ねのお陰か、またお茶会をしようと誘ったところ、二つ返事で了承が貰えた。
着実にメリアとの仲が縮まっているという事実が嬉しい。
「アリシア様、何かいいことでもありましたか?」
「まあ。
顔に出ていたかしら」
「はい。
すごく幸せそうに微笑んでいらっしゃいました」
カップから立ち上る湯気越しに、メリアの柔らかな笑みが見える。
(だって今日もメリアが尊いんですもの!
その笑みは私に向けているのよね!?
そうよね!?
ひゃーーっ!)
「そうね、確かにいいことがあったわ。
こうしてまたメリアさんとお茶会を開くことができたんですもの」
「私の方こそ、アリシア様とお話しできて楽しいです」
優しく微笑んだメリアだったが、しかしながら途端に表情を曇らせた。
「……普段のアリシア様は厳格で、凛としていて。
成り行きで貴族になった私なんかと違って、振る舞いが洗練されているといいますか。
ああ、本物の貴族ってこういう方のことをいうんだな、って思っていました。
この方が将来王妃となって、国王となるレイネス殿下を支えていくんだなって。
今思えば、私はアリシア様に憧れていたのかもしれません」
「実際はおしゃべりで、使用人のように料理をすることが好きだと知って、幻滅したかしら?」
からかうようなアリシアの言葉に、メリアは少しむくれた表情をした。
「そんなことはありません!
始めてお茶会に招待していただいたときは、どうして私なんかを、とは思いました。
ですが、こうしてお話しをしてみると、とても話しやすくて」
メリアはカップに視線を落としながら、言葉を続ける。
「……数年前まで平民だった私には、貴族の方々との会話は気を遣って疲れてしまうだけのものでした。
正直、あまり楽しいと感じることもなかったように思います。
ですが、アリシア様とお話しをしてみて、初めは緊張しましたが、段々会話に夢中になっていく自分がいました。
誰かと話していて、こんなに楽しいと思えたのはすごく久しぶりな気がします。
だからこそ……。
アリシア様のことを知れば知るほど、私は何てことを……。
っ……、私が貴族としてしっかりしていれば、アリシア様が婚約破棄などされることもなかったのに……っ!」
吐き出すように、メリアが言葉を紡ぐ。
「あれはメリアさんのせいでは……」
「私のせいです!
……私だって馬鹿ではありません。
レイネス殿下のお心がアリシア様から私に移り始めていることは、なんとなく感じていました。
本当ならこうなる前に、私が殿下から離れるべきでした。
ですが私は……、卑しい私はその事実に優越感を感じていたのです。
美しくて、凛々しくて、貴族として完璧な、そんなアリシア様に勝るものが自分にもあるのだと、殿下のお心を利用して自分に陶酔していました。
……本当ならもっと早くに謝罪をするべきでした。
それなのに、アリシア様の優しさに甘えて、私は……っ!」
小さな嗚咽がサロンに響く。
そんなメリアの姿を見て、アリシアは頬を叩かれた思いがした。
アリシアはメリアのことを愛している。
メリアのために生涯を捧げる覚悟がある。
その事実は揺るがない。
だが、果たして本当にメリアのことを、メリア自身を見ていただろうか。
「マジラプ」の主人公と重ねていただけではないだろうか。
心のどこかで、この世界を現実ではなく、ゲームだと考えていなかっただろうか。
ルートやイベントの知識を活かせば、メリアを落とすことくらい簡単だと思っていたのでは。
アリシアの婚約破棄について、メリアがどんな思いを抱いているかなど考えもしなかった。
レイネスとの関係について、どう思っているかなど想像すらしなかった。
イベントがここまで進んでいるのだから、愛情のパラメーターはこれくらいだろうと、そんなことを考えていた。
メリアを愛しているとのたまいながら、メリアのことをなにも知ろうとしていなかった。
……滑稽だ。
滑稽極まりない。
自分の愚かさに反吐が出る。
パンッ
「っ!」
突然の破裂音にメリアが動揺する。
いきなり目の前でアリシアが、自身の頬を叩いたのだ。
驚くのも無理ない。
ゲームはここでお仕舞いだ。
これまでの振る舞いがなくなるわけではないが、だからこそ、せめて。
せめてこのメリアへの思いだけは、嘘にしてはいけない。
段取りなんて関係ない。
好感度なんてどうでもいい。
愚かなアリシアが、間違えたアリシアがメリアに示せる、唯一の誠意だ。
アリシアは深く息をすると、メリアを見据えた。
「メリアさん」
「っ!」
メリアはビクッと小さく体を揺らした。
もしかしたら、叱責されると思っているのかもしれない。
怯えるように、ゆっくりと顔を上げるメリア。
その潤んだ瞳を見つめながらアリシアはいった。
「メリアさん、私はあなたを愛しています」
「……え」
メリアの口から戸惑いの声が漏れる。
「何度でもいいましょう。
私はメリアさんのことを愛しています。
あなたが自分のことを卑下するのなら、私があなたの魅力を紡ぎましょう。
あなたが罪悪感を抱いているのなら、私がその罪を赦しましょう。
あなたが楽しいと思ってくれるのなら、こうしてまたお茶会を開きましょう。
あなたがおいしいといってくれるのなら、もっとおいしいパイを焼いてきましょう。
私はあなたが微笑む姿を見たい。
日溜まりのような、温かな笑顔が見たい。
その笑顔のためならば、私はどんなことでもしてみせます。
あなた以外のものなどなにもいりません。
なぜなら、私はあなたを愛しているから」
「どうして……、そんな……」
「いっているでしょう。
私があなたを愛しているからです」
長い沈黙がサロンを流れた。
とりあえずの方針としては、グストン商会の伝手を使ってオーブントースターの試作品を作って貰うことになった。
一方アリシアの仕事は、オーブントースターでできる料理のレシピをまとめることだ。
やはり、オーブントースターを売る上で、何が調理できるかは、重要なアピールポイントになるはずである。
それはそうと、今日は大切な第二回目のメリアとのお茶会の日である。
資金集めも勿論大切ではあるが、それ以上にメリアのハートを射止めることの方がなにより重要だ。
資金調達ならば、違う方法を模索すればいいが、メリアがいなければなにも始まらない。
毎日、メリアへのアプローチは欠かさず行っている。
だが、必ずレイネスに邪魔をされるため、あまり長時間会話が続いたことがない。
それでも日々の積み重ねのお陰か、またお茶会をしようと誘ったところ、二つ返事で了承が貰えた。
着実にメリアとの仲が縮まっているという事実が嬉しい。
「アリシア様、何かいいことでもありましたか?」
「まあ。
顔に出ていたかしら」
「はい。
すごく幸せそうに微笑んでいらっしゃいました」
カップから立ち上る湯気越しに、メリアの柔らかな笑みが見える。
(だって今日もメリアが尊いんですもの!
その笑みは私に向けているのよね!?
そうよね!?
ひゃーーっ!)
「そうね、確かにいいことがあったわ。
こうしてまたメリアさんとお茶会を開くことができたんですもの」
「私の方こそ、アリシア様とお話しできて楽しいです」
優しく微笑んだメリアだったが、しかしながら途端に表情を曇らせた。
「……普段のアリシア様は厳格で、凛としていて。
成り行きで貴族になった私なんかと違って、振る舞いが洗練されているといいますか。
ああ、本物の貴族ってこういう方のことをいうんだな、って思っていました。
この方が将来王妃となって、国王となるレイネス殿下を支えていくんだなって。
今思えば、私はアリシア様に憧れていたのかもしれません」
「実際はおしゃべりで、使用人のように料理をすることが好きだと知って、幻滅したかしら?」
からかうようなアリシアの言葉に、メリアは少しむくれた表情をした。
「そんなことはありません!
始めてお茶会に招待していただいたときは、どうして私なんかを、とは思いました。
ですが、こうしてお話しをしてみると、とても話しやすくて」
メリアはカップに視線を落としながら、言葉を続ける。
「……数年前まで平民だった私には、貴族の方々との会話は気を遣って疲れてしまうだけのものでした。
正直、あまり楽しいと感じることもなかったように思います。
ですが、アリシア様とお話しをしてみて、初めは緊張しましたが、段々会話に夢中になっていく自分がいました。
誰かと話していて、こんなに楽しいと思えたのはすごく久しぶりな気がします。
だからこそ……。
アリシア様のことを知れば知るほど、私は何てことを……。
っ……、私が貴族としてしっかりしていれば、アリシア様が婚約破棄などされることもなかったのに……っ!」
吐き出すように、メリアが言葉を紡ぐ。
「あれはメリアさんのせいでは……」
「私のせいです!
……私だって馬鹿ではありません。
レイネス殿下のお心がアリシア様から私に移り始めていることは、なんとなく感じていました。
本当ならこうなる前に、私が殿下から離れるべきでした。
ですが私は……、卑しい私はその事実に優越感を感じていたのです。
美しくて、凛々しくて、貴族として完璧な、そんなアリシア様に勝るものが自分にもあるのだと、殿下のお心を利用して自分に陶酔していました。
……本当ならもっと早くに謝罪をするべきでした。
それなのに、アリシア様の優しさに甘えて、私は……っ!」
小さな嗚咽がサロンに響く。
そんなメリアの姿を見て、アリシアは頬を叩かれた思いがした。
アリシアはメリアのことを愛している。
メリアのために生涯を捧げる覚悟がある。
その事実は揺るがない。
だが、果たして本当にメリアのことを、メリア自身を見ていただろうか。
「マジラプ」の主人公と重ねていただけではないだろうか。
心のどこかで、この世界を現実ではなく、ゲームだと考えていなかっただろうか。
ルートやイベントの知識を活かせば、メリアを落とすことくらい簡単だと思っていたのでは。
アリシアの婚約破棄について、メリアがどんな思いを抱いているかなど考えもしなかった。
レイネスとの関係について、どう思っているかなど想像すらしなかった。
イベントがここまで進んでいるのだから、愛情のパラメーターはこれくらいだろうと、そんなことを考えていた。
メリアを愛しているとのたまいながら、メリアのことをなにも知ろうとしていなかった。
……滑稽だ。
滑稽極まりない。
自分の愚かさに反吐が出る。
パンッ
「っ!」
突然の破裂音にメリアが動揺する。
いきなり目の前でアリシアが、自身の頬を叩いたのだ。
驚くのも無理ない。
ゲームはここでお仕舞いだ。
これまでの振る舞いがなくなるわけではないが、だからこそ、せめて。
せめてこのメリアへの思いだけは、嘘にしてはいけない。
段取りなんて関係ない。
好感度なんてどうでもいい。
愚かなアリシアが、間違えたアリシアがメリアに示せる、唯一の誠意だ。
アリシアは深く息をすると、メリアを見据えた。
「メリアさん」
「っ!」
メリアはビクッと小さく体を揺らした。
もしかしたら、叱責されると思っているのかもしれない。
怯えるように、ゆっくりと顔を上げるメリア。
その潤んだ瞳を見つめながらアリシアはいった。
「メリアさん、私はあなたを愛しています」
「……え」
メリアの口から戸惑いの声が漏れる。
「何度でもいいましょう。
私はメリアさんのことを愛しています。
あなたが自分のことを卑下するのなら、私があなたの魅力を紡ぎましょう。
あなたが罪悪感を抱いているのなら、私がその罪を赦しましょう。
あなたが楽しいと思ってくれるのなら、こうしてまたお茶会を開きましょう。
あなたがおいしいといってくれるのなら、もっとおいしいパイを焼いてきましょう。
私はあなたが微笑む姿を見たい。
日溜まりのような、温かな笑顔が見たい。
その笑顔のためならば、私はどんなことでもしてみせます。
あなた以外のものなどなにもいりません。
なぜなら、私はあなたを愛しているから」
「どうして……、そんな……」
「いっているでしょう。
私があなたを愛しているからです」
長い沈黙がサロンを流れた。
0
あなたにおすすめの小説
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
『偽りの血筋が溢れる世界で、ただ一人の君を見つけ出す 〜捨てられた公爵家の猫は騎士団長に溺愛されて逃げられません〜』
高瀬あい
恋愛
「にゃーーーーー!!(待てやコラァーーーー!)」
野良暮らしを逞しく満喫中の長毛種の猫。その中身は、高慢な義母によって魔物の森へ捨てられた成人女性の転生者だった。
獲物の魔力を少しだけ「チュウチュウ」と吸って、お返しに相手をピカピカに浄化し、傷を癒す。
そんな能力のおかげて気楽な自給自足な生活を送っていたある日、主人公は誘拐されかけた少年を助け(というか魔獣に激突し)、血まみれの冷徹騎士団長・エリオットに拾われてしまう。
「汚い。……洗おう」
「にゃーん!(お風呂は嫌! 離しなさいこのイケボ!)」
お揃いのリボンを結ばれ、美味しい魔力のご飯を献上される至福の贅沢生活。
しかし、生活費代わりとして騎士団長の中にある魔力の淀みを夜な夜な癒やすうち、その力は「聖獣」として覚醒していき、邪な輩の目を引くことに。
「お前は絶対渡さないよ。お前の帰る場所は、私の元だけだーー」
騎士団長からのヤバい溺愛を盾に、幸せペット生活、守らせていただきます!
転生したので推し活をしていたら、推しに溺愛されました。
ラム猫
恋愛
異世界に転生した|天音《あまね》ことアメリーは、ある日、この世界が前世で熱狂的に遊んでいた乙女ゲームの世界であることに気が付く。
『煌めく騎士と甘い夜』の攻略対象の一人、騎士団長シオン・アルカス。アメリーは、彼の大ファンだった。彼女は喜びで飛び上がり、推し活と称してこっそりと彼に贈り物をするようになる。
しかしその行為は推しの目につき、彼に興味と執着を抱かれるようになったのだった。正体がばれてからは、あろうことか美しい彼の側でお世話係のような役割を担うことになる。
彼女は推しのためならばと奮闘するが、なぜか彼は彼女に甘い言葉を囁いてくるようになり……。
※この作品は、『小説家になろう』様『カクヨム』様にも投稿しています。
強すぎる力を隠し苦悩していた令嬢に転生したので、その力を使ってやり返します
天宮有
恋愛
私は魔法が使える世界に転生して、伯爵令嬢のシンディ・リーイスになっていた。
その際にシンディの記憶が全て入ってきて、彼女が苦悩していたことを知る。
シンディは強すぎる魔力を持っていて、危険過ぎるからとその力を隠して生きてきた。
その結果、婚約者のオリドスに婚約破棄を言い渡されて、友人のヨハンに迷惑がかかると考えたようだ。
それなら――この強すぎる力で、全て解決すればいいだけだ。
私は今まで酷い扱いをシンディにしてきた元婚約者オリドスにやり返し、ヨハンを守ろうと決意していた。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
推ししか勝たん!〜悪役令嬢?なにそれ、美味しいの?〜
みおな
恋愛
目が覚めたら、そこは前世で読んだラノベの世界で、自分が悪役令嬢だったとか、それこそラノベの中だけだと思っていた。
だけど、どう見ても私の容姿は乙女ゲーム『愛の歌を聴かせて』のラノベ版に出てくる悪役令嬢・・・もとい王太子の婚約者のアナスタシア・アデラインだ。
ええーっ。テンション下がるぅ。
私の推しって王太子じゃないんだよね。
同じ悪役令嬢なら、推しの婚約者になりたいんだけど。
これは、推しを愛でるためなら、家族も王族も攻略対象もヒロインも全部巻き込んで、好き勝手に生きる自称悪役令嬢のお話。
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
乙女ゲームのヒロインに転生したのに、ストーリーが始まる前になぜかウチの従者が全部終わらせてたんですが
侑子
恋愛
十歳の時、自分が乙女ゲームのヒロインに転生していたと気づいたアリス。幼なじみで従者のジェイドと準備をしながら、ハッピーエンドを目指してゲームスタートの魔法学園入学までの日々を過ごす。
しかし、いざ入学してみれば、攻略対象たちはなぜか皆他の令嬢たちとラブラブで、アリスの入る隙間はこれっぽっちもない。
「どうして!? 一体どうしてなの~!?」
いつの間にか従者に外堀を埋められ、乙女ゲームが始まらないようにされていたヒロインのお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる