ウィザードサバイバル

youngbys

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第一話 老人

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「なんなんだこの場所は!この地球上にこんな技術の進んだ国があるなんて知らなかった。」とつい叫んでしまった。.........

「ノースト グリフ!」担任の先生が僕の名前を呼んだ。それに合わせて「はい!」と半分、声が裏返りながら答えた。3月15日、僕は中学を卒業した。いざ思い返すととてもあっという間の3年間で入学したのがつい昨日のように感じてしまうのは気のせいだろうか。友達と写真を撮ったり打ち上げやらなんやらで忙しく、帰宅してばったりその日はばったりと寝てしまった。その日は変な夢を見た。いつも登校していた道に霧がかかっていてその中に僕と、前に老人が立っていた。その老人は男か女かの判別がつかない程泥に汚れていた。そしておかしなことにその老人が身にまとっている服があまりにもキツキツなのだ。僕が「ここはどこですか。」と尋ねようとしたが声が出なかった。次の刹那、その老人が叫んだ。「今すぐに御鈴神社に来い!」あまりの声量に驚き後ろに倒れてしまった。その瞬間に飛び起き、ベッドから転げ落ちてしまった。その後リビングへ行き朝食を食べた。その間ずっとあの老人の声が頭の中で反芻されつづけ、ずっと心に残った。そこで半信半疑に御鈴神社に行くことにした。僕は子供の頃よくそこで遊んでいて、家から徒歩で20分程度の場所にあり、地震で半壊してしまっている神社だ。道中、何故かもう後ろには戻れないような不思議な感覚に襲われたが関係なしにズンズン進んだ。そして着いたのだが、本堂までの階段に霧がかかり、自分の過去が急に思い返された。「小学校の入学式、名前を思い出せないこの神社で一緒に遊んだ友、先生に呼び出されて怒られた時の先生の顔、部活の思い出」など様々だった。本堂に着くと1冊の日記が落ちていた。「異界から届ける生存日記」となかを開くと意味の分からない文字でびっしりと埋め尽くされていた。パラパラーっと見た後内容が分からないのでポイッと捨てて本堂に入った。そこには不思議なことに空間に亀裂が入っていた。それはこの世の理に反しているように宙に浮いていて何も無い空気に亀裂が入っているみたいだった。次の刹那「ブォー!!」という轟音が響き一気に空気を吸い込み出した。「誰か助けてくれー!!」という叫びも虚しくその中に吸い込まれてしまった。
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