70 / 102
ホノカ編
七十話 亡霊
しおりを挟む
「ユウワさん……!」
「マジか」
もう言葉にした以上それを撤回する事は出来ない。後方からは感極まった声と少し驚きの声が背中にかかる。
「勇者だぁ? 何をふざけた事を……」
「僕は本気です。彼女が僕を勇者だと思ってくれている限り、その期待に応えたい。例え霊だろうと、彼女に危害を加えるなら戦います。それが僕の答えです」
これは未練の解決のためだけじゃない僕の意志だ。
コノはお姫様ではないし、僕も勇者と名乗るほどの人間でもない。だからこれは幼稚な真似事でしかないのだと思う。それでも、コノの純粋な想いに触発されて、自分も勇者になりたいと言えた。
もし神様が聞いていたら怒られてしまうだろうけど、この選択肢を選んだ。
「そうかよ」
リーダーは感情を失ったように無表情となって、吐き捨てた。
「勇者だとか言っているが、俺らからしたらテメェは死神だ。目的を果たすまでは魂を奪われる訳にはいかねぇ」
「死神……」
そんな事をはっきりと言われ、心臓が少し冷えた。けれど、彼から見たらその表現になるのだと冷静に理解できるけど、どうしてもショックはあって。
「話は終りだ、後は拳でやり合うだけ。そうだろ?」
「そう……ですね」
彼は一気に臨戦態勢になって、僕を捉えて離さない。それに応じてこちらもロストソードを強く握った。
「ユウワ、オレも援護する。思い切り戦え」
「が、頑張ってください」
「奴如きおぬしの相手ではあるまい」
三人からそれぞれ応援を貰って、僕は剣先を自分に向けて突き刺した。
「ギュララさん、力借ります!」
「ぶっ潰す!」
全身にギュララさんのパワーで満ちて、身体の一部もデスベアーのような姿に変化した。
「おらぁぁぁ!」
それを終えた瞬間には、リーダーがすでに間合いを詰めていた。鋭い右手にある爪が首に向かって飛んでくる。
「見えた……はぁぁぁ!」
「ぐぉっ」
ギリギリまで引きつけ、最小限の動きで回避。がら空きになった側面にストレートに拳をぶつけた。浅い手応えと共に銀色の身体を後方に吹き飛ばす。
「バーニング!」
「スパーク!」
リーダーが態勢を立て直そうする隙を逃さず、ホノカとオボロさんの呪文が放たれる。
「がぁぁぁぁ」
連続火球が焼き尽くし、青白い稲妻が切り裂いて、苦悶の絶叫を上げて倒れ込む。
「や、やってくれるじゃねぇか……だが、こんなんじゃ終わらねぇ!」
死に物狂いに接近してくる。その殺意と己を顧みない勢いに少なからず気圧されてしまう。
「シルバークロォォォォ!」
「止めるっ」
「なぁ――」
銀色に輝く爪は僕の身体に辿り着くことはなかった。その前に腕を掴んで、抵抗されるも今の僕の力に敵うはずもなくて。
「とりゃぁぁぁぁ!」
「ぬぐぉ!」
ハンマー投げのようにぐるぐると回転して振り回し、軽々投げ飛ばした。リーダーは人形のように宙を舞った。
「フレイム!」
「サンダー!」
受け身も取れず地面に叩きつけられた直後に、追撃の炎と雷の魔法が浴びせられる。先程よりも威力は低いものの、クリティカルにヒットした。
「がぁ……はぁ……はぁ」
ふらふらと立ち上がる。ダメージが入っているのかリーダーの身体はさっきよりも薄くなっていて、身体の節々が黒くなっていた。
「諦めろ、オレ達には勝てねぇよ」
「黙れ、この程度で折れるかよ!」
「勝機があるようには思えぬがな」
「……くくっ。それはどうかな?」
リーダーは不敵に笑う。彼の瞳には燃えるような強い光があって、ただの強がりには思えなくて。
「ユウワさん、気をつけてください」
「う、うん」
何をしてくるかわからない。僕は相手の動きをしっかりと観察し続けた。
「そろそろ……か」
「……っ。まさか」
「終わりの始まりだ!」
一瞬、彼の表情に寂寥の影が滲んだ。そして、どこか震え声混じりに叫ぶと徐々に闇に侵食されるように身体が変化していって。
「やべぇ。……バーニング!」
「スパーク!」
ホノカとオボロさんが、急速に魔法を唱えて発動。すでに下半身が黒に染まって、動かないでいるリーダーに中程度の雷と大量の火球が襲いかかった。
「……」
「やったか!?」
「それ、フラグ……」
ホノカが死亡フラグだけでなく、また新たなフラグも立ててくる。
「み、見てください」
「……まじかよ」
魔法の連撃が終わって、リーダーの姿が見えてくる。
「アアアァァ……」
そこには、もうあの銀色の毛皮は跡形もなく漆黒に包まれていた。まるで影が立体化したような姿でいて、黒と紫が混じったおぞましい色合いでいる。完全にフラグを回収してしまった。
「やっぱりだ」
「くそっ、完全に倒したと思ったのに!」
「オオオオォ」
「勝機とは亡霊化であったか。愚かな真似を……」
もう言葉を喋ることはなく、苦悶に満ちた呻き声を上げるだけで。
「……バーニングじゃ駄目なら」
「オオォォォ」
まだ動かないで突っ立っている亡霊に向けて、再度魔法を放つ準備をしだす。
「炎カ獄ラシ絶レヤガ煉シヨイ熱リ灼ス……」
僕の後方から長々とした呪文を唱える。更にはその威力のせいか発動前でも空気が振動して、不思議な感覚がビリビリと肌に伝わって。
「インフェルノぉぉぉぉ!」
空気を破るような叫びと共に紅の巨大な火球が地面を抉り、着弾。亡霊の身体を飲み込み、そして大爆発した。
「はぁ、はぁ、これならどうだ?」
今回ホノカはフラグを立てる事はせず、心配そうに亡霊の方を見る。
砂埃が収まり視界がはっきりして結果が映し出される。そこには床で伏している亡霊がいて。
「おいおい、マジかよ……」
「嘘でしょ……」
ふらふらと気だるげな様子で立ち上がった。そして、その顔の部分をこちらに向ける。それは恐らくホノカの方のようで。
「アアアァァァ!」
「こっちに……」
「ホノカ、下がって!」
亡霊は仇敵を見つけたような雄叫びを上げ、突然走り出しホノカに向けて跳躍。爪を紫の混じった銀色に鈍く輝かせてる。
「はぁぁぁぁ」
着地点に割り込み右手に力を溜める。殺人的な爪は赤黒く染まり周囲の空気を揺らすエネルギーが溜まっていく。
「デスクロー!」
二色の爪が正面衝突。激しい光と衝撃に包まれる。
「つ、強い……」
「アアアア!」
「うぅ……」
半亡霊の時とはパワーが桁違いに違う。ギュララさんの力を借りてもほぼ互角。押し負けないよう何とか踏ん張る。
「ユウワさん!」
「っ」
「オオォ?」
コノの声を背に受けて、デスクローの出力を上げる。徐々に技のぶつけ合いの均衡が破れて。
「う、うおぉぉぉ!」
デスクローが上回った。亡霊の攻撃を弾き返して、宙を舞った亡霊は受け身も取らず地面に叩きつけられた。
「ぐっ……ぜぇ……ぜぇ」
「だ、大丈夫ですか!」
技を終えた瞬間に、何時間も走ったような疲労感が一気に押し寄せてきて、思わず片膝をついてしまう。不安そうなコノが近寄って顔を覗き込んでくる。
「まだ、いける。それより……」
仰向けに倒れていた亡霊は何事もなかったかのように起き上がった。表面上には変化は見られない。
「そう簡単にはいかないようだ」
「あれが亡霊の力ってことかよ」
「そんな」
オボロさんは冷静ではあるものの、その声はどこか張り詰めていて。ホノカも焦燥と圧倒された様子でいる。
「アアアア」
「……まずい」
最大火力が大したダメージにならない。その現実と疲れで足元が揺らぐ。そんな僕を嘲笑うように亡霊は脱力したような姿勢でこちらに顔を向けてきた。
「マジか」
もう言葉にした以上それを撤回する事は出来ない。後方からは感極まった声と少し驚きの声が背中にかかる。
「勇者だぁ? 何をふざけた事を……」
「僕は本気です。彼女が僕を勇者だと思ってくれている限り、その期待に応えたい。例え霊だろうと、彼女に危害を加えるなら戦います。それが僕の答えです」
これは未練の解決のためだけじゃない僕の意志だ。
コノはお姫様ではないし、僕も勇者と名乗るほどの人間でもない。だからこれは幼稚な真似事でしかないのだと思う。それでも、コノの純粋な想いに触発されて、自分も勇者になりたいと言えた。
もし神様が聞いていたら怒られてしまうだろうけど、この選択肢を選んだ。
「そうかよ」
リーダーは感情を失ったように無表情となって、吐き捨てた。
「勇者だとか言っているが、俺らからしたらテメェは死神だ。目的を果たすまでは魂を奪われる訳にはいかねぇ」
「死神……」
そんな事をはっきりと言われ、心臓が少し冷えた。けれど、彼から見たらその表現になるのだと冷静に理解できるけど、どうしてもショックはあって。
「話は終りだ、後は拳でやり合うだけ。そうだろ?」
「そう……ですね」
彼は一気に臨戦態勢になって、僕を捉えて離さない。それに応じてこちらもロストソードを強く握った。
「ユウワ、オレも援護する。思い切り戦え」
「が、頑張ってください」
「奴如きおぬしの相手ではあるまい」
三人からそれぞれ応援を貰って、僕は剣先を自分に向けて突き刺した。
「ギュララさん、力借ります!」
「ぶっ潰す!」
全身にギュララさんのパワーで満ちて、身体の一部もデスベアーのような姿に変化した。
「おらぁぁぁ!」
それを終えた瞬間には、リーダーがすでに間合いを詰めていた。鋭い右手にある爪が首に向かって飛んでくる。
「見えた……はぁぁぁ!」
「ぐぉっ」
ギリギリまで引きつけ、最小限の動きで回避。がら空きになった側面にストレートに拳をぶつけた。浅い手応えと共に銀色の身体を後方に吹き飛ばす。
「バーニング!」
「スパーク!」
リーダーが態勢を立て直そうする隙を逃さず、ホノカとオボロさんの呪文が放たれる。
「がぁぁぁぁ」
連続火球が焼き尽くし、青白い稲妻が切り裂いて、苦悶の絶叫を上げて倒れ込む。
「や、やってくれるじゃねぇか……だが、こんなんじゃ終わらねぇ!」
死に物狂いに接近してくる。その殺意と己を顧みない勢いに少なからず気圧されてしまう。
「シルバークロォォォォ!」
「止めるっ」
「なぁ――」
銀色に輝く爪は僕の身体に辿り着くことはなかった。その前に腕を掴んで、抵抗されるも今の僕の力に敵うはずもなくて。
「とりゃぁぁぁぁ!」
「ぬぐぉ!」
ハンマー投げのようにぐるぐると回転して振り回し、軽々投げ飛ばした。リーダーは人形のように宙を舞った。
「フレイム!」
「サンダー!」
受け身も取れず地面に叩きつけられた直後に、追撃の炎と雷の魔法が浴びせられる。先程よりも威力は低いものの、クリティカルにヒットした。
「がぁ……はぁ……はぁ」
ふらふらと立ち上がる。ダメージが入っているのかリーダーの身体はさっきよりも薄くなっていて、身体の節々が黒くなっていた。
「諦めろ、オレ達には勝てねぇよ」
「黙れ、この程度で折れるかよ!」
「勝機があるようには思えぬがな」
「……くくっ。それはどうかな?」
リーダーは不敵に笑う。彼の瞳には燃えるような強い光があって、ただの強がりには思えなくて。
「ユウワさん、気をつけてください」
「う、うん」
何をしてくるかわからない。僕は相手の動きをしっかりと観察し続けた。
「そろそろ……か」
「……っ。まさか」
「終わりの始まりだ!」
一瞬、彼の表情に寂寥の影が滲んだ。そして、どこか震え声混じりに叫ぶと徐々に闇に侵食されるように身体が変化していって。
「やべぇ。……バーニング!」
「スパーク!」
ホノカとオボロさんが、急速に魔法を唱えて発動。すでに下半身が黒に染まって、動かないでいるリーダーに中程度の雷と大量の火球が襲いかかった。
「……」
「やったか!?」
「それ、フラグ……」
ホノカが死亡フラグだけでなく、また新たなフラグも立ててくる。
「み、見てください」
「……まじかよ」
魔法の連撃が終わって、リーダーの姿が見えてくる。
「アアアァァ……」
そこには、もうあの銀色の毛皮は跡形もなく漆黒に包まれていた。まるで影が立体化したような姿でいて、黒と紫が混じったおぞましい色合いでいる。完全にフラグを回収してしまった。
「やっぱりだ」
「くそっ、完全に倒したと思ったのに!」
「オオオオォ」
「勝機とは亡霊化であったか。愚かな真似を……」
もう言葉を喋ることはなく、苦悶に満ちた呻き声を上げるだけで。
「……バーニングじゃ駄目なら」
「オオォォォ」
まだ動かないで突っ立っている亡霊に向けて、再度魔法を放つ準備をしだす。
「炎カ獄ラシ絶レヤガ煉シヨイ熱リ灼ス……」
僕の後方から長々とした呪文を唱える。更にはその威力のせいか発動前でも空気が振動して、不思議な感覚がビリビリと肌に伝わって。
「インフェルノぉぉぉぉ!」
空気を破るような叫びと共に紅の巨大な火球が地面を抉り、着弾。亡霊の身体を飲み込み、そして大爆発した。
「はぁ、はぁ、これならどうだ?」
今回ホノカはフラグを立てる事はせず、心配そうに亡霊の方を見る。
砂埃が収まり視界がはっきりして結果が映し出される。そこには床で伏している亡霊がいて。
「おいおい、マジかよ……」
「嘘でしょ……」
ふらふらと気だるげな様子で立ち上がった。そして、その顔の部分をこちらに向ける。それは恐らくホノカの方のようで。
「アアアァァァ!」
「こっちに……」
「ホノカ、下がって!」
亡霊は仇敵を見つけたような雄叫びを上げ、突然走り出しホノカに向けて跳躍。爪を紫の混じった銀色に鈍く輝かせてる。
「はぁぁぁぁ」
着地点に割り込み右手に力を溜める。殺人的な爪は赤黒く染まり周囲の空気を揺らすエネルギーが溜まっていく。
「デスクロー!」
二色の爪が正面衝突。激しい光と衝撃に包まれる。
「つ、強い……」
「アアアア!」
「うぅ……」
半亡霊の時とはパワーが桁違いに違う。ギュララさんの力を借りてもほぼ互角。押し負けないよう何とか踏ん張る。
「ユウワさん!」
「っ」
「オオォ?」
コノの声を背に受けて、デスクローの出力を上げる。徐々に技のぶつけ合いの均衡が破れて。
「う、うおぉぉぉ!」
デスクローが上回った。亡霊の攻撃を弾き返して、宙を舞った亡霊は受け身も取らず地面に叩きつけられた。
「ぐっ……ぜぇ……ぜぇ」
「だ、大丈夫ですか!」
技を終えた瞬間に、何時間も走ったような疲労感が一気に押し寄せてきて、思わず片膝をついてしまう。不安そうなコノが近寄って顔を覗き込んでくる。
「まだ、いける。それより……」
仰向けに倒れていた亡霊は何事もなかったかのように起き上がった。表面上には変化は見られない。
「そう簡単にはいかないようだ」
「あれが亡霊の力ってことかよ」
「そんな」
オボロさんは冷静ではあるものの、その声はどこか張り詰めていて。ホノカも焦燥と圧倒された様子でいる。
「アアアア」
「……まずい」
最大火力が大したダメージにならない。その現実と疲れで足元が揺らぐ。そんな僕を嘲笑うように亡霊は脱力したような姿勢でこちらに顔を向けてきた。
0
あなたにおすすめの小説
明日を信じて生きていきます~異世界に転生した俺はのんびり暮らします~
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生した主人公は、新たな冒険が待っていることを知りながらも、のんびりとした暮らしを選ぶことに決めました。
彼は明日を信じて、異世界での新しい生活を楽しむ決意を固めました。
最初の仲間たちと共に、未知の地での平穏な冒険が繰り広げられます。
一種の童話感覚で物語は語られます。
童話小説を読む感じで一読頂けると幸いです
貧弱の英雄
カタナヅキ
ファンタジー
この世界では誰もが生まれた時から「異能」と「レベル」呼ばれる能力を身に付けており、人々はレベルを上げて自分の能力を磨き、それに適した職業に就くのが当たり前だった。しかし、山奥で捨てられていたところを狩人に拾われ、後に「ナイ」と名付けられた少年は「貧弱」という異能の中でも異質な能力を身に付けていた。
貧弱の能力の効果は日付が変更される度に強制的にレベルがリセットされてしまい、生まれた時からナイは「レベル1」だった。どれだけ努力してレベルを上げようと日付変わる度にレベル1に戻ってしまい、レベルで上がった分の能力が低下してしまう。
自分の貧弱の技能に悲観する彼だったが、ある時にレベルを上昇させるときに身に付ける「SP」の存在を知る。これを使用すれば「技能」と呼ばれる様々な技術を身に付ける事を知り、レベルが毎日のようにリセットされる事を逆に利用して彼はSPを溜めて数々の技能を身に付け、落ちこぼれと呼んだ者達を見返すため、底辺から成り上がる――
※修正要請のコメントは対処後に削除します。
絡みあうのは蜘蛛の糸 ~繋ぎ留められないのは平穏かな?~
志位斗 茂家波
ファンタジー
想いというのは中々厄介なものであろう。
それは人の手には余るものであり、人ならざる者にとってはさらに融通の利かないもの。
それでも、突き進むだけの感情は誰にも止めようがなく…
これは、そんな重い想いにいつのまにかつながれていたものの物語である。
―――
感想・指摘など可能な限り受け付けます。
小説家になろう様でも掲載しております。
興味があれば、ぜひどうぞ!!
【長編版】悪役令嬢の妹様
紫
ファンタジー
星守 真珠深(ほしもり ますみ)は社畜お局様街道をひた走る日本人女性。
そんな彼女が現在嵌っているのが『マジカルナイト・ミラクルドリーム』というベタな乙女ゲームに悪役令嬢として登場するアイシア・フォン・ラステリノーア公爵令嬢。
ぶっちゃけて言うと、ヒロイン、攻略対象共にどちらかと言えば嫌悪感しかない。しかし、何とかアイシアの断罪回避ルートはないものかと、探しに探してとうとう全ルート開き終えたのだが、全ては無駄な努力に終わってしまった。
やり場のない気持ちを抱え、気分転換にコンビニに行こうとしたら、気づけば悪楽令嬢アイシアの妹として転生していた。
―――アイシアお姉様は私が守る!
最推し悪役令嬢、アイシアお姉様の断罪回避転生ライフを今ここに開始する!
※長編版をご希望下さり、本当にありがとうございます<(_ _)>
既に書き終えた物な為、激しく拙いですが特に手直し他はしていません。
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
※小説家になろう様にも掲載させていただいています。
※作者創作の世界観です。史実等とは合致しない部分、異なる部分が多数あります。
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体等とは一切関係がありません。
※実際に用いられる事のない表現や造語が出てきますが、御容赦ください。
※リアル都合等により不定期、且つまったり進行となっております。
※上記同理由で、予告等なしに更新停滞する事もあります。
※まだまだ至らなかったり稚拙だったりしますが、生暖かくお許しいただければ幸いです。
※御都合主義がそこかしに顔出しします。設定が掌ドリルにならないように気を付けていますが、もし大ボケしてたらお許しください。
※誤字脱字等々、標準てんこ盛り搭載となっている作者です。気づけば適宜修正等していきます…御迷惑おかけしますが、お許しください。
アラフォーおっさんの週末ダンジョン探検記
ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
ある日、全世界の至る所にダンジョンと呼ばれる異空間が出現した。
そこには人外異形の生命体【魔物】が存在していた。
【魔物】を倒すと魔石を落とす。
魔石には膨大なエネルギーが秘められており、第五次産業革命が起こるほどの衝撃であった。
世は埋蔵金ならぬ、魔石を求めて日々各地のダンジョンを開発していった。
【完結】異世界で魔道具チートでのんびり商売生活
シマセイ
ファンタジー
大学生・誠也は工事現場の穴に落ちて異世界へ。 物体に魔力を付与できるチートスキルを見つけ、 能力を隠しつつ魔道具を作って商業ギルドで商売開始。 のんびりスローライフを目指す毎日が幕を開ける!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
異世界ほのぼの牧場生活〜女神の加護でスローライフ始めました〜』
チャチャ
ファンタジー
ブラック企業で心も体もすり減らしていた青年・悠翔(はると)。
日々の疲れを癒してくれていたのは、幼い頃から大好きだったゲーム『ほのぼの牧場ライフ』だけだった。
両親を早くに亡くし、年の離れた妹・ひなのを守りながら、限界寸前の生活を続けていたある日――
「目を覚ますと、そこは……ゲームの中そっくりの世界だった!?」
女神様いわく、「疲れ果てたあなたに、癒しの世界を贈ります」とのこと。
目の前には、自分がかつて何百時間も遊んだ“あの牧場”が広がっていた。
作物を育て、動物たちと暮らし、時には村人の悩みを解決しながら、のんびりと過ごす毎日。
けれどもこの世界には、ゲームにはなかった“出会い”があった。
――獣人の少女、恥ずかしがり屋の魔法使い、村の頼れるお姉さん。
誰かと心を通わせるたびに、はるとの日常は少しずつ色づいていく。
そして、残された妹・ひなのにも、ある“転機”が訪れようとしていた……。
ほっこり、のんびり、時々ドキドキ。
癒しと恋と成長の、異世界牧場スローライフ、始まります!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる