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20追ってきた男
しおりを挟む屋敷に帰ったシグラは、全身にルジェの匂いがついていたためかすぐにクガイに風呂に入れられた。中出しのマーキングより酷かったようで、普段は表情の変わらないレシアでさえ眉を寄せたほどである。
敏感になっていたシグラの体は風呂に入る刺激にも耐えられなくて、クガイやレシアが触れるたびにいやらしく震えていた。そうしてまんまと煽られた二人といつものようにセックスをして、ルジェに突かれなかった奥を何度も何度も突き上げられたシグラは、精根ともに尽き果てた。
風呂を上がって、現在。
ベッドにぐったりと横たわったシグラは、火照った顔でぼんやりと天井を見上げていた。
「大丈夫ですか? シグラ様」
「ん……大丈夫……」
「おまえもノリノリで腰振ってただろレシア。搾り取ったんじゃねえの」
「あなたこそシグラ様の腰を掴んであんなに……!」
「気持ちよかったよ、二人とのえっち……」
いや本当に。シグラとしては、二人とだけセックスができれば満足である。
ここ連日セックスのし過ぎで無駄に体力を奪われたシグラは、指一本動かす気力もなかった。
幸い翌日には何の予定もない。
それに嬉しく思いながら、シグラは静かに目を閉じる。
この屋敷に来た初日のように、シグラはひたすら眠っていた。
意識は少しも浮上することなく、ただただ眠りの底に落ちていく。
眠り続けていると、気がつけば知らない場所に立っていた。何もないところだ。遠くを見ても何もなくて、シグラは自身の手を見下ろす。
手の平が白い。”シグラ”はもう少し色味があったはずだ。それに気付いてすぐに手の甲を見ると、見慣れた指輪がはめられて、爪もやや伸びている。服はどうかと見下ろせば、紫と黒を基調にした、やけに込み入った見慣れた装束が確認できた。
間違いない。かつての彼である。彼はなぜか、かつての姿に戻っている。
いったい何が起きているのか。
「”シグラ・ローシュタイン”は楽しい?」
その問いかけに、弾かれたように振り返る。まったく信じがたいことだが、それまで彼が入っていた”シグラ”が、なんてことない顔をして立っていた。
「……シグラなの?」
「初めまして」
「初めまして……」
なんとなく気まずくて、彼は思わず俯いた。
シグラの雰囲気は確かにピリピリとしているようだった。愛想もなければ気を遣う素振りも見せない。不機嫌そうにつっけんどんな声を出して、じっくりと彼のことを観察している。
「シグラは今まで、ずっとここに居た?」
「いいえ。……女神だという女性が現れて、その女性に『ほかの世界に逃してあげる』と言われました」
「女神……ほかの世界?」
「僕が自死に悩み、神様に死を祈り続けてちょうど100日目のことです」
噂には聞いていたし、なんとなくその心情も察していたけれど、シグラは本当に思い詰めていたらしい。
彼はぎゅっと眉を寄せると、悲しそうな表情を浮かべる。
「それでもシグラは、結構みんなが気にかけてたよ。クガイもレシアも、お父さんだって」
「……僕にとってはもう、それらが救いになることはないでしょうね」
嘲るように口元だけで笑うと、シグラは最初よりも柔らかな目つきで彼を見上げた。
「女神様がほかの世界に行かせてくれて、そこでは僕は実体がないけど、これまで以上に幸せに暮らしていますよ。僕の姿が見える人と偶然出会って、その人とは恋人になれました。……これまではとにかく結婚を急いでいたし、恋愛なんか頭の中にはなかったけど……こうなってみて初めて”幸せ”の意味を理解できました」
「……そっか」
シグラは別の世界で、本当の幸せを手に入れていたのか。
彼はなんとなく嬉しくなって、ホッと胸を撫で下ろした。
「でも本当にね、シグラのことはきちんとみんなが見てくれてたみたいだから。その……嫌ったり、恨むことだけは……」
「もちろん。僕にとって周囲の人たちは苦痛でしかなかったけど、良くしてくれたのは確かです。……父も。最後のお見合いには、ローシュタイン家さえ動かしてくれようとしたみたいですし」
「そ、そう、思ってるよりうんと愛されてたんだよ」
「なんであなたが必死なんですか」
嬉しそうに笑う彼に、シグラもつい表情を崩す。
きっとピリピリとしていた頃には浮かべなかったのであろう、壁を感じさせない顔だった。
「……でも、恋人が居るなら実体は必要だよね?」
「まあ触れ合いたいとは思いますけど……でもそうしたらあなたが、」
「うーん……僕ねえ、なんか死んでないかもしれないんだよね」
「……そうなんですか?」
「もしかしたらね。いや、心臓は一回しっかり止まったし、その状態で少しの間は”死んで”たんだろうけど……僕の体って厄介だから、勝手に蘇生しちゃったのかも」
「…………なんですかそれ」
「僕も自分の体に蘇生措置が含まれてるなんて知らなかったからさあ……ほら、たとえば時空間魔鏡耐激発訓練で肉塊になっても、時間をかければ復活できる仲間っているじゃない? あれと似てる感じ?」
「全然意味が分かりません」
ほとんど確信に近い推測である。
肉体が復活でもしていなければ、向こうの世界の人間がわざわざ彼の”意識体”のみを追いかけてくることはないだろう。スレイの言い分だと、彼の世界からシグラの居る世界に渡る”路”がなぜかすでにあるのだろうし、含みのある言い方をしていた分「追ってきた」とあえてそんな言い方をしたことも気になる。追っ手がリスクを犯してまで”世界”を渡り彼を探しているのならば、”意識体”を入れる肉体も復活したと考えるのが自然だ。
「だけど、周りの人たちは?」
シグラの気遣いに、彼は悩む素振りを見せた。
「僕が別の世界で誰かと関係を築いたように、あなたもその世界で新しい関係を作ったはずです」
「うん。楽しかった」
「それなら離れる必要なんか、」
「嘘みたいに楽しくて、忘れるんだよね。これまで何をしてたのか。何の役目があったのか。どんな生き方を選んできたか。……逃げられるわけがないんだよ。その証拠に、今も誰かが僕を探してる。連れ戻そうとしてる。たとえばそいつが僕を見つけたとき、楽しくて、のんびり過ごして、本当に自由な時間ばっかりで、好き勝手に出来る時間を過ごした場所だからこそ、あの場所を壊したくないんだ」
彼は自身の手の平を見下ろして、そこをきゅっと握り締めた。
「……あなたは、あの家をそんなふうに思ってくれたんですね」
「シグラは違ったね」
「はい。……でも、嫌いなわけではなかったから、そう言ってもらえて嬉しいです」
シグラが控えめにはにかむ。それを見て「いつもそうして笑ってたら良かったのに」と言ったつもりだったのだけど、彼の口からはその言葉が出なかった。
言葉が出ない。視界が霞む。
彼は背後に引っ張られるような感覚の後、ベッドに叩きつけられる形で目を覚ました。
「失敗したか」
シグラの上に、黒装束の男が居た。スレイが見たという、真っ黒なマントを身に付けた、頭からフードを深く被っている男だ。シグラを探し、追いかけてきた男。確信を持って同一人物であると思えたのは、彼がかつて男と同じ世界で生きていたからかもしれない。
シグラは自身に馬乗りになっているその男を見て、すぐに周囲を見渡す。近くでは焦った表情のクガイとレシアが両手を縛られ、口を塞がれて倒れている。その隣にいたのはゼレアスで、そちらは意識がないようだった。
「……きみ、誰?」
「失礼いたしました」
男はシグラの上から退くと、ベッドを降りて膝をつく。
シグラを見上げて、ようやくフードを脱いだ。
「お迎えに上がりました、劉蓮様。私、帝国真神護衛課第一室長の愍游瑛と申します」
「……やっぱり僕死んでなかったんだ」
「はい。劉蓮様は亜人に襲われていた子どもを庇い命を落としましたが、一週間後には蘇生しました」
シグラがちらりと視線を外す。クガイたちはもの言いたげに二人を見つめていた。
ここで彼があちらに戻ることを拒否すれば、彼らはどうなるのだろうか。
彼は”シグラ”だ。何の”力”も持っていない。今の彼ではこの男一人にすら勝てないだろう。真神護衛課の第一室長ともなれば、普通の人間など赤子も同然だ。クガイたちがどうにか抗っても全員死ぬ未来は見えている。
彼の言葉一つでその未来が決まる。
選択肢は、存在しているようでしていなかった。
「口は外してあげてよ」
シグラの言葉に、游瑛が眉を寄せる。しかし逆らうこともなく、そちらに手を伸ばしたかと思えば指先を揺らし、游瑛が手を下げる頃には二人の口元は解放されていた。
「てめえ誰だよ!」
「シグラ様ご無事で……!」
「くっそ解けねえ」
クガイは縛られている腕をなんとか解放しようと後ろ手に奮闘していた。レシアも同じく抗っている。クガイの声に反応したのか、隣で横になっていたゼレアスが目を開けた。
「ん……あれ、俺は何を……」
「そもそもあなたがあの男を連れてきたんでしょうが! ちょっと起きてください早く!」
「しっかりしろよボンボン!」
「うるさい人間ですね。劉蓮様の御前で」
「いいんだよ、あれは」
少し考える仕草を見せた游瑛が、今度は強気にシグラを見つめた。
「劉蓮様、帰りましょう。転移空間は繋いであります。意識体だけを飛ばせばすべてが完了するよう、劉蓮様の肉体の準備は整えてありますので」
「シグラ様! どっかに行くとか言いませんよね! 俺たちのこと今更放り出すとかありえねえだろ!」
「シグラ……? シグラ、どういうことだ? シグラがどこかに行くのか?」
「あなたが連れてきたあの男がシグラ様を拐おうとしているんです! シグラ様、よく考えてください」
クガイはなんとか体を起こして、やはり拘束を外そうと必死に足掻いていた。レシアも同じく、今度はクガイの拘束の仕組みを観察してどうにか解こうとしているらしい。ゼレアスはまだぼんやりとしていて、シグラを不思議そうに見つめるばかりである。
こんなときまでいつもどおりだなあと、シグラの肩から力が抜けた。そして心底可笑しいと言わんばかりに表情を崩して笑うと、そのまま三人を見下ろす。
「……この世界は僕たちの世界なんかよりずっと平和でさ、何も考えずにのんびり生きていられた。静かだったよ。過ごしやすくて、居心地が良かった。……きみも一度住んでみたらいいと思う」
「……開きます」
游瑛が立ち上がり、時空間魔鏡――先端に小さな水晶が嵌め込まれた杖――をかざす。するとどこからかふわりと風が吹き、一線が広がってその空間が切り裂かれた。
「シグラ様、待って、俺たちまだ……くっそ、解けねえ!」
「落ち着きなさい、後少しで仕組みが分かります! えっと……これを……」
「シグラ……?」
シグラは立ち上がり、游瑛に続いて切り裂かれた空間へと踏み出した。
その先は真っ暗だった。しかし彼は知っている。この”時空”は、彼のかつての世界に繋がっている。まるでその”かつての世界”の色のようだなと、目の前の黒を見てシグラは笑う。
恐怖はなかった。
ただ少し……いやかなり、離れがたくて胸が痛かった。
「僕の名前は李劉蓮。こことはまったく違う怖い世界で、その世界を守るための真神の一柱として、いつも何かと戦ってた。……ここはすごく静かで優しくて、楽しかった。ありがとう」
游瑛の姿が黒に消える。シグラもそれに続くように、そこに足をひっかけた。
「居たいなら居ればいいだろ! あんたが何者かとか興味もねえよ!」
「シグラ! 待ってくれ、俺はまだきみと行きたいところがたくさんある!」
「シグラ様……!」
レシアの拘束が解けた。同時に転がるように駆け出して、シグラへと手を伸ばす。
レシアの指先がシグラに触れる直前。
シグラが中に踏み出して、レシアの目の前で空間が閉じた。
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