聖女は素直にイケメンハーレムを所望しました!

Ao

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褒美をもらえることになりました

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王城に無事帰還すると、王はじめ重鎮が皆涙して歓待してくれた。
「よくぞ、よくぞ魔王を倒してくださった!」

いや、ほんとにな!本当にしんどかったんだから!
さっさと討伐行くぞ!って出発したのはいいけど、
魔王城がもう遠いのなんの…。
 
めちゃくちゃ豪華な馬車にテンション上がったのは最初だけ。乗ってみたらもうびっくり。
道はガタガタだし、クッションあっても全然痛い。お尻割れるかと思った。

街での宿屋はめっちゃ豪華だし、
スイートルーム的なすごく広いお部屋用意してもらえて、
贅を尽くすってこういうことかぁ~って思ったけど…
お風呂入るにも沢山の人力と時間がかかるし、
ご飯も現代みたいな道具も調味料もないからか素朴な味だし。
…いや、素朴な味好きなんだけどね。
なんか、こう、現代日本って生活水準高かったんだなぁと痛感してしまったよね…

そんなこと思ってるうちに、
ついには街も終わってしまい、
そっからはもう馬車も宿屋もなく、馬での移動に野営。
 
最終的に徒歩移動になったし…
 
普通に心折れるって!体ももう限界よ!

それでもなんとか討伐まで続けられたのは、
 
まわりの人が素晴らしかった。
 
討伐隊の仲間も街の人も、
ものすごく優しくて感謝してくれるの。
もう神様のように崇められるし、
なんか自尊心満たされまくっちゃったよね。
 
そしてなんと言っても、討伐隊の仲間の…顔が良かった。

いやぁ、なんせ召喚される前は特記するようなこともない顔の普通のOLだったわけよ。彼氏もいたことはあれど、こちらも特記するようなことはない普通の人だったわけ。
 
ところがどっこい、こちらの世界じゃ、幼少期から一流の教育を受けて腕を磨いた王族貴族中心に国の命運を背負って討伐隊に入っているわけで…

そして、王侯貴族には美形の血が集っているようで…
 
正直、もう眼福でしかなかった。

考えてもみてほしい、
多種多様のイケメン達が、
ただただ自分を尊重して敬い、気遣ってくれる状況を。

多少の不便なんて、なんとでもなったよね。
 
討伐隊万歳!!優しくしてくれる王国の皆様万歳!

もちろん、魔物やら魔王はめちゃ怖かったけど、
道中は討伐隊が頑張ってくれて、
魔物が私のところまで辿り着くことはなかったし、
魔王に対する聖女の祈りは効果抜群らしく、
魔王に対峙してガクブルになりながらも、
なんとか祈った瞬間、魔王消滅してしまった。
 
…これはさすがに簡単すぎだろ。

まぁ、そんな体力的にはしんどい、
けど、メンタル的にはトントン、むしろプラスくらいな討伐を終えたのだから、
大喜びで話しかけてくれる国王様にも優しく返事を返す。

「いえいえ、皆様のおかげで無事討伐できたので、私が何かしたわけではないですよ~」

実際、魔王を前に祈ったくらいでほんと特に何もしてないからなぁ…あとは悪路に耐えたくらいか笑

「なんと謙虚な…!さすが聖女殿だ!
そうだ、無事に魔王討伐を成し遂げたのだから、
何か褒美を用意させてくれ。
聖女殿の望みならば、本王国で用意できることは何でもしよう。
なにか望みはあるだろうか?」

おおう、褒美とな。
うーん…特に考えてなかったなぁ…

まぁ、
「ひとまず、元の世界に戻る方法は何をおいても探してほしいです。」

「もちろんだとも!国をあげて全力で探させていただく。
だが、それだけでは褒美にならない。
希望のものは何かないか?
用意できるものなら本当に何でもよいぞ?」

 
「うーん、そしたら、私が望むのは…」
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