聖女は素直にイケメンハーレムを所望しました!

Ao

文字の大きさ
3 / 16

聖女、逆ハー生活始めました。

しおりを挟む

次の日、私はお城の中のローズ宮で目を覚ました。
城の数ある宮殿の中でも、お花がいつも咲いている宮殿で、歴代の王女様が使う宮殿のひとつらしい。
そして、私の起床した気配に気づいて侍女のマルタさんが顔を洗う水とともにお部屋に入ってくる。

「おはようございます。聖女様。お目覚めはいかがですか。」
 
「ゆっくり眠れて気分がスッキリしてます!」
 
「それは良かったです。こちらにお湯をご用意しておりますので、お顔を洗われてくださいね。」
 
「はーい!」
 
「お顔を洗われたら、本日のドレスをお持ちしますね。
早速ですが、本日はルイスマン伯爵家のセドリック様がお茶の時間にいらっしゃりたいそうです。
いかがしましょうか。」
 
「え、今日から来てくださるんですか!?はやっ!
 
…でも、せっかくなので是非ご一緒したいです!」
 
「ふふ、それではそのように致しましょう。
では、私はドレスを用意してまいりますので、
ごゆっくりしてらしてくださいね。

あ、ベッドサイドに果実水をご用意しておりますが、違うものがよろしければお申し付けくださいませ。」

そういって退出するマルタさんを手を振って見送る。

はぁぁぁ、侍女さんにお世話される生活、幸せっ!
にしても王様、手配はやっ!しごできだな…
まぁ、早速願い叶えてくれて御の字ですね!
 

さて、私はあの時何を望んだのかというと…

それは、衣食住の補償と…異性との交流であった。
 
まず、衣食住の確保については、
さすがに勝手に呼び出された現代日本人の私としてはこの世界で生きていく最低限の保証はしてほしい。
 
そして、なぜ異性との交流かというと…
この世界に来て過ごす中で最も感じたこと、

それは…
やはりイケメンは尊いということである!

表向き、
「元いた世界ではあまり男性と関わってこず交流に苦手意識があるため、せっかくならこの機会に苦手を克服したい」
と伝えてはいる。

しかし、
まぁ、なんだ、本音としては…


イケメンを侍らせたい!!!!

これに尽きる!

いやぁ、それはそうでしょ!
もう全女子の夢でしょ!

もちろん、討伐隊にきていたような国一番の貴族や戦士達に貴重な時間をとってもらうわけではない。
家を継げず宮廷仕えで生活を賄っている伯爵家の次男などに少しだけ時間を割いてもらえば十分!

我ながら欲望駄々もれの希望だが、
帰れるか分かんないし、国救ったし、これくらいは甘やかしてくれてもよいのでは!?

と思って言ってみたところ、

これに国王は大喜び!

万が一、また魔王が復活でもした場合に備えて、
聖女が国に留まってくれるのは大歓迎なのだ。

そして、異性との交流なぞ、上手くたらし込めば誰かと結婚して生涯この王国にいたいと言いだすかもしれない絶好の機会。

二つ返事でこのローズ宮での侍女付きの生活と、
毎日の貴族子息とのお茶会を承諾してくれた。

しかもあわよくばたらし込もうというとこなので、どうやらえりすぐりの美形が選ばれる模様。
 
聖女が国に留まり続ける間は、
交流のお相手をする男性達にも特別手当がたくさん付く上に、

もし聖女が結婚したいと言い出したら、
伯爵の地位を賜って聖女と結婚できる
というにんじんもぶら下げてあるらしく、もう応募者多数、意気揚々とのこと。

早速初日からお茶会の準備が整った次第だった。


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

追放された偽物聖女は、辺境の村でひっそり暮らしている

潮海璃月
ファンタジー
辺境の村で人々のために薬を作って暮らすリサは“聖女”と呼ばれている。その噂を聞きつけた騎士団の数人が現れ、あらゆる疾病を治療する万能の力を持つ聖女を連れて行くべく強引な手段に出ようとする中、騎士団長が割って入る──どうせ聖女のようだと称えられているに過ぎないと。ぶっきらぼうながらも親切な騎士団長に惹かれていくリサは、しかし実は数年前に“偽物聖女”と帝都を追われたクラリッサであった。

捨てられた聖女、自棄になって誘拐されてみたら、なぜか皇太子に溺愛されています

h.h
恋愛
「偽物の聖女であるお前に用はない!」婚約者である王子は、隣に新しい聖女だという女を侍らせてリゼットを睨みつけた。呆然として何も言えず、着の身着のまま放り出されたリゼットは、その夜、謎の男に誘拐される。 自棄なって自ら誘拐犯の青年についていくことを決めたリゼットだったが。連れて行かれたのは、隣国の帝国だった。 しかもなぜか誘拐犯はやけに慕われていて、そのまま皇帝の元へ連れて行かれ━━? 「おかえりなさいませ、皇太子殿下」 「は? 皇太子? 誰が?」 「俺と婚約してほしいんだが」 「はい?」 なぜか皇太子に溺愛されることなったリゼットの運命は……。

アリエッタ幼女、スラムからの華麗なる転身

にゃんすき
ファンタジー
冒頭からいきなり主人公のアリエッタが大きな男に攫われて、前世の記憶を思い出し、逃げる所から物語が始まります。  姉妹で力を合わせて幸せを掴み取るストーリーになる、予定です。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。

渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。 しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。 「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」 ※※※ 虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。 ※重複投稿作品※ 表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

完【恋愛】婚約破棄をされた瞬間聖女として顕現した令嬢は竜の伴侶となりました。

梅花
恋愛
侯爵令嬢であるフェンリエッタはこの国の第2王子であるフェルディナンドの婚約者であった。 16歳の春、王立学院を卒業後に正式に結婚をして王室に入る事となっていたが、それをぶち壊したのは誰でもないフェルディナンド彼の人だった。 卒業前の舞踏会で、惨事は起こった。 破り捨てられた婚約証書。 破られたことで切れてしまった絆。 それと同時に手の甲に浮かび上がった痣は、聖痕と呼ばれるもの。 痣が浮き出る直前に告白をしてきたのは隣国からの留学生であるベルナルド。 フェンリエッタの行方は… 王道ざまぁ予定です

処理中です...