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青年と使い魔
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今日も僕らは旅をする。
「なあ、カボチャ君」
「ん?」
北の町を目指していると、珍しく真剣な表情で聞いてくる。
「前から思ってたけど、なんで普段はカボチャを被ってるんだ?」
「僕のアイディンティティだからだよ」
「なんだそれ?」
夜の営み以外で僕は基本的にカボチャを外す事は無い事もあり、それが気になった様子でジッと考え込んだように見下ろしてくる。
「それって長時間外すと死んだりするのか?」
「君も変わった事を気にするんだね。そんなに気になる?」
「質問に質問で返すなよ」
「別に消えたりしないよ。僕は君の魔力で存在してるわけだしね」
「なら、街に着いたら外せよ」
「い・や・だ」
「なんで?」
「僕のアイディンティティだから」
コレばっかりは譲れないとアルスを見上げて見返すと、頭痛でもするように頭を押える仕草をしてくる。
「あのな、街でそんな格好してたら目立つだろうが」
「僕は困らないから大丈夫だよ」
「はぁ・・・困った奴だな」
諦めてくれたようで、カボチャの頭をポンポン叩いてきた。
それからはとりとめの無い話をしながら、街の中の正門で僕とアルスは呼び止められる。
「ソコに君、どうしてカボチャで顔を隠しているんだ?」
「僕のアイディンティティだからです」
「あいでぃ・・・?」
「ああ、気にしないでくれ。顔に大きな火傷があるから見られたくないんだよ。あと頭がちょっと可哀想な子なんだ」
「ああ、そう言う子でしたか」
何故か哀れみを向けられたような顔をされ、ペチンッとアルスを叩くと肩を竦められる。僕の頭がおかしいとは本当に失礼な。
「まずは宿を取るぞ」
「まあ、それが妥当だよね」
まだ昼間だが、早めに休める場所を確保するのは悪い事ではない。
冒険者ギルドで宿の場所を聞き、僕たちは宿を確保するとアルスは疲れたようにベッドに倒れこむ。
「はぁ・・・久々のベッドだぜ」
「アルス~、年寄り臭いよ?」
「今日の夜にたっぷりと俺の若さを教えてやるよ」
「昼間にそう言う子というの禁止です~!!」
頬が熱くなるのを感じながら、僕は逃げるように部屋の外へと向かう。
「おい、何処に行くんだよ」
「街に来たんだから、やっぱり観光しなくちゃね」
「一人で大丈夫か?」
「あのね、僕も子供じゃないんだから・・・」
「いや、その見た目で言われてもなぁ・・・」
確かに使い魔だから見た目は子供のままだけど、中身はアルスよりもずっと年上なんだから心配するだけ無駄なのにアルスも本当に過保護だ。
「大丈夫だよ。迷子になったりする事はないからさ」
「ちゃんと夕方には帰って来いよ」
「だから、子供扱いしないでよ。まったく」
そして、僕は街へと繰り出して・・・・・・・・
「おい、なんでカボチャ被ってんだ。コイツ?」
「さあ・・・? でも、ここら辺じゃ見ない身なりの良い格好だし、高く売れるだろ?」
迷子になった上に人に道を尋ねたら拐かされてしまった。
(うん。これはお仕置きコース確定だ・・・)
街に着くなり誘拐されるなんてアルスに知られたら確実に夜のねったりとして、たっぷりとしたお仕置きをされてしまう。
でも、それでも僕が一人で逃げ出さないのには訳がある。
「ぐすんっ・・ここから出してよぉ・・・」
「おとうさーん!!おかあさーん!!」
誘拐されたのは僕だけではなく、多数の子供たちがいる所為だ。
「騒ぐんじゃねぇよ!!」
「そうだよ。落ち着いて」
奴隷商人たちの言葉に僕も頷きながら少年少女たちを宥める。男の声になのか、それとも僕になのかは分からないが、子供たちはそれで静かになってくれる。
(困ったな・・・・)
一人だったら難なく脱出出来るが、流石にこの子供たちを見捨てて帰るわけには行かないだろう。
(とはいえ、どうした物かな・・・?)
魔術師(アルス)の使い魔とはいえ、僕には戦闘能力という物が一切ない。出来る事と言えば透明化と浮遊、あとは物のすり抜けぐらいで、どう見ても誘拐慣れしている人たちの相手をする自信はない。
でも、夕方までに帰らないとアルスが確実にココにやってきてお仕置きコースは確定だ。見捨てたくない。でも、お仕置きもされたくない。
「うーん・・・どうしよう」
「おい、そこのカボチャのお坊ちゃん」
「ん? 僕の事?」
「お前以外にカボチャ被ってる奴がいるかよ。なんでカボチャ被ってんだよ」
「趣味です」
「んな趣味聞いたことねぇよ。カボチャを外すぜ」
「えっ、いやだ」
「嫌じゃねぇよ。てめぇに拒否権なんてねぇんだよ」
「やだやだやだ!!助けてー!!」
「さっきまで肝が据わって落ち着いてたのに、なんでカボチャ一つでそんなに暴れるんだよ!!」
「僕のアイディンティティー!!!!!」
すぽんっ・・・・
必死に抵抗しようとしたが、カボチャは見事に外されてしまい、僕の姿を見た男は途端に目の色を変える。
「お、おおっ、こりゃ思った以上の上物じゃねぇか」
「当たり前だよ。僕が被ってたカボチャだよ!!返して!!」
「いや、カボチャじゃなくてお前だよ!?なんでカボチャにソコまでこだわるんだよ!!」
人のカボチャを上物と言った癖に、持っていたカボチャを放り投げて僕の方へと近づいてくる。その空気は夜のアルスを彷彿とさせる獣のような視線を感じて、まさか僕に欲情しているとでも言うんだろうか。
「おじさん、もしかして僕を抱くつもり?」
「へっへへっ、商品の確認をしなくちゃだろ・・・?」
「僕、おじさんのお尻に興味ないよ?」
「なんで俺が入れられる側なんだよ!?」
困ったように呟くと男は顔を真っ赤にしながら怒鳴る。
それに再び子供たちが震えており、どうしようかと思っていたら急に扉が勢い良く開く音がした。
「ソコまでにして貰おうか、ソイツは俺のもんだ」
「あ? だ、誰だっ、てめぇ!!俺の部下たちはどうした!!」
「全員片付けてきたに決まってんだろ?」
額に血管を浮かび上がらせながら、握っていた杖を握り潰すと言わんばかりに形相で僕を見てくる。
「お仕置きコースだからな?」
「迷子になってないし、誘拐されただけだし」
「んな言い訳通用するか!!」
「お仕置きやだー!!」
どうやら、あれこれとしている内にタイムリミットが来てしまい、怒った表情でも整った顔立ちをしたアルスの顔にプルプルと震えていると、男の方がアルスへと突っ込んでいく。
「へっ、魔術師なら近距離になれば魔法も使えまっ・・・」
ゴスンッ!!!
ナイフを取りだして、そのまま刺そうとした男はアルスの持っていた杖で頭を思いっきり強打されて気絶する。アルスは魔術よりも体術が得意・・・というか、魔力の大半を常時僕の召喚に使っているからたいした魔法が使えないのだ。僕を一時的に召喚解除すれば使えるけど、そのつもりは毛頭ないらしい。
「誰が魔法のための杖だって言ったよ?」
「うぐぅ・・・・」
「あちゃー、痛そうだな~」
僕は縛られていたロープをすり抜けで脱出して、ツンツンとたんこぶの出来た男の額を突っついた後、急いでカボチャを被る。
「お前なぁ・・・助けに来た俺より先にカボチャかよ」
「当たり前じゃないか。それよりもぉ・・そのぉ・・・」
「絶対にお仕置きだから」
「ううぅ・・・酷い・・・」
「お兄ちゃん、落ち着いて・・・ね?」
「大丈夫だよ。怖くないよ?」
さっきまで宥めていた子供たちにまで慰められてしまいながら、こうして誘拐事件は幕を閉じて、冒険者ギルトからも謝礼と賞金を貰った。どうやら彼らは指名手配犯だったらしい。
そして、僕は宿屋の一室にてアルスに押し倒されている。
「さてと、ようやく落ち着いたわけだし覚悟は良いよな?」
「あ、アルスさ・・・その・・・今日は疲れたでしょ、明日にしない?」
「しない」
「い、いやでも・・ほら・・・ひゃあ・・んむっ・・」
なんとか逃げようとする僕に口づけをしながら、器用に僕の持っていた服を脱がしていく。優しく撫で上げられるアソコへの快感を感じながら僕は今日も恥ずかしい夜を過ごしていった。
「なあ、カボチャ君」
「ん?」
北の町を目指していると、珍しく真剣な表情で聞いてくる。
「前から思ってたけど、なんで普段はカボチャを被ってるんだ?」
「僕のアイディンティティだからだよ」
「なんだそれ?」
夜の営み以外で僕は基本的にカボチャを外す事は無い事もあり、それが気になった様子でジッと考え込んだように見下ろしてくる。
「それって長時間外すと死んだりするのか?」
「君も変わった事を気にするんだね。そんなに気になる?」
「質問に質問で返すなよ」
「別に消えたりしないよ。僕は君の魔力で存在してるわけだしね」
「なら、街に着いたら外せよ」
「い・や・だ」
「なんで?」
「僕のアイディンティティだから」
コレばっかりは譲れないとアルスを見上げて見返すと、頭痛でもするように頭を押える仕草をしてくる。
「あのな、街でそんな格好してたら目立つだろうが」
「僕は困らないから大丈夫だよ」
「はぁ・・・困った奴だな」
諦めてくれたようで、カボチャの頭をポンポン叩いてきた。
それからはとりとめの無い話をしながら、街の中の正門で僕とアルスは呼び止められる。
「ソコに君、どうしてカボチャで顔を隠しているんだ?」
「僕のアイディンティティだからです」
「あいでぃ・・・?」
「ああ、気にしないでくれ。顔に大きな火傷があるから見られたくないんだよ。あと頭がちょっと可哀想な子なんだ」
「ああ、そう言う子でしたか」
何故か哀れみを向けられたような顔をされ、ペチンッとアルスを叩くと肩を竦められる。僕の頭がおかしいとは本当に失礼な。
「まずは宿を取るぞ」
「まあ、それが妥当だよね」
まだ昼間だが、早めに休める場所を確保するのは悪い事ではない。
冒険者ギルドで宿の場所を聞き、僕たちは宿を確保するとアルスは疲れたようにベッドに倒れこむ。
「はぁ・・・久々のベッドだぜ」
「アルス~、年寄り臭いよ?」
「今日の夜にたっぷりと俺の若さを教えてやるよ」
「昼間にそう言う子というの禁止です~!!」
頬が熱くなるのを感じながら、僕は逃げるように部屋の外へと向かう。
「おい、何処に行くんだよ」
「街に来たんだから、やっぱり観光しなくちゃね」
「一人で大丈夫か?」
「あのね、僕も子供じゃないんだから・・・」
「いや、その見た目で言われてもなぁ・・・」
確かに使い魔だから見た目は子供のままだけど、中身はアルスよりもずっと年上なんだから心配するだけ無駄なのにアルスも本当に過保護だ。
「大丈夫だよ。迷子になったりする事はないからさ」
「ちゃんと夕方には帰って来いよ」
「だから、子供扱いしないでよ。まったく」
そして、僕は街へと繰り出して・・・・・・・・
「おい、なんでカボチャ被ってんだ。コイツ?」
「さあ・・・? でも、ここら辺じゃ見ない身なりの良い格好だし、高く売れるだろ?」
迷子になった上に人に道を尋ねたら拐かされてしまった。
(うん。これはお仕置きコース確定だ・・・)
街に着くなり誘拐されるなんてアルスに知られたら確実に夜のねったりとして、たっぷりとしたお仕置きをされてしまう。
でも、それでも僕が一人で逃げ出さないのには訳がある。
「ぐすんっ・・ここから出してよぉ・・・」
「おとうさーん!!おかあさーん!!」
誘拐されたのは僕だけではなく、多数の子供たちがいる所為だ。
「騒ぐんじゃねぇよ!!」
「そうだよ。落ち着いて」
奴隷商人たちの言葉に僕も頷きながら少年少女たちを宥める。男の声になのか、それとも僕になのかは分からないが、子供たちはそれで静かになってくれる。
(困ったな・・・・)
一人だったら難なく脱出出来るが、流石にこの子供たちを見捨てて帰るわけには行かないだろう。
(とはいえ、どうした物かな・・・?)
魔術師(アルス)の使い魔とはいえ、僕には戦闘能力という物が一切ない。出来る事と言えば透明化と浮遊、あとは物のすり抜けぐらいで、どう見ても誘拐慣れしている人たちの相手をする自信はない。
でも、夕方までに帰らないとアルスが確実にココにやってきてお仕置きコースは確定だ。見捨てたくない。でも、お仕置きもされたくない。
「うーん・・・どうしよう」
「おい、そこのカボチャのお坊ちゃん」
「ん? 僕の事?」
「お前以外にカボチャ被ってる奴がいるかよ。なんでカボチャ被ってんだよ」
「趣味です」
「んな趣味聞いたことねぇよ。カボチャを外すぜ」
「えっ、いやだ」
「嫌じゃねぇよ。てめぇに拒否権なんてねぇんだよ」
「やだやだやだ!!助けてー!!」
「さっきまで肝が据わって落ち着いてたのに、なんでカボチャ一つでそんなに暴れるんだよ!!」
「僕のアイディンティティー!!!!!」
すぽんっ・・・・
必死に抵抗しようとしたが、カボチャは見事に外されてしまい、僕の姿を見た男は途端に目の色を変える。
「お、おおっ、こりゃ思った以上の上物じゃねぇか」
「当たり前だよ。僕が被ってたカボチャだよ!!返して!!」
「いや、カボチャじゃなくてお前だよ!?なんでカボチャにソコまでこだわるんだよ!!」
人のカボチャを上物と言った癖に、持っていたカボチャを放り投げて僕の方へと近づいてくる。その空気は夜のアルスを彷彿とさせる獣のような視線を感じて、まさか僕に欲情しているとでも言うんだろうか。
「おじさん、もしかして僕を抱くつもり?」
「へっへへっ、商品の確認をしなくちゃだろ・・・?」
「僕、おじさんのお尻に興味ないよ?」
「なんで俺が入れられる側なんだよ!?」
困ったように呟くと男は顔を真っ赤にしながら怒鳴る。
それに再び子供たちが震えており、どうしようかと思っていたら急に扉が勢い良く開く音がした。
「ソコまでにして貰おうか、ソイツは俺のもんだ」
「あ? だ、誰だっ、てめぇ!!俺の部下たちはどうした!!」
「全員片付けてきたに決まってんだろ?」
額に血管を浮かび上がらせながら、握っていた杖を握り潰すと言わんばかりに形相で僕を見てくる。
「お仕置きコースだからな?」
「迷子になってないし、誘拐されただけだし」
「んな言い訳通用するか!!」
「お仕置きやだー!!」
どうやら、あれこれとしている内にタイムリミットが来てしまい、怒った表情でも整った顔立ちをしたアルスの顔にプルプルと震えていると、男の方がアルスへと突っ込んでいく。
「へっ、魔術師なら近距離になれば魔法も使えまっ・・・」
ゴスンッ!!!
ナイフを取りだして、そのまま刺そうとした男はアルスの持っていた杖で頭を思いっきり強打されて気絶する。アルスは魔術よりも体術が得意・・・というか、魔力の大半を常時僕の召喚に使っているからたいした魔法が使えないのだ。僕を一時的に召喚解除すれば使えるけど、そのつもりは毛頭ないらしい。
「誰が魔法のための杖だって言ったよ?」
「うぐぅ・・・・」
「あちゃー、痛そうだな~」
僕は縛られていたロープをすり抜けで脱出して、ツンツンとたんこぶの出来た男の額を突っついた後、急いでカボチャを被る。
「お前なぁ・・・助けに来た俺より先にカボチャかよ」
「当たり前じゃないか。それよりもぉ・・そのぉ・・・」
「絶対にお仕置きだから」
「ううぅ・・・酷い・・・」
「お兄ちゃん、落ち着いて・・・ね?」
「大丈夫だよ。怖くないよ?」
さっきまで宥めていた子供たちにまで慰められてしまいながら、こうして誘拐事件は幕を閉じて、冒険者ギルトからも謝礼と賞金を貰った。どうやら彼らは指名手配犯だったらしい。
そして、僕は宿屋の一室にてアルスに押し倒されている。
「さてと、ようやく落ち着いたわけだし覚悟は良いよな?」
「あ、アルスさ・・・その・・・今日は疲れたでしょ、明日にしない?」
「しない」
「い、いやでも・・ほら・・・ひゃあ・・んむっ・・」
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