151 / 204
Code 149 分離男と刃物男、そしてナノマシン爺
しおりを挟む
「やりすぎたか……まあよい、フハハハ!」
「誰なんだおっさん」
「よくぞ聞いた、俺の名前はヴァルター・フォン・ゴットフリートだぁああああ!」
「そ、そうすか。でここで何をしていた、答えるんだ」
「答えないと、粉みじんにしますよ?」
2人とも、今ので大恥をかかされたと感じ武器をしっかりと構え臨戦態勢であった。特にエレクトリールは男の顔を見てある人物を思い出そうとしていた。
「フ、フハハハハハ!まあよかろう、もとより俺は、お前らを歓迎していたぁあああ!」
「なんだこの男は、うるさいうえに何を言っているんだ。処分すると言っていたのにおかしいぞ貴様」
「うわあああ……あまりお近づきになりたくないです。てか、思い出しました。貴方旧派の最高幹部、黒の男のメンバー!なんでこんなところに」
「ぬぉおおお、お前は、よく見ればエレクトリールじゃなあいかあああ!元気にしとったかああハハハハハ!」
一々リアクションのうるさい大柄な軍服を着た男は、姿と声でエレクトリールに気づき感激していた。リシェルはというと言動がどこかおかしいこの男は何者だろうと思いつつも、エレクトリールとこの男が知り合いであることに驚愕していた。
「おいおい、知り合いかよエレクトリール」
「ええ、まあ。そうですリシェルさん」
リシェルは改めて確認を取るが、エレクトリールの表情は引きつった笑顔であった。そうみるに、彼女の苦手なタイプであることは明白であった。
「おほん、話を戻すか。我々はぁああ!DGの幹部だったあああ!」
二人のやり取りを見たヴァルターは、せき込む動作をした後に勝手に話し出したのであった。
「だがしかし、あの白い衣の男にすべてを壊された。行く当てもない俺らはぁああ!こうして潜んでいたわけだぁあああ!」
「本当にそれだけですか?旧派は金のためならばどんな仕事でも引き受けますよねえ?私も旧派所属だったので人のことを言えないところはありますけど」
ヴァルターの話にどこか違和感を抱いたエレクトリールは疑うように質問する。
「ふぅん、まあそれもそうだったが、あの美しい男を見て俺は考えを改めたのだぁあああ!」
彼女の返答にそう返したヴァルターだったが、鋭い彼女の質問に多少焦っていた。
「えぇ……本当に昔からうるさい人でしたが、さらに悪化してますね。それでその男とは……?」
「この男だぁあああ!」
ヴァルターは胸ポケットから一枚の写真を取り出し二人に見せる。それを見た二人は目を丸くしていた。なぜならばそれはハーネイトがDG幹部ミルコと戦っていた場面の写真であったからである。
「嘘……なぜあなたがその写真を!」
「なぁに、俺たちDGの技術力をもってすれば、このような造作いとも簡単に決まっておるわぁああ!」
「はあ、調子狂うなこのおっさんは。悪い奴ではなさそうに感じるんだが」
「それがですね、この男色々と危険なんです」
ヴァルターはとても誇らしげにそういいながら写真に写るハーネイトをやさしく指でめでる。それを見たエレクトリールは微妙な顔をしながらリシェルに対し、ヴァルターという男かどういう存在なのか簡潔に説明したのであった。
「ぬぁああにいい、俺は俺よりも危険な奴らを見つけることができたのだぁああ!数百年の眠りから覚める、この星に住む者どもよ!」
「それで、その対策のために裏で動いていた。あなたらしくないですね」
「フハハハ、気が変わったというのだエレクトリールよ。俺はなぁ、前々からDGが瓦解することを予見していたのだぁあ!」
エレクトリールたちがそうしている中、ハーネイトはスマートに施設内部に潜入していた。するとある男が気配を消して廊下を歩いていた。堂々と歩いているが、男の姿を目で捉えづらいことに違和感を抱いたハーネイトは何者だと思い秘かに監視していた。
「……!あの人、何か機械のようなものを全身に纏って光学迷彩を使っているみたいだな。参考にしてみるか。いやまずは工場の制圧とザイオの拘束だ」
ハーネイトはその男がなぜ視認しづらいのか、その理由をすぐに突き止めたが本来の仕事に戻り、地図を見て生産ラインの近くまで来ていることを確認すると、排気口に忍び込み天井から息を殺しつつ部屋の中を監視していた。
「思ったより内装がきれいだ。しかし何をしかけているのか」
「いやな予感がするわ。って!!!」
「……!!!」
南雲と風魔は素早く施設の廊下内を進んでいく。そんな中風魔は天井から何かが来ていることを察する。と次の瞬間、恐ろしく素早い速度で男が頭上から現れ腕についた鋭い刃で切りつけようとしてきたのであった。
「危なかったわね。いきなり何するのよ!」
「侵入者は、排除すべき……!」
「やる気のようだな。仮面が不気味な男だ」
奇襲に失敗するも、刃を生やした男は敵対行動をとり続ける。すかさず二人も創金術で武器を作り出し応戦しようとする。
「そちらがやる気なら、こちらもだ。行くぞ!」
「待て、メッサー!」
「……!ヴァルター……!」
廊下の向こうから声が聞こえ、仮面で顔を隠した暗殺者は動きを止める。この男は先ほどエレクトリールたちが出会った軍人の仲間である。名前はメッサーといい、両手両足が機械化されている。両手両足に刃を格納し、さらに手にももつことで強大な攻撃を行える寡黙な男であった。更に付け加えると、肉体にある強化液を巡らせることで強大な力を引き出す改造も行われているという。
「エレクトリール、リシェル、なんでお前らが」
「それはこっちが聞きたいぜ。てか、隣のやばそうな男は誰なんだよ」
「私の元同僚です!なんでこんなところにいたのかあれですが、仲間に入りたいと言って……」
「ええええええ、なんなんだその男は。敵じゃねえのか」
互いに知らない男とその場にいたためリシェルと南雲は互いに状況に突っ込みを入れる。それに関して元DGであるエレクトリールが事情を説明した。ヴァルターもそれに合わせ説明を付け足す。
「私はな、組織に対し早めに見切りをつけたのだ。それに、この星に興味を持ったのだぁああ!こちらに関する情報はすべて提供するのでな、それと引き換えにだ、この私ぉおおお!」
「なんてうるさい人なんだ、耳が痛い」
「苦手な人だわ……っ」
ヴァルターのやかましい声がガンガン響く。南雲も風魔も、あまりの音圧に辟易していた。
「仕方ないのでとりあえず連れていきます。この人を敵に回すと非常に面倒ですし、独自に調べたある情報を渡したいと」
エレクトリールがどうにかヴァルターの口をふさぎつつ、この男たちを連れて行くと風魔達に言った。
「仕方ないわねえ、エレクトリール、口裏はあなたがすべて責任取って合わせなさいよ!ハーネイト様がひっくり返ってはあれでしょ?」
「もちろんですよ風魔さん!」
その光景を見ていたメッサーは、呆れながらも風魔と南雲に声をかける。
「なんだ、ヴァルターの言っていた、あの男の仲間たちか。ならば済まなかったな。非礼を詫びよう。それに、エレクトリールか、旧派の裏切り者が……!」
「メッサー……あなたまで。今は、昔のことを引き合いに出している場合ではありません」
「あら、意外と礼儀正しいのね」
「人は見た目で判断しちゃいけないわな。しかしまあ、エレクトリールの影響力は恐ろしい。味方でよかったでござる」
メッサーという男は静かに詫びた後、ついて来いと指示する。そうしてついてきたリシェルたちは、ある部屋の前まで来ていた。中から機械が動いている音がし、何かが稼働している。メッサーはある話を切り出した。
「ここが、工場の生産ラインだ。あのカードのせいで、俺たちは数十人もの仲間を失った。確かに俺たちは悪人だ、自業自得といわれてはどうしようもないがそれでも、仲間をやられた以上弔いだけはしなければな」
「……あの男どもを説得できなかった俺たちに非がある。一部の男らが、武器商人と手を組んだこともだ」
ヴァルターとメッサーは共に、DGの侵略に巻き込まれ混乱の中で、生き残るために仕方なくDGに入ったという。その時にかなりの深手を負ったが、DGの技術により体を改造され命をつなぎとめた。自身らをこのような目に合わせたやつらを始末するためユミロやボガーノードたちとは別に秘密裏に暗躍していたが、その中で真の黒幕はDGの活動を利用しようとしたある星の兵器商人だった。それを知り抹殺しようとしたが失敗し、追ってから逃れる最中にここにたどり着き、ほかの仲間と合流して機会をうかがっていたことをヴァルターはハーネイト達に話した。
「もしやすると、その武器商人のボスがこの星にきているかもしれん。そうなればどうなるかわからんのでな。少しでも戦力が欲しかったのだ……その中で遺跡に、強大な力を秘めた人間が眠っていたのを見たのだ」
ボスを追う中で彼らは、ある男と出会った。それはこの星出身の老人で、ある計画を阻止するために入った密偵であることを明かす。それは武器商人たちが、アクシミデロの古代人が生み出した文明とその技術を用いて恐ろしい戦士を誕生させようとしていたものであった。ここで一旦DGが攻め入った理由を整理すると、各勢力ごとにそれぞれ理由があるのと、共通した理由が存在する。旧派は純粋に、侵略活動を行い次元航行や古代バガルタ人の技術を盗もうとしていた。新派は本来旧派の行動を止めるために存在していたが、20年前のDG戦役で加わった魔女セファスにより、私怨を晴らすため霊量士たちの多くが洗脳され、遺跡をすべて破壊し次元融合装置の暴走を招こうとしていた。しかし一番の問題は、双方オーダインの魔の手から逃れようとしていたがゆえの行動であったと言える。
そんな中で旧派の中でも離反者が相当出ていた。それがヴァルターたちである。魔女セファスの加入後にいつの間にかいたAM星の老人の話を聞いて、武器商人たちに利用される前にAM星に出向き対策を取ろうとした矢先、ハーネイトとDGたちの戦闘が勃発したという。
「ヴラディミ-ル・ガンヴァレーノ・ヴェスカトリポカ……あの人も来ていたのですね」
「誰なんだ、その名前の長い人は」
「いつからいたのかわかりませんが、相当な実力を持つ中年の男性です」
エレクトリールはブラディミールについて知っていることを話した。この男がヴァルターたちを突き動かした原因といっても過言ではない。彼の話を盗み聞きしたヴァルターたちが、そのアクシミデロ人ことバガルタ人の力の謎の興味を持ち、決死の片道切符でこの星に降り立った。
「悪人にしか見えないのに、なぜか不思議な感じがするわね」
「でも気を付けねえとな。って、あれはハーネイト師匠!」
リシェルが部屋のドアをわずかに開け様子をうかがう。するとすでにハーネイトは研究者らしき男に対し剣を向けていた。
「誰なんだおっさん」
「よくぞ聞いた、俺の名前はヴァルター・フォン・ゴットフリートだぁああああ!」
「そ、そうすか。でここで何をしていた、答えるんだ」
「答えないと、粉みじんにしますよ?」
2人とも、今ので大恥をかかされたと感じ武器をしっかりと構え臨戦態勢であった。特にエレクトリールは男の顔を見てある人物を思い出そうとしていた。
「フ、フハハハハハ!まあよかろう、もとより俺は、お前らを歓迎していたぁあああ!」
「なんだこの男は、うるさいうえに何を言っているんだ。処分すると言っていたのにおかしいぞ貴様」
「うわあああ……あまりお近づきになりたくないです。てか、思い出しました。貴方旧派の最高幹部、黒の男のメンバー!なんでこんなところに」
「ぬぉおおお、お前は、よく見ればエレクトリールじゃなあいかあああ!元気にしとったかああハハハハハ!」
一々リアクションのうるさい大柄な軍服を着た男は、姿と声でエレクトリールに気づき感激していた。リシェルはというと言動がどこかおかしいこの男は何者だろうと思いつつも、エレクトリールとこの男が知り合いであることに驚愕していた。
「おいおい、知り合いかよエレクトリール」
「ええ、まあ。そうですリシェルさん」
リシェルは改めて確認を取るが、エレクトリールの表情は引きつった笑顔であった。そうみるに、彼女の苦手なタイプであることは明白であった。
「おほん、話を戻すか。我々はぁああ!DGの幹部だったあああ!」
二人のやり取りを見たヴァルターは、せき込む動作をした後に勝手に話し出したのであった。
「だがしかし、あの白い衣の男にすべてを壊された。行く当てもない俺らはぁああ!こうして潜んでいたわけだぁあああ!」
「本当にそれだけですか?旧派は金のためならばどんな仕事でも引き受けますよねえ?私も旧派所属だったので人のことを言えないところはありますけど」
ヴァルターの話にどこか違和感を抱いたエレクトリールは疑うように質問する。
「ふぅん、まあそれもそうだったが、あの美しい男を見て俺は考えを改めたのだぁあああ!」
彼女の返答にそう返したヴァルターだったが、鋭い彼女の質問に多少焦っていた。
「えぇ……本当に昔からうるさい人でしたが、さらに悪化してますね。それでその男とは……?」
「この男だぁあああ!」
ヴァルターは胸ポケットから一枚の写真を取り出し二人に見せる。それを見た二人は目を丸くしていた。なぜならばそれはハーネイトがDG幹部ミルコと戦っていた場面の写真であったからである。
「嘘……なぜあなたがその写真を!」
「なぁに、俺たちDGの技術力をもってすれば、このような造作いとも簡単に決まっておるわぁああ!」
「はあ、調子狂うなこのおっさんは。悪い奴ではなさそうに感じるんだが」
「それがですね、この男色々と危険なんです」
ヴァルターはとても誇らしげにそういいながら写真に写るハーネイトをやさしく指でめでる。それを見たエレクトリールは微妙な顔をしながらリシェルに対し、ヴァルターという男かどういう存在なのか簡潔に説明したのであった。
「ぬぁああにいい、俺は俺よりも危険な奴らを見つけることができたのだぁああ!数百年の眠りから覚める、この星に住む者どもよ!」
「それで、その対策のために裏で動いていた。あなたらしくないですね」
「フハハハ、気が変わったというのだエレクトリールよ。俺はなぁ、前々からDGが瓦解することを予見していたのだぁあ!」
エレクトリールたちがそうしている中、ハーネイトはスマートに施設内部に潜入していた。するとある男が気配を消して廊下を歩いていた。堂々と歩いているが、男の姿を目で捉えづらいことに違和感を抱いたハーネイトは何者だと思い秘かに監視していた。
「……!あの人、何か機械のようなものを全身に纏って光学迷彩を使っているみたいだな。参考にしてみるか。いやまずは工場の制圧とザイオの拘束だ」
ハーネイトはその男がなぜ視認しづらいのか、その理由をすぐに突き止めたが本来の仕事に戻り、地図を見て生産ラインの近くまで来ていることを確認すると、排気口に忍び込み天井から息を殺しつつ部屋の中を監視していた。
「思ったより内装がきれいだ。しかし何をしかけているのか」
「いやな予感がするわ。って!!!」
「……!!!」
南雲と風魔は素早く施設の廊下内を進んでいく。そんな中風魔は天井から何かが来ていることを察する。と次の瞬間、恐ろしく素早い速度で男が頭上から現れ腕についた鋭い刃で切りつけようとしてきたのであった。
「危なかったわね。いきなり何するのよ!」
「侵入者は、排除すべき……!」
「やる気のようだな。仮面が不気味な男だ」
奇襲に失敗するも、刃を生やした男は敵対行動をとり続ける。すかさず二人も創金術で武器を作り出し応戦しようとする。
「そちらがやる気なら、こちらもだ。行くぞ!」
「待て、メッサー!」
「……!ヴァルター……!」
廊下の向こうから声が聞こえ、仮面で顔を隠した暗殺者は動きを止める。この男は先ほどエレクトリールたちが出会った軍人の仲間である。名前はメッサーといい、両手両足が機械化されている。両手両足に刃を格納し、さらに手にももつことで強大な攻撃を行える寡黙な男であった。更に付け加えると、肉体にある強化液を巡らせることで強大な力を引き出す改造も行われているという。
「エレクトリール、リシェル、なんでお前らが」
「それはこっちが聞きたいぜ。てか、隣のやばそうな男は誰なんだよ」
「私の元同僚です!なんでこんなところにいたのかあれですが、仲間に入りたいと言って……」
「ええええええ、なんなんだその男は。敵じゃねえのか」
互いに知らない男とその場にいたためリシェルと南雲は互いに状況に突っ込みを入れる。それに関して元DGであるエレクトリールが事情を説明した。ヴァルターもそれに合わせ説明を付け足す。
「私はな、組織に対し早めに見切りをつけたのだ。それに、この星に興味を持ったのだぁああ!こちらに関する情報はすべて提供するのでな、それと引き換えにだ、この私ぉおおお!」
「なんてうるさい人なんだ、耳が痛い」
「苦手な人だわ……っ」
ヴァルターのやかましい声がガンガン響く。南雲も風魔も、あまりの音圧に辟易していた。
「仕方ないのでとりあえず連れていきます。この人を敵に回すと非常に面倒ですし、独自に調べたある情報を渡したいと」
エレクトリールがどうにかヴァルターの口をふさぎつつ、この男たちを連れて行くと風魔達に言った。
「仕方ないわねえ、エレクトリール、口裏はあなたがすべて責任取って合わせなさいよ!ハーネイト様がひっくり返ってはあれでしょ?」
「もちろんですよ風魔さん!」
その光景を見ていたメッサーは、呆れながらも風魔と南雲に声をかける。
「なんだ、ヴァルターの言っていた、あの男の仲間たちか。ならば済まなかったな。非礼を詫びよう。それに、エレクトリールか、旧派の裏切り者が……!」
「メッサー……あなたまで。今は、昔のことを引き合いに出している場合ではありません」
「あら、意外と礼儀正しいのね」
「人は見た目で判断しちゃいけないわな。しかしまあ、エレクトリールの影響力は恐ろしい。味方でよかったでござる」
メッサーという男は静かに詫びた後、ついて来いと指示する。そうしてついてきたリシェルたちは、ある部屋の前まで来ていた。中から機械が動いている音がし、何かが稼働している。メッサーはある話を切り出した。
「ここが、工場の生産ラインだ。あのカードのせいで、俺たちは数十人もの仲間を失った。確かに俺たちは悪人だ、自業自得といわれてはどうしようもないがそれでも、仲間をやられた以上弔いだけはしなければな」
「……あの男どもを説得できなかった俺たちに非がある。一部の男らが、武器商人と手を組んだこともだ」
ヴァルターとメッサーは共に、DGの侵略に巻き込まれ混乱の中で、生き残るために仕方なくDGに入ったという。その時にかなりの深手を負ったが、DGの技術により体を改造され命をつなぎとめた。自身らをこのような目に合わせたやつらを始末するためユミロやボガーノードたちとは別に秘密裏に暗躍していたが、その中で真の黒幕はDGの活動を利用しようとしたある星の兵器商人だった。それを知り抹殺しようとしたが失敗し、追ってから逃れる最中にここにたどり着き、ほかの仲間と合流して機会をうかがっていたことをヴァルターはハーネイト達に話した。
「もしやすると、その武器商人のボスがこの星にきているかもしれん。そうなればどうなるかわからんのでな。少しでも戦力が欲しかったのだ……その中で遺跡に、強大な力を秘めた人間が眠っていたのを見たのだ」
ボスを追う中で彼らは、ある男と出会った。それはこの星出身の老人で、ある計画を阻止するために入った密偵であることを明かす。それは武器商人たちが、アクシミデロの古代人が生み出した文明とその技術を用いて恐ろしい戦士を誕生させようとしていたものであった。ここで一旦DGが攻め入った理由を整理すると、各勢力ごとにそれぞれ理由があるのと、共通した理由が存在する。旧派は純粋に、侵略活動を行い次元航行や古代バガルタ人の技術を盗もうとしていた。新派は本来旧派の行動を止めるために存在していたが、20年前のDG戦役で加わった魔女セファスにより、私怨を晴らすため霊量士たちの多くが洗脳され、遺跡をすべて破壊し次元融合装置の暴走を招こうとしていた。しかし一番の問題は、双方オーダインの魔の手から逃れようとしていたがゆえの行動であったと言える。
そんな中で旧派の中でも離反者が相当出ていた。それがヴァルターたちである。魔女セファスの加入後にいつの間にかいたAM星の老人の話を聞いて、武器商人たちに利用される前にAM星に出向き対策を取ろうとした矢先、ハーネイトとDGたちの戦闘が勃発したという。
「ヴラディミ-ル・ガンヴァレーノ・ヴェスカトリポカ……あの人も来ていたのですね」
「誰なんだ、その名前の長い人は」
「いつからいたのかわかりませんが、相当な実力を持つ中年の男性です」
エレクトリールはブラディミールについて知っていることを話した。この男がヴァルターたちを突き動かした原因といっても過言ではない。彼の話を盗み聞きしたヴァルターたちが、そのアクシミデロ人ことバガルタ人の力の謎の興味を持ち、決死の片道切符でこの星に降り立った。
「悪人にしか見えないのに、なぜか不思議な感じがするわね」
「でも気を付けねえとな。って、あれはハーネイト師匠!」
リシェルが部屋のドアをわずかに開け様子をうかがう。するとすでにハーネイトは研究者らしき男に対し剣を向けていた。
0
あなたにおすすめの小説
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
R・P・G ~転生して不死にされた俺は、最強の英雄たちと滅ぼすはずだった異世界を統治する~
イット
ファンタジー
オカルト雑誌の編集者として働いていた瀬川凛人(40)は、怪現象の取材中、異世界の大地の女神と接触する。
そのまま半ば強制的に異世界へと転生させられた彼は、惑星そのものと同化し、“星骸の主”として不死の存在へと変貌した。
だが女神から与えられた使命は、この世界の生命を滅ぼし、星を「リセット」すること。
凛人はその命令を、拒否する。
不死であっても無敵ではない。
戦いでは英雄王に殴り倒される始末。しかし一つ選択を誤れば国が滅びる危うい存在。
それでも彼は、星を守るために戦う道を選んだ。
女神の使命を「絶対拒否」する不死者と、裏ボス級の従者たち。
これは、世界を滅ぼさず、統治することを選んだ男の英雄譚である。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
コミカライズ企画進行中です!!
2巻2月9日電子版解禁です!!
紙は9日に配送開始、12日ごろに発売となります。
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&2巻出版!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、コミカライズ決定いたしました!現在企画進行中!!そしてオリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
最強のチート『不死』は理想とはかけ離れていました ~ 人と関わりたくないので史上最強の家族と引きこもりを目指したいと思います
涅夢 - くろむ
ファンタジー
何をやってもうまくいかなかった前世。人間不信になってしまった超ネガティブ中年。そんなおっさんが転生時に見つけてしまった「不死」という能力。これで悠々自適なスローライフが確実なものに……。だがしかし、最強のチート能力であるはずの「不死」は理想とはかけ離れていた。
『え!?なんでワカメ!?』
うっかり人外に身を落としてしまった主人公。謎の海藻から始まる異世界生活。目的からかけ離れた波乱万丈の毎日が始まる……。
いくら強くなっても不安で仕方ない。完璧なスローライフには憂いがあってはならないのだ!「創造魔法」や「寄生」を駆使して生き残れ!
なるべく人と関わりたくない主人公が目指すは「史上最強の引きこもり」
と、その道連れに史上最強になっていく家族の心温まるほっこり生活もお送りします。
いや、そっちがメインのはず……
(小説家になろうでも同時掲載中です)
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
アイムキャット❕~異世界キャット驚く漫遊記~
ma-no
ファンタジー
神様のミスで森に住む猫に転生させられた元人間。猫として第二の人生を歩むがこの世界は何かがおかしい。引っ掛かりはあるものの、猫家族と楽しく過ごしていた主人公は、ミスに気付いた神様に詫びの品を受け取る。
その品とは、全世界で使われた魔法が載っている魔法書。元人間の性からか、魔法書で変身魔法を探した主人公は、立って歩く猫へと変身する。
世界でただ一匹の歩く猫は、人間の住む街に行けば騒動勃発。
そして何故かハンターになって、王様に即位!?
この物語りは、歩く猫となった主人公がやらかしながら異世界を自由気ままに生きるドタバタコメディである。
注:イラストはイメージであって、登場猫物と異なります。
R指定は念の為です。
登場人物紹介は「11、15、19章」の手前にあります。
「小説家になろう」「カクヨム」にて、同時掲載しております。
一番最後にも登場人物紹介がありますので、途中でキャラを忘れている方はそちらをお読みください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる