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知り合いによると、「優秀で美青年な男の精液を飲むと頭が良くなってイケメンになれる」らしい。
…というわけで、只今、友人(兼幼少期からのよしみ)の蓮家に乗り込み
「よし蓮!!今から精液を出すぞ!!さぁ選べ!オレにされるか自分でやるか!!!」
「…っ、お前マジで頭おかしい…!!」
泣き喚いて逃げようとする獲物の両手に手錠をかけ、馬乗りになっていた。
――――――――――――――――――――
オレは行動が予測不能の奇天烈人間らしい。
自覚はないが、周囲が揃って言うのならそうなんだろう。
「オレは頭が良くなりたいんだ!!」
「それと、俺の…せ、…は関係ないだろ…!!」
恥ずかしがり屋の蓮は『精液』を言葉にできなかったらしい。
ふふふ、可愛い奴め。
「ある!!!!」
「ないんだよばか!!!」
なんかおかしいと思ったんだよお前が今までの礼がしたいから家に上げてくれとかそんなことするはずないのにお前をまだ信じてた俺が馬鹿だったと云々ぎゃあぎゃあこの状況に及んでまだ泣き言を言っている。
「誰かが言ってたんだ。お前の爪の垢を飲むと頭が良くなるらしい。でもどうせなら爪より精液の方が良いじゃん?飲めば頭が良くなる。明日からオレは主席だ」
「…っ、なんでそうなるんだよ…」
「オレは楽して学力を上げたい!」
「普通に勉強しろよ!!」
お前の思考回路ほんとどうなってんだと苦汁をなめた顔で唸る蓮に、ふっふっふと胸を張る。
「しかもうまくいけばイケメンにもなって女に告白されまくる」
「せ、…あれを飲んだだけでなるわけないだろ?本当に頼むから、もう俺を巻き込まないでくれ…」
勘弁して許してください、と泣きそうな顔をした美青年が自分の下で赦しを乞うている姿は非常にゾクゾクするものがある。もっと泣け。普段のクールな表情を崩せ。喚け。
…というか、なんだよ。まるでオレが酷いことでもしようとしてるみたいじゃないか。
「嫌なのか?」
「嫌に決まってるだろ!」
「またまた~~、嫌がってるふりなんだろ?」
「これがふりに見えるか???」
オレの下から逃げようとする獲物は、額に血管でも浮かべてるのかってくらい身体中の筋肉に力を入れてじたばたしている。
時には手枷のついた両手で殴ろうとしてくる。
「そんなこと言ってなんだかんだ今まで付き合ってくれたくせに」
「…っ、巻き込まれたんだ!!」
面倒見の良いかつ優しい蓮は、
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