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甘くて、痛くて、泣きたい
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しおりを挟む腕で上半身を支えきれなくなってベッドに崩れ落ちた。
「…嗚呼、それか俺より宮永涼の方がお気に召したのであれば、」
「っ、待っ、て、」
精一杯の制止の言葉とともに、その袖を引く。
…違う。
「いか、ないで、くれ…」
疼く。体が疼く。
何度も指でイク寸前まで仕上げられている肚のなかが、きゅんきゅん疼く。ジンジンする。
頬が熱い。
耳が熱い。
瞼が熱い。
下腹部が熱い。
さっくんが良い。ほかの誰かじゃ嫌だ。やだ。やだ。
もう好きって言ってほしいなんて言わない。
オレと同じ気持ちを返してほしいなんて望まない。
だから、せめてさっくんにぎゅって抱き締めてほしい。
キスしてほしい。
…挿れて、欲しい。
「っ、ぁ、う、好き…、好きだ、涼じゃ、だめ、さっくんじゃ、ないと、もうがまん、できな、」
指も十分すぎるくらい気持ちいいけど、それよりももっともっと気持ちいいものがあることをオレは数分前の実体験で嫌というほど知っている。
息を荒げ、涙で滲んだ視界で、見上げる。
全裸で乱れに乱れ切ったオレと違い、ほとんど平常時と変わらないさっくん。
「…っ、ぁ」
一瞬、彼の顔を見てひるむ。
微笑んでいるのに、なぜか温度の感じられない瞳。
それを見た瞬間に怯えた反応が露骨に出てしまったのか、そのオレの変化に向こうが少しだけほんの僅かに顔をゆがめたような気がして、…もしかしてさっきさっくんの方を向くなと言われたのはこのせいなのかとちらっとよぎる。
そして、逃げるわけでもなく、その一見冷たくも見える涼しげな目元が、静かにオレの視線を受け止め、見下ろしていて
…ドクッ
そんな嗜虐性さえも感じてしまうほど暗く、冷ややかな表情に思わず見惚れ、縋った。
「おねが、い、さっくんの勃起ちんちんで、オレのナカ、じゅぼじゅぼ奥まで突いて、滅茶苦茶にして、ぇっ、!!」
プライドもへったくれもなかった。
勢いのままその首元にぎゅって抱き着いてキスすると、舌が絡め返される。
抱き締めるように腹に腕が回され、ぐるんとベッドの方に向かされ、腰のあたりをぎゅっと両側からつかんで尻を固定された。
「…っ、あー、もう…」
本心から漏れたような声音が背後で零される。
「相変わらず、貴方は酷い人ですね」と、そう、無機質にぽつりと呟かれた台詞が聞こえた、瞬間
「っ、いま、なん、うぁ゛っ、ぃ゛ぃ゛ぅ゛ぐ……っ」
ずりゅうぅぅ…
予告なしに割れ目に擦りつけられた亀頭の先端が、押し込まれてくる。
押し込むのとほぼ同時に、後ろから胴に回った腕でぎゅうって抱きすくめられた。
「ぁ、っ、あ…」
オレを腕の中にぎゅうって閉じ込めようとするさっくんの感触、体温。
さっき散々弄られて解されていた場所はいまだにトロトロのまま、襞を絡み付けながら肉棒を歓喜に濡れて受け入れていく。
硬くなった亀頭がにゅる、と内部に入ると、今度は続いて形の良い竿がゆっくりと肚を犯し始めた。
「ひ、あ、んん…っ、ぅ、ぁ、…っ、!」
びくんっ、ひくひくっ
「…は、…っ、少し擦っただけで締め付けて痙攣して…、そんなに良いですか?」
異様なほどに腰を跳ね上げてビクビクしたオレの耳元で、やけに甘ったるい低く掠れた声が囁く。
その責めるような台詞に頬が熱くなり、余計にキツく締め付けてしまう。
(さっきの体勢より、奥、に、深く入ってくる…ちんちん、)
受け入れるだけで精一杯で、四つん這いになってられない。
崩れ落ちそうになる度に腹に回された腕によって、体を上に軽く持ち上げられ、元の体勢に戻される。
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