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第四話『コイゴコロはむずかしい』
その1 ひだまりのような居場所
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★つぐむく。~中二病と不思議ちゃん~ 第四話『コイゴコロはむずかしい』その1 ひだまりのような居場所
っあーーーー、ボコられた傷が痛い、とにかく痛い。
不良少年・村瀬静流に完膚なきまでにボコボコにされた俺は、翌日、包帯まみれで登校した。
包帯の下は痛々しい痣まみれだが、元々俺は中二病のせいで包帯キャラとして通っていたので、そこまで目立たないだろう、多分。
実に悲しい話なのだが。
「っ、鶫くん」
教室に入ると、一番に椋と目が合った。
椋が、俺のボロボロの姿を見るなりはっと悲しそうに目を見開き息を呑む。
その表情を見る度、胸がぐさりと刺されたかのように痛くなる。
こんな椋の顔、俺はできればもう二度と見たくない、させたくない。
「鶫くん、大丈夫なのですか……?」
わざわざ席を立って、椋は俺に近寄り、ぎゅ、と俺の両手を握ってくれる。
村瀬に一撃すら浴びせられなかった、弱々しい俺の拳。
それを椋が包んでくれるだけで俺はどうしようもなく救われた気分になるのだから、ほんと、馬鹿だと思う。
俺はちょっと眉を下げて笑う。
「大丈夫。すぐ治る。大した傷じゃない。それに、ほら。あれだ。いつもの救世主パワーで、きっと何とかなるさ」
中二病設定を、無理矢理笑い話に変えてみる。
本当に、俺が万能の救世主だったら良いのにな。そしたらもっとちゃんとした形で椋を笑顔に、幸せにできた筈なのに。
椋は俺の言葉に一瞬きょとんとして、それからくすりと笑って、でもやっぱり悲しげに目を伏せて。それにまた胸が痛んで、俺は椋の手を弱々しく握り返し、言い聞かせるように言った。
「……うん、ごめん。ほんとに、もう無茶はしない。無茶することがあっても、ちゃんと事前に椋に相談する。約束する」
「……はい」
椋が手を離したかと思うと、そっと自分の小指を差し出してきた。
気恥ずかしい気持ちはあった、勿論あったけど。
でも、やっぱり安心させてやりたくて、俺は自分の小指を椋のそれに絡めた。
触れた体温にどきりとする自分には、今は見ない振りをしておいた。
「おいーっす! 派手にやられたな、鶫! いやはや、静流も容赦ないねえ!」
元気良く低めの声がぶつけられたかと思いきや、背中を叩かれた。
牟田だ、牟田美夏。
牟田とあんまり仲良くしていたら、牟田弟こと牟田美冬に殺意を向けられるから極力距離を置きたいのだが、椋の手前どうすればいいやらわからない。
あれ、でも、何で。
「……牟田。何で俺が村瀬にボコられたって知ってるんだ?」
志久から聞いたのか?
素朴な疑問を口に出すと、牟田は何故かにやり、と色濃い笑みを浮かべて得意気に胸を張った。
「ふふん、何でだと思う?」
そうのたまう牟田に目を丸くしていると、一人、牟田に白い目を向けているやつを見つけた。
志久だった。
志久次郎、牟田の恋人。
「……美夏。さてはその、決闘とやら、直で見てたな?」
「ははは、面白そうだったからな!」
「趣味が悪いな、おまえは……って言うか、止めてくれよ……やれやれ……」
志久が溜息を吐き、頭を抱える。
椋もまた、少ししゅんと肩を落とした。
「美夏ちゃん、ひどいのです……」
機嫌を損ねた椋を宥める為、牟田がぎゅーっと椋に抱きつく。
その距離感を、一瞬羨ましい、だなんて思ってしまったなんて、決して言ってはいけない。
「神室、大丈夫か?」
ぼうっと椋と牟田を眺めている俺に、志久が気遣わしげに声をかける。
そう言えば。
志久は、俺のこと――俺なんかのこと、友達だって思ってくれてるんだよな。
そう思うと、俺も勇気を出さなきゃいけない気がして。
「ああ。あの……ありがとう。……次郎」
ちょっと小さな声で初めて志久の下の名前を呼ぶ。
その声は志久に、いや次郎にばっちり届いたらしく、次郎は少し驚いた顔をしたあと、ちょっと嬉しそうに笑った。
「ん。『しくじろー』って呼ばれないの、嬉しいぞ。鶫」
名前で呼んでもらえた、男友達に。
ちょっと、いやかなり嬉しくて、舞い上がって傷口が開きそうになる。
ふと、椋に抱きついていた牟田がぴょんぴょんと存在を主張するかのようにその場で飛び跳ね始めた。
「ずるいずるい! 私も美夏と呼んでくれないか、鶫!」
「あ……じゃあ、美夏」
流されるまま、牟田の下の名前を初めて見る。
椋以外の女の子を下の名前で呼ぶの、変な感じだな、とふわふわ思っていると。
どすり。
何か、重たい音がした。
音の発生源を見ると、俺の傍の壁で。
壁には、何故か彫刻刀が刺さっていた。
問題の彫刻刀を力強く握り締め、俺を鋭く睨んでいるのは――シスコン、じゃなかった牟田美冬、牟田弟で。
「……姉様を、気安く呼び捨てにするな。下等生物」
「ひ、ひえっ、すみませ、ん……」
つい、情けない声が漏れた。
この彫刻刀が俺に刺さっていたら、どうなっていたのだろうか。
ボコられる以上の生命の危機に陥るんじゃないだろうか。
冷や汗をだらだら流す俺の傍で、美夏がびしり、と美冬を指差す。
「こらこらー、美冬、危ないではないか!」
「はい、姉様、ごめんなさいっ!」
美夏に言葉を返す美冬の瞳は、子犬のようにきゅるんとしてきた。
……いや、毎度思うが、態度違い過ぎだろう。
「む、椋ちゃん、おはよう……」
「愛理ちゃん、おはようなのです」
聞き慣れた声に視線を動かすと、椋に神戸愛理が声をかけていた。
神戸の視線は、じっと美冬に突き刺すように向けられていた。
「……牟田くん、今日もかっこいいな……素敵だな……」
「おまえは相変わらずだな、愛理……」
俺が少し引き気味に言葉を発すると、愛理はぱちぱちと目を瞬かせたあと、ふわりと笑った。
「わ、名前で呼んでくれるんだ。ありがとう、鶫くん」
「……まあ、おまえも、俺のこと、友達だって言ってくれたしな」
そう言った瞬間。
きゅ、と制服の袖が引っ張られた。
視線を落とすと、椋が面白くなさそうな顔をしていて。
「……鶫くんは、いわゆる『たらし』なのです」
「……は?」
言葉の意味をもう少し詳しく聞きたくて口を開いた瞬間、でっかい影が椋に覆い被さった。
眩しい金髪、長身。
これは。
「椋ちゃーん、おっはよー!」
「わ、麻耶ちゃん。おはようなのです」
八ツ橋だ。
八ツ橋麻耶。
俺と村瀬の、決闘のきっかけ。
とは言っても、八ツ橋に恨みはないし、八ツ橋に非があるとは思えない。
八ツ橋の視線が俺に向けられる。
思わず、ぎくり、と固まってしまう。
「鶫くんも、おはよっ!」
おはよう、とは返せなかった。
申し訳なかったけど、軽く笑って、会釈するのが精一杯だ。
八ツ橋とは、距離を置かなければならない。
それが村瀬との約束だから。
男としてのケジメだから。
それに、八ツ橋と友達になれなくたって、俺は大丈夫、大丈夫なんだ。恵まれてる。恵まれすぎている。
今の俺には――こんなにも、温かい人たちが傍にいてくれる。
それだけで、今はいい。
勿論、俺の一番の特別は椋だけど。
っあーーーー、ボコられた傷が痛い、とにかく痛い。
不良少年・村瀬静流に完膚なきまでにボコボコにされた俺は、翌日、包帯まみれで登校した。
包帯の下は痛々しい痣まみれだが、元々俺は中二病のせいで包帯キャラとして通っていたので、そこまで目立たないだろう、多分。
実に悲しい話なのだが。
「っ、鶫くん」
教室に入ると、一番に椋と目が合った。
椋が、俺のボロボロの姿を見るなりはっと悲しそうに目を見開き息を呑む。
その表情を見る度、胸がぐさりと刺されたかのように痛くなる。
こんな椋の顔、俺はできればもう二度と見たくない、させたくない。
「鶫くん、大丈夫なのですか……?」
わざわざ席を立って、椋は俺に近寄り、ぎゅ、と俺の両手を握ってくれる。
村瀬に一撃すら浴びせられなかった、弱々しい俺の拳。
それを椋が包んでくれるだけで俺はどうしようもなく救われた気分になるのだから、ほんと、馬鹿だと思う。
俺はちょっと眉を下げて笑う。
「大丈夫。すぐ治る。大した傷じゃない。それに、ほら。あれだ。いつもの救世主パワーで、きっと何とかなるさ」
中二病設定を、無理矢理笑い話に変えてみる。
本当に、俺が万能の救世主だったら良いのにな。そしたらもっとちゃんとした形で椋を笑顔に、幸せにできた筈なのに。
椋は俺の言葉に一瞬きょとんとして、それからくすりと笑って、でもやっぱり悲しげに目を伏せて。それにまた胸が痛んで、俺は椋の手を弱々しく握り返し、言い聞かせるように言った。
「……うん、ごめん。ほんとに、もう無茶はしない。無茶することがあっても、ちゃんと事前に椋に相談する。約束する」
「……はい」
椋が手を離したかと思うと、そっと自分の小指を差し出してきた。
気恥ずかしい気持ちはあった、勿論あったけど。
でも、やっぱり安心させてやりたくて、俺は自分の小指を椋のそれに絡めた。
触れた体温にどきりとする自分には、今は見ない振りをしておいた。
「おいーっす! 派手にやられたな、鶫! いやはや、静流も容赦ないねえ!」
元気良く低めの声がぶつけられたかと思いきや、背中を叩かれた。
牟田だ、牟田美夏。
牟田とあんまり仲良くしていたら、牟田弟こと牟田美冬に殺意を向けられるから極力距離を置きたいのだが、椋の手前どうすればいいやらわからない。
あれ、でも、何で。
「……牟田。何で俺が村瀬にボコられたって知ってるんだ?」
志久から聞いたのか?
素朴な疑問を口に出すと、牟田は何故かにやり、と色濃い笑みを浮かべて得意気に胸を張った。
「ふふん、何でだと思う?」
そうのたまう牟田に目を丸くしていると、一人、牟田に白い目を向けているやつを見つけた。
志久だった。
志久次郎、牟田の恋人。
「……美夏。さてはその、決闘とやら、直で見てたな?」
「ははは、面白そうだったからな!」
「趣味が悪いな、おまえは……って言うか、止めてくれよ……やれやれ……」
志久が溜息を吐き、頭を抱える。
椋もまた、少ししゅんと肩を落とした。
「美夏ちゃん、ひどいのです……」
機嫌を損ねた椋を宥める為、牟田がぎゅーっと椋に抱きつく。
その距離感を、一瞬羨ましい、だなんて思ってしまったなんて、決して言ってはいけない。
「神室、大丈夫か?」
ぼうっと椋と牟田を眺めている俺に、志久が気遣わしげに声をかける。
そう言えば。
志久は、俺のこと――俺なんかのこと、友達だって思ってくれてるんだよな。
そう思うと、俺も勇気を出さなきゃいけない気がして。
「ああ。あの……ありがとう。……次郎」
ちょっと小さな声で初めて志久の下の名前を呼ぶ。
その声は志久に、いや次郎にばっちり届いたらしく、次郎は少し驚いた顔をしたあと、ちょっと嬉しそうに笑った。
「ん。『しくじろー』って呼ばれないの、嬉しいぞ。鶫」
名前で呼んでもらえた、男友達に。
ちょっと、いやかなり嬉しくて、舞い上がって傷口が開きそうになる。
ふと、椋に抱きついていた牟田がぴょんぴょんと存在を主張するかのようにその場で飛び跳ね始めた。
「ずるいずるい! 私も美夏と呼んでくれないか、鶫!」
「あ……じゃあ、美夏」
流されるまま、牟田の下の名前を初めて見る。
椋以外の女の子を下の名前で呼ぶの、変な感じだな、とふわふわ思っていると。
どすり。
何か、重たい音がした。
音の発生源を見ると、俺の傍の壁で。
壁には、何故か彫刻刀が刺さっていた。
問題の彫刻刀を力強く握り締め、俺を鋭く睨んでいるのは――シスコン、じゃなかった牟田美冬、牟田弟で。
「……姉様を、気安く呼び捨てにするな。下等生物」
「ひ、ひえっ、すみませ、ん……」
つい、情けない声が漏れた。
この彫刻刀が俺に刺さっていたら、どうなっていたのだろうか。
ボコられる以上の生命の危機に陥るんじゃないだろうか。
冷や汗をだらだら流す俺の傍で、美夏がびしり、と美冬を指差す。
「こらこらー、美冬、危ないではないか!」
「はい、姉様、ごめんなさいっ!」
美夏に言葉を返す美冬の瞳は、子犬のようにきゅるんとしてきた。
……いや、毎度思うが、態度違い過ぎだろう。
「む、椋ちゃん、おはよう……」
「愛理ちゃん、おはようなのです」
聞き慣れた声に視線を動かすと、椋に神戸愛理が声をかけていた。
神戸の視線は、じっと美冬に突き刺すように向けられていた。
「……牟田くん、今日もかっこいいな……素敵だな……」
「おまえは相変わらずだな、愛理……」
俺が少し引き気味に言葉を発すると、愛理はぱちぱちと目を瞬かせたあと、ふわりと笑った。
「わ、名前で呼んでくれるんだ。ありがとう、鶫くん」
「……まあ、おまえも、俺のこと、友達だって言ってくれたしな」
そう言った瞬間。
きゅ、と制服の袖が引っ張られた。
視線を落とすと、椋が面白くなさそうな顔をしていて。
「……鶫くんは、いわゆる『たらし』なのです」
「……は?」
言葉の意味をもう少し詳しく聞きたくて口を開いた瞬間、でっかい影が椋に覆い被さった。
眩しい金髪、長身。
これは。
「椋ちゃーん、おっはよー!」
「わ、麻耶ちゃん。おはようなのです」
八ツ橋だ。
八ツ橋麻耶。
俺と村瀬の、決闘のきっかけ。
とは言っても、八ツ橋に恨みはないし、八ツ橋に非があるとは思えない。
八ツ橋の視線が俺に向けられる。
思わず、ぎくり、と固まってしまう。
「鶫くんも、おはよっ!」
おはよう、とは返せなかった。
申し訳なかったけど、軽く笑って、会釈するのが精一杯だ。
八ツ橋とは、距離を置かなければならない。
それが村瀬との約束だから。
男としてのケジメだから。
それに、八ツ橋と友達になれなくたって、俺は大丈夫、大丈夫なんだ。恵まれてる。恵まれすぎている。
今の俺には――こんなにも、温かい人たちが傍にいてくれる。
それだけで、今はいい。
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