6 / 11
もう一回
しおりを挟む
朝はこの前より1時間早く起きた。
そして皆に電話をした。
「待ち合わせ場所変えよう?犬猫公園の前にしない?」
なんとか強引に待ち合わせ場所を変えた。
犬猫公園に着くと、佳代と奏が来ていて、一季が来ていなかった。おや?と思った。
するとまた、
「車がスリップした!中学生の男の子が下敷きになっているぞ!」
と、いう大声が聞こえた。
なんで?
また走って交差点に行くと、下敷きになっているのは紛れも無く、一季だった。
「一季!」
奏は叫んで一季の元へ駆け寄った。
一季の近くで小さな女の子が
「優しいお兄ちゃん。アヤのせいで死んじゃった」
と、泣いていた。
「どうしたの?」
「お兄ちゃんがッ…犬猫公園までどうやっていくの?ってアヤに聞いてきて…ッ教えてあげようとしたらッ…車がアヤのところに来てッ…お兄ちゃんがッアヤのせいで…」
うわぁーんと大声をあげて女の子は泣いた。
女の子をかばって死んだのかな?
それでも
「また、やり直しに行かないと」
「優…?」
「お前、それ前も…」
“言ってなかった?”
巻き戻る直前に奏が言ったような気がした。
腕時計は白熱したように熱く、ヒビも深く、広くなっていた。
そして皆に電話をした。
「待ち合わせ場所変えよう?犬猫公園の前にしない?」
なんとか強引に待ち合わせ場所を変えた。
犬猫公園に着くと、佳代と奏が来ていて、一季が来ていなかった。おや?と思った。
するとまた、
「車がスリップした!中学生の男の子が下敷きになっているぞ!」
と、いう大声が聞こえた。
なんで?
また走って交差点に行くと、下敷きになっているのは紛れも無く、一季だった。
「一季!」
奏は叫んで一季の元へ駆け寄った。
一季の近くで小さな女の子が
「優しいお兄ちゃん。アヤのせいで死んじゃった」
と、泣いていた。
「どうしたの?」
「お兄ちゃんがッ…犬猫公園までどうやっていくの?ってアヤに聞いてきて…ッ教えてあげようとしたらッ…車がアヤのところに来てッ…お兄ちゃんがッアヤのせいで…」
うわぁーんと大声をあげて女の子は泣いた。
女の子をかばって死んだのかな?
それでも
「また、やり直しに行かないと」
「優…?」
「お前、それ前も…」
“言ってなかった?”
巻き戻る直前に奏が言ったような気がした。
腕時計は白熱したように熱く、ヒビも深く、広くなっていた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
0
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる