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雪女と向日葵
雪女と向日葵
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(第2話雪女と向日葵)
私は雪女のブラン、幸せやら暖かさやらを知らずに生きている。どの国に行っても私が見る景色は銀白の世界だ、あの時だけ私は見た事の無い花と季節を少しだけ体験出来た。ある街外れの花屋でその人と花に出会った。「その花、なんですか?」と店員の男性に聞くと「向日葵ですよ、見た事無いですか?」と聞いて来たので咄嗟に「私が居た所には無かったもので…」と言った。店員は「じゃあこれあげますよ、明日は新しい向日葵が入って来ますから、その花も捨てられるより貰われる方が良いと思うし」そう言って笑った顔が夏の陽射しのように眩しくて思わずよろけてしまった。やはり夏の暑さには勝てない、しかし花を貰ってもお金がないその事を伝えると「じゃあ此処で働きませんか?僕だけじゃ賄えなくて…この店両親がやってた店だから僕が辞めてしまったら潰れてしまうんですよ」なるほど、それで私に声を掛けたのか。「良いですよ?お花も貰ってタダでは悪いし…ただし冬まで」そう言うと
「冬まで?何でですか?」不思議そうに聞いて来たので「冬になると用事があるから」そう言うと「そうですか」とあっさり信じてくれた。
こうして夏から冬までの花屋の手伝いをする事になったのだ。
私は雪女のブラン、幸せやら暖かさやらを知らずに生きている。どの国に行っても私が見る景色は銀白の世界だ、あの時だけ私は見た事の無い花と季節を少しだけ体験出来た。ある街外れの花屋でその人と花に出会った。「その花、なんですか?」と店員の男性に聞くと「向日葵ですよ、見た事無いですか?」と聞いて来たので咄嗟に「私が居た所には無かったもので…」と言った。店員は「じゃあこれあげますよ、明日は新しい向日葵が入って来ますから、その花も捨てられるより貰われる方が良いと思うし」そう言って笑った顔が夏の陽射しのように眩しくて思わずよろけてしまった。やはり夏の暑さには勝てない、しかし花を貰ってもお金がないその事を伝えると「じゃあ此処で働きませんか?僕だけじゃ賄えなくて…この店両親がやってた店だから僕が辞めてしまったら潰れてしまうんですよ」なるほど、それで私に声を掛けたのか。「良いですよ?お花も貰ってタダでは悪いし…ただし冬まで」そう言うと
「冬まで?何でですか?」不思議そうに聞いて来たので「冬になると用事があるから」そう言うと「そうですか」とあっさり信じてくれた。
こうして夏から冬までの花屋の手伝いをする事になったのだ。
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