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迷子・ベビーセンター(西)での活動
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西エリアの迷子・ベビーセンターは、インフォメーションと同じ建物内にあった。西ゲートのすぐ横である。
ワンフロアの中に左からインフォメーションカウンター、地図売り場のカウンター、そして右側にベビーカーの貸し出しカウンターがあった。ソファがいくつもあり、スマホの充電器などもあった。ごっついマッサージチェアが2台置いてあるようで、予約が必要なのか、それとも何となく空いたら誰かが座るのか、いつも満席(2人だけど)だった。もしかしたら、ソファに座っている人達はそのマッサージが目当てなのかもしれない。
ベビーカー貸し出しカウンターの更に右側には奥まったスペースがあり、授乳室や子供用トイレ、そして1つだけ「だれでもトイレ」があった。あと、ミルクを作るためのお湯や水を使える水道場もある。授乳室は、たとえ赤ちゃん連れのお父さんでも男性は入室禁止。もちろんスタッフやボランティアも男性は入れない。ま、私たち女性も特別問題がなければ入らないが。
最初に我々夜シフトのボランティアは、そのような施設の説明(奥まったスペースの方だけ)を受けたり、ベビーカーの清掃の仕方を教わったりした。そして、6人を2人ずつのグループに分ける事になった。
「お友達同士の方はいますか?」
と聞かれた。つまり、同じグループにして欲しい人はいるかと。そうしたら、かのご夫婦が手を挙げた。同じグループにして欲しいなんて、仲が良くて羨ましい。うちだったら敢えて別々にしてお友達を作ろうとするかもしれない。というか、そもそもボランティアは絶対にやらないうちの夫。比べようもなかった。
A、B、Cのグループに分かれた。私は大阪のおばちゃんとBになった。そうそう、このベビーセンター内で休憩を取れるし、途中で寒くなるかもしれないから上着を持って行きたいしで、リュックを持ってきたのだが、あまり置くところがなかった。バックヤードはあるらしいのだが、そっちは棚がもういっぱいで置けないと言われた。ベビーカーがたくさん置いてある場所に置かせてもらったが、途中で移動されたりと、ちょっと邪魔だった。ボランティアセンターは近いのだし、荷物は置いてきた方がよかった。
さて、17時半から3つのシフトに分かれた。Aチームは休憩、Bチームはベビーカーの貸し出し、Cチームは入り口でリストバンドを配布する。
リストバンドは、研修では「迷子ワッペン」と言われていたものだと思う。実際はワッペンではなくリストバンド型になったようだ。ミャクミャクの柄で、黄色やピンク、水色などのカラフルなリストバンド。これも最初に説明があったのだが、QRコードの部分を切り取って保護者に持っておいてもらい、それ以外の部分をお子さんの腕やリュックなどに付けてもらうという事だった。保護者に電話番号などを登録しておいてもらい、お子様を保護した際に連絡が行くというもの。これの弱点は、子供を保護出来ておらず、保護者の方が迷子センターにやってきた場合には役に立たないという事だ。
しかし、今は木曜日の夕方。迷子はあまりいない。実際迷子が保護される事も、子供がいなくなったと言って訪れた保護者も、この日の活動中にはいなかったのである。
さて、まず私はベビーカーの貸し出し業務の補助をする事になった。と言っても、受付をするのはスタッフさんで、我々2人はカウンターの左右に立ち、ベビーカーを借りる人がいたらべビーカーを広げるという作業がある。
が、この時間に借りる人はあまりおらず、1回あったかな、というくらい。しかし、返却はけっこうあった。返却されたら、傘の部分や下のカゴなどに忘れ物がないかどうかを手で探って確認し、隣の部屋へ運んで消毒液と布巾を使って簡単な清掃をする。そして畳んで他のベビーカーにくっつけて並べる。
たまたま私はカウンターから少し遠い所に立った。1人はカウンターのすぐ横、もう1人はこの辺、と指示されたのだ。大阪のおばちゃんがカウンターのすぐ横に立った。
ベビーカーの返却はたまにしか来ない。続けて2台来る事もあまりなかった。するとどうなるか。
返却するお客さんはカウンターへまっしぐらだ。カウンターにいるスタッフと言葉を交わし、すぐ横にいるボランティア(つまり大阪のおばちゃん)が忘れ物の確認をする。そしてお客さんは去り、おばちゃんはそのままベビーカーを持って隣の部屋へ行く。掃除をする。
掃除は私がする、と言っても良かったのだが、私には分かっていた。たまにしか仕事がないのだ。仕事がない時にはずっと立っているのだ。立っているのは辛いのだ。作業をしたいのだ。おばちゃんも、その後ずっと立っているよりはベビーカーの掃除までしたいだろう。まあ、言葉を挟む余地もなくさっさと行ってしまうしね。
というわけで、敢えて口を出さず、おばちゃんがベビーカーの掃除をしている最中に返却があった時にだけ、私がやった。1回だったかな。
ただ、立っているだけの時でも、お客さんへのご挨拶はした。こんにちは、とか行ってらっしゃいませ、とか。それと、ソファに座っていたお客さんが(特におじさんが)ふらふらっと授乳室の方へ入って行く事があり、その時には私がそっちへ歩いて行って、
「どうされましたか?何かお探しですか?」
などと声を掛けた。おじさんは、
「いや、なんでもない。」
とか、
「トイレは清掃中か。」
などと言ってまた戻って行く。清掃中のトイレは子供用のトイレだったのだけれど。
それと、入ってきて「トイレはどこですか」と言うお客さんもいる。左側へ歩いて行き、自販機の所を左に曲がるとすぐにあります、と答えた。私がボランティアはけっこうやっているという話をしていたからか、そんな時に徳島の男性が、
「流石、ベテランっすね!」
と言っていた。そんな事はない。全然。それから、スタッフさんに頼まれてベビーカーの数を数えたりもした。
誰も来なくてただ立っていた時、窓越しに夕日が沈むのが見えた。すごく大きくて赤くて、綺麗だった。今写真は撮れないけれど、この夕日を後々思い出すだろうなと思った。
ワンフロアの中に左からインフォメーションカウンター、地図売り場のカウンター、そして右側にベビーカーの貸し出しカウンターがあった。ソファがいくつもあり、スマホの充電器などもあった。ごっついマッサージチェアが2台置いてあるようで、予約が必要なのか、それとも何となく空いたら誰かが座るのか、いつも満席(2人だけど)だった。もしかしたら、ソファに座っている人達はそのマッサージが目当てなのかもしれない。
ベビーカー貸し出しカウンターの更に右側には奥まったスペースがあり、授乳室や子供用トイレ、そして1つだけ「だれでもトイレ」があった。あと、ミルクを作るためのお湯や水を使える水道場もある。授乳室は、たとえ赤ちゃん連れのお父さんでも男性は入室禁止。もちろんスタッフやボランティアも男性は入れない。ま、私たち女性も特別問題がなければ入らないが。
最初に我々夜シフトのボランティアは、そのような施設の説明(奥まったスペースの方だけ)を受けたり、ベビーカーの清掃の仕方を教わったりした。そして、6人を2人ずつのグループに分ける事になった。
「お友達同士の方はいますか?」
と聞かれた。つまり、同じグループにして欲しい人はいるかと。そうしたら、かのご夫婦が手を挙げた。同じグループにして欲しいなんて、仲が良くて羨ましい。うちだったら敢えて別々にしてお友達を作ろうとするかもしれない。というか、そもそもボランティアは絶対にやらないうちの夫。比べようもなかった。
A、B、Cのグループに分かれた。私は大阪のおばちゃんとBになった。そうそう、このベビーセンター内で休憩を取れるし、途中で寒くなるかもしれないから上着を持って行きたいしで、リュックを持ってきたのだが、あまり置くところがなかった。バックヤードはあるらしいのだが、そっちは棚がもういっぱいで置けないと言われた。ベビーカーがたくさん置いてある場所に置かせてもらったが、途中で移動されたりと、ちょっと邪魔だった。ボランティアセンターは近いのだし、荷物は置いてきた方がよかった。
さて、17時半から3つのシフトに分かれた。Aチームは休憩、Bチームはベビーカーの貸し出し、Cチームは入り口でリストバンドを配布する。
リストバンドは、研修では「迷子ワッペン」と言われていたものだと思う。実際はワッペンではなくリストバンド型になったようだ。ミャクミャクの柄で、黄色やピンク、水色などのカラフルなリストバンド。これも最初に説明があったのだが、QRコードの部分を切り取って保護者に持っておいてもらい、それ以外の部分をお子さんの腕やリュックなどに付けてもらうという事だった。保護者に電話番号などを登録しておいてもらい、お子様を保護した際に連絡が行くというもの。これの弱点は、子供を保護出来ておらず、保護者の方が迷子センターにやってきた場合には役に立たないという事だ。
しかし、今は木曜日の夕方。迷子はあまりいない。実際迷子が保護される事も、子供がいなくなったと言って訪れた保護者も、この日の活動中にはいなかったのである。
さて、まず私はベビーカーの貸し出し業務の補助をする事になった。と言っても、受付をするのはスタッフさんで、我々2人はカウンターの左右に立ち、ベビーカーを借りる人がいたらべビーカーを広げるという作業がある。
が、この時間に借りる人はあまりおらず、1回あったかな、というくらい。しかし、返却はけっこうあった。返却されたら、傘の部分や下のカゴなどに忘れ物がないかどうかを手で探って確認し、隣の部屋へ運んで消毒液と布巾を使って簡単な清掃をする。そして畳んで他のベビーカーにくっつけて並べる。
たまたま私はカウンターから少し遠い所に立った。1人はカウンターのすぐ横、もう1人はこの辺、と指示されたのだ。大阪のおばちゃんがカウンターのすぐ横に立った。
ベビーカーの返却はたまにしか来ない。続けて2台来る事もあまりなかった。するとどうなるか。
返却するお客さんはカウンターへまっしぐらだ。カウンターにいるスタッフと言葉を交わし、すぐ横にいるボランティア(つまり大阪のおばちゃん)が忘れ物の確認をする。そしてお客さんは去り、おばちゃんはそのままベビーカーを持って隣の部屋へ行く。掃除をする。
掃除は私がする、と言っても良かったのだが、私には分かっていた。たまにしか仕事がないのだ。仕事がない時にはずっと立っているのだ。立っているのは辛いのだ。作業をしたいのだ。おばちゃんも、その後ずっと立っているよりはベビーカーの掃除までしたいだろう。まあ、言葉を挟む余地もなくさっさと行ってしまうしね。
というわけで、敢えて口を出さず、おばちゃんがベビーカーの掃除をしている最中に返却があった時にだけ、私がやった。1回だったかな。
ただ、立っているだけの時でも、お客さんへのご挨拶はした。こんにちは、とか行ってらっしゃいませ、とか。それと、ソファに座っていたお客さんが(特におじさんが)ふらふらっと授乳室の方へ入って行く事があり、その時には私がそっちへ歩いて行って、
「どうされましたか?何かお探しですか?」
などと声を掛けた。おじさんは、
「いや、なんでもない。」
とか、
「トイレは清掃中か。」
などと言ってまた戻って行く。清掃中のトイレは子供用のトイレだったのだけれど。
それと、入ってきて「トイレはどこですか」と言うお客さんもいる。左側へ歩いて行き、自販機の所を左に曲がるとすぐにあります、と答えた。私がボランティアはけっこうやっているという話をしていたからか、そんな時に徳島の男性が、
「流石、ベテランっすね!」
と言っていた。そんな事はない。全然。それから、スタッフさんに頼まれてベビーカーの数を数えたりもした。
誰も来なくてただ立っていた時、窓越しに夕日が沈むのが見えた。すごく大きくて赤くて、綺麗だった。今写真は撮れないけれど、この夕日を後々思い出すだろうなと思った。
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