5日間ホテルに滞在して大阪・関西万博のボランティア活動をしてみた

夏目碧央

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まとめ~そしてこれから

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 1年以上前から楽しみにしていた万博のボランティア。直前にはガイドブックを2冊買い、活動する前に読み終えなければ!と気合を入れて全て読み終え、あれやこれや計画を立て、とうとう5泊6日の大阪旅をやり遂げた。
 大阪・関西万博は半年間開催される。今このエッセイを書き終える頃には折り返しを過ぎた。万博の観客数は徐々に増え、今後増々増えるだろう。私が行った頃にも暑い日があったが、どんどん暑くなってきて、今は本当に暑い。でも、東京からも万博に行ったという話をちらほら聞くようになったし、みんな暑い中、行くのだろう。混雑も行列も覚悟して。
 私は観客としてあと1回行く予定だ。やっと行く日を決めた。4月の開幕早々にボランティアをやってきたというのに、観客として行くのは9月。まだ1カ月以上先だ。暑さをなるべく避けたいというのもあるが、混雑をなるべく避けようと思ったのだ。が、どうだろう。実は8月よりも9月の方が混雑したりして。それでも、全てがさっさと終わってしまうより、楽しみを取っておくのもいい。
 万博や、そのボランティアのルールは日々変わっている。私が行った時にはまだ開館していなかった外国パビリオンもあったが、今はみな開館した。最後のネパール館も。ネパール館と言えば、愛知万博の時にはネパール館でランチを食べた。モモという餃子のようなものを食べ、涅槃像の前で子供の写真を撮った事を覚えている。もうあれから20年か。
 先日東京であるボランティア活動をした時、小学校の先生をしている名古屋在住の男性とご一緒した。彼は金曜の夜に東京に来てホテルに泊まり、土日に代々木公園でボランティア活動をし、日曜の夜に名古屋に帰って月曜日にはまた学校でお仕事をするそうだ。今度は大阪でもボランティアをするという話だった。私が大阪で万博のボランティアをした話をしたら、すごいですね、と言われた。あなたの方がすごいですよ、と返した。
 が、とにかく、
「楽しいですよね~、ホテルに泊まってね~。」
と意気投合。彼は良い息抜きになると言っていた。ただ、彼はしょっちゅうそういう事をしているようで、私とは違って体力がある。私は……気力だけで頑張ったが、やはりちょいと無理があった事は否めない。
 万博のボランティアをやってからは、1つもボランティアを申し込んでいない。いつもひと月に2つくらいは入れていた。それも、やりたい物がたくさんある中で、体力を考えて厳選していたのだ。それが、今は何一つ申し込んでいない。
 燃え尽き症候群というやつだろうか。あまりに力を入れ過ぎて、しばらくはいいかな、という気持ちになっている。それと、そういうのばかりやっていないで小説を書く事に力を入れたいというのもあるし。
 人生は永遠ではない。体力も。だから、ある程度やりたい事をやったら次に行くのもいいだろう。次のフェーズは旅をして小説を書く、だ。なかなかできない。でも、今年の初め、正月に次の目標として思いついたのだ。ボランティアも、友達に一緒にやろうと誘われたらやるだろう。大きなイベントがあったらまたやるかもしれない。ひょっとしたら、また20年後くらいに日本で万博が開催される事があったら、またもや泊りがけでボランティアをしに行くかもしれない。だが、しばらくはトーンダウンだろう。これからは、小説、小説。
 楽しかった事、辛かった事、大変だったこと、驚いた事など、こうして文章にして残しておくのはとてもいい。何がって?気分がいい。まとめたという事実が、とても気分をすっきりさせる。後で読み返したら思い出せる、という安心感もある。もし文章を書く事が苦手だったら、振り返りながら話をして、動画として残してもいいだろう。写真を撮ってアルバムを整理するのが得意だったら、そういう方法でもいいかもしれない。まとめておく、残しておくのは気分がいい。ただそれだけだが、それだけでも、いい。
 ここまでお付き合いいただき、ありがとう。読者様のご多幸を祈って、このエッセイを締めくくらせていただきたいと思う。それでは、また。
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