魔王軍を追放されたから人間側につくことにした

人羊ゲーム

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初めての買い物

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俺はイリスの手を引き店内に入る。




「いらっしゃい」




 カウンターで椅子に座っていた店主は新聞を畳む。




「どれか購入しようと思うから商品を見させてもらいたい」

「はい、ご自由にどうぞ」




 冷やかしだと思われては居心地が悪くなるし、店主にまとわり付かれてはイリスとの会話が邪魔されてしまう。だから俺は最初にそう言った。




「あ、あの、ソウタさま……」




 イリスはまだ店のシステムを把握できていない。

 出発前に貨幣経済については説明しておいたが。

 それでもまだ貨幣の価値に対して半信半疑だ。だがそれも当然と言えば当然だ。実のところ貨幣には価値など無いのだから。

 ただ軍事力と生産力、そしてそれを支配する権力によって貨幣はその価値が担保される。




「どれが一番きれいだろう?」




 俺はイリスにそう訊ねた。

 どれが欲しいと聞いてもイリスは遠慮するだろう。




「え……えっと、そうですね……」




 イリスは戸惑いながらも装飾品を眺め始め、段々と夢中になっていく。

 装飾品というのは生きていく上で欠かせないものではない。

 無いところで死ぬわけでもない。

 それでも人を惹き付けて止まないのは暮らしにゆとりができた証だからだろう。

 ジャムナの町にあった唯一の宝石は町長が死んだ恋人に送ったものとお揃いのペンダントだけだった。

 そしてそれはジャムナの町にあった信仰というか絆の要石でもあったのだ。

 それと同じようなものが所狭しと並べられていては困惑するのも無理はない。




「見てくださいソウタさま!こんな形の宝石があります!あっ、こっちにはこんな宝石がっ!!」




 こうしていると、イリスも普通の女の子なのだ。

 しゃがみ込んで宝石(というか装飾品)を眺めながらもイリスは俺の手を離さずにギュッと握りしめている。

 それにしても何をプレゼントするべきなのだろうか?

 髪飾りか、耳飾りか、首飾りか、腕輪か、指輪か。

 鏡も当然あるだろうし、俺の魔法で光を反射させる事も出来る。

 だけれども鏡が無い時でもイリスがそれを身に着けた自分を確認できた方が良い。

 なにしろ初めてのオシャレなのだから。

 そう言う訳で腕輪か指輪だな。

 いや、どうせなら二つ買うか。

 全部買うと言ったらイリスは確実に遠慮して押し問答になるだろう。

 仮にここでそれを承諾したとしても、その後でますます遠慮するだろうし。

 う~む。




「ソウタさま?」




 イリスは黙ったままの俺の顔を覗き込む。




「どうした?イリス」

「いえ……わたしったら、はしゃいでソウタさまにご迷惑をおかけしたのでは無いかと……」

「いや……なんでも……」




 言いかけて俺は言葉を濁す。

 今なんじゃないか?

 このタイミングなら自然に切り出せる筈だ。

 直感を信じるんだ、俺!




「いや……実はな、ここにある装飾品を一つ買おうと思ってな」

「そ、そうでしたか!どれがソウタさまに似合うでしょうか!?」




 おいおい、どこまで謙虚なんだい、イリス。




「いや、俺のじゃなくてイリスのためのものだ」

「えっ!?だっ、駄目ですソウタさま!わたしなんかのためにっ!!」




 イリスはまだ貨幣経済に馴染んでいないが、倹約の精神はジャムナの町に居た時から持っているようだ。




「そうだな、ならば俺は俺が欲しいものを一つ買う。だからイリスもイリスが欲しいものを一つ買いなさい」




 半ばこれは命令だった。

 イリスは頑固なところがあるからこうでも言わなければ話が進まない。




「でも……」

「良いから」

「は、はい……」




 俺がそう言うとイリスはようやく納得してみせた。

 さて、指輪か腕輪か……。

 そう思ったが、しゃがみ込んでいるイリスのサラサラとした桜色の髪を見て考えを改める。

 やはり髪飾りにしよう。

 作戦(?)はこうだ。

 イリスはイリスが欲しい装飾品を選ぶ。

 そして俺は俺が欲しい装飾品を選ぶフリをしてイリスに贈りたい装飾品を選ぶ。

 会計を済ませた後で俺が俺に選んだと思わせておいた装飾品をプレゼントする。

 どうだい?完璧な作戦だろう?

 なんて俺は男前なんだ!!

 多分イリスは腕輪か指輪か首飾りを選ぶ。

 イリスは鏡の存在を強く認知していない。

 だから鏡が無くても身に着けた自分を確認できる装飾品を選ぶ筈だ。

 首飾りは鏡が無いと身に着けた自分を確認できないがジャムナの町の唯一の装飾品が首飾りだった事からそれに感化されて首飾りを選択する可能性もある。




 いや、待てよ?

 そもそもイリスは装飾品の種類の区別が出来ているのか?

 髪飾り、耳飾り、首飾り、腕輪、指輪の区別を知らないのではないのでは?

 危ない危ない。

 俺とした事がうっかりしていたぜ。




「イリス」

「……は、はい!なんでしょうかソウタさまっ!!」




 イリスは慌てて俺の方を見る。

 さっきよりも更に熱心に見入っていたな。




「装飾品には種類があるんだ」

「種類、ですか?」




 そう言って俺は重要な事に気が付く。




「店主さん」

「はい、なんでしょうか?」

「装飾品を身に着けて確かめたいんだが、構わないか?」

「ええ、壊した時に弁償して頂けるのなら」

「ありがとう」




 俺は店主に許可を得て装飾品を手に取る。




「イリス、装飾品というのは身に着けるものだ。たとえばこれ」




 俺は腕輪を手に取る。




「立って、イリス」




 繋いでいたイリスの手を引き上げてイリスを立ち上がらせた。




「これは腕輪と言って、腕に装着するアクセサリーだ」




 俺はイリスの華奢な手首にベージュを基調とした腕輪をそっと着ける。

 腕輪では無くイリスの肌が傷つかないように。




「わあっ……!!!」




 イリスは息をのみエメラルドの瞳をより一層キラキラと輝かせる。




「これは指輪と言って指に嵌めるアクセサリー」




 紅い水晶が嵌め込まれた指輪をイリスの白くしなやかな指に嵌め込む。




「どう?」




 俺はイリスに感想を訊ねた。




「ソウタさまっ!なんかこうっ、なんかこうっ……!!」




 イリスは興奮して上手く言葉を紡ぎだせない。




「店主さん、鏡を貸してもらえるか?」




 有るか?と訊ねれば怠慢から無いと言われるかも知れないから有るという前提で聞いた。有るよな?




「はい、こちらに全身鏡が有ります」




 店主は全身鏡(確か姿見とか言ったか?)を手で指し示す。




「イリス、こっち!」




 俺はイリスの手を引く。




「わああっ……!」




 イリスは指輪と腕輪をした自分を鏡で見詰めて興奮する。




「ソウタさまっ!見てください!わたしっ、お姫さまみたいですっ!!!」




 大袈裟だなと一瞬思ったが、イリスの容姿が優れているから確かにそう見えた。




「もっとお姫さまらしくなろうか?」




 俺はイリスの後ろに立ち、白銀の首飾りを丁寧にかける。勿論、首飾りでは無くイリスの桜色の髪と白皙の肌を傷付けないために。




「わああああああっ!ソウタさまっ!見てくださいっ!!」




 イリスは興奮する。

 白銀の首飾りは白皙の肌によく似合った。




「これが耳飾り」




 俺はイリスのサラサラの桜色の髪を耳にかけてイヤリングを着ける。

 イリスのエメラルド・アイと同じ美しい深緑の水晶だ。




「ソウタさまっ!ソウタさまっ!」




 イリスの興奮は天井知らずに上がっていく。




「これが髪飾り」




 青い水晶の髪飾りをイリスの桜色の髪に着ける。




「あわわわわわわっ!見てくださいっ!!ちゃんと見てますかっ!!?」




 イリスは俺の身体を揺さぶる。




「見てるよ。とっても綺麗だ」




 イリスのサラサラとした髪を撫でながら耳元で俺がそうささやくとイリスは顔を真っ赤に上気して目を泳がせた。




「えっ!?えっと、えっと……あうう……」




 イリスはどうして良いのか分からないような表情をする。

 イリスの興奮は青天井だと思っていたが俺が天井だったらしい。なんちゃって。

 本当は『お姫さまみたい』というイリスの言葉に応えて王冠ティアラを選ぶつもりだったが見当たらない。

 ここは王国の一部だと言っていた。

 だから王権を連想させるものは市場に流通されていないのだろう。




「店主さん、これ全部を会計で」

「お買い上げありがとうございまーす!」




 店主は良い笑顔で返事をした。




「だっ、駄目ですよソウタさまっ!」




 駄目だったか。イリスは心ここにあらずの状態から回復している。

 俺の視界の端に映る店主は笑顔を崩さないがこめかみに青筋が浮かんでいた。そりゃそうか、せっかくのビジネス・チャンスだもの。逃したら怒りもするか。




「なんで?イリスにとっても似合っているよ」




 断わっておくが俺は店主の機嫌を取るために言ってる訳では無い。当然だが念のため。

 俺の言葉に店主が激しく頷き同意しているがそれは無視で。




「でもっ!わたしはソウタさまの足を引っ張りたくないんです!!」

「足を引っ張ってなんかいないさ、むしろオシャレをしているイリスを見ているだけで俺は元気になれるよ」

「とにかくっ、わたしじゃなくてソウタさまのためにお金を使ってください!!」




 いやあ、ビックリ。しっかりした娘だ。

 イリスの決意は固い事を彼女の純潔のエメラルド・アイが俺に知らせている。




「分かったよ。なら最初に言ったとおり、一人一つずつ買おう」

「は、はい、それなら……」




 イリスは渋々納得した。

 それはそうだろう。

 イリスだって年頃の女の子なのだ。

 今までオシャレに無縁の生活を送ってきたとはいえ、都市にくればオシャレをしている女性も見かけるし意識も変わってくる。

 イリスだってオシャレをしたいのだ。

 店主が一応胸を撫で下ろしている。お前のためじゃねえよ。




 で、俺は当初の方針通りに俺の分を買うと見せかけてイリスの分を買う。

 う~む、何を買おうか。

 イリスを見ると、彼女も悩んでいるようだ。




「実際に身に着けてみれば?」




 俺はイリスに提案する。




「いえ、身に着けたら身に着けた分だけ欲しくなっちゃうので」




 イリスは困ったような顔で笑う。

 イリスの中で欲望と理性が闘っているようだ。

 こうして見ると年頃の普通の女の子だなあ。

 容姿は抜群だけど。

 やっぱり髪飾りかな、と俺は思う。

 イリスの桜色の髪を見ていると、あの髪の美しさを更に引き出すものが好ましく思えた。

 先ほどの青い髪飾りが一番似合っていた気がする。

 まるで春の夜空と夜桜のように美しかった。

 髪飾りを買うとなればイリスに俺の考えが露呈する。

 イリスが品定めをしている最中にプレゼントの会計を済ませておく。

 俺が目配せをしながら店主に髪飾りを渡すと、察したのか店主は俺にウインクで返した。台無しだぜ?オッサン。










「決まりました!ソウタさまっ!」




 イリスは満足気な表情で俺にそう言う。

 イリスは品定めの途中で何かに気付いたような表情をしていた。

 きっと納得のいく品が見つかったのだろう。




 イリスが選んだ装飾品は腕輪だった。

 腕にかっちりと嵌め込むタイプでは無く、さまざまな色合いのビーズがいくつも連なる長さが調節できるものだった。




「店主さん、これも会計を」




 俺はイリスからビーズの腕輪を受け取り店主に渡す。




「お買い上げありがとうございまぁーす!」




 店主は上機嫌に言った。




 会計を済ませて俺とイリスは店を出る。

 店の前にはまだ人通りがあったので、俺はイリスの手を引き移動した。







 そこは人通りの無い静かな場所だった。

 日は傾き夕暮れ時だ。

 並木道のそばにある野原は遊具さえあればほぼ公園で、子どもたちはここで遊んだりするのだろうなと思う。

 幸い今は俺とイリスしかいないので、先ほど買った装飾品を包みから取りだす。




「これがイリスの」




 俺はイリスに腕輪を渡す。本当は髪飾りもイリスのだけど。

 イリスは俺から腕輪を受け取ると、少し悩むような表情をする。




「どうしたんだ?イリス。身に着けないのか?」

「あ、あの……実は……」

「なんだ?」

「この腕輪はソウタさまへのプレゼントとして選ばせて頂きました」




 俺はイリスの言葉に驚く。




「俺へのプレゼント?」

「はい……わたしはソウタさまと出会ったばかりですけれども……本当に感謝しています。

そして……都会では愛する人へ贈り物をする習わしがあると町長から聞いたことが有ります。

だけれど……わたしはお金を持っていなくて……それでも……なにかソウタさまに贈り物をしたかったんです!

結局……ソウタさまに出してもらったお金ですけど……」




イリスは何度も何度も言い淀みながら、胸の内を振り絞り心の声を言葉にして紡ぎだす。




「受け取って……くれますか……?」




 イリスは自分の無力を恥じるような表情をした後、平静を保つための笑みを浮かべながら、両手で大切に包み込んだ腕輪を俺に差し出す。




 俺はなんて間抜けな大馬鹿野郎なんだ!!!

 俺は店の中での出来事を思い出す。




≪『いえ、身に着けたら身に着けた分だけ欲しくなっちゃうので』

イリスの中で欲望と理性が闘っているようだ。

こうして見ると年頃の普通の女の子だなあ。

イリスは品定めの途中で何かに気付いたような表情をしていた。

きっと納得のいく品が見つかったのだろう。

イリスが選んだ装飾品は腕輪だった。

 腕にかっちりと嵌め込むタイプでは無く、さまざまな色合いのビーズがいくつも連なる長さが調節できるものだった。≫




 最初からイリスは俺に対する贈り物を選んでいたんだ!!

 身に着けて装飾品を選ばなかったのは俺のサイズで測らないと意味が無いからだ!

 品定めの途中で何かに気付いたのはサイズに合わせて調節できるビーズの腕輪を見付けたからだ!




 俺はイリスのエメラルドの瞳や桜色の髪、白皙の肌は見ていた。

 だけど肝心のイリスの心を見落としていた!

 イリスの欲望しか見ていなかった!

 イリスの持つ献身的な心、愛する心、慈しむ心、感謝する心を見落としていたんだ!

 ああ、泣きそう。

 でも、涙をこぼすにはまだ早い。




「ありがとう、イリス」




 俺は自分の不甲斐無さを恥じながらも平静を装い、イリスからの贈り物を受け取る。

 どんな魔力や魔法よりも、心を知る事が何よりも難しい。




「イリスから贈り物をもらえてすごく嬉しいよ」




 これは心の底からの本心だ。今ここでイリスに対して『どうして自分のために選ばなかったんだ』と言うのは大馬鹿野郎だ。

 イリスが俺に贈り物をしたいという気持ちを何よりも優先すべきなのである。

 俺がイリスに対して贈り物をしたいように。




 俺はイリスから貰ったビーズの腕輪を左手首に装着した。




「どうかな?似合ってる?」




 俺はイリスを見る。




「はい!すごくかっこいいです!!」




 イリスは満面の笑みを浮かべた。

 それは先ほどの平静を保つための笑みでは無く、心の底からの笑顔だ。




「実は俺が選んだのも、イリスへの贈り物なんだ」

「えっ!?」

「受け取ってくれ」




 俺は青い水晶の髪飾りを取り出し、イリスに差し出す。




「わああっ、綺麗です!」




 イリスはエメラルドの眼差しをキラキラと輝かせ、その瞳から涙をこぼす。




「あ、あれっ、なんでだろう……?」




 イリスは自分の涙に困惑する。




「俺が、イリスの髪に着けても良いか?」




 俺が訊ねると、イリスは涙を拭いながらコクリと頷く。

 俺は半歩だけ歩み寄る。

 そしてイリスのサラサラとした桜色の髪に青い水晶の髪飾りを着けた。

 それはイリスの桜色の髪と合わさり更に美しく青く輝く。

 夕日がイリスを照らし、その美しさは青天井だった。

 しかし俺はイリスの容姿の美しさに見惚れても、イリスの心を見失ったりはしない。




「とっても綺麗だよ」




 俺とイリスはキスをした。

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