5 / 5
デイジーの新しい家
しおりを挟む
3匹は疲れて、スタッチのところまでもどってきました。
「さて、どうするかね?まだまだ探してみるかね?」
デイジーは口の中のおもちゃを出し、荷物を床におろすといいました。
「ここでいいわ。スタッチさんが最初に紹介してくれたこの家がいい」
お父さんネズミとお母さんネズミはびっくりしていいました。
「デイジー。ここは街の外れで不便だし、静かすぎてなんだか不気味じゃないかい?」
「デイジー。ここは狭くてよごれてるわ」
デイジーは答えていいました。
「私はお父さんとお母さんが一緒なら、どこでもいいわ」
それからまわりをみまわしていいました。
「よごれてるなら掃除しましょう。静かならいっぱいお話できるわ。それに狭いほうが好き。お母さんにいつでも抱きつけるから」
それを聞いて、お母さんネズミはデイジーをギュッと抱きしめました。
お父さんネズミもニッコリ笑っています。
「それではここで決まりじゃな。新しい家が決まったお祝いを、わしからプレゼントしよう」
スタッチはそういいました。
「プレゼントってな~に?」
デイジーが聞くと、スタッチはあるものを見せてくれました。
それは、人間が捨てたハンカチと傘のほねでつくられた、スタッチお手製のハングライダーでした。
「これさえあれば、いつでも街まで行ってこれるぞ」
スタッチがそういうと、デイジーはスタッチにも抱きつきました。
「ありがとう。スタッチさん」
fin
「さて、どうするかね?まだまだ探してみるかね?」
デイジーは口の中のおもちゃを出し、荷物を床におろすといいました。
「ここでいいわ。スタッチさんが最初に紹介してくれたこの家がいい」
お父さんネズミとお母さんネズミはびっくりしていいました。
「デイジー。ここは街の外れで不便だし、静かすぎてなんだか不気味じゃないかい?」
「デイジー。ここは狭くてよごれてるわ」
デイジーは答えていいました。
「私はお父さんとお母さんが一緒なら、どこでもいいわ」
それからまわりをみまわしていいました。
「よごれてるなら掃除しましょう。静かならいっぱいお話できるわ。それに狭いほうが好き。お母さんにいつでも抱きつけるから」
それを聞いて、お母さんネズミはデイジーをギュッと抱きしめました。
お父さんネズミもニッコリ笑っています。
「それではここで決まりじゃな。新しい家が決まったお祝いを、わしからプレゼントしよう」
スタッチはそういいました。
「プレゼントってな~に?」
デイジーが聞くと、スタッチはあるものを見せてくれました。
それは、人間が捨てたハンカチと傘のほねでつくられた、スタッチお手製のハングライダーでした。
「これさえあれば、いつでも街まで行ってこれるぞ」
スタッチがそういうと、デイジーはスタッチにも抱きつきました。
「ありがとう。スタッチさん」
fin
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
僕の人生
いもり〜ぬ(いもいもぶーにゃん)
児童書・童話
今日は、バーゲン最終日。ワゴンセールの中は、元々の量の1/3になっていた。その中にまだいる僕。
【きっと、またじろじろ見られるだけ見られて、また戻されるんや…ポイって。“きっと買ってもらえる”って、期待しすぎて疲れたわ。もうええねん!】
その時今までの事で、ヤケっぱち・不貞腐れ・捻くれ…と、心はむちゃぐちゃひん曲がって、荒んだ気持ちでいっぱいやった。でもそんな僕に、待ちに待った瞬間が遂にやってきた。僕を手に取って、選んでくれた人が現れた…
隣のじいさん
kudamonokozou
児童書・童話
小学生の頃僕は祐介と友達だった。空き家だった隣にいつの間にか変なじいさんが住みついた。
祐介はじいさんと仲良しになる。
ところが、そのじいさんが色々な騒動を起こす。
でも祐介はじいさんを信頼しており、ある日遠い所へ二人で飛んで行ってしまった。
クールな幼なじみの許嫁になったら、甘い溺愛がはじまりました
藤永ゆいか
児童書・童話
中学2年生になったある日、澄野星奈に許嫁がいることが判明する。
相手は、頭が良くて運動神経抜群のイケメン御曹司で、訳あって現在絶交中の幼なじみ・一之瀬陽向。
さらに、週末限定で星奈は陽向とふたり暮らしをすることになって!?
「俺と許嫁だってこと、絶対誰にも言うなよ」
星奈には、いつも冷たくてそっけない陽向だったが……。
「星奈ちゃんって、ほんと可愛いよね」
「僕、せーちゃんの彼氏に立候補しても良い?」
ある時から星奈は、バスケ部エースの水上虹輝や
帰国子女の秋川想良に甘く迫られるようになり、徐々に陽向にも変化が……?
「星奈は可愛いんだから、もっと自覚しろよ」
「お前のこと、誰にも渡したくない」
クールな幼なじみとの、逆ハーラブストーリー。
悪女の死んだ国
神々廻
児童書・童話
ある日、民から恨まれていた悪女が死んだ。しかし、悪女がいなくなってからすぐに国は植民地になってしまった。実は悪女は民を1番に考えていた。
悪女は何を思い生きたのか。悪女は後世に何を残したのか.........
2話完結 1/14に2話の内容を増やしました
独占欲強めの最強な不良さん、溺愛は盲目なほど。
猫菜こん
児童書・童話
小さな頃から、巻き込まれで絡まれ体質の私。
中学生になって、もう巻き込まれないようにひっそり暮らそう!
そう意気込んでいたのに……。
「可愛すぎる。もっと抱きしめさせてくれ。」
私、最強の不良さんに見初められちゃったみたいです。
巻き込まれ体質の不憫な中学生
ふわふわしているけど、しっかりした芯の持ち主
咲城和凜(さきしろかりん)
×
圧倒的な力とセンスを持つ、負け知らずの最強不良
和凜以外に容赦がない
天狼絆那(てんろうきずな)
些細な事だったのに、どうしてか私にくっつくイケメンさん。
彼曰く、私に一目惚れしたらしく……?
「おい、俺の和凜に何しやがる。」
「お前が無事なら、もうそれでいい……っ。」
「この世に存在している言葉だけじゃ表せないくらい、愛している。」
王道で溺愛、甘すぎる恋物語。
最強不良さんの溺愛は、独占的で盲目的。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる