レベル×レベル 〜低レベルで目指す魔王討伐〜

どすこいシロップ

文字の大きさ
35 / 38
第3章:てつおVSチトセ!

第18話「エロ漫画の時間」

しおりを挟む


怒りと痛みで震える俺の腕を、誰かの手が掴んだ。

「オイ!しっかりしろ!大丈夫か!?」

ジュークさんより少し下ぐらいの男の手だった。
その男は、このアリジゴクの巣から俺の手首を掴んで引っ張りあげようとしたが、その腕が胴体と辛うじて繋がっているような状態に気づくと手を離した。

「マジかよ……!待ってろ!ぬゥゥゥン!」

男の胸元の宝珠がピンク色に輝き、膨大な魔力が男に集まった。

「いくぞ!“ゼンチュ”!!」

その呪文が唱えられると、宝珠は砕け散った。
それと同時に、あれだけの重傷だった俺の身体は一瞬の内に完全に回復した。

「うおっ!?な、何で!?」

「レアなブツだったからな!俺でも最高レベルの【回復魔法】が使えたってワケだ。よし、出てこれるか?」

男は再び手を差し伸べた。俺は軽くお礼を言いながらその手を借りて流砂を登った。

「すんません……あなたは?」

「俺か、俺はバンってンだ。安心しろ、多分お前の味方だぜ」

バンと名乗る男は、普通の兵卒の鎧を着ていた。多分一兵卒なんだろう。
何故あんなレアアイテムを持っていたかは謎だけど。
とにかくこの人がついて来たところでどうしようもないだろう。避難させなければ。

「……ダメです!魔女チトセはめちゃくちゃ強い!俺に任せて逃げてください!」

するとバンは、頭の後ろを掻きながらニヤッと笑った。

「頼もしいじゃねーか!お気持ちはありがてぇけどな、そういう訳にもいかねーのよこれが……」

そう言い終わるか終わらないかの辺りで、バンの背後の方からタキオくん達が駆けつけた。

「てつおさん!大丈夫だったの!?」

「お、お怪我は無いのか勇者殿!?流石だ、私はてっきり……」

「二人こそ!無事でよかった。いやぁ、俺は死にかけたんだけどさ、この人のおかげで……」

俺が紹介しようとすると、明らかにバンはギクッとした。

「い、いい、いいってことよ!ガハハハ」

バンはギクシャクしながら、振り返りもせずに王宮へ向かう。
するとハヤさんが呆れた顔で歩み寄った。

「陛下……!またそのような格好をされて……護衛もお付けにならずに……!」




「へ、陛下!?王様!?」

こ、この人が王様……?
俺の中では王様っていうのはこう、赤いマントで王冠でヒゲで、ひのきの棒を寄越すような人物だった。
それがこの銭湯でたまに会う気の良いニイちゃんみたいなのが王様だと言う。言葉遣いも乱暴だ。

「はーっ!今はお説教は勘弁しろ!それによ、チトセ相手に護衛なんざつけてられるかよ!誰がいつ操られて刺してくるか分からねぇぜ」

バン……国王は並んで歩くハヤさんと肩を組んだ。
そして何かを耳打ちした。
何かしらのやり取りが終わると、国王は俺に向き直った。

「お前が勇者殿だったのか。それで横のちっこいのがオルズ婆のお孫さんか。すまねェな、そうとは知らず失礼だったかな?まあ許せや!お硬いのが苦手なんだ」

ハヤさんは片手で頭を抱え首を横に振った。
タキオくんは懸命に首を振って、「失礼なんてとんでもない!」とアピールしている。
俺はむしろ気さくで話しやすい王様で、ホッとした。

「さて、そうと分かれば話は早ぇ。チトセの目的だがな、間違いなく“予言の書”を狙ってんだぜアイツ」

出た。予言の書。今まで何回か聞いたキーワードだけど、結局何なんだそれ。

「予言の書?でもアレ、確かタキオくんの家にもあったよな?何であんな物を狙うんです?」

「一般向けの方じゃねーよ。本物だ本物。ボケかましてる場合じゃねぇだろうに」

一般向け?本物?原典と翻訳版があるのか。
ちょっとしたとこで異世界が邪魔になるなぁ。

「陛下、勇者殿はこの世界に来られて日が浅いのです。詳しくはまた後日……」

「この世界?……まぁいいか。とにかくチトセの奴が予言の書を狙う限りはかなり時間が稼げる。絶対に見つかりっこねぇ。何故なら……」

と、王様が言いかけた辺りで王宮が眩しく光り出し、壁一面に見たこともない文字が浮かび上がった。

「何故、なら……王宮そのものが……予言の書だから……見つかる訳ねぇのに何故だ!?」

どうやら見つかったらしい。
王様にとっては何が何だか分からないんだろう。
俺も分からないけど、急いで王宮に向かわないといけないのは分かる。




王宮のメイン建物、一番大きな玉ねぎ型の屋根の中はそれはそれは豪華な装飾がされていた。
青を基調とした、えー……確か、アラベスク模様?そんな感じの幾何学模様が宝石のビーズ細工で施されており、目を見張る美しさだった。
けど今一番目を引くのは、そのビーズ一つ一つが順番に浮かび上がり、空中に一定の法則で並んでいく光景だった。そのビーズが作る文字が、つまり予言の書に記されている内容だったらしい。
俺たち乱暴な観光客と泥棒に入られた家主は、そこへ押し入り、黒焦げの兵士の死体を押しのけてチトセを探した。
チトセは隠れていなかった。堂々と、謁見の間みたいな玉座の近くでエマエとお喋りをしていた。
そしてその姿は……俺だった。

「え!?アレ!?てつおが二人!?どーなってんのこれ!?」

多分まんまと騙されたんだろう。
エマエ……一応女神様なんだからさぁ。

「エマエ!そいつは俺じゃないぞ!魔女チトセだ!このアホ!騙されやがって!」

「だっ!誰がアホよ……えぇ!?チトセ!?」

俺の姿の魔女チトセの手の中で、エマエがもがく。
するともう一人の俺はみるみる内に姿を変え、また麗華の姿になった。

「きっとお主のことじゃろうなぁ。女神様よ……とんだ阿呆じゃの」

「そ、そんな……!だってさっきのステータス画面……」

なるほど、俺に唱えた“マナイバ”か。上手いこと使いやがって。
そんでやっぱり麗華の姿をしやがるのか。

「……五年前と姿が違うな。何かの魔法か?若作りババアめ」

王様がハヤさんに守られながらチトセに悪態をつく。
やっぱりそういう魔法なのか。

「この姿こそ儂の真の姿じゃよ……相手の理想、最も大切な者の姿……これこそが儂じゃ」

「え!?そうなの!?」

うわーマジ?恥ずかしッ!公開処刑かよ!
俺、そんなに麗華のこと好きだったのか……

「アレ?じゃあさっきてつおさんの姿をしてたのって……」

「そ、そんなワケないでしょマセガキ!せっかく連れてきた勇者なんだから大切に決まってるじゃん!そーよ!それだけ!そーに決まってるの!」

タキオくん達のいまいち緊張感に欠けるやりとりの間も、次々に文字が浮かび上がっていく。

「さて、ロマンスの時間は終わりじゃ。歴史の時間にしようではないか。儂の【究極魔法】が!この世界に産まれる瞬間のな!」



チトセに膨大な魔力が集まる。
【究極魔法】?タキオくんのあのスキルか?
チトセにも使えるのか?スキル欄的にはできないはずだけど……

「見よ!予言の書に記された呪文が!今ここに完成しようとしておる!!これを唱えれば儂は【究極魔法】の使い手となれるのじゃ!」

チトセの目の前に文字の列が並び始めた。
読めはしないけど、七文字ぐらい?ある。
確かにあと一文字ぐらいで完成しそうだ。

「そうはさせるかッ!」

ハヤさんが弓を引く。かなり素早かったが、俺たち全角ステータスの世界じゃ止まって見えた。

「控えんか小童!!」

チトセの張った稲妻が、ハヤさんを撃ち抜いた。
目にも留まらぬ速さって感じだろうけど、俺にはかなりスローモーションに見えていた。
問題はその魔力だった。どうにか魔法障壁をピンポイントで張れたが、アッサリと貫通してハヤさんはかなりのダメージを負った。

「ぐっ……!く、そ……ッ!」

「儂は今全てを超越する!この世のあらゆる魔法を!この阿呆な女神を!そしてそこの哀れな勇者様をもな!」

……俺のことか。
まあいいや。もう準備はできたし。



「……俺のステータスは見たはずだよな?」

「……ああ見たともさ。そこのオルズの孫もな。少しばかり驚きはしたが今となっては些細なことよ!」

「じゃあ分かってるはずだ。魔力とMPと魔法スキルはお前が圧倒的に上だよな?」

「……何じゃ?儂に寝返るつもりか?その通り、魔法でお主に勝ち目はないわ」

「その通り。つまり……」

俺は側にあった柱を掴んで引っこ抜き、思いっきりチトセに投げつけた。
柱は俺十人分ぐらいデカかったが、俺の攻撃力なら当然できる。
チトセは容易くその柱を【氷結魔法】と【炎熱魔法】で粉々にした。

「他のステータスは、俺が圧倒的に上ってことだ」

俺はチトセの背後に回り込み、わざわざ止まってから言った。
当然この声に反応して、【電撃魔法】が唱えられる。
当然、俺の素早さなら避けきれる。
全てを避けきってから、俺はチトセの頭をひっ掴んで地面に叩きつけた。
麗華の顔に見えるが、これはチトセだ。チトセだからセーフだ!

「……こんな風にな。肉弾戦ならお前なんか簡単に捕らえられるんだよ」

「……控えんか小童め……」

「おっと!よく見ろよ……お前があんなに魔法を連続で唱えたのに、この建物、全然壊れてないよな?向こうにいる皆もかすり傷一つない。分かるだろ?」

やろうと思えばいつでも俺はチトセを組み伏せられた。
わざわざ挑発して魔法を唱えさせたのには訳がある。
チトセには分かってもらえたみたいだ。



「……【分解】か……!」

「その通り。完全には【分解】できてなかったし、俺が派手に建物を壊してたからピンと来なかったかもしれないけどさ、俺たちの周り、誰かが何か唱えたら即座に大爆発だぜ」

柱を壊した時の【氷結魔法】と【炎熱魔法】、俺を攻撃した時の【電撃魔法】。俺が例のシャボン玉に集めた全ての魔法の片鱗が、起爆剤待ちの状態で辺りを漂っていた。

「で、あんたの方が魔力も魔法スキルも上。俺が何か唱えるリスクよりあんたが何か唱えるリスクが圧倒的に高いよな?だけど魔法耐性は俺が圧倒的に上だ」

「……小童めがァァァッ!!」

「悔しかったらもう一回【分解】を使って起爆剤を消してもいいぞ?そうしたら俺が即座にこの手で殺すことになるけどな」

チトセは屈辱に満ちた顔で必死に俺を睨みつけた。
何もできないと心の底から分かったからだ。
まあ、本当は殺すつもりなんかないけどね。経験値入っちゃうし。

「歴史の時間は終わりだよ。これからは……」

あ、やべぇ。洒落たセリフ思いつかねぇや。
頑張れ俺!今の状況を活かした上手いことを言うんだ!
えー、俺が麗華の姿をした魔女を組み伏せてる。
麗華の顔が俺を心底悔しそうに睨みつけている。
麗華の声が少し苦しそうに、悔しそうに喘ぐ。
麗華の胸は地面に押し付けられてひしゃげて、脚はバタバタしている。
俺はこいつから聞き出したいことがいっぱいだ。
……整いました。

「これからは……エロ漫画の時間だ!!」


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~

松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。 異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。 「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。 だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。 牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。 やがて彼は知らされる。 その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。 金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、 戦闘より掃除が多い異世界ライフ。 ──これは、汚れと戦いながら世界を救う、 笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。

魔物に嫌われる「レベル0」の魔物使い。命懸けで仔犬を助けたら―実は神域クラスしかテイムできない規格外でした

たつき
ファンタジー
魔物使いでありながらスライム一匹従えられないカイルは、3年間尽くしたギルドを「無能」として追放される。 同世代のエリートたちに「魔物避けの道具」として危険な遺跡に連れ出され、最後は森の主(ヌシ)を前に囮として見捨てられた。 死を覚悟したカイルが崩落した壁の先で見つけたのは、今にも息絶えそうな一匹の白い仔犬。 「自分と同じように、理不尽に見捨てられたこの子だけは助けたい」 自分の命を顧みず、カイルが全魔力を込めて「テイム」を試みた瞬間、眠っていた真の才能が目覚める。

ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。

タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。 しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。 ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。 激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。

春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話

登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。

ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜

平明神
ファンタジー
 ユーゴ・タカトー。  それは、女神の「推し」になった男。  見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。  彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。  彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。  その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!  女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!  さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?  英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───  なんでもありの異世界アベンジャーズ!  女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕! ※不定期更新。 ※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

ジャングリラ~悪魔に屠られ魔王転生。死の森を楽園に変える物語~

とんがり頭のカモノハシ
ファンタジー
「別の世界から勇者を召喚する卑怯な手口」に業を煮やした堕天使・ルシファーにより、異世界へ魔王として転生させられた大学生・左丹龍之介。 先代・魔王が勇者により討伐されて100年――。 龍之介が見たものは、人魔戦争に敗れた魔族が、辺境の森で厳しい生活を余儀なくされている姿だった。 魔族の生活向上を目指し、龍之介は元魔王軍の四天王、悪魔公のリリス、フェンリルのロキア、妖狐の緋魅狐、古代龍のアモンを次々に配下に収めていく。 バラバラだった魔族を再び一つにした龍之介は、転生前の知識と異世界の人間の暮らしを参考に、森の中へ楽園を作るべく奔走するのだが……

処理中です...