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第七章 冠婚葬祭
51 俺が好きな服 成人
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「白い軍服、というのも悪くはないと思うんですが、装飾に工夫のしようが無い所が詰まらないですね」
「折角なのですもの。軍服なんて論外ですわ」
「俺は軍服でも良いが、緋椀には無粋です。しかし、あまり装飾を付けると嫌がって着てくれない懸念が」
「なれど、緋椀さまですもの。何としても上品かつ華やかに」
「私は、お二人ずつ、揃いだと分かるデザインにしたいです!全く同じではないけれど、この方とこの方がご夫夫なのだと一目で分かるように!」
「それは、素敵ね。賛成よ、祈里」
今日は、結婚式の話を聞いた作治が離宮に飛んできて、衣装部に連れて行って欲しいと緋色にお願いしていた。
もちろん、俺が一緒に行ってあげる、と連れて来てあげた。衣装部は、皇族のための衣装を作るのが仕事だから、作治だけで行くのはあんまり良くないんだって。駄目な訳ではないんだけど、衣装部が皇族以外の衣装を引き受けたって言われるかもしれないし、作治が権力を使ったって言われるかもしれない。緋色の依頼なんだから問題ないんけど、そんなの本当か分からないって文句を言う人が居るんだってさ。めんどくさいよね。
俺が一緒にいたら、絶対に大丈夫らしいから、いくらでも付き合うよ!
そして、作治と涼乃絵と祈里が三人で、とても楽しそうに話している。俺は、楽しそうだなあ、と見てるだけだけど、とても楽しい。
だって、こんなに楽しそうな作治は初めて見た。緋椀といる時はいつも楽しそうだけど、それとも違って、なんと言うか、こう、見可が楽しい時みたいに見えるっていうか?うん、うまく言えないけど、本当に楽しそうで、いい!
作業部屋にいた衣装係の男の人と女の人も、ああ、加わりたい、この話し合いに加わりたい、と言いながら出てきて、涼乃絵が、間に合うのならいいわよ、とにっこり笑ったら、今日は諦めますと作業部屋に戻って行った。あら、残念ね、と言った涼乃絵は、本当に残念そうだったから、今度からは早めに訪ねてくる日をお知らせしておこうかな。
それにしても、作治はお洋服のこと、よく知ってるんだねえ。すごいねえ。
「全く同じではない、でもお揃いだと分かるデザイン......。いいですね。普段着でも、こう。何か、緋色殿下と成人さまにお渡しできそうな......」
ん?俺?
祈里の独り言?
俺はさ。前みたいにくまの服も好きなんだけど、今はね。今は、緋色とおんなじの格好良いのが一番好きかな。
「折角なのですもの。軍服なんて論外ですわ」
「俺は軍服でも良いが、緋椀には無粋です。しかし、あまり装飾を付けると嫌がって着てくれない懸念が」
「なれど、緋椀さまですもの。何としても上品かつ華やかに」
「私は、お二人ずつ、揃いだと分かるデザインにしたいです!全く同じではないけれど、この方とこの方がご夫夫なのだと一目で分かるように!」
「それは、素敵ね。賛成よ、祈里」
今日は、結婚式の話を聞いた作治が離宮に飛んできて、衣装部に連れて行って欲しいと緋色にお願いしていた。
もちろん、俺が一緒に行ってあげる、と連れて来てあげた。衣装部は、皇族のための衣装を作るのが仕事だから、作治だけで行くのはあんまり良くないんだって。駄目な訳ではないんだけど、衣装部が皇族以外の衣装を引き受けたって言われるかもしれないし、作治が権力を使ったって言われるかもしれない。緋色の依頼なんだから問題ないんけど、そんなの本当か分からないって文句を言う人が居るんだってさ。めんどくさいよね。
俺が一緒にいたら、絶対に大丈夫らしいから、いくらでも付き合うよ!
そして、作治と涼乃絵と祈里が三人で、とても楽しそうに話している。俺は、楽しそうだなあ、と見てるだけだけど、とても楽しい。
だって、こんなに楽しそうな作治は初めて見た。緋椀といる時はいつも楽しそうだけど、それとも違って、なんと言うか、こう、見可が楽しい時みたいに見えるっていうか?うん、うまく言えないけど、本当に楽しそうで、いい!
作業部屋にいた衣装係の男の人と女の人も、ああ、加わりたい、この話し合いに加わりたい、と言いながら出てきて、涼乃絵が、間に合うのならいいわよ、とにっこり笑ったら、今日は諦めますと作業部屋に戻って行った。あら、残念ね、と言った涼乃絵は、本当に残念そうだったから、今度からは早めに訪ねてくる日をお知らせしておこうかな。
それにしても、作治はお洋服のこと、よく知ってるんだねえ。すごいねえ。
「全く同じではない、でもお揃いだと分かるデザイン......。いいですね。普段着でも、こう。何か、緋色殿下と成人さまにお渡しできそうな......」
ん?俺?
祈里の独り言?
俺はさ。前みたいにくまの服も好きなんだけど、今はね。今は、緋色とおんなじの格好良いのが一番好きかな。
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