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東雲春斗、転生する?!
白衣の弟
しおりを挟む「────ハッ?!夢?!?!?!」
目が覚めると、広いベッドの上にいた。
「夢?夢なわけがないだろう全く...しっかりしてくれたまえハルト兄さん!」
「え、誰....」
このくだり、何回目?いい加減新キャラはお腹いっぱいなんですけど。
目の前でやれやれ、と言った様子で紅茶を啜っている白髪に丸眼鏡、おまけに白衣を来た少年。
「わざわざ実験を中断してまで来てやったのにその言い方は無いだろう?それとも兄弟が多過ぎて名前を覚える気すら無くなってしまったのかい?ドルチェだよ、ドルチェ」
「はぁ...ドルチェさん...──って僕、まだこの世界にいるわけ?!なんで戻ってないの?!」
普通あの感じなら元の世界に帰れるパターンでしょ!!!!!
「はぁ...ノアとルドルフも言っていたが、君は少し頭をやってしまったようだね。そうだ...君の頭、実験させてくれないかい?」
「はぁ?頭じゃなくてお尻ならどうぞ。....もうやだ...早くピストンマシーン7号くんに会いたい...」
ベッドに寝転がる。あ~あ、このサイズのベッドがあれば3P....いや4Pだって楽々出来るのになぁ。なんで1人で寝てるんだか。
「せっくすしたい...」
「セッ.....?!何急にハレンチなこと言ってるんだい?!──ハルト兄さんが壊れた...これは本格的に精神がやられているのでは...」
ドルチェとかいう少年があわあわしてるけど...もう知らないっ。異世界だかなんだか知らないけど、ここにさっきの赤髪イケメン呼んで抱いてもらうもんね!
「ちょっと、君どこに行くつもりだい?!」
「ふん、ドルチェくん、今から僕ここで赤髪イケメンとえっちするから。出ていった方がいいよ?」
「はぁ?!赤髪って...ルドルフ兄さんか?!意味が分からない...君の思考は解読不可能だ...というか、そもそもルドルフ兄さんは別棟にいるし、そんな状態の君を受け入れるとは思わないが?ましてやルドルフ兄さんが君を嫌っていることくらい、いくら君でも気付いているだろう」
「嫌われてる?!嘘つけ!あの人絶対僕のこと好きだもん!」
僕が好きっていえば誰だってイチコロだし!例え嫌われてたって諦めないもん。
「馬鹿馬鹿しい...付き合っていられないね。....兎に角1度落ち着きたまえよ。私は席を外すから、少し1人で寝るといい」
「ええ~っ、.....じゃあなんかバイブとかないの?」
「ばいぶ...?それは一体なんの事だ?」
ドルチェは不思議そうに首を傾げる。
「はぁ?!バイブ知らないとかありえないんだけど!!!1人でいるなら1人えっちしないと気分上がらないの!」
ああもう...もっと大人を呼んだ方が話が早いか。
「誰か話がわかる人いないの?アダルトグッズの一つや二つくらい誰かが持ってるでしょ!」
「あ、ちょっと!待ちたまえ!」
「待ったないよ~だ!」
なんなら適当に男引っ掛けて帰ってこよっと♡
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