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奴隷館の中には容姿の整った綺麗な奴がたくさんいた。小柄なものが多く、色白。猫族やウサギ族が多い。
奴隷にしては比較的大切に扱われたのであろう。これから買われるというのに檻の中から俺に微笑んでくる。
「旦那、どうですか?容姿の整った奴ばかりでしょ。気になる奴がいれば試しに使ってみてもいいですよ。」
ニコニコと店主が声をかけてくる。
確かに容姿はいいが・・・。
俺には微笑みかけてくる奴隷たちがやや打算的な様に思えた。ピンとこない。
合意かどうかはともかくとして、ここにいる奴隷は愛でられることに慣れすぎている。もっと盲信的に俺の言うことを聞きそうな奴がいい。
気持ちのいい交尾はできそうだが、仕事の方は見込め無さそうだな。やはり、性奴隷は安直過ぎたか。
俺が思案していると店主が顔色を伺いながら聞いてきた。
「気に入ったのはいましたか?鳥族とか数が少ないのはこっちの方にいますが・・・。」
高値で売ってしまいたいのだろう。いろいろ勧めてくるがやはりピンとこない。俺は気の乗らない奴を買っても仕方ないと思い、奴隷館を出ることにした。
「すまない、店主。ここの奴ではダメそうだ。」
何か言いたげにしている店主を見て見ぬふりをして、足速に奴隷館を出た。
奴隷館を出ると、奴隷たちを洗っている作業場の近くで声がした。
「ほら、さっさと咥えろ。時間がない。」
「なに?こいつ、お試し用なの。」
「そうだよ、奴隷にしては歳取り過ぎだから商品にはならないけど、うちの奴隷はこのくらいの技術はあります~ってお試しプレイを客に自由にやらせてんの。」
「へぇ~。で時々俺たち調教師がやって技術を維持させてるってわけか。」
「そうだよ、こいつも昔はもっと可愛かったんだけどな。・・・っあ~、気持ちいい。おい、出すから全部飲めよ。」
店の調教師同士が話しながら、まだ十分幼く見える少年を犯していた。
薄い灰色がかった青い髪。その髪から覗く小さな2本の角。あれは・・・。
「店主、あれは鬼族か?」
俺が案内された奴隷を買う気がないことを感じ取って、肩を落としていた店主がやる気なさそうに答える。
「ああ、あいつは鬼族っちゃ鬼族ですけど、小鬼族ですね。鬼族と違って力が弱い。体格も小柄なもんであれで19.20歳くらいだったはず。もっといってたかな。鬼族は力が全てなんで、小鬼族は強い奴の慰み者になることがほとんどなんですよ。」
「ふーん。丈夫なのか?」
俺は小鬼族の奴隷が犯されている様子から目を離すことができなかった。店主の方を見ずに質問を続ける。
「そりゃ、鬼族の端くれなんで丈夫ですよ。・・・って旦那、あいつを買うつもりで?」
驚いた店主が顔を上げてこちらを見て言う。
「言っちゃなんですけど、あいつはもう奴隷にしては歳を取り過ぎてて、フリーに貸し出してるんでお手つきなんてもんじゃないですよ。確かに小鬼族は強い者には従順ですが・・・。あんな精液混じりのやつ・・・。」
買う奴はいないのだろう。さすがに俺の前で言うのは気が引けたのだろう。尻すぼみの声になっている。
小鬼族だから力はないが丈夫。2日くらいなら寝ずに仕事ができそうだ。
容姿もいい。髪の色も好みだ。奴隷として欲しいわけではないから年齢も逆に働ける歳でちょうどいい。
調教師の乱暴なやり方にも逃げる素振りもせず上手に咥えている従順さもいい。
なんだピッタリじゃないか。
あいつにしよう。
なに、ダメでも子鬼族だ。城の警備くらいには使えそうだ。
「店主、あいつをくれ。金はそうだな、ここの1番高い奴隷と同じ金額だけ払おう。そのかわり、私がここで買ったことは他言無用で頼むよ。」
驚いた店主がこっちを見上げながら言う。
「ほんとにご購入で?あんな汚いの、もう売れねぇから処分に困ってたようなもんだが・・・。返品は困りますよ、旦那。他言無用は任せてください!おい、お前ら、小鬼が売れたぞ!洗ってこっちにもってこい!」
ウキウキとした声で店主が叫んでいる。
あまり目立ちたくないのだが。よっぽど売れて嬉しいらしい。まぁ、歳のとった奴隷は売れないからな。
小鬼族か。手伝いの者など気乗りしなかったが。意外と条件は良さそうなのが買えたな。
さて、しっかりと役に立ってくれるといいが。
奴隷にしては比較的大切に扱われたのであろう。これから買われるというのに檻の中から俺に微笑んでくる。
「旦那、どうですか?容姿の整った奴ばかりでしょ。気になる奴がいれば試しに使ってみてもいいですよ。」
ニコニコと店主が声をかけてくる。
確かに容姿はいいが・・・。
俺には微笑みかけてくる奴隷たちがやや打算的な様に思えた。ピンとこない。
合意かどうかはともかくとして、ここにいる奴隷は愛でられることに慣れすぎている。もっと盲信的に俺の言うことを聞きそうな奴がいい。
気持ちのいい交尾はできそうだが、仕事の方は見込め無さそうだな。やはり、性奴隷は安直過ぎたか。
俺が思案していると店主が顔色を伺いながら聞いてきた。
「気に入ったのはいましたか?鳥族とか数が少ないのはこっちの方にいますが・・・。」
高値で売ってしまいたいのだろう。いろいろ勧めてくるがやはりピンとこない。俺は気の乗らない奴を買っても仕方ないと思い、奴隷館を出ることにした。
「すまない、店主。ここの奴ではダメそうだ。」
何か言いたげにしている店主を見て見ぬふりをして、足速に奴隷館を出た。
奴隷館を出ると、奴隷たちを洗っている作業場の近くで声がした。
「ほら、さっさと咥えろ。時間がない。」
「なに?こいつ、お試し用なの。」
「そうだよ、奴隷にしては歳取り過ぎだから商品にはならないけど、うちの奴隷はこのくらいの技術はあります~ってお試しプレイを客に自由にやらせてんの。」
「へぇ~。で時々俺たち調教師がやって技術を維持させてるってわけか。」
「そうだよ、こいつも昔はもっと可愛かったんだけどな。・・・っあ~、気持ちいい。おい、出すから全部飲めよ。」
店の調教師同士が話しながら、まだ十分幼く見える少年を犯していた。
薄い灰色がかった青い髪。その髪から覗く小さな2本の角。あれは・・・。
「店主、あれは鬼族か?」
俺が案内された奴隷を買う気がないことを感じ取って、肩を落としていた店主がやる気なさそうに答える。
「ああ、あいつは鬼族っちゃ鬼族ですけど、小鬼族ですね。鬼族と違って力が弱い。体格も小柄なもんであれで19.20歳くらいだったはず。もっといってたかな。鬼族は力が全てなんで、小鬼族は強い奴の慰み者になることがほとんどなんですよ。」
「ふーん。丈夫なのか?」
俺は小鬼族の奴隷が犯されている様子から目を離すことができなかった。店主の方を見ずに質問を続ける。
「そりゃ、鬼族の端くれなんで丈夫ですよ。・・・って旦那、あいつを買うつもりで?」
驚いた店主が顔を上げてこちらを見て言う。
「言っちゃなんですけど、あいつはもう奴隷にしては歳を取り過ぎてて、フリーに貸し出してるんでお手つきなんてもんじゃないですよ。確かに小鬼族は強い者には従順ですが・・・。あんな精液混じりのやつ・・・。」
買う奴はいないのだろう。さすがに俺の前で言うのは気が引けたのだろう。尻すぼみの声になっている。
小鬼族だから力はないが丈夫。2日くらいなら寝ずに仕事ができそうだ。
容姿もいい。髪の色も好みだ。奴隷として欲しいわけではないから年齢も逆に働ける歳でちょうどいい。
調教師の乱暴なやり方にも逃げる素振りもせず上手に咥えている従順さもいい。
なんだピッタリじゃないか。
あいつにしよう。
なに、ダメでも子鬼族だ。城の警備くらいには使えそうだ。
「店主、あいつをくれ。金はそうだな、ここの1番高い奴隷と同じ金額だけ払おう。そのかわり、私がここで買ったことは他言無用で頼むよ。」
驚いた店主がこっちを見上げながら言う。
「ほんとにご購入で?あんな汚いの、もう売れねぇから処分に困ってたようなもんだが・・・。返品は困りますよ、旦那。他言無用は任せてください!おい、お前ら、小鬼が売れたぞ!洗ってこっちにもってこい!」
ウキウキとした声で店主が叫んでいる。
あまり目立ちたくないのだが。よっぽど売れて嬉しいらしい。まぁ、歳のとった奴隷は売れないからな。
小鬼族か。手伝いの者など気乗りしなかったが。意外と条件は良さそうなのが買えたな。
さて、しっかりと役に立ってくれるといいが。
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