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「…んんっ。」と小さくうめき、イオリは透明の液でドロドロになった自分の手を性器から離し、手を床に付きながらなんとか立ち上がった。
「服を脱いで、後ろで手を組め。自分で触るなよ。」
涎を垂らして物欲しそうにしていた顔を残念そうに歪め、下唇を噛んでノロノロと服を脱ぎ出した。
後ろ手に恋人繋ぎのようにしっかりと自分の手を組み、近づいてくる。
「・・・も、いきたいっ。っはぁ。」
小さく震え悶えるイオリを静かに見下ろす。なにもしない俺に、イオリは大胆にも自分の性器を近づけてくる。
「・・・うっ。・・っん。リッカぁ、おねがい、も、さわって・・・。」
快楽に貪欲すぎるだろ。そういうふうに躾けられたのか、もともとの性格なのか。…そういえば小鬼族はもともとそういう種族だと店主が言っていたな。
イオリに出してもらったせいか一度は興奮を覚えたが、妙に頭は冴え切っていた。
焦らされて震えるイオリの性器をおもむろに触る。
「はぅっ‼︎あっ、あっ、んぅ。気持ちいい、あうっ。」
「まだイくなよ~」
快楽に素直なイオリに呑気に言う。
我慢がなってないな。俺の手の中にある小ぶりなものは先走りでベトベトだ。
今にもはち切れんばかりのそれの裏筋を人差し指でツーっとなぞってやると面白いほどにイオリの体が跳ねた。
「ーッ‼︎はぅっ!あ、あ、んぅーッ‼︎」
なんとか快感を逃そうと仰け反るイオリ。もう限界だったのだろう。後ろ手に組んでいた手が離れへたりと床に座り込む。
「あ、はぅ。…はぁ、…はぁっ。ゆ、ゆるして。…はぅ!んっ!……ッ、も……イ、イっちゃう……あんっ!」
無意識なのかゆらゆらと小さく腰を振り床に自身のものを擦り付けている。
完全に期待と快楽でドロドロになっているイオリに満足し、大きな音を立てて気分を切り替えるように両手を叩いた。
ーーーパンッ。
「よし、終わりだ。」
俺の声にガバリとイオリが顔を上げて、絶望したような表情をする。
「え、あ、うそ。え?……はぅっ!……お、おねがい……リッカぁ……ッ。」
行き場のない熱がもどかしいのだろう。快楽によがりながらも完全に終わりを決めている俺に絶望している。
お願いされても、もうしてやらない。俺は満足した。別に出してやってもいいが…、悶えて涙目になっているイオリに我慢させるのも面白いだろう。
「俺は満足したからな、終わりだ。ほら、これを着ろ。」
完全に終わりを決めた物言いで、薄い紺色の甚平のような服を投げ渡した。
「これがとりあえずの服だ。サイズもまぁ大丈夫だろう。軽くシャワーを浴びて見綺麗にしろ。挨拶しに行くぞ。」
勝手なことを言う俺に、イオリはまだ何かをこわばろうと一瞬口を開きかけたが、結局やめにして未だ上気した頬を震わせながら
「わかりました。」
と静かに言ってシャワー室の方に歩いていった。
小鹿のように震えながら歩いていくイオリに
「イくんじゃないぞ~」と揶揄うように声をかける。
悪くない。手伝いの者などいらないと思っていたがコレなら面白そうだ。嫁ができて付き合いの悪くなったトウカ達には退屈していたんだ。
俺は思っていたよりも楽しくなりそうな毎日に思わず口角を上げていた。
「服を脱いで、後ろで手を組め。自分で触るなよ。」
涎を垂らして物欲しそうにしていた顔を残念そうに歪め、下唇を噛んでノロノロと服を脱ぎ出した。
後ろ手に恋人繋ぎのようにしっかりと自分の手を組み、近づいてくる。
「・・・も、いきたいっ。っはぁ。」
小さく震え悶えるイオリを静かに見下ろす。なにもしない俺に、イオリは大胆にも自分の性器を近づけてくる。
「・・・うっ。・・っん。リッカぁ、おねがい、も、さわって・・・。」
快楽に貪欲すぎるだろ。そういうふうに躾けられたのか、もともとの性格なのか。…そういえば小鬼族はもともとそういう種族だと店主が言っていたな。
イオリに出してもらったせいか一度は興奮を覚えたが、妙に頭は冴え切っていた。
焦らされて震えるイオリの性器をおもむろに触る。
「はぅっ‼︎あっ、あっ、んぅ。気持ちいい、あうっ。」
「まだイくなよ~」
快楽に素直なイオリに呑気に言う。
我慢がなってないな。俺の手の中にある小ぶりなものは先走りでベトベトだ。
今にもはち切れんばかりのそれの裏筋を人差し指でツーっとなぞってやると面白いほどにイオリの体が跳ねた。
「ーッ‼︎はぅっ!あ、あ、んぅーッ‼︎」
なんとか快感を逃そうと仰け反るイオリ。もう限界だったのだろう。後ろ手に組んでいた手が離れへたりと床に座り込む。
「あ、はぅ。…はぁ、…はぁっ。ゆ、ゆるして。…はぅ!んっ!……ッ、も……イ、イっちゃう……あんっ!」
無意識なのかゆらゆらと小さく腰を振り床に自身のものを擦り付けている。
完全に期待と快楽でドロドロになっているイオリに満足し、大きな音を立てて気分を切り替えるように両手を叩いた。
ーーーパンッ。
「よし、終わりだ。」
俺の声にガバリとイオリが顔を上げて、絶望したような表情をする。
「え、あ、うそ。え?……はぅっ!……お、おねがい……リッカぁ……ッ。」
行き場のない熱がもどかしいのだろう。快楽によがりながらも完全に終わりを決めている俺に絶望している。
お願いされても、もうしてやらない。俺は満足した。別に出してやってもいいが…、悶えて涙目になっているイオリに我慢させるのも面白いだろう。
「俺は満足したからな、終わりだ。ほら、これを着ろ。」
完全に終わりを決めた物言いで、薄い紺色の甚平のような服を投げ渡した。
「これがとりあえずの服だ。サイズもまぁ大丈夫だろう。軽くシャワーを浴びて見綺麗にしろ。挨拶しに行くぞ。」
勝手なことを言う俺に、イオリはまだ何かをこわばろうと一瞬口を開きかけたが、結局やめにして未だ上気した頬を震わせながら
「わかりました。」
と静かに言ってシャワー室の方に歩いていった。
小鹿のように震えながら歩いていくイオリに
「イくんじゃないぞ~」と揶揄うように声をかける。
悪くない。手伝いの者などいらないと思っていたがコレなら面白そうだ。嫁ができて付き合いの悪くなったトウカ達には退屈していたんだ。
俺は思っていたよりも楽しくなりそうな毎日に思わず口角を上げていた。
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