俺の秘密の趣味

妄想計のひと

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1.拘束

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俺の細やかな趣味の話をしよう。



俺が5歳の時に親が再婚して、1つ歳上の義理の兄さんが出来た。

仲が良かったのは最初の数年で、自分より出来の良い兄さんとはだんだんと会話は無くなり、今では同じ家に住む赤の他人になった。

その兄さんは、しょっちゅう隣の部屋の自室に女を連れ込んでいる。

毎回別の女を連れて込めるぐらいのイケメンで本当に羨ましい。

そして俺は、そんな兄さんと何処に行っても比べられ、女が話しかけて来たと思ったら兄さんの話だった。

一体誰から兄弟という話を聞いてくるのやら。


前置きは長くなったが、そんな兄さんと女との行為中に、自室でオナニーをするのが俺の趣味だ。

変態と思うかもしれないが、想像しながらは最高に気持ちが良かった。

声は聞こえてこないし、たまに少し物音がするぐらいだが、妙な緊張感と背徳感が心地よかった。




その日、俺はオナニーに夢中で女が帰っている事にも気づかず、そのまま続けていた。

そして悲劇は起きたのだ。

ガチャ

突然のドアの開く音に、壁を向いていた俺の身体は動きを止めた。

直ぐに下半身に布団を掛けて何もないフリをするが、ドアを開けたのは兄さんで、しっかりと目が合ってしまった。

「咲耶、何してるの?」

「兄さんこそ何してるの?人の部屋にノックもせずに」

ここで焦ってはいけない。声はつとめて冷静に、話をすり替えるべし。

「呼んだつもりだけど」

どうやら俺はそれが聴こえないほど熱中して……そんなわけないだろ!してる時は何よりも敏感だ!

「変な嘘つくのやめろよ。で、用事は何?」

「用事ってほどでもない。母さんたちが今日出かける日だろ?夜ご飯必要か訊きに来ただけ」

そういえば今日は2人でデートとか言ってたな。
お熱いことで羨ましいね。いや、親のデートとか全然考えたくもないけど。

「今日はバイトもないし、食べるよ」

兄さんは「そう」と答えると部屋から出ていくかと思ったら、逆に入ってきた。

まずい、布団を捲られたらまずい!

ただ俺の息子はこんな状況でも興奮しているらしい。どこまでも変態な奴め。

「それで、何をしていたの?教えてくれる?」

やはりバレていたのか!というか、そうだと分かったのならばそっと何事もなかったかのように去るのが礼儀だろ!

わざわざ俺を辱めに来る奴があるか!

俺は「何もしていない」と首を横に振って、掴んでいる布団を強く握った。

だが兄さんは左右の口角を上げて、俺の椅子に掛かっている制服のネクタイを掴んだ。

「何をするつもり?」

今度はこちらが訊く番だった。

「隣で変態行為を行なっている弟さんを、分からせるつもりだ」

兄さんは、布団を掴んでいた俺の手にネクタイを巻きつけようとする。

頭の中で警報音が鳴り響き、直ぐに逃げようとするが、体格差から簡単に両腕を縛られてしまった。

「じっとしていろ」

これは恐怖だ。

兄さんは自分のベルトを取り、俺の手を縛っているネクタイを椅子に固定した。

もっと恐怖だ。

暴れているうちに布団は捲れ上がり、隠れていたものが全て露わになる。

「随分楽しんでいたみたいだ」

そこにあるのは男性の性器を模した玩具だ。

そう、俺はこの兄さんに犯される妄想をしていたのだ。

布団にはタオルが敷かれ、その玩具ば使用途中の状態で置かれている。

「これを挿れて遊んでいたわけか」

そう呟くと、兄さんはその玩具を手に取り、俺の足を取って膝が胸に着くぐらいまで上げた。

秘部が露わになり、そこはさっきまで行っていた行為でピクリ、ピクリと蠢いていた。

「止めて!お願い!何でこんな事するの!」

これは立派な性的暴力だ!

「挿れて欲しいんじゃないの?」

兄さんの表情は何を考えているのか、きょとんとしており、さも当たり前な事を言っただけです、と言いたげだった。

「挿れて欲しいわけ……!」

だが、最後まで言えずに、中に玩具を突っ込まれた。

「ああっ!待って!ちょっと待って!」

突然の快感に、つい大きな声が出てしまった。あり得ない。ご近所迷惑になる。

でも兄さんは手を止めず、そのまま大きく挿れたり、出したりを繰り返している。

「んぁっぁ⁉︎あっ!やめっ!気持ちいいっ!」

「気持ちいいんだ?」

兄さんは不思議そうに、俺の尻の穴をまじまじと見ていた。恥ずかし過ぎて死にそうだ!

グリグリと容赦なく玩具で遊ばれ、当然我慢なんて出来なくなる。

「あぁっ、あぁっ、待って!ふとんっ、汚したくないっ!」

今にも出そうだが、諸々汚すわけにはいかない。母さんにバレたら一大事だ。いや兄さんにバレているのも相当気まずい。

兄さんは俺が出しそうなのを察して、すぐ近くに置いておいたティッシュを数枚出して、俺のムスコを包んだ。

「あぁっ!出るっ出るっ!」

足から力が抜け、俺はティッシュに精を吐き出した。

俺の尻に入っている玩具も抜かれ、その刺激でも変な声を上げてしまった。

「へぇ、射精できるんだ」

興味津々といった表情で兄さんは俺の様子を眺めている。放っておいてほしかった。
俺の尻歴舐めんなよ、なんて返すほどの力はない。

「ねぇ、俺も挿れてみていい?」

「え……」

「だって、俺に挿れて欲しいんじゃないの?兄さんって……聞こえてきた」

何てことだ!いつの間にそんな声を上げていたんだ!
いつの俺か分からないが殴り飛ばしたい。

兄さんはズボンを脱ぎ捨て、ベッドの上に上がってきた。

「ゴムは……」

玩具用に使っているゴムの袋を開けて被せ、ローションを塗っている。

「止めて兄さん、本当に……!」

これ以上されたら、俺のオナニー生活に支障が出る!今後その棒無しで射精できなくなったらどうするつもりだ!

だが、その熱い棒はなんの戸惑いもなく、1番奥へと突き上げてきた。

「あぁぁぁあっ!」

こんな質量知らない!チリチリとした目眩がし、押し上げてくるそれは、本当に身体を貫いているようだった。

「思ったより気持ちいいな。締め付けがある」

感想なんて小っ恥ずかしくて聞きたくない!

兄さんは直ぐ中で暴れ始めた。

「あぁっ、待って!痛いっ!そこ痛い!」

「まだ慣れてないの?」

兄さんのがデカ過ぎるんだよ!涙目で訴えかけた。

「あまり深く来ないで」

息を上げながら懇願したら、目をすっと細められた!何でそんな不快そうにするわけ?

「じゃあゆっくり慣らすか」

仕方がないとでも言うかのように、ゆっくりと動き始めた。

「はっ、はっ、あぁんっ、はっ」

何で俺は流されているんだ?頭に疑問が浮かんだが、気持ちいいという感覚が頭を埋めた。

俺のムスコもしっかりと扱きながら、穴も擦られ、快感は直ぐに高まっていく。

気づいたら声を大きく上げ、兄さんの律動も速くなっていた。

「あっ、あっ、うあぁっ!」

痛みが快感へとすり替わったような、全身に痺れる感覚が走る。

「出す時はまた言って」

「あぁっ!またっ出る!出るぅ………!」

その声に、兄さんはまたティッシュを取り、俺のムスコの先へあてる。

身体に妙な解放感が訪れ、穴の中のモノにも脈打つ感覚があった。

「兄さん……?」

まさか、兄さんが俺の穴でイッたのか⁉︎

目を見開いて兄さんを見れば、少しバツが悪そうだった。

ゆっくりと抜け出る感覚があり、少しだけ名残惜しくなってしまった。

兄さんは、付けていたゴムをゆっくり外し、溢れないように縛っている。それをじっと俺は眺めた。

「なに?」

「あっ、いや……何でもない」

「そんな物欲しそうな目で見て、コレが欲しいの?」

「はぁ?そんなわけあるか!さっさと腕外して!」

兄さんはゴムを、元々入っていた袋に入れ、俺の手を解いた。

「そんなもんさっさと捨てろよ」

兄さんはベッドの近くのゴミ箱にゴムを捨て、俺はティッシュやらを捨て、ガサゴソとエログッズを片付け始めた。

「2度と楽しんでる時に入ってくんな!」

そう片付けながら言うと、兄さんも言い返してきた。

「なら静かにしてくれ」

俺はきっと今顔を真っ赤にしているだろう。そもそも聞こえていたならそう言ってくれれば良いだけだ!いやそれも気まずいけど!

兄さんは部屋から去っていき、俺も手やらグッズやらを洗おうと部屋を出ようとしたが、ゴミ箱に目がいってしまった。

そこには、兄さんの精液が入ったゴムがある。

恐る恐る、その袋を持ち上げて、中身を覗いてしまった。

「本当に変態だな……」

と自嘲気味に笑ったが、その時ドアが開けられ、この姿を兄さんに見られた。

「本当に変態だな」

「で、出ていけ‼︎」


言わずもがな、俺はカッコいい兄さんが好きだったのだ。
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