3 / 105
第1章 真実
第2話 予期せぬ対面
しおりを挟む
★◇◆◇◆◇◆◇
スパイス帝国の宮殿には、5つ役職が設置されている。
すべての事柄においての決定権を持ち、帝国内の神として君臨する「皇帝」
帝国の内政を取り仕切る「大臣」
帝国の外政を取り仕切る「外交官」
大臣の下には「剣士団長」と「剣士団」
外交官の下には「兵士団長」と「兵士団」
剣士団と兵士団に主な違いはない。
その昔、近隣諸国との争いが絶えなかった時代に剣士は城内を、兵士は城外を守っていた。
そのため、今でも兵士は城下町の見回り、剣士は城内の管理や皇帝の身の回りの仕事を担当することが多い。
第7代皇帝ガラムマサラは皇帝に即位する際、大臣には剣士団長だったカイエンを任命し、外交官には兵士団長だったサフランを任命した。
このサフランが、ターメリック・ジュストの父、サフラン・ダリオである。
この「ジュスト」や「ダリオ」というのは、クリスタン神から授かったフィリアという特別な名前である。
要するに、クリスタン教信者の証であり、誇りなのだ。
……と、サフランはよく口にしている。
クリスタン教信者は、モンド大陸に30分の1ほど存在しているといわれているが、スパイス帝国では少数派の宗教である。
それは、スパイス帝国の皇帝を神として崇拝することが国内で義務付けられているため。
……友情の女神を信仰するクリスタン教信者は、あまりよく思われていないのだ。
職業によって差別が生じることもあるといい、用心のためにフィリアを隠して生活している信者もいるという。
ターメリックが宮殿で働くことになった際、父サフラン直属の部下である兵士団に配属されなかった理由も、クリスタン教とスパイス帝国の因縁にあるようだ。
しかし……
ターメリック本人は、あまり気にしていない。
それよりも、すっかり寝坊のクセがついてしまったせいで、大好きなたまごサンドを走りながら食べられるようになった自分を褒めてやるべきだと思っていた。
「……あぁ、おいしかった! ……あれ? あ、おまけだ! やったぁ! もうひとつ入ってる!」
手のひらサイズのたまごサンドをひとつ平らげたターメリックは、まだ少し重たい紙袋を覗いて歓声を上げた。
そのまま、弾む足取りで門番の兵士が立つ城門へと向かう。
平和が続いているためか、見張りの兵士はいつもひとりで背筋を伸ばして立っていた。
「おはようございまーす!」
「……」
ターメリックが挨拶をしても、門番の兵士は人形のように動かず喋らない。
こんな日々が2年も続いている。
ま、いいんだけどね。
いつものことだし。
ぼくが満足なんだから、それでいいや。
笑顔を絶やさず、ターメリックはいつものように門前を通り過ぎようとして……
ふと立ち止まった。
手にした紙袋には、たまごサンドがひとつ入っている。
せっかくおまけしてもらったけど、たぶん、もう食べている暇はないだろうなぁ。
だから、こうする!
「門番さん! よかったら、これどうぞ!」
「……」
ターメリックが紙袋を差し出しても、門番の兵士は身動きひとつせず黙ったままで、ターメリックのほうを見向きもしない。
「あー、えーっと……」
勢いよく差し出した紙袋が、行き場を失って空を切る。
さて、どうしようか……
ターメリックは迷った挙句、たまごサンド入りの紙袋を兵士の剣に挟んで引っ掛けると、また走り出した。
「とってもおいしいですから! ぜひ食べてくださいね!」
……あれ?
まるでぼくが作ったみたいになっちゃったな。
ま、いっか。
それにしても、門番さん……
あんなところに立っていたら、絶対お腹が減るに決まっている。
あ、でも……
たまご、苦手だったかも……
そうだったら、ほかの人にあげてくれればいいんだけどね。
宮殿内へ向かう長い廊下を走りながら、ターメリックは暢気にそんなことを考えていた。
★◇◆◇◆◇◆◇
宮殿内に足を踏み入れた途端、ターメリックは強烈な違和感に襲われた。
……静かすぎる。
いつもなら、広場で訓練をする兵士の掛け声や、宮殿内を忙しく駆け回る剣士の足音が聞こえてくるのだが、今日は人の声はおろか、なんの物音も聞こえてこない。
ターメリックは、毎朝寝坊しているせいで大広間での朝礼に出席できたためしがない。
その朝礼が珍しく長引いているのかと思い、大広間を覗いてみた。
しかし、だれもいない。
いったい何がどうなっているのだろう……
ターメリックは、広い廊下の真ん中で、ひとり途方に暮れていた。
……きっと、緊急の会議か何かで、全員が会議室に集まっているんだろう。
とりあえず、自分は自分の日課をこなすことにしよう。
ターメリックは歩き出した。
まずは、地下牢の掃除である。
……どうせ、自分は下っ端雑用係だ。
会議に出ていなくても、だれにも気づかれない。
それに、もし仮に会議に出ていても、その内容を自分が理解できるとは思えない。
ターメリックはひとり、薄暗い階段を降りていく。
日の当たらない地下牢の入口で、ろうそくに火を灯した。
ひんやりとした空気を感じながら、そのまま奥へ進み、壁の燭台にも順番に火を灯していく。
牢屋の中にはだれもいない。
スパイス帝国では、平穏な日々が続いている。
平和を象徴するかのように牢屋の隅に生えた頑固なカビ汚れとの格闘が、ターメリックの一日の始まりなのである。
いつもと同じように、ろうそくの光とともに奥へと進んでいく。
そこでふと何かの気配を感じて、ターメリックは立ち止まった。
奥の牢屋で、何かが動いている……
人だ……!
人がいる……!
「……」
ろうそくの火も届かない、壁際の牢屋。
恐る恐る歩みを進めていくと、手にしたろうそくが人の背中を映し出した。
最初に目に飛び込んできたのは、後ろ頭ののっぺりとした黄色の髪の毛……
あれ?
こんなところに鏡なんてあったっけ?
って鏡なら顔が映るはずだから……
ええっ!?
「えええーっ!?」
ターメリックの驚きの声が石壁に反響して、手にしていたろうそくの火を揺らした。
しかし、牢屋奥の囚人は大声に動じることなく振り向くと、ターメリックを鋭い眼光で睨みつけた。
「馬鹿者っ! 今日も寝坊か!」
「父さん! だから家を出るときに起こしてくれってあれほど」
「私は起こしたぞ! お前も一度起きて返事をしていただろう! 二度寝したほうが悪い!」
ふたりのやり取りが思った以上に大きな声だったためだろう。
普段のやり取りが、薄暗い牢屋中にわんわんと響き渡った。
なぜか囚人となっているサフラン・ダリオは、息子を前に決まり悪そうに咳払いをした。
「しまった。つい、ここがどこかも忘れていつもの調子で説教を……」
「父さん、それどころじゃないよ。どうしてこんなところにいるの? いったい何があったんだよ」
ターメリックの素朴な疑問に、ろうそくの光に灯されたサフランは苦悶の表情を浮かべた。
そして、意を決したように、ぽつぽつと話し始めた。
「簡単に言えば……ターメリック、お前が寝坊したせいだな」
「……は?」
「お前が私と一緒に朝礼に参加していたら、私はひとりではなかったはずだ。だから……ガラムマサラ皇帝も一命を取り留めていた、かもしれない」
「え、え……? 父さん、さっきからいったい何の話を……」
「落ち着いて聞け、ターメリック」
訳がわからず取り乱しそうになるターメリックを遮ったサフランは、大きく深呼吸をすると一息に言い切った。
「カイエン大臣が剣士団と兵士団を引き連れて、皇帝の座を強奪したのだ。第7代皇帝ガラムマサラは、カイエンによって私の目の前で刺殺された。つい先ほど……いつも通りの朝礼での出来事だ」
つづく
スパイス帝国の宮殿には、5つ役職が設置されている。
すべての事柄においての決定権を持ち、帝国内の神として君臨する「皇帝」
帝国の内政を取り仕切る「大臣」
帝国の外政を取り仕切る「外交官」
大臣の下には「剣士団長」と「剣士団」
外交官の下には「兵士団長」と「兵士団」
剣士団と兵士団に主な違いはない。
その昔、近隣諸国との争いが絶えなかった時代に剣士は城内を、兵士は城外を守っていた。
そのため、今でも兵士は城下町の見回り、剣士は城内の管理や皇帝の身の回りの仕事を担当することが多い。
第7代皇帝ガラムマサラは皇帝に即位する際、大臣には剣士団長だったカイエンを任命し、外交官には兵士団長だったサフランを任命した。
このサフランが、ターメリック・ジュストの父、サフラン・ダリオである。
この「ジュスト」や「ダリオ」というのは、クリスタン神から授かったフィリアという特別な名前である。
要するに、クリスタン教信者の証であり、誇りなのだ。
……と、サフランはよく口にしている。
クリスタン教信者は、モンド大陸に30分の1ほど存在しているといわれているが、スパイス帝国では少数派の宗教である。
それは、スパイス帝国の皇帝を神として崇拝することが国内で義務付けられているため。
……友情の女神を信仰するクリスタン教信者は、あまりよく思われていないのだ。
職業によって差別が生じることもあるといい、用心のためにフィリアを隠して生活している信者もいるという。
ターメリックが宮殿で働くことになった際、父サフラン直属の部下である兵士団に配属されなかった理由も、クリスタン教とスパイス帝国の因縁にあるようだ。
しかし……
ターメリック本人は、あまり気にしていない。
それよりも、すっかり寝坊のクセがついてしまったせいで、大好きなたまごサンドを走りながら食べられるようになった自分を褒めてやるべきだと思っていた。
「……あぁ、おいしかった! ……あれ? あ、おまけだ! やったぁ! もうひとつ入ってる!」
手のひらサイズのたまごサンドをひとつ平らげたターメリックは、まだ少し重たい紙袋を覗いて歓声を上げた。
そのまま、弾む足取りで門番の兵士が立つ城門へと向かう。
平和が続いているためか、見張りの兵士はいつもひとりで背筋を伸ばして立っていた。
「おはようございまーす!」
「……」
ターメリックが挨拶をしても、門番の兵士は人形のように動かず喋らない。
こんな日々が2年も続いている。
ま、いいんだけどね。
いつものことだし。
ぼくが満足なんだから、それでいいや。
笑顔を絶やさず、ターメリックはいつものように門前を通り過ぎようとして……
ふと立ち止まった。
手にした紙袋には、たまごサンドがひとつ入っている。
せっかくおまけしてもらったけど、たぶん、もう食べている暇はないだろうなぁ。
だから、こうする!
「門番さん! よかったら、これどうぞ!」
「……」
ターメリックが紙袋を差し出しても、門番の兵士は身動きひとつせず黙ったままで、ターメリックのほうを見向きもしない。
「あー、えーっと……」
勢いよく差し出した紙袋が、行き場を失って空を切る。
さて、どうしようか……
ターメリックは迷った挙句、たまごサンド入りの紙袋を兵士の剣に挟んで引っ掛けると、また走り出した。
「とってもおいしいですから! ぜひ食べてくださいね!」
……あれ?
まるでぼくが作ったみたいになっちゃったな。
ま、いっか。
それにしても、門番さん……
あんなところに立っていたら、絶対お腹が減るに決まっている。
あ、でも……
たまご、苦手だったかも……
そうだったら、ほかの人にあげてくれればいいんだけどね。
宮殿内へ向かう長い廊下を走りながら、ターメリックは暢気にそんなことを考えていた。
★◇◆◇◆◇◆◇
宮殿内に足を踏み入れた途端、ターメリックは強烈な違和感に襲われた。
……静かすぎる。
いつもなら、広場で訓練をする兵士の掛け声や、宮殿内を忙しく駆け回る剣士の足音が聞こえてくるのだが、今日は人の声はおろか、なんの物音も聞こえてこない。
ターメリックは、毎朝寝坊しているせいで大広間での朝礼に出席できたためしがない。
その朝礼が珍しく長引いているのかと思い、大広間を覗いてみた。
しかし、だれもいない。
いったい何がどうなっているのだろう……
ターメリックは、広い廊下の真ん中で、ひとり途方に暮れていた。
……きっと、緊急の会議か何かで、全員が会議室に集まっているんだろう。
とりあえず、自分は自分の日課をこなすことにしよう。
ターメリックは歩き出した。
まずは、地下牢の掃除である。
……どうせ、自分は下っ端雑用係だ。
会議に出ていなくても、だれにも気づかれない。
それに、もし仮に会議に出ていても、その内容を自分が理解できるとは思えない。
ターメリックはひとり、薄暗い階段を降りていく。
日の当たらない地下牢の入口で、ろうそくに火を灯した。
ひんやりとした空気を感じながら、そのまま奥へ進み、壁の燭台にも順番に火を灯していく。
牢屋の中にはだれもいない。
スパイス帝国では、平穏な日々が続いている。
平和を象徴するかのように牢屋の隅に生えた頑固なカビ汚れとの格闘が、ターメリックの一日の始まりなのである。
いつもと同じように、ろうそくの光とともに奥へと進んでいく。
そこでふと何かの気配を感じて、ターメリックは立ち止まった。
奥の牢屋で、何かが動いている……
人だ……!
人がいる……!
「……」
ろうそくの火も届かない、壁際の牢屋。
恐る恐る歩みを進めていくと、手にしたろうそくが人の背中を映し出した。
最初に目に飛び込んできたのは、後ろ頭ののっぺりとした黄色の髪の毛……
あれ?
こんなところに鏡なんてあったっけ?
って鏡なら顔が映るはずだから……
ええっ!?
「えええーっ!?」
ターメリックの驚きの声が石壁に反響して、手にしていたろうそくの火を揺らした。
しかし、牢屋奥の囚人は大声に動じることなく振り向くと、ターメリックを鋭い眼光で睨みつけた。
「馬鹿者っ! 今日も寝坊か!」
「父さん! だから家を出るときに起こしてくれってあれほど」
「私は起こしたぞ! お前も一度起きて返事をしていただろう! 二度寝したほうが悪い!」
ふたりのやり取りが思った以上に大きな声だったためだろう。
普段のやり取りが、薄暗い牢屋中にわんわんと響き渡った。
なぜか囚人となっているサフラン・ダリオは、息子を前に決まり悪そうに咳払いをした。
「しまった。つい、ここがどこかも忘れていつもの調子で説教を……」
「父さん、それどころじゃないよ。どうしてこんなところにいるの? いったい何があったんだよ」
ターメリックの素朴な疑問に、ろうそくの光に灯されたサフランは苦悶の表情を浮かべた。
そして、意を決したように、ぽつぽつと話し始めた。
「簡単に言えば……ターメリック、お前が寝坊したせいだな」
「……は?」
「お前が私と一緒に朝礼に参加していたら、私はひとりではなかったはずだ。だから……ガラムマサラ皇帝も一命を取り留めていた、かもしれない」
「え、え……? 父さん、さっきからいったい何の話を……」
「落ち着いて聞け、ターメリック」
訳がわからず取り乱しそうになるターメリックを遮ったサフランは、大きく深呼吸をすると一息に言い切った。
「カイエン大臣が剣士団と兵士団を引き連れて、皇帝の座を強奪したのだ。第7代皇帝ガラムマサラは、カイエンによって私の目の前で刺殺された。つい先ほど……いつも通りの朝礼での出来事だ」
つづく
0
あなたにおすすめの小説
夫の妹に財産を勝手に使われているらしいので、第三王子に全財産を寄付してみた
今川幸乃
恋愛
ローザン公爵家の跡継ぎオリバーの元に嫁いだレイラは若くして父が死んだため、実家の財産をすでにある程度相続していた。
レイラとオリバーは穏やかな新婚生活を送っていたが、なぜかオリバーは妹のエミリーが欲しがるものを何でも買ってあげている。
不審に思ったレイラが調べてみると、何とオリバーはレイラの財産を勝手に売り払ってそのお金でエミリーの欲しいものを買っていた。
レイラは実家を継いだ兄に相談し、自分に敵対する者には容赦しない”冷血王子”と恐れられるクルス第三王子に全財産を寄付することにする。
それでもオリバーはレイラの財産でエミリーに物を買い与え続けたが、自分に寄付された財産を勝手に売り払われたクルスは激怒し……
※短め
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ
シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。
だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。
かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。
だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。
「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。
国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。
そして、勇者は 死んだ。
──はずだった。
十年後。
王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。
しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。
「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」
これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。
彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。
生きるために逃げだした。幸せになりたい。
白水緑
ファンタジー
屋敷内に軟禁状態だったリリアは、宝物を取り戻したことをきっかけに屋敷から逃げ出した。幸せになるために。体力も力もない。成り行きに身を任せる結果になっても、自分の道は自分で選びたい。
2020/9/19 第一章終了
続きが書け次第また連載再開します。
2021/2/14 第二章開幕
2021/2/28 完結
金の羊亭へようこそ! 〝元〟聖女様の宿屋経営物語
紗々置 遼嘉
ファンタジー
アルシャインは真面目な聖女だった。
しかし、神聖力が枯渇して〝偽聖女〟と罵られて国を追い出された。
郊外に館を貰ったアルシャインは、護衛騎士を付けられた。
そして、そこが酒場兼宿屋だと分かると、復活させようと決意した。
そこには戦争孤児もいて、アルシャインはその子達を養うと決める。
アルシャインの食事処兼、宿屋経営の夢がどんどん形になっていく。
そして、孤児達の成長と日常、たまに恋愛がある物語である。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
犬の散歩中に異世界召喚されました
おばあ
ファンタジー
そろそろ定年後とか終活とか考えなきゃいけないというくらいの歳になって飼い犬と一緒に異世界とやらへ飛ばされました。
何勝手なことをしてくれてんだいと腹が立ちましたので好き勝手やらせてもらいます。
カミサマの許可はもらいました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる